2025.11.10更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: KAJIMA Integrated Report2025

サマリ

鹿島建設は「技術立社」を掲げ、超高層・制震/免震から半導体・データセンター、土木大型案件まで“鹿島品質”で応える総合力が強み。米Core5等と連動した流通倉庫の開発、シンガポールのThe GEARを核にしたR&Dとデータ活用で、施工から運用・更新まで価値を伸ばす“100年をつくる会社”を標榜する。

目指す経営指標

2025年度:連結当期純利益1,300億円(過去最高益更新)

2026年度:連結当期純利益1,300億円以上(増益継続)

2030年度:連結当期純利益1,500億円以上(前倒し達成を目指す)

ROE:継続的に10%超を維持・向上(中計方針)

株主還元:利益成長連動の配当引上げ+自己株式取得を機動的に実施(配当金は段階的増配方針)

専門用語

■ Core5(コア5)
鹿島グループがグローバルで展開する流通倉庫開発の事業ブランド。米国で用地取得から企画・誘致・稼働まで一貫対応して培った実績を基盤に、欧州・東南アジア・豪州へ拡大している。ベトナムでは「Core5 Vietnam」として貸工場ニーズに対応する物件を開発している。

■ KALOC(カロック)
国内の物流施設ブランド「Kajima Logistics Center」の略称。都市近郊ニーズに合わせ、企画開発から設計・施工まで一貫で手がける点が特徴。エレベーター計画などテナント利便性に配慮した施設を展開する方針。

■ The GEAR
鹿島が運用するスマートビルの実証拠点。ウェアラブルや空気質センサー、位置追跡カメラ、BMS(ビル管理)等で人の行動・生体・空間データを収集・分析し、風通しを最大化する建物形状や半屋外ワークスペース「K/PARK」などの実装で働きやすさを検証している。

■ KaTRIS
The GEARで収集・蓄積したデータをもとにウェルネスの次の展開を探るための取り組み(データプラットフォーム的役割)。スマートビルにおける各種センサー情報を活用し、空間・働き方の改善につなげる。

■ A4CSEL(クワッドアクセル)
山岳トンネル掘削作業の自動化・遠隔化を実現する自動化施工システム群の一つ。「A4CSEL for Tunnel」として現場適用を進め、施工の生産性と安全性向上を狙う。

■ スマート床版更新(SDR)システム®
高速道路の床版(橋の路面部材)を短期間で取り替える鹿島の特許技術。更新工事への適用で大幅な工期短縮と社会的損失(通行規制等)の低減を図り、他社へのライセンス供与も進める。

■ CUCO-SUICOM
鹿島が知的財産のプラットフォームに登録している技術の一つとして言及されるコンクリート関連の取り組み。ECMコンクリートやコーラルネットと並び、社外連携も期待される技術群に位置づけられる。

■ Forest Asset®
自律飛行ドローンとデジタル技術を活用した森林管理サービス。社有林を含めた森林の計測・経営支援を受託し、自然資本の把握と利活用を支援する。

■ K-SIRT(KAJIMA Security Incident Response Team)
鹿島グループのCSIRT(セキュリティインシデント対応組織)。情報セキュリティ推進部門や各部署長、協力会社と連携し、事業継続体制の強化やインシデント対応を行う。

■ 「鹿島品質」「鹿島ブランド」
「人」「技術」「信頼」を土台に、社会や顧客・パートナーに寄り添い続ける姿勢で築かれてきた同社の価値観・提供価値を示す呼称。基本に忠実で正しいことを徹底し、技術で信頼に応える姿勢を原点とする。

■ KTMSにおける品質管理のプロセス
鹿島の品質管理で、企画・設計計画から施工・アフターケアまで段階的に検討会議と検査、フォローアップ、フィードバックを行い、ITツールで工事情報を一元管理する社内プロセス。

■ 鹿島環境ビジョン2050plus
「自然再興」を掲げ、建設現場の悪影響ゼロ(ネガティブ低減)と環境の復活・再生(ポジティブ増加)を目標に据える環境方針。NbS(自然を活用した解決策)の提供と自社土地での自然再興に取り組む。

■ Jブルークレジット®/InCORE™
藻場再生などの海洋自然再興プロジェクトに関する取り組みで登場する用語。Jブルークレジット®は藻場再生活動の価値を認証する仕組み、InCORE™はサンゴ礁再生プロジェクトの名称。

■ 三現主義・安全基本行動
全現場での安全衛生の基本動作。「現場で・現物を・現実に」を徹底し、「一声かけ・現地KY・指差喚呼」などの行動で災害・事故撲滅と職場の安全衛生向上を目指す。