事業内容
セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
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売上
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利益
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利益率
最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています
| セグメント名 | 売上 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
|---|---|---|---|---|---|
| (単一セグメント) | 13,562 | 100.0 | 752 | 100.0 | 5.5 |
事業内容
3【事業の内容】
当社グループは、当社及び連結子会社である、BRASS USA INC.、株式会社lyrics、株式会社アロウブライト、株式会社be familyの計5社で構成されており、完全貸切のゲストハウスにおいて、挙式・披露宴に関する企画・運営等を行うウエディング事業を、東海地方を中心(愛知・岐阜・三重・静岡・大阪・京都・滋賀・千葉)に展開しております。なお、当社グループの事業セグメントは「ウエディング事業」の単一セグメントであります。
当社のウエディング事業は、従来からあった結婚式のスタイル(専門式場・ホテル・レストラン)ではなく、「完全貸切ゲストハウス」とし、すべての店舗が「1チャペル、1パーティ会場、1キッチン」のスタイルです。完全貸切であるため、ガーデンやテラスを使った演出や、会場全体を使った装飾等のアレンジが可能であり、顧客である新郎新婦と参列するゲストに「完全なプライベート空間」を提供しております。
また、1パーティ会場であることから、結婚式場としては小型店舗であるため、用地確保の難しい大都市から、人口が比較的少ない郊外においても出店を可能としております。店舗の形態としては、人口約20万人以上の地方都市を主軸に出店する「郊外型店舗」、人口約100万人の都市に出店する「都市型店舗」、都心部への出店を可能とする「都心型テナント入居店舗」の3形態が存在し、地域の規模・特性に合わせて事業展開しております。
当社では、新郎新婦の新規来館から打合せ、結婚式当日の対応までを1人のウエディングプランナーが担当する「ウエディングプランナー一貫制」を採用しており、新郎新婦の様々な要望に対応し信頼関係を築き上げ、結婚式当日は全スタッフが一丸となって、おふたりらしいオリジナル感あふれる「それぞれの新郎新婦にとって最高の結婚式」をつくり上げております。
結婚式当日の料理は、出来立てを参列するゲストに提供できるよう、パーティ会場にはオープンキッチンを併設しており、旬の食材を取り入れた本格フランス料理を提供しております。
更に、当社では新郎新婦とのつながりを重要視しているため、結婚式を挙げた新郎新婦をそれぞれの式場に招待し、「夏祭り」を毎年開催し、挙式後も新郎新婦とつながっていられる場所を提供しております。
各連結子会社の事業及び当該事業の当社事業との関係は、次の通りであります。
・BRASS USA INC.は、米国ハワイ州において挙式披露宴のプロデュース事業等を行っております。ハワイでの挙式披露宴を希望する顧客を当社が斡旋しております。
・株式会社lyricsは、当社の主要商品である映像商品及び写真商品等の制作を行っております。
・株式会社アロウブライトは、フォトスタジオの運営等を行っております。フォトウエディングを希望する顧客を当社が斡旋しております。
・株式会社be familyは、結婚相談所の運営等を行っております。
以上に述べた事項を事業系統図に示しますと、次のとおりであります。
[事業系統図]
業績
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、依然として海外情勢の不透明感や物価高が続く中、企業活動は引き続き慎重な動きが見られました。金融市場も変動が続いており、企業経営にとっては予断を許さない状況が続いております。
当ウエディング業界におきましても、食材費やエネルギー価格の高騰、最低時給の引き上げなどといったコスト圧力が継続しており、業界全体の収益性に引き続き影響を及ぼしておりますが、当社グループでは、業務効率の改善や仕入コストの見直し、サービスの付加価値強化といった取り組みを進めることで、収益性の維持・改善に努めております。
また、ウエディングの需要そのものは安定的に推移しており、お客様のニーズも多様化・個別化が進む中においても、当社は経営理念「それぞれの新郎新婦にとって最高の結婚式を創る」のもと、一組一組のお客様に寄り添い、質の高い結婚式の提供に努めております。当連結会計年度の挙式・披露宴の実施組数は3,239組(前年同期比7.1%増)、単価に関しては引き続き好調を維持したことで、3,978千円(前年同期比0.9%減)となりました。
当社店舗数、受注組数及び施行数の推移
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2021年7月期 |
2022年7月期 |
2023年7月期 |
2024年7月期 |
2025年7月期 |
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店舗数(店) |
23 |
23 |
23 |
24 |
24 |
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受注組数(組) |
2,352 |
3,163 |
3,027 |
3,126 |
3,385 |
|
施行数(組) |
2,573 |
2,902 |
3,217 |
3,025 |
3,239 |
(注)2023年7月期より連結決算へ移行しておりますので、2022年7月期以前については、当社単体の数値を記載しております。また、連結ベースと単体ベースは同じ数値になります。
この結果、当連結会計年度における売上高は13,562,102千円(前年同期比6.6%増)、営業利益751,976千円(前年同期比65.5%増)、経常利益765,093千円(前年同期比56.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益412,428千円(前年同期比49.9%増)となりました。
なお、当社グループの売上高の約98%は当社単体の売上高により構成されていることから、当社単体に関する説明を記載しています。また、当社グループはウエディング事業の単一セグメントであり、セグメントごとの記載をしておりません。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ638,773千円増加し、2,234,187千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1,908,894千円(前連結会計年度は536,884千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益を544,317千円、減価償却費を787,380千円、減損損失を218,394千円、未払消費税等の増加額を244,608千円及び契約負債の増加額を106,301千円計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は833,876千円(前連結会計年度は1,177,622千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出667,113千円及び差入保証金の差入による支出161,974千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は436,235千円(前連結会計年度は68,077千円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入1,200,000千円により資金が増加した一方、短期借入金の減少額200,000千円及び長期借入金の返済による支出1,393,842千円により資金が減少したことによるものであります。
③ 施行、受注及び販売の実績
a.施行実績
当連結会計年度における施行実績を示すと、次のとおりであります。
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当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) |
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施行数(組) |
前年同期比(%) |
