2025年2月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

(単一セグメント)
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
(単一セグメント) 39,153 100.0 1,861 100.0 4.8

事業内容

3【事業の内容】

当社グループの事業は、ベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

当社グループは、ベビー・子供服の企画販売を行うパイオニアとしてSPA形態をとりながら事業を行っております。当社グループは、株式会社ナルミヤ・インターナショナル(当社)と連結子会社2社(株式会社LOVST、株式会社KP)及び非連結子会社2社(株式会社ナルミヤ・ワンパ及び娜露密雅商貿(上海)有限公司)により構成されており、百貨店、ショッピングセンター、アウトレットモールの実店舗における販売とeコマース(自社オンラインサイト及び他社オンラインサイト)を主軸にマルチチャネル・マルチブランド戦略を展開しております。

(注)1.当社は、2024年6月18日開催の取締役会において、当社の完全子会社である株式会社ハートフィールを当社に吸収合併することを決議し、2024年9月1日付で吸収合併を行いました。

2.当社は、2024年8月26日開催の取締役会において、ベビー・子供服、ベビー子供雑貨企画、卸売事業を行う株式会社KPが実施する第三者割当増資を引き受けることを決議し、2024年11月7日に払込みが完了しております。また、2024年12月2日付で株式会社KPが同社の株主である株式会社W&Dインベストメントデザインが保有する株式会社KPの全株式を取得したことにより、同日付で同社を連結子会社化いたしました。

 

(事業区分)

当社グループの事業の主要な販売チャネルは以下のとおりであります。

販売チャネル

販売チャネルの内容

百貨店

百貨店の直営店舗

0歳から7歳のベビー・トドラー及び8歳から13歳のジュニアサイズを展開

ショッピングセンター

イオンモールやららぽーと等のショッピングセンターの直営店舗

0歳から7歳のベビー・トドラー及び8歳から13歳のジュニアサイズを展開

アウトレットモール

三井アウトレットパークやプレミアム・アウトレットを中心とする直営店舗

eコマース

自社オンラインショップである「NARUMIYA ONLINE」を運営

他社ECサイトでは、ZOZOTOWN、楽天、Amazon等に出店

その他

地方百貨店やアパレル専門店への卸売り販売

当社グループ保有IPを活用したライセンス販売

フォトスタジオ事業(LOVST)

 

(主な取り扱いブランド)

当社グループが取り扱っている主なブランドは、下記のとおりであります。

百貨店向けブランド

区対

分象

ブランド名称

コンセプト

主なターゲットと価格帯

 

mezzo piano

女の子が誰よりも可愛くなれる、ロマンティック&スウィートなテイストのブランド

カジュアルウェアからフォーマルドレスまで幅広く展開

新生児から小学校低学年の女児

高価格帯

ANNA SUI mini

ニューヨークコレクションで常に話題の「ANNA SUI」の子供服ブランド

「ドリーミー」「クラシック・エレガンス」「スウィート・グランジ」をキーワードにニューボーンからガールズまで女の子の新しいステージを提案

新生児から小学校低学年の女児

高価格帯

kladskap

スウェーデン語で「洋服ダンス」を意味する「クレードスコープ」

衣服を通して心を育てる「服育」がテーマのブランド

新生児から小学校低学年の男児、女児

中から高価格帯

kate spade NEW YORK

世界中の女性たちにinteresting life(興味深い人生)へのインスピレーションを与える、NY発のライフスタイルブランド、ケイト・スペードニューヨーク

そのスピリットを受け継いだチルドレンズウェアはシーズンごとにレディースラインと同様のスタイルやプリントが登場し、明るい色やあそび心あるデザイン、そしてチャーミングなディテールで溢れている

新生児から中学生の女児

高価格帯

Paul Smith JUNIOR

メンズとウィメンズのコレクションに見られる鮮やかな色使い、ストライプ、遊び心溢れるプリントといったポール・スミスらしさはそのままに、子供らしい可愛らしさと機能性を兼ね備えたウェアとアクセサリーを展開する、ボーイズ、ガールズ、ベビーのためのコレクション

新生児から中学生の男児、女児

高価格帯

 

X-girl STAGES

”REAL GIRL'S CLOTHING”をテーマに女の子のストリートスタイルを提案する「X-girl」のキッズブランド

新生児から小学校低学年の女児

中価格帯

XLARGE KIDS

ワーク、ヒップホップ、スケートの要素を取り入れたストリートウェアを提案する「XLARGE®」のキッズブランド

新生児から小学校低学年の男児

中価格帯

SENSE OF WONDER

オーガニックコットンのナチュラルカラーをベースに、季節の花、果実など身近な自然をモチーフにしたデザイン、リバティプリントを使用した繊細なベビー服

愛らしく甘すぎないおしゃれを提案

新生児から小学校低学年の男児、女児

高価格帯

mezzo piano junior

華やかでロマンティックな女の子のためのブランド

上品なスタイルから、トレンド感のあるカジュアルスタイルまで展開

小学生から中学生の女児

高価格帯

pom ponette junior

フレンチテイストのカジュアルブランド

モノトーンやパステルのカラーリングにトレンドをプラスした、上品なデイリー&スクールウェアを提案

小学生から中学生の女児

高価格帯

by LOVEiT

「もっとオシャレなカジュアルを!」ベーシックなリアルクローズスタイルを提供

小学生から中学生の女児

中価格帯

 

