2024年12月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

メディア事業 医療法人向け事業 メディア事業 医療法人向け事業
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
メディア事業 1,245 81.5 347 101.0 27.8
医療法人向け事業 283 18.5 -4 -1.0 -1.2

事業内容

 

3 【事業の内容】

当社は、「女性の笑顔でいっぱいに-A Sea of Smiling Women-」という中長期ビジョンを掲げ、みんなが笑顔になるために必要な情報を発信しております。本当に必要な情報を正しく提供しつづけることを大切にし、ユーザーからのご意見を伺いつつサービスレベルの向上を継続しながら、女性にとってなくてはならない会社を目指し事業を展開しております。

その事業内容は、女性の一生におけるライフイベントに欠かせない情報や、専門家監修による正しい情報の提供を行うメディア事業、妊娠や出産に従事する産婦人科の集患サポートを行う医療法人向け事業があり、メディア事業を主軸に事業の拡大を図っております。

情報サービスの多様化により、利便性が向上している一方で、信頼できる情報の特定は困難を極めており、それによって逆に不安を募らせてしまうという現象が生じております。当社は、デジタルとアナログをバランスよく組み合わせ、産婦人科医、助産師、管理栄養士などのプロフェッショナルと共に、即時性と信憑性の高い情報を提供することで、女性にとって心理的側面の支援になる有効なサービスが展開できると考えております。

当社の各セグメントの事業内容は以下のとおりであります。なお、以下に示す事業区分は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

 

(1) メディア事業

同事業は、「妊娠・出産・育児」領域の専門サイト「ベビーカレンダー」及び「ムーンカレンダー」「ウーマンカレンダー」「シニアカレンダー」「ヨムーノ」などの運営を行い、①PV連動型広告、②タイアップ広告、③成果報酬型広告の3つの活動を行っており、情報を記載した記事や企画を当社サイト及びアプリで発信、その中で当社ユーザーに訴求効果の高い事業を行っている企業を中心にタイアップ記事の掲載や様々な企画への広告掲載、各種プロモーション施策を行うことで収入を得ております。

各メディアの具体的な内容は、下記のとおりです。

「ベビーカレンダー」では、「全ての妊婦さん・ママ・赤ちゃんを笑顔に」をミッションに、妊娠・出産・育児のさまざまな課題を解決するサービスを提供することで赤ちゃんとその家族をサポートしております。

「ムーンカレンダー」では、女性が気になる「生理」「結婚、恋愛」「美容」などにおいて、女性が関心を持つ情報を発信しています。

「ウーマンカレンダー」では、心と体の変化に戸惑う35歳以上の女性に向けて、リアルな体験談や専門家監修付きの信頼できる情報を発信しております。

「シニアカレンダー」では、シニア世代の生活、健康、お金などのお悩み、自宅介護や老老介護、みとりなど介護に関わる人のお悩みを解決する情報を発信しております。

「ヨムーノ」では、人生で最も忙しい時期を過ごしている30〜40代の女性に「今はもちろん、一生楽しく賢く生き抜く」ための情報を発信しております。

当社は、常に信頼性の高い情報を掲載し、即時性の高い無料相談対応など、リアルとバーチャルの組合せのバランスを念頭に置き、サイト制作を行っております。情報量が多いと必要な情報を見失いがちになることに鑑み、厳選した専門家からのメッセージを日替わりで届けるなど、適時適切な情報が届く仕組みを取り入れております。

 


 

 

① 専門家による監修

医師や助産師をはじめ、保育士、看護師、管理栄養士、ファイナンシャルプランナーにいたるまで、約80名の専門家と提携しており、「ベビーカレンダー」で提供する記事等の監修などを行っております。

また、ママが抱える様々なお悩みを無料で専門家に相談できる“専門家相談”コンテンツも提供しており、評価をいただいております。

 

② その日に必要な情報を提供「日めくり」機能

「ベビーカレンダー」では、出産予定日及び赤ちゃんのお誕生日を登録することで、“今日知ってよかった!”と思える情報を日替わりでお届けする機能を提供しております。

 

「日めくり機能」画面イメージ


 

