2025年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

メディカルヘルスケア セイフティシステム
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
メディカルヘルスケア 6,060 64.2 1,988 88.7 32.8
セイフティシステム 3,378 35.8 253 11.3 7.5

事業内容

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社及び連結子会社3社(瑪茨雅商貿(上海)有限公司、Matsuya R&D(Vietnam)Co.,Ltd.、Matsuya R&D(Myanmar)Co.,Ltd.)の計4社で構成されており、縫製自動機の開発・製造・販売や自社設計の縫製自動機を用いて各種縫製品の製造・販売の事業を行っております。

なお、当連結会計年度において、当社の連結子会社であるタカハター株式会社の全株式を譲渡したため、連結の範囲から除外しております。

 

また当社グループにおける報告セグメントは、メディカルヘルスケア事業、セイフティシステム事業、その他事業の3つに区分しており、各分野ごとに自社設計による縫製自動機を用いた生産ラインを活用して、各種製品の品質向上・コスト低減を図るとともに、各製品の生産販売で獲得した収益を縫製自動機の開発に投入して、より高性能な縫製自動機の開発に繋げることが可能となり、各分野ごとにそれぞれシナジー効果を得られると考えております。

当社グループの事業における当社及び連結子会社の位置付け並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。

 

 (メディカルヘルスケア事業)

 オムロングループ(オムロンヘルスケア株式会社、OMRON Healthcare Manufacturing Vietnam CO.,LTD.、OMRON Dalian Co.,Ltd.)向けの血圧計腕帯をベトナムを中心として製造・販売を行っております。血圧計腕帯製品は顧客からの要求に沿って受注生産にて製造されるため、在庫リスクが低い上に、顧客(オムロングループ)の内示に基づいた生産計画を立てることで、効率的に稼働することが可能となっております。

 またメディカルヘルスケア関連向けの自社設計による縫製自動機を用いた生産ラインでは、一部の工程において自動化、省人化、省熟化を図ることで、コスト削減に貢献しております。一部の生産ラインにおいては顧客負担で設備投資するため、設備投資費用が未回収となるリスクが低い事業であります。

 

 (セイフティシステム事業)

 自動車関連メーカー等向けのカーシート、エアバッグ、自動車内装品等に加え、自動車の安全装置(エアバッグ・シートベルト)に関する縫製自動機の開発・製造・販売を行っております。当社グループは長年の縫製自動化に取り組んできた実績があり、裁断から縫製までの全工程をカバーする幅広い製品を今日まで開発してきました。そのノウハウを活かした各種縫製自動機を開発・製造しております。このように当社グループと同様の縫製自動機を提供している企業は少ないことに加え、当社グループは各工程の自動機を顧客の要望に合わせて提供可能であることを強みとしております。また、エアバッグメーカー向けを中心に、生産ライン毎に纏まった受注が得られる事業形態であることから、安定して収益を計上できる事業となっております。

現在、自動車の安全装置(エアバッグ・シートベルト)のみならず、ドローンや航空機など輸送関連分野などの縫製の自動化・省人化・省熟化を推進することを目的として、顧客の要望に合わせた電子プログラムミシン等の縫製自動機・レーザー裁断機等の開発、製造、販売を行っております。

 

(その他事業)

メディカルヘルスケア及び自動車関連メーカー向け以外の顧客から依頼を受けて開発した縫製自動機の開発・製造・販売をその他事業としております。長年のノウハウを生かし家具やインテリアメーカー、アパレル関係などを中心とした顧客に対しそれぞれのニーズにあった縫製自動機を開発・製造・販売を行っております。

 

 

当社グループの事業内容と当社及び連結子会社の各事業における位置付け並びにセグメントとの関係は以下のとおりであります。

 

セグメントの名称

会社名

主な事業内容

メディカル

ヘルスケア事業

当社

メディカルヘルスケア関連向け裁断機及び縫製自動機の開発・製造・販売等

血圧計腕帯の販売

血圧計腕帯部材の海外拠点販売

リハビリ用及び医療用ロボットの販売

瑪茨雅商貿(上海)有限公司

メディカルヘルスケア関連向け裁断機及び縫製自動機の部品販売

血圧計腕帯部材の販売

Matsuya R&D(Vietnam)Co.,Ltd.