ショッピングセンター向けブランド

区対

分象

ブランド名称

コンセプト

主なターゲットと価格帯

petit main

petit main LIEN

トレンドファッションに子供らしさをプラスした、デイリープライスで楽しめるユニセックスブランド

ママをはじめ、活動的な女性に向けたレディースライン「リアン」とリンクコーディネートも提供

新生児から小学校低学年の女児とその母親

低価格から中価格帯

and D.petit main

“Daily”“Dear”“Dad”

デイリーウェアを、大事な子どもと、パパにも!

大人顔負けの子供服をロープライスで

ジェンダーレスなデイリーキッズウェアを提案

幼児から小学生の男児、女児とその父親

低価格帯

Minimal

無駄のないシルエットや色使いで、子供たちの個性を引き出すブランド

幼児から小学校低学年の男児、女児

低価格から中価格帯

Lovetoxic

アメカジ・ロック・ガーリッシュなど、トレンドをテイストMIXして着こなす元気な女の子のためのブランド

小学生から中学生の女児

低価格から中価格帯

LTXC

ガールクラッシュな辛口からK-POP風、ストリートスタイルなどトレンド感ある「ダンススタイル」をファッションに取り入れ、機能性素材も豊富に取り揃えて提案

中学生から高校生の女子

中価格帯

レヤ

デン

ィグ

Mi-je

Be yourself, Be alternative. (新しい自分を選ぶ)がコンセプトの、韓国好き女子に向けたブランド

10代後半から20代前半の女性

中価格帯

 

アウトレットモール向けブランド

区対

分象

ブランド名称

コンセプト

主なターゲットと価格帯

トベ

ドビ

ラ丨

丨・

Pupil House

ベーシックアイテムに程よいSWEET & NATURAL感とトレンドをミックスした値ごろ感のあるウエア・グッズを提案

新生児から小学校低学年の男児、女児

低価格帯

 

eコマース向けブランド

区対

分象

ブランド名称

コンセプト

主なターゲットと価格帯

トベ

ドビ

ラ丨

丨・

Lycée mine.

大人っぽさとガーリー感のバランスが絶妙なガールズECブランド

シンプルだけどかわいいポイントがデザインのどこかに隠れていて普段使いからちょっとしたお出かけまでプチプラで揃っている

幼児から小学校低学年の女児

低価格から中価格帯

GLAZOS

シンプルでクールなスタイルをベースに、トレンドをミックスしたコーディネートを提案する男の子向けブランド

小学生から中学生の男児

低から中価格帯

 

(展開店舗数)

 過去5年間における直営店舗の販売チャネル別の期末店舗数は以下のとおりであります。(連結子会社の百貨店44店舗、ショッピングセンター1店舗及びフォトスタジオ9店舗は含んでおりません。)

販 売 チ ャ ネ ル

2021年

2月末

2022年

2月末

2023年

2月末

2024年

2月末

2025年

2月末

百貨店

440

454

438

433

438

ショッピングセンター

193

199

202

206

242

アウトレットモール

25

26

28

29

30

直 営 店 計

658

679

668

668

710

 

(事業系統図)

 

(注)1 商業施設は、ショッピングセンター及びアウトレットを含みます。

   2 上記以外に非連結子会社2社があります。

 

業績

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績等の状況の概要

① 経営成績の状況

 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得の改善が進む中、景気は緩やかな回復基調にありますが、海外経済の減速への懸念や資源価格の高止まりなどもあり、先行き不透明な状況が続いております。

 当社グループが属するアパレル業界においては、インバウンド需要の拡大等による個人消費の回復基調が一部に見られるものの、原材料及びエネルギー価格の高騰や度重なる物価上昇もあり、衣料品に対する消費者の節約志向や低価格志向が想定されるなど、今後の事業環境への影響が依然として懸念されます。

 このような環境の下、当社グループは、2025年2月期から2027年2月期までの中期経営計画(連結)を策定し、「マルチ・ブランドの進化」としてブランドポートフォリオ経営、「マルチ・チャネルの深化」としてチャネル間の融合・新ロケーションの開拓、「CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)の強化」として単一ブランドから複数ブランドへのファン拡大・LTV(ライフタイムバリュー)の最大化を目指しております。安定した事業基盤の構築として、主力ブランドの新規出店やブランド価値向上を目的とした、店頭の接客やVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)を強化し、プロダクトプロモーションを促進することで、販売機会の提案を行ってまいりました。また、他社にない当社グループ特有のIPについて、当連結会計年度から強化を加速させ、大きな成果を上げつつあります。

