2026年6月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

(単一セグメント)
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
(単一セグメント) 29,244 100.0 3,905 100.0 13.4

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社(株式会社アクシーズ)、連結子会社7社及び関連会社1社により構成されており、一般消費者に、日常の生活に必要な鶏肉を提供することを主たる業務としております。

この円滑な遂行のため、当社グループでは、安全性が高く、消費者のニーズに適合した鶏肉を安定的、継続的に供給する観点に立ち、飼料製造から種鶏飼育、雛生産、ブロイラー飼育、鶏肉加工、鶏肉加工食品製造及び外食まで、グループ内での一貫した事業運営体制により、鶏肉製造販売、加工食品製造販売、外食の各事業を行うインテグレーションを構築しております。

 


 

各事業の内容については、次のとおりであります。

なお、当該事業の区分は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

 

(1) 食品

① 当セグメントにおきましては、当社グループの食品に対する安全、安心にこだわった健康な鶏を飼育するという基本的な考え方から、直営の肥育施設で飼育されたブロイラーによる鶏肉を製造販売しております。

当該事業は、当社グループの全事業のベースとなるものであり、今後も積極的に拡大を図る事業と位置付けております。なお、当該セグメントにおける特徴は次のとおりであります。

 

a.無投薬飼育の実現

当社グループが独自に開発した鶏舎環境制御技術による鶏舎内環境の自動管理及び当社グループ内において製造している安全性の高い飼料の使用等により、無投薬飼育を実現しております。

 

b.直営肥育施設による飼育

当社グループは、安全性の観点から直営肥育施設での鶏の飼育を基本としており、委託肥育施設から直営肥育施設への転換を実施しております。現在、全ての肥育施設が直営肥育施設となっております。

 

 

c.加工食品

当社グループで製造された鶏肉を原料として、唐揚、レバー煮込み、チキンナゲット等の鶏肉加工食品を製造販売しております。加工食品の品質はその原料の鮮度等に大きく左右されることから、当社グループの加工食品は、当社グループで製造した新鮮な鶏肉をその日のうちに加工し製造販売しております。新鮮でおいしい加工食品を消費者の皆様にお届けしております。

当該事業は、鶏肉製造販売とのシナジー効果が発揮できる事業であることから、今後も積極的に拡大を図る事業と位置付けております。

 

d.その他

鹿児島に産出する「ゼオライト原石」を原料としたゼオライト製品、「シラス土壌」を原料としたシラスバルーンの製造販売を行っております。

 

e.リサイクルの実施

当社グループは、鶏肉加工過程で発生する骨、羽根、血液等の不可食部位につきましては、当社グループのレンダリングプラントで加工し、飼料原料及び肥料原料として再利用しており、環境問題に配慮しております。また、鶏の飼育段階に産出される鶏の排泄物を持分法適用関連会社の有限会社南九州バイオマスへエネルギー原料として供給し、発生した電気や蒸気は当社の食品工場等で利用され、余剰電力は電力会社に売電されております。また、燃焼後の灰はリンとカリウムが豊富な肥料原料として利用され土壌に還ることから、循環型社会を構築することができ、環境保全の一翼を担っています。

 

(当社及び主な関係会社)当社、株式会社アクシーズケミカル及び錦江湾飼料株式会社

 

(2) 外食

当セグメントにおきましては、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社のフランチャイズ店舗(ケンタッキーフライドチキン)を経営しております。

 

(関係会社)株式会社アクシーズフーズ

 

(3) エネルギー

当セグメントにおきましては、再生可能エネルギーの供給を行っております。

 

(当社)

 

 

なお、当社及び関係会社の各セグメントにおける位置付けは次のとおりであります。

 


 

業績状況

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

① 財政状態及び経営成績の状況

連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大を背景に緩やかな景気回復基調が続いております。一方で、中東情勢の影響や為替相場を含む金融資本市場の変動、物価上昇の継続などにより、景気の先行きは不透明な状況が続いております。