血圧計腕帯の製造・販売

生産管理システムソフトの開発・製造・販売等

Matsuya R&D(Myanmar)Co.,Ltd.

血圧計腕帯の製造

セイフティ

システム事業

当社

自動車安全部品向け裁断機及び縫製自動機の開発・製造・販売等

自動車安全部品向け縫製自動機の海外拠点への部材販売

ドローン用エアバッグシステムソフトの開発・製造・販売等

3D縫製自動機の開発・製造・販売等

瑪茨雅商貿(上海)有限公司

自動車安全部品向け裁断機及び縫製自動機の販売等

Matsuya R&D(Vietnam)Co.,Ltd.

カーシートの製造・販売

エアバッグの製造・販売

生産管理システムソフトの開発・製造・販売等

ドローン用エアバッグシステムソフトの開発・製造・販売等

その他事業

当社

その他(家具など)業界向け裁断機及び縫製自動機の開発・製造・販売等

瑪茨雅商貿(上海)有限公司

その他ミシン部品の販売

 

 

事業の系統図は、次のとおりであります。

※1 OMRON Dalian Co.,Ltd.向けの製品について、協力会社を介して販売しております。

※2 オムロンヘルスケア株式会社の国内工場向けの製品について、当社が協力会社から製品を仕入れて、販売しております。

 


業績

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 (1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況
イ.財政状態
(資産)

当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて528,327千円増加し、7,501,356千円となりました。これは主として売掛金289,001千円契約資産144,585千円商品及び製品469,721千円仕掛品213,621千円原材料及び貯蔵品207,594千円がそれぞれ減少したことなどに対して、現金及び預金1,886,836千円増加したことなどによるものであります。

固定資産は、前連結会計年度末に比べて456,667千円増加し、3,406,282千円となりました。これは主としてその他無形固定資産が336,533千円、投資その他の資産のその他が114,972千円それぞれ増加したことなどによるものであります。

この結果、当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて984,994千円増加し、10,907,639千円となりました。

(負債)

当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて687,111千円減少し、2,114,146千円となりました。これは主として短期借入金310,000千円未払金301,250千円それぞれ減少したことなどによるものであります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べて66,480千円減少し、1,861,265千円となりました。これは主として、繰延税金負債34,895千円増加したことに対して、長期借入金24,000千円リース債務23,891千円退職給付に係る負債41,674千円、それぞれ減少したことなどによるものであります。

この結果、当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べて753,591千円減少し、3,975,411千円となりました。

(純資産)

当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて1,738,586千円増加し、6,932,227千円となりました。これは利益剰余金の配当により53,056千円減少したものの、譲渡制限付株式報酬による新株発行及び新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ14,600千円、為替換算調整勘定が202,037千円増加したこと、並びに親会社株主に帰属する当期純利益を1,560,404千円計上したことによるものであります。

この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の52.3%から63.6%となりました。

 

ロ.経営成績

当連結会計年度における我が国経済は、賃上げ等に伴う雇用・所得環境の改善やコロナ禍からの行動制限解除以降、旺盛なインバウンド需要、個人消費の増加にも支えられ回復基調で推移しました。一方、資源・エネルギー価格の高止まりや物価・金利の上昇による経済活動への悪影響、さらには米国におけるトランプ政権発足による関税等の政策動向が及ぼす影響など先行き不透明感が強まっております。

このような状況の中、当社グループにおいてはMatsuya R&D(Vietnam)Co.,Ltd.における新工場のコストダウン効果が年間で寄与することにより、業績の向上に大きく貢献しました。

メディカルヘルスケア事業においては、主に血圧計腕帯が円安ドル高による影響や単価の高い機種を中心に出荷が増加したことにより増収となりました。また、省人化・業務効率化の推進によるコストダウンにも努めました。そのほか、リハビリロボット関連では展示会出展をはじめ、販売代理店獲得に向けた販促活動を進めてまいりました。