③ その他、豊富なコンテンツ

「ベビーカレンダー」は、ニュース記事の配信にとどまらず、ご利用いただくママやご家族の方が安心して赤ちゃんとの毎日をお過ごしいただくために、様々な機能やコンテンツを提供しております。

・ニュース

赤ちゃんに関する様々な話題のニュースを、毎日20本~30本提供しております。こちらの記事は、LINEニュースやスマートニュースなどの外部メディアへ配信するコンテンツ提供の取り組みを行っております。当社は記事コンテンツを提供し、外部メディアからはユーザー流入、また一部メディアにおいては広告収入が発生する取り組みとなります。

・離乳食レシピコンテンツ

管理栄養士監修による“あんしん基準”を独自で作成、基準を満たすレシピのみを掲載しております。月齢別食べていいものダメなものリストや離乳食はじめてガイド、月齢別の食材や回数/時間、固さなどの詳細を収録しております。

・基礎知識

妊娠前から約2歳までを対象に、約5,200本の実用情報記事を収録しております。全ての記事に対して、専門家による監修を行っております。

・体験談やトーク

ママが抱える疑問や悩みの共有、ママ友探しやコミュニケーションの場を提供しております。

 

 

ベビーカレンダーサイトローンチ後の月間PV数、UU数の推移(注1)

 

月間PV(ページビュー)数

月間UU(ユニークユーザー)数

2016年12月

2,783,295

624,511

2017年12月

9,581,079

1,318,331

2018年12月

15,267,679

1,651,072

2019年12月

41,960,012

3,414,139

2020年12月

109,731,810

7,378,021

2021年12月

240,513,096

10,574,248

2022年12月

217,029,395

12,255,517

2023年12月

308,758,208

10,617,354

2024年12月

298,639,116

8,558,928

 

(注1) PV数:ユーザーによるWebページの閲覧数(延べ数)となります。

なお、サイト及びアプリ、外部媒体を合算して集計しております。

UU数:特定の期間内にサイトを訪れたユーザーの数を表す指標となります。

期間内であれば、同じユーザーが複数回サイトを訪問してもUU数は1となります。

 

(2) 医療法人向け事業

同事業は、産婦人科を中心とした医療機関が抱える様々な課題に対して解決に役立ち、患者の利便性を高めるソリューションを提供しております。

産婦人科に対しては施設毎にカスタマイズしたコンテンツをiPadや患者所有のスマートフォンにて提供する「ベビーパッドシリーズ」や、手軽に利用できる「かんたん診察予約システム」、超音波エコーの動画や出産時の動画を患者所有のスマートフォンに提供する「エコー動画館」、「おぎゃー写真館・動画館」などを、また医療機関全般に対してはホームページや動画の制作から保守管理、さらには「SEO・MEO」なども含めたWEBマーケティング、及びグラフィック制作と幅広いラインアップで医療機関の課題解決を実現するトータルソリューションを展開しております。

 

① 「ベビーパッドシリーズ」

全国480か所にのぼる産婦人科への導入実績がある院内サポートサービスです。リース契約もしくは月額レンタル契約にて産婦人科施設に提供しております。産婦人科毎にカスタマイズしたコンテンツをiPadに搭載し患者と医師やスタッフのつながりをフォローし、通院期、入院期、産後といった各ステージにおける妊産婦の様々な不安の解消だけでなく、沐浴や調乳指導など、テキストだけでは伝わりにくい内容を動画コンテンツとして搭載することで、スタッフの業務軽減や業務の平準化などのサポートも可能な同事業の主軸サービスです。

ベビーパッドシリーズ

内容

プレママ

通院期の患者が知りたい、妊娠中の不安を和らげる情報を提供しています。長くなってしまいがちな待ち時間を、診療の予習復習や妊娠期の留意事項、産後に役立つ知識の習得時間に変えることができます。

ベッドサイド

病室にiPadを設置し、入院中の情報提供や院内予約の管理や授乳記録の入力管理などを行います。入院中の患者が便利に、より快適に入院生活を送れると同時に、スタッフ業務の軽減も実現できます。退院後の赤ちゃんのお世話なども事前に予習できます。