鶏肉業界におきましては、主要製造コストである飼料原料価格が緩やかに下落している一方、その他人件費等の製造コストの上昇が継続しております。こうしたコスト構造の変化に加え、足元では鶏肉相場が軟化していることから、今後の事業環境は厳しい局面が見込まれます。

このような経営環境のもと、当社グループは、飼料製造段階から、飼育、鶏肉生産・加工までの全てをグループ内で行っていくことにより、様々なお客さまのニーズに応えることを目指しております。

このような状況の中、当社グループの業績は、売上高292億44百万円(前期比10.7%増)となりました。利益面につきましては、営業利益39億5百万円(同84.1%増)、経常利益40億98百万円(同88.7%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は29億25百万円(同70.0%増)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

a.食品

食品事業では、将来の生産能力増強及び効率化・省力化を企図した肥育施設の改修投資を実施し、増産体制構築のための設備投資を順次進めております。

このような状況下、主要取引先向けの販売が順調に推移したことに加えて、鶏肉相場が堅調に推移した結果、売上高は246億74百万円(前期比11.2%増)となりました。利益面につきましては、業務の効率化及び諸経費の削減等を推進したことに加えて、肥育コストが下落したため、セグメント利益33億32百万円(同121.7%増)となりました。

 

b.外食

外食事業におきましては、2025年に3店舗、2026年に1店舗のKFC店舗を出店した結果、売上高は41億12百万円(前期比9.3%増)となりました。利益面では新店舗が費用先行したことに加え、原材料費および人件費等の増加を受けて、セグメント利益2億30百万円(同13.1%減)となりました。

 

c.エネルギー

再生可能エネルギーの製造及び販売をおこなっております。売上高は4億57百万円(前期比4.0%減)、セグメント利益は3億41百万円(同2.9%減)となりました。

 

なお、全体としての財政状態については、「(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ② 財政状態の分析」をご参照ください。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は104億12百万円となり、前連結会計年度末と比較して26億79百万円増加いたしました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金収支は、48億85百万円の資金増加(前期は29億15百万円の資金増加)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益が40億93百万円、減価償却費が18億15百万円、法人税等の支払額が9億45百万円あったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金収支は、15億34百万円の資金減少(前期は17億19百万円の資金減少)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出が15億21百万円あったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金収支は、6億71百万円の資金減少(前期は5億78百万円の資金減少)となりました。これは、主に配当金の支払額が6億31百万円あったことによるものであります。

 

③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比(%)

食品

18,881

3.2

 

(注) 金額は製造原価によっております。

 

b.受注実績

当社グループは、製品の性質上そのほとんどについて需要予測に基づく見込生産を行っております。

 

c.販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比(%)

食品

24,674

11.2

外食

4,112

9.3

エネルギー

457

△4.0

合計

29,244

10.7

 

(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.前連結会計年度及び当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

 

相手先

前連結会計年度

(自 2024年7月1日

至 2025年6月30日)

当連結会計年度

(自 2025年7月1日

至 2026年6月30日)

金額(百万円)

割合(%)

金額(百万円)

割合(%)

フードリンク株式会社

5,601

21.2

5,967

20.2

株式会社ニチレイフーズ

4,670

17.7

5,254

17.8

日本ハム株式会社

2,313

8.8

3,911

13.2

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載の通りであります。

 

② 財政状態の分析

(資産)

当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ33億85百万円増加し、284億61百万円となりました。これは、主に現金及び預金が26億79百万円、建設仮勘定が7億26百万円それぞれ増加したことによるものであります。

(負債)

当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比べ9億2百万円増加し、43億76百万円となりました。これは、主に未払金が3億92百万円、未払法人税等が3億11百万円それぞれ増加したことによるものであります。

(純資産)

当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末と比べ24億83百万円増加し、240億84百万円となりました。これは、主に利益剰余金が22億93百万円増加したことによるものであります。

 