セイフティシステム事業においては、主にカーシートにおいて新規取引による生産量増加のほか、縫製自動機における大型レーザー裁断機の販売や欧州向け南米向けなど営業エリアの拡大により受注が好調に推移しました。

この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高9,567,398千円(前年同期比13.4%増)、営業利益1,953,593千円(前年同期比52.2%増)、経常利益2,054,964千円(前年同期比57.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,560,404千円(前年同期比63.7%増)となりました。

 

なお、当連結会計年度における各セグメントの概況は、次のとおりであります。

 

(メディカルヘルスケア事業)

血圧計腕帯において為替相場が円安ドル高に推移したほか、単価の高い機種を中心に出荷が増加したこと、ベトナムにおける新工場稼働や工程自動化の推進によるコストダウン効果が大きく影響したことにより、増収増益となりました。

以上の結果、売上高は6,059,953千円(前年同期比12.7%増)、セグメント利益は1,987,818千円(前年同期比42.7%増)となりました。

 

(セイフティシステム事業)

縫製自動機では、エアバッグメーカーのインド工場向けの受注が好調に推移したことに加え、大型レーザー裁断機の販売や欧州、南米など営業エリアの拡大により受注が好調に推移しました。

カーシートでは、下期において国内向けカーシートの生産が一部落ち込んだものの、ベトナム生産での新規取引開始による生産量増加により通期では増収となりました。

エアバッグでは、来期以降の新規取引開始に向けての生産立上による投資コストが発生したものの、既存取引先向けの生産が順調に推移しました。

以上の結果、売上高は3,378,365千円(前年同期比12.1%増)、セグメント利益は252,542千円(前年同期比51.2%増)となりました。

 

(その他事業)

その他事業につきましては、売上高は129,080千円(前年同期比192.0%増)、セグメント利益は31,437千円(前年同期比66.5%増)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は3,983,027千円と、前連結会計年度末に比べ1,811,749千円の増加となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、獲得した資金は2,570,986千円(前連結会計年度は528,055千円の獲得)となりました。

これは主として、未払金の減少額238,771千円、法人税等の支払額が456,853千円があったことに対して、税金等調整前当期純利益2,050,972千円減価償却費192,273千円、売上債権の減少額が379,779千円、棚卸資産の減少額が420,132千円あったことなどによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、支出した資金は745,547千円(前連結会計年度は616,129千円の支出)となりました。

これは主として無形固定資産の取得による支出333,855千円定期預金の預入による支出170,601千円有形固定資産の取得による支出167,395千円保険積立金の積立による支出100,000千円あったことよるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、支出した資金は38,464千円(前連結会計年度は182,945千円の支出)となりました。

これは主として長期借入れによる収入130,000千円あったことに対して、長期借入金の返済による支出121,410千円配当金の支払額53,096千円あったことなどによるものであります。

 

③ 生産、受注及び販売の実績

イ. 生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

生産高(千円)

前年同期比(%)

メディカルヘルスケア事業

3,665,022

101.9

セイフティシステム事業

2,445,454

92.3

その他事業

79,215

522.8

合計

6,189,692

98.8

 

(注) 金額は製造原価によっております。

 

ロ.受注実績

当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

メディカルヘルスケア事業

5,968,859

108.5

400,254

81.5

セイフティシステム事業

2,924,191

91.8

172,310

27.5

その他事業

128,206

306.2

1,558

64.1

合計

9,021,256

103.3

574,123

51.2

 

 

ハ. 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

販売高(千円)

前年同期比(%)

メディカルヘルスケア事業

6,059,953

112.7

縫製自動機

18,795

112.9

血圧計腕帯

6,040,275

112.7

その他

882

178.2

セイフティシステム事業

3,378,365

112.1

縫製自動機

785,351

100.1

カーシート

1,499,393

121.6

エアバッグ

1,079,893

111.3

その他

13,726

51.4

その他事業

129,080

292.0

縫製自動機

118,277

412.2

その他

10,802

69.6

合計

9,567,398

113.4

 

(注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。

 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合

相手先

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

販売高(千円)

割合(%)

販売高(千円)

割合(%)

OMRON Healthcare Manufacturing

Vietnam CO.,LTD.