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ウエディング事業 |
3,239 |
107.1 |
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合計 |
3,239 |
107.1 |
(注)当社グループの事業区分は「ウエディング事業」の単一セグメントであります。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績を示すと、次のとおりであります。
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当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) |
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受注組数(組) |
前年同期比(%) |
受注残高(組) |
前年同期比(%) |
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ウエディング事業 |
3,385 |
108.3 |
2,396 |
103.2 |
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合計 |
3,385 |
108.3 |
2,396 |
103.2 |
(注)当社グループの事業区分は「ウエディング事業」の単一セグメントであります。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。
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当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) |
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金額(千円) |
前年同期比(%) |
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ウエディング事業 |
13,562,102 |
106.6 |
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合計 |
13,562,102 |
106.6 |
(注)当社グループの事業区分は「ウエディング事業」の単一セグメントであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は2,769,184千円(前連結会計年度末比646,905千円増)となりました。これは主に、売上高の増加に伴い現金及び預金(前連結会計年度末比638,778千円増)が増加したことによるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は8,642,235千円(前連結会計年度末比50,189千円減)となりました。これは主に、ブラスブルー東京等の賃貸借契約における差入保証金(前連結会計年度末比160,948千円増)が増加したものの、減価償却費及び減損損失計上に伴い有形固定資産(前連結会計年度末比339,714千円減)が減少したことによるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は3,529,035千円(前連結会計年度末比295,863千円増)となりました。これは主に、短期借入金(前連結会計年度末比200,000千円減)及び1年内返済予定の長期借入金(前連結会計年度末比144,448千円減)が減少したものの、未払法人税等(前連結会計年度末比195,153千円増)、未払消費税等(前連結会計年度末比198,132千円増)及び契約負債(前連結会計年度末比106,301千円増)が増加したことによるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は3,727,483千円(前連結会計年度末比65,800千円減)となりました。これは主に、未払金の支払により長期未払金(前連結会計年度末比50,102千円減)が減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は4,155,054千円(前連結会計年度末比366,604千円増)となりました。これは主に、利益剰余金(前連結会計年度末比369,879千円増)が増加したことによるものであります。
2)経営成績
(売上高)
当連結会計年度の売上高は13,562,102千円(前年同期比6.6%増)となり、835,587千円増加しました。これは主に、オリーブアリアの通年稼働及び既存店の新規成約率向上により、当社単体における挙式数が214組(前年度3,025組に対し、当連結会計年度3,239組)増加したことによるものであります。
(売上総利益)
当連結会計年度の売上原価は4,396,576千円(前年同期比4.5%増)となり、190,411千円増加しました。これは主に、オリーブアリアの通年稼働及び既存店の新規成約率向上により、挙式・披露宴実施組数が増加したことによるものであります。
この結果、売上総利益は9,165,526千円(前年同期比7.6%増)となり、645,175千円増加しました。
(営業利益)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は8,413,550千円(前年同期比4.3%増)となり、347,518千円増加しました。これは主に、継続的な人件費の上昇及び事業規模拡大により人件費が220,444千円、将来の集客を維持強化するため広告宣伝費が45,260千円、減価償却費が48,413千円増加したことによるものであります。
この結果、当連結会計年度の営業利益は、751,976千円(前年同期比65.5%増)となり、297,656千円増加しました。
(経常利益)
当連結会計年度の経常利益は、765,093千円(前年同期比56.7%増)となり、276,933千円増加しました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、412,428千円(前年同期比49.9%増)となり、137,375千円増加しました。なお、当社における東日本の1店舗及び西日本の5店舗について減損損失を218,394千円計上しております。
b.経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3.事業等のリスク」をご参照ください。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報
a.キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの分析は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
b.資本の財源及び資金の流動性
運転資金としては、食材等の仕入や人件費その他の販売費及び一般管理費に関する支出などがあります。また、継続的な成長を実現するため、既存店のリニューアルや国内の拠点数の拡大を行ってまいります。運転資金や設備投資に必要な資金は、営業活動から創出されるキャッシュ・フローと、金融機関からの借入により賄っております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
セグメント情報
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社グループは、ウエディング事業の単一セグメントのため、記載を省略しております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
売上高の10%を超える主要な得意先がないため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2024年8月1日 至 2025年7月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
売上高の10%を超える主要な得意先がないため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2024年8月1日 至 2025年7月31日)
当社グループは、ウエディング事業の単一セグメントのため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2024年8月1日 至 2025年7月31日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2024年8月1日 至 2025年7月31日)
該当事項はありません。