チャイルドケア

出産後退院し子育てに取り組むご家族をサポートする情報を提供を行います。産婦人科は退院後の患者さんに対して次子出産まで継続的なフォローを実施できます。

ARTパッド

待合室ではiPadを貸出し、ご自宅ではスマートフォンからパートナーと一緒に治療方法などを確認できます。わかりやすいアニメーションや動画を活用できるので、不妊治療に関する難しい用語や治療内容も理解しやすく、さまざまな不安の軽減につながります。

 

 

 

② その他サービス

主軸である「ベビーパッドシリーズ」に下記サービスを追加することによって、更なる妊産婦への利便性向上に向けたソリューションを産婦人科施設へ提供し、産婦人科施設を取巻く課題解決をサポートしております。

サービス

内容

かんたん診察予約システム

システムのクラウド化により導入時のコストと設備投資を大幅に低減することが可能です。患者の待ち時間の解消と診察時間の平準化はもちろん、24時間、365日WEB予約ができることで新規患者の獲得にもつなげることができます。

エコー動画館

妊婦健診時のエコー動画をスマホやパソコンにて閲覧できるサービスです。産院の既存設備につなげるだけでサービスの利用が可能です。赤ちゃんの成長を実感でき、家族や知人でも簡単にシェアすることが可能です。

おぎゃー写真館・動画館

出産する産婦人科でしか提供できない一生に一度のメモリアルシーンをうぶ声と共に保管できるサービスです。エコー動画館をセットで利用することでお腹の中から出産までの貴重な動画を残すことができます。

WEBマーケティングサービス

多くのホームページ導入実績とサイト運営により培われたのノウハウを盛り込み、妊産婦や患者のニーズを反映したホームページを作成しております。また、SEOやMEO対策、Instagramを活用した運用サポートも行っており、産婦人科及び医療機関全般と妊産婦や患者の双方の想いをマッチングした内容を提案しています。

グラフィックデザインサービス

産婦人科に対しては、妊婦や赤ちゃん向けのレシピカードの無料提供、産婦人科のオリジナルおくるみサービス、産婦人科のパンフレットや広告サービス等を提案しています。紙媒体ほか、目的に応じて、最適な「カタチ」を導き出し、あらゆるメディアに最大限の認知効果を生むデザインを提案しております。

産院・クリニックアプリ

産婦人科や医療機関のオリジナルスマートフォンアプリを患者さんに提供し、情報の提供や各サービスの一元化による利便性の向上を実現できるサービスです。

 

 

[事業系統図]


 

業績

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態の状況

(資産)

当事業年度末の資産は、前事業年度末と比べ537,527千円増加し1,558,992千円となりました。これは主に、無形固定資産が435,950千円、投資その他の資産が36,811千円増加したことによるものであります。

(負債)

当事業年度末の負債は、前事業年度末と比べ539,330千円増加し854,408千円となりました。これは主に、短期借入金及び1年内返済予定の長期借入金が173,068千円、長期借入金が153,510千円増加したことによるものであります。

(純資産)

当事業年度末の純資産は、前事業年度末と比べて1,802千円減少し704,584千円となりました。増加要因は利益剰余金の増加17,186千円によるもの、減少要因は資本剰余金の減少9,412千円および自己株式の増加9,577千円によるものであります。

 

b.経営成績の状況

当社は「女性の笑顔でいっぱいに-ASeaof SmilingWomen-」をビジョンに掲げ、女性の一生をサポートするための情報発信を軸とするメディア事業をメインに展開しており、出産・育児領域を中心とする既存コンテンツの成長に加え、ダイエットや生活スタイルなども含めた女性全般への領域拡大による新規顧客の獲得に注力してまいりました。

こうした取り組みの結果、当事業年度の売上高は1,528,358千円(前年同期比27.0%増)、売上総利益は 1,013,570千円(前年同期比31.4%増)、営業利益は50,091千円(前年同期は31,413千円 の営業損失)、経常利益は47,596千円(前年同期は26,706千円の経常損失)、当期純利益 は17,186千円(前年同期は100,242千円の当期純損失)となりました。

 

事業別の状況は次のとおりであります。

 

(メディア事業)

