2025.10.21更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: エリアリンク 統合レポート2024

サマリ

エリアリンクは「ハローストレージ」を核に、全国47都道府県・11万超の室数を運営する国内リーディング企業。データドリブン出店と無人運営で高い稼働・収益性を両立し、パートナー制度で業界の運営標準を提供する“プラットフォーム化”を進める。中長期で20万室・シェア30%を狙い、少人数経営・人的資本×DXで拡大を加速。

目指す経営指標

・2029年12月期:売上高335億円、営業利益80億円、営業利益率23.8%達成(全社)
・同:総室数20万室(自社17.5万/パートナー2.5万)、国内シェア24%
・2032年:国内シェア30%超
・中計2025–2027:売上高(全社)2,600→2,940億円、事業利益5,350→6,550百万円、営業利益率22.3%(2027)
・出店:2025年1.5万室/2026年1.8万室/2027年2.1万室(累計5.4万室、パートナーは毎年5,000室)
・配当性向35%以上・減配なし(方針)
・財務KPI:ROE・ROIC(WACC超)重視、有利子負債比率90%未満目安
・キャッシュアロケーション(2025–2027):成長投資約275億円(出店投資約240億円、人的資本・DX/AI5~10億円、M&A10~20億円)、株主還元約40億円

専門用語

■ハローストレージ
エリアリンクが全国で展開するトランクルーム(収納スペース)の基幹ブランドで、無人運営・本社一括管理・データ活用による価格最適化を組み合わせた運営プラットフォームを指します。

■パートナー制度
外部の土地オーナーや施設保有者と連携し、エリアリンクが運営・集客・清掃・一次対応まで一括でPM(プロパティマネジメント)を受託する仕組みで、賃料収入の大半(例:90%)をオーナーへ還元しつつ、同社は運営ノウハウによる利益を確保します。

■コックピット
各拠点の稼働状況や価格、広告反応などをリアルタイムで可視化し、出店判断や値付けを最適化するためにエリアリンクが構築した独自のBI(データ分析)ダッシュボードです。

■無人運営(本社一括管理)
現地に常駐スタッフを置かず、コールセンターや遠隔システムで契約・問い合わせ・トラブル初動を本社側で集中的に担う運営方式で、固定費を抑えながらサービス品質を統一します。

■データドリブン出店
人口・世帯構成・所得水準・周辺競合などのビッグデータを用いて需要を予測し、最も収益が見込める立地・タイプ・規模を選び取る同社の出店手法を指します。

■ダイナミックプライシング(ストレージ)
需要や季節性、近隣の空き状況などに応じて賃料を自動・機動的に調整し、早期の満室化と収益最大化を図る価格運用の仕組みです。

■流動化(ストレージ資産)
自社で開発・運営したストレージ物件を売却やファンド化によって資金化し、資金の回収と再投資の循環を作る手法で、同社は現在これを活用しつつも運用中心のストック収益化へ軸足を移しています。

■底地売買
建物が建つ土地(底地)の権利を売買する不動産取引で、借地人がいる前提のため土地単体より収益構造が複雑になる領域ですが、同社は過去にこの事業でノウハウを蓄積しました。

■コンテナ・建物100年活用プロジェクト
ストレージ用コンテナや建物を長期にわたり再配置・再利用して使い続ける社内方針で、スクラップ&ビルドに頼らず環境負荷とコストの低減、持続的な運営を目指します。

■少人数経営
独自研修やDX・AIの活用で一人当たりの生産性を高め、最小限の人員で多拠点を回す同社の経営スタイルを指し、迅速な意思決定と低コスト体制につなげます。

■ストック型収益(運用中心への転換)
物件販売による一時的な利益よりも、自社運用で家賃収入を積み上げる継続収益を重視する方針で、安定的なキャッシュフローと中長期の企業価値向上を狙います。

■一括借上げ・既存ビル借上げ
更地や既存ビルをまとめて賃借し、初期投資を抑えてストレージに転用する調達スキームで、出店スピードと資本効率の両立に寄与します。