3,401,994

40.3

4,349,300

45.5

高力科技発展(大連)有限公司

1,714,488

20.3

1,493,136

15.6

豊通マテックス株式会社

639,061

7.6

1,060,983

11.1

芦森工業株式会社

787,012

9.3

1,047,873

11.0

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当連結会計年度の経営成績等の分析・検討内容は以下のとおりであります。

 

(売上高)

当連結会計年度における売上高は9,567,398千円(前年同期比13.4%増)となり、前連結会計年度に比べて1,133,828千円増加しました。これはセイフティシステム事業におけるカーシート売上が前連結会計年度に比べ266,639千円、エアバッグ売上が109,497千円増加したことや、メディカルヘルスケア事業における血圧計腕帯売上が682,440千円増加したことなどによるものであります。

 

(売上原価、売上総利益)

当連結会計年度における売上原価は6,659,414千円(前年同期比8.5%増)となり、前連結会計年度に比べて521,207千円増加しました。これは主にセイフティシステム事業におけるエアバッグ及びカーシートの売上増加やメディカルヘルスケア事業における血圧計腕帯売上増加に伴うものであります。以上の結果、売上総利益は2,907,984千円(前年同期比26.7%増)となり、前連結会計年度に比べて612,621千円増加しました。

 

(販売費及び一般管理費、営業利益)

当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、954,390千円(前年同期比5.7%減)となり、前連結会計年度に比べて57,808千円減少しました。

以上の結果、当連結会計年度における営業利益は1,953,593千円(前年同期比52.2%増)となり、前連結会計年度に比べて670,430千円増加しました。

 

(営業外収益・営業外費用及び経常利益)

当連結会計年度における営業外収益は131,916千円(前年同期比60.5%増)となり、前連結会計年度に比べ49,700千円増加しました。また、営業外費用は30,546千円(前年同期比47.2%減)となり、前連結会計年度に比べ27,342千円減少しました。

以上の結果、経常利益は2,054,964千円(前年同期比57.2%増)となり、前連結会計年度に比べ747,473千円増加しました。

 

(親会社株主に帰属する当期純利益)

当連結会計年度における法人税等合計は490,567千円(前年同期比38.5%増)となり、前連結会計年度より136,307千円増加しました。

以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,560,404千円(前年同期比63.7%増)となり、前連結会計年度に比べ607,174千円増加しました。

 

 

③資本の財源及び資金の流動性

当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況分析(1)経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しています。

当社グループの通常の運転資金については、主に自己資金及び借入金により賄うことを基本方針としております。なお、銀行との当座貸越契約を締結しており、大型の縫製自動機の受注や国内・海外の工場における生産量の増加による資金需要への対応を図っております。これにより一定の資金水準を保つことができ、十分な資金の流動性を保持しているものと考えております。

設備投資の詳細については、「第3 設備状況 3 設備の新設、除却等の計画」をご参照ください。

株主配当については経営における重要課題の一つと考えており、株主総会を決定機関として年1回の期末配当を基本方針としております。当社の配当政策については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」をご確認ください。

 

④経営成績に重要な影響を与える要因について

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)
【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

(1) 報告セグメントの決定方法

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び経営成績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、メディカルヘルスケア、セイフティシステム並びにその他の3つの製品別の部門及び子会社を置き、事業活動を展開しており、各事業単位で包括的な戦略を立案し、事業展開しております。

したがって、当社グループは、「メディカルヘルスケア」、「セイフティシステム」及び「その他」の3つを報告セグメントとしております。

 