メディア事業は、「妊娠・出産・育児」領域の専門サイト「ベビーカレンダー」、「ムーンカレンダー」、「ウーマンカレンダー」及び「シニアカレンダー」などの運営を行い、① PV連動型広告、②タイアップ広告、③成果報酬型広告の3つの活動を軸に事業を展開しております。当事業年度は、前述の当社運営サイトはいずれもPV数およびUU数ともに好調に推移しており、広告販売枠においても当社運営サイトの伸長と並び順調に推移しております。同セグメントの売上高は1,245,145千円(前年同期比37.8%増)、セグメント利益 は346,715千円(前年同期比75.7%増)となりました。

 

(医療法人向け事業)

医療法人向け事業は、「ベビーパッドシリーズ」、「エコー動画館」、「かんたん診察予約システム」、「おぎゃー写真館・動画館」、「ホームページ制作」及び「SEOコンサルティング」といった、各種ソリューションの拡販を継続しております。今期は「ベビーパッドシリーズ」の契約更新件数が前年より少なかったことなどにより、同セグメントの売上高は 283,213千円(前年同期比5.4%減)、セグメント損失は3,519千円(前年同期は16,562千円のセグメント利益)となりました。

 

全社営業利益は、各セグメントの営業損益の合計から、報告セグメントに分配していない全社費用281,327千円(前年同期比%20.7%増)を差し引いた数値となっています。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

 

② キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前事業年度末と比べて36,980千円増加し、394,203千円となりました。なお、増加額には合併に伴う現金及び現金同等物の増加156,6821千円を含んております。当事業年度における各キャッシュ・フローとそれらの要因は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金の増加は194,955千円(前期は14,107千円の使用)となりました。主な要因は、税引前当期純損失△343千円、減価償却費54,345千円、投資有価証券評価損29,999千円等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は599,224千円(前期は290,302千円の使用)となりました。主な要因は、子会社株式の取得による支出452,776千円、事業譲受による支出122,050千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果増加した資金は284,566千円(前期は54,780千円の使用)となりました。これは、長期借入れによる収入300,000千円によるものであります。

 

③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績

当社の事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。

 

b.受注実績

当社の事業は、受注から納品までの期間が短く、受注に関する記載を省略しております。

 

c.販売実績

当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当事業年度

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

前年同期比(%)

メディア事業(千円)

1,245,145

137.8

医療法人向け事業(千円)

283,213

94.6

合計(千円)

1,528,358

127.0

 

(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が10/100未満であるため記載しておりません。

 

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりまして、経営者により、一定の会計基準の範囲内で、かつ合理的と考えられる見積りが行われている部分があり、資産・負債、収益・費用の金額に反映されております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。

当社の財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。

 

② 財政状態の分析

財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況a.財政状態の状況」をご参照下さい。

 

③ 経営成績の分析

経営成績の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況b.経営成績の状況」をご参照下さい。

 

④ 経営方針、経営戦略及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標等

経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(2)目標とする指標」に記載のとおりであります。

当事業年度の指標の達成売上高は計画比121,468千円増(8.6%増)となりました。営業利益は計画比40,563千円増(425.7%増)となりました。経常利益は計画比41,042千円増(626.2%増)となりました。

当事業年度におけるこれら目標指標を達成することができております。

指標

第34期(計画)

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

第34期(実績)

(自 2024年1月1日

至 2024年12月31日)

計画差

(計画比)

売上高(千円)

1,406,890

1,528,358

(前年比  127.0%)

121,468

(108.6%)

営業利益(千円)

9,528

50,091

(前年比 ―)

40,563

(525.7%)

経常利益(千円)

6,554

47,596

(前年比 ―)

41,042

(726.2%)

 

 

⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について

当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、前述の「第2 事業の状況 3事業等のリスク」をご参照ください。

 

⑥ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性についての分析について

当社の当事業年度のキャッシュ・フローについては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

当社の運転資金需要のうち、主なものは販売費及び一般管理費の営業費用であり、投資を目的とした資金需要は、主に子会社株式取得及び事業譲受によるものであります。

運転資金の調達については、営業活動による現金収入を主としており、投資資金は借入金及び自己資金により賄っています。

 

⑦ 経営者の問題認識と今後の方針について

当社が高品質なサービスを継続的に提供していくために、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の経営課題に対処することが必要であると認識しております。また、当社を取り巻く外部環境及び内部環境を適宜適切に把握し、市場におけるニーズを識別して経営資源の最適化に努めてまいります。