 チャネル別売上高に関しましては、今期上半期までは好調に推移しておりましたが、下半期は暖冬の影響により秋冬商戦は苦戦を強いられました。そのような中、成長投資を積極的に行い、当初計画以上の新規出店や新ブランドの立上げも行いました。デジタル戦略としては引き続き、自社EC『ナルミヤオンライン』とリアル店舗を連動させたプロモーション施策や、オンラインとオフラインの統合を目指したOMO(オンラインマージズウィズオフライン)施策なども積極的に行った結果、各チャネルの売上高につきましては、百貨店チャネル売上高9,396百万円(前年同期比98.5%)、ショッピングセンターチャネル売上高15,346百万円(同104.8%)、eコマースチャネル売上高8,772百万円(同102.5%)、その他チャネル売上高5,637百万円(同119.0%)となりました。百貨店チャネルでは、上半期においては卒園・入学、水着・浴衣などのオケージョン需要が増加することを見込み、企画・生産・販売を積極的に行い、販売は順調に推移しました。下半期においては、暖冬の影響でアウター類の売れ行きが不振となりました。ショッピングセンターチャネルでは、アウトドアブランド「Minimal」の出店拡大、「petit main」からの派生ブランド「and D. petit main」のデビュー、『子ども』という概念の拡大施策の一環としてドッグウェア「petit main for dog」のデビューなど、新たな商品展開と接客強化・ブランディング強化によって、新規顧客獲得を促進しました。eコマースチャネルにおいては、OMO(オンラインマージズウィズオフライン)強化の一環として、自社アプリダウンロード数の獲得施策を積極的に行い、100万ダウンロードを突破したことを契機としてサイトへの訪問頻度が回復したこと、越境EC等の新たな販路開拓やマーケティング活動の実施により、増収となりました。その他チャネルにおいては、特にアウトレットチャネルで既存店舗のブランド構成の最適化を進め、売上を伸ばしました。

 ブランド別では、ショッピングセンターブランド「petit main」の売上高が前連結会計年度を上回りました。また、百貨店ブランドでは、11ブランドのうち5ブランドが前連結会計年度の売上高を上回り、特に「Paul Smith JUNIOR」、「by LOVEiT」は2ケタ増となりました。

 在庫残高に関しましては、市況の回復を見込み、お客様が積極的にお買い物をして頂くことを想定し、仕入れ額を増やしてきました。暖冬の影響で販売が厳しかったため秋冬物が、前連結会計年度と比較すると当連結会計年度末の在庫金額が増加しました。

 販売費及び一般管理費に関しましては、処遇改善の実施による人件費の増加や、成長投資を積極的に行い、当初計画以上の新規出店に伴う開店コスト、システム投資及び新ブランド立上げによる販促コスト発生等の一過性の事象もあり、前連結会計年度と比較すると増加しました。

 特別利益として、財務体質の強化及びキャッシュ・フローの向上の観点から、加入していた養老保険を解約したことに伴い、保険解約返戻金として特別利益に188百万円計上しました。

 税金面に関しましては、人的資本経営をより充実させるため給与等の支払額を増加したことにより、賃上げ促進税制の優遇措置を受けました。

 当連結会計年度における出退店の状況は、既存ブランドの出店加速や新ブランドの立ち上げに伴い、百貨店41店舗・ショッピングセンター31店舗・アウトレット2店舗を出店し、百貨店29店舗・ショッピングセンター2店舗・アウトレット1店舗撤退しました。また、2024年12月に当社グループの連結子会社となった株式会社KPの直営店45店舗が増加しました。

 

 以上の結果、当連結会計年度の売上高は39,152百万円(前年同期比104.5%)、営業利益は1,860百万円(同88.4%)、経常利益は1,819百万円(同87.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,403百万円(同115.4%)となりました。

 また、当社グループはベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の経営成績に関する記載は省略しております。

 

② 財政状態の状況

(資産)

 流動資産は、前連結会計年度末に比べ381百万円減少し、8,429百万円となりました。これは主に、現金及び預金が953百万円減少したこと、売掛金が58百万円増加及び商品が505百万円増加したこと等によります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ217百万円増加し、5,567百万円となりました。これは主に、建物及び構築物(純額)の増加等により有形固定資産が418百万円増加したこと、のれんの減少等により無形固定資産が34百万円減少したこと及び投資その他の資産が167百万円減少したことによります。これらの結果、当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末に比べ164百万円減少し、13,996百万円となりました。

 