(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

「メディカルヘルスケア」では主に、血圧計腕帯やメディカルヘルスケア関連向け裁断機及び縫製自動機の開発・製造・販売を、「セイフティシステム」では主にカーシートやエアバッグなどの自動車安全部品の製造・販売や、自動車部品業界向けの裁断機や縫製自動機の開発・製造・販売を、また「その他」ではその他(家具など)業界向けの裁断機及び縫製自動機の開発・製造・販売を行っております。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

 

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結財務諸表

計上額

(注)2

メディカル

ヘルスケア

セイフティ

システム

その他

売上高

 

 

 

 

 

 

 外部顧客への売上高

5,374,984

3,014,375

44,210

8,433,569

8,433,569

 セグメント間の内部
 売上高又は振替高

5,374,984

3,014,375

44,210

8,433,569

8,433,569

セグメント利益

1,392,689

166,982

18,880

1,578,552

△295,388

1,283,163

セグメント資産

3,940,794

5,014,549

23,485

8,978,829

943,815

9,922,644

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 減価償却費

116,475

154,742

271,218

3,914

275,132

 有形固定資産及び
 無形固定資産の増加額

297,028

371,007

668,035

1,687

669,722

 

(注)1.調整額は以下のとおりであります。

(1) セグメント利益の調整額△295,388千円は、主に各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用は、主に当社の管理部門に係る費用であります。

(2) セグメント資産の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。

全社資産943,815千円の主なものは、当社での余資運用資金(現金及び預金等)及び管理部門に係る資産等であります。

(3) その他の項目の減価償却費調整額は、全社資産の償却額であります。また有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、全社資産の設備投資額であります。

2.セグメント利益の合計額は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結財務諸表

計上額

(注)2

メディカル

ヘルスケア

セイフティ

システム

その他

売上高

 

 

 

 

 

 

 外部顧客への売上高

6,059,953

3,378,365

129,080

9,567,398

9,567,398

 セグメント間の内部
 売上高又は振替高

6,059,953

3,378,365

129,080

9,567,398

9,567,398

セグメント利益

1,987,818

252,542

31,437

2,271,797

△318,204

1,953,593

セグメント資産

4,841,291

4,112,003

55,256

9,008,551

1,899,088

10,907,639

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 減価償却費

83,235

105,747

188,983

3,290

192,273

 有形固定資産及び
 無形固定資産の増加額

193,150

319,238

512,388

18,087

530,476

 

(注)1.調整額は以下のとおりであります。

(1) セグメント利益の調整額△318,204千円は、主に各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用は、主に当社の管理部門に係る費用であります。

(2) セグメント資産の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。

全社資産1,899,088千円の主なものは、当社での余資運用資金(現金及び預金等)及び管理部門に係る資産等であります。

(3) その他の項目の減価償却費調整額は、全社資産の償却額であります。また有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、全社資産の設備投資額であります。

2.セグメント利益の合計額は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

 

 

 

 

(単位:千円)

日本

ベトナム

中国

その他

合計

2,645,012

3,338,923

1,751,484

698,149

8,433,569

 

(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域別に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 

 

 

 

(単位:千円)

日本

ベトナム

ミャンマー

その他

合計

301,928

1,506,723

169,754

597

1,979,003

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:千円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

OMRON Healthcare Manufacturing Vietnam CO.,LTD.

3,401,994

メディカルヘルスケア

高力科技発展(大連)有限公司

1,714,488

メディカルヘルスケア

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

 

 

 

 

(単位:千円)

日本

ベトナム

中国

その他

合計

3,039,128

4,369,340

1,619,649

539,281

9,567,398

 

(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域別に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 

 

 

 

(単位:千円)

日本

ベトナム

ミャンマー

その他

合計

124,055

1,701,476

159,517

667

1,985,717

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:千円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

OMRON Healthcare Manufacturing Vietnam CO.,LTD.

4,349,300

メディカルヘルスケア

高力科技発展(大連)有限公司

1,493,136

メディカルヘルスケア

豊通マテックス株式会社

1,060,983

セイフティシステム

芦森工業株式会社

1,047,873

セイフティシステム

 

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

該当事項はありません。

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

該当事項はありません。

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

該当事項はありません。

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

該当事項はありません。