③ 資本の財源及び資金の流動性

当連結会計年度の流動性の保持に必要な運転資金及び資本的支出は、営業活動によるキャッシュ・フローにより賄いました。

キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

次期の重要な資本的支出につきましては、「食品」セグメントにおいて、肥育関連施設の新設及び加工工場の増強等9億円が発生する予定であります。

なお、その所要資金につきましては、自己資金を充当する予定であります。

 

④ 経営成績の分析

(売上高及び営業利益)

当連結会計年度における売上高は292億44百万円(前期比10.7%増)となりました。一方、業務の効率化及び諸経費の削減等をより一層推進したことに加えて、飼料原料価格が下落したため、売上原価は203億43百万円(前期比2.9%増)となり、売上原価率は前連結会計年度と比べ5.2ポイント下降し69.6%となりました。

この結果、営業利益は39億5百万円(前期比84.1%増)となりました。

売上高及び営業利益の分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。

(経常利益)

当連結会計年度における経常利益は40億98百万円(前期比88.7%増)となりました。

(特別損益)

当連結会計年度における特別損失5百万円は減損損失であります。

(親会社株主に帰属する当期純利益)

税金等調整前当期純利益は40億93百万円(前期比61.5%増)となり、法人税、住民税及び事業税や法人税等調整額を差し引きした結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は29億25百万円(前期比70.0%増)となりました。

 

セグメント情報

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、業種別のセグメントから構成されており、「食品」、「外食」及び「エネルギー」を報告セグメントとしております。

「食品」は主に鶏肉(チルド及びフローズン)や鶏肉に加熱、味付け等を施した加工食品の製造及び販売を行っております。「外食」はケンタッキーフライドチキンのFC事業を行っております。「エネルギー」は再生可能エネルギーの供給を行っております。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報

前連結会計年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

連結財務諸表
計上額(注)

 

食品

外食

エネルギー

計

売上高

 

 

 

 

 

顧客との契約から生じる
収益

22,187

3,762

476

26,426

26,426

外部顧客への売上高

22,187

3,762

476

26,426

26,426

セグメント間の内部売上高
又は振替高

-

-

-

-

-

計

22,187

3,762

476

26,426

26,426

セグメント利益

1,503

265

352

2,121

2,121

セグメント資産

22,301

2,091

682

25,075

25,075

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

1,585

70

113

1,769

1,769

のれんの償却費

-

2

-

2

2

減損損失

22

-

-

22

22

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

1,624

128

21

1,774

1,774

 

(注) セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。

 

 

当連結会計年度(自 2025年7月1日 至 2026年6月30日)

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

連結財務諸表
計上額(注)

 

食品

外食

エネルギー

計

売上高

 

 

 

 

 

顧客との契約から生じる
収益

24,674

4,112

457

29,244

29,244

外部顧客への売上高

24,674

4,112

457

29,244

29,244

セグメント間の内部売上高
又は振替高

-

-

-

-

-

計

24,674

4,112

457

29,244

29,244

セグメント利益

3,332

230

341

3,905

3,905

セグメント資産

25,824

2,054

581

28,461

28,461

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

1,611

103

100

1,815

1,815

減損損失

5

-

-

5

5

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

1,641

186

-

1,827

1,827

 

(注) セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。

 

(2) 有形固定資産

本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

フードリンク株式会社

5,601

食品

株式会社ニチレイフレッシュ

4,670

食品

 

 (注) 株式会社ニチレイフレッシュは2026年4月1日付で株式会社ニチレイフーズに吸収合併されております。

 

 

当連結会計年度(自 2025年7月1日 至 2026年6月30日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。

 

(2) 有形固定資産

本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

フードリンク株式会社

5,967

食品

株式会社ニチレイフーズ

5,254

食品

日本ハム株式会社

3,911

食品

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年7月1日  至  2025年6月30日)

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

連結財務諸表

計上額

 

食品

外食

エネルギー

計

当期償却額

-

2

-

2

2

当期末残高

-

-

-

-

-

 

 

当連結会計年度(自  2025年7月1日  至  2026年6月30日)

  該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。