(負債)

 流動負債は、前連結会計年度末に比べ487百万円減少し、5,302百万円となりました。これは主に、未払金が235百万円減少したこと、未払法人税等が395百万円減少したこと及び買掛金が160百万円増加したこと等によります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ695百万円減少し、1,665百万円となりました。これは主に、長期借入金が532百万円減少したこと及びリース債務が150百万円減少したこと等によります。これらの結果、当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ1,183百万円減少し、6,968百万円となりました。

 

(純資産)

 純資産は、前連結会計年度末に比べ1,019百万円増加し、7,027百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上及び配当金の支払いにより利益剰余金が1,001百万円増加したこと等によります。

 

③ キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ799百万円減少し、1,938百万円となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度における営業活動の結果獲得した資金は、1,307百万円(前連結会計年度は1,927百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益2,007百万円の計上、減価償却費517百万円、のれん償却額186百万円、棚卸資産の増加額204百万円、未払金の減少額254百万円及び法人税等の支払額900百万円等によるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度における投資活動の結果使用した資金は、808百万円(前連結会計年度は551百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出788百万円、無形固定資産の取得による支出258百万円、保険積立金の払戻による収入441百万円及び差入保証金の差入による支出224百万円等によるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度における財務活動の結果使用した資金は、1,303百万円(前連結会計年度は1,594百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出917百万円及び配当金の支払額402百万円等によるものです。

 

 

④ 生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。

 

b.仕入実績

 当社グループは、ベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2024年3月1日

至 2025年2月28日)

前年同期比(%)

ベビー・子供服の企画販売事業  (千円)

16,414,232

102.9

     合    計     (千円)

16,414,232

102.9

 

c.受注実績

 当社は受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。

 

d.販売実績

 当社グループは、ベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載に替えて、チャネル別販売実績を記載しております。

チャネルの名称

当連結会計年度

(自 2024年3月1日

至 2025年2月28日)

前年同期比(%)

 

ベビー・子供服の企画販売事業

 

 

百貨店

(千円)

9,396,302

98.5

 

ショッピングセンター

(千円)

15,346,960

104.8

 

e コ マ ー ス

(千円)

8,772,443

102.5

 

そ    の    他(注)

(千円)

5,637,200

119.0

 

合             計

(千円)

39,152,906

104.5

(注)アウトレット、卸売り販売、フォトスタジオ、ライセンス販売を含みます。

 

(2)経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

② 経営成績の分析

a.売上高、売上原価及び売上総利益

 売上高は39,152百万円(前年同期比104.5%)、売上総利益は22,946百万円(同103.3%)となりました。

 なお、この詳細については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」と「④生産、受注及び販売の実績」をご参照ください。

b.販売費及び一般管理費及び営業利益

 販売費及び一般管理費は、人的資本経営をより充実させるための従業員給料及び手当等の人件費の増加及び、店舗売上増加に伴う地代家賃の一般管理費が増加したことにより、販売費及び一般管理費は21,085百万円となりました。

 以上の結果、営業利益は1,860百万円(前年同期比88.4%)となりました。

c.営業外損益及び経常利益

 営業外収益は75百万円となりました。これは主に受取賃貸料44百万円及び保険解約返戻金9百万円によるものであります。

 営業外費用は116百万円となりました。これは主に賃貸費用40百万円及び長期借入金及びリース債務にかかる支払利息36百万円によるものであります。

 その結果、経常利益は1,819百万円(前年同期比87.8%)となりました。

d.特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益

 特別利益は199百万円となりました。これは主に保険解約返戻金188百万円によるものであります。

 特別損失は11百万円となりました。これは固定資産除却損11百万円によるものであります。

 法人税、住民税及び事業税511百万円及び法人税等調整額91百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,403百万円(前年同期比115.4%)となりました。

 

③ 資本の財源及び資金の流動性の分析

キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

なお、当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。

当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入並びに販売費及び一般管理費等の営業費用であります。設備投資を目的とした資金需要は、計画に基づき、ショッピングセンター等の出店に際して負担する入居保証金や百貨店の内装工事費用及びその他の設備投資を手元資金により賄っております。

 

④ 経営戦略の現状と見通し

経営戦略の現状と見通しについては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。

 

⑤ 経営者の問題意識と今後の方針について

経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)

当社グループはベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)

当社グループはベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)

1.製品及びサービスごとの情報

単一の製品サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

(2)有形固定資産

本邦以外の国に所属する有形固定資産を有していないため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載しておりません。

 

当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)

1.製品及びサービスごとの情報

単一の製品サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

(2)有形固定資産

本邦以外の国に所属する有形固定資産を有していないため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載しておりません。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)

該当事項はありません。

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)

当社グループは、ベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)

当社グループは、ベビー・子供服の企画販売事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)

該当事項はありません。