人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数52名(単体) 1,525名(連結)
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平均年齢45.4歳(単体)
-
平均勤続年数17.6年(単体)
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平均年収8,653,915円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
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2025年3月31日現在 |
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セグメントの名称 |
従 業 員 数 (人) |
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砂糖事業 |
1,009 |
(132) |
ライフ・エナジー事業 |
382 |
(31) |
不動産事業 |
7 |
(-) |
全社(共通) |
127 |
(-) |
合計 |
1,525 |
(163) |
(注)1.従業員数は就業人員であり、パート及び季節工は( )内に年間の平均人員を外数で記載
しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属してい
る者であります。
(2)提出会社の状況
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2025年3月31日現在 |
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従業員数(人) |
平均年齢(才) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
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52 |
(-) |
45.35 |
17.61 |
8,653,915 |
セグメントの名称 |
従 業 員 数 (人) |
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全社(共通) |
52 |
(-) |
合計 |
52 |
(-) |
(注)1.従業員数は就業人員であり、パート及び季節工は( )内に年間の平均人員を外数で記載して
おります。
2.平均年間給与は基準内及び基準外賃金の合計額であり賞与を含んでおります。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属してい
る者であります。
(3)労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
(4)管理職に占める女性従業員の割合、男性従業員の育児休業取得率及び従業員の男女の賃金の差異
①提出会社
提出会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
②連結子会社
当事業年度 |
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名称 |
管理職に占める女性従業員の割合(%) |
男性従業員の育児休業取得率(%) |
従業員の男女の賃金の差異(%) |
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全従業員 |
うち正規雇用従業員 |
うち嘱託社員 |
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DM三井製糖㈱ |
11.9 |
71.4 |
77.6 |
78.9 |
103.5 |
北海道糖業㈱ |
0.0 |
100.0 |
63.8 |
65.5 |
67.4 |
スプーンシュガー㈱ |
0.0 |
0.0 |
* |
* |
* |
㈱タイショーテクノス |
10.5 |
80.0 |
* |
* |
* |
ニュートリー㈱ |
23.3 |
300.0 |
* |
* |
* |
(注)1.管理職に占める女性従業員の割合については、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」
(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出し、出向者は出向元の従業員として集計しております。
2.男性従業員の育児休業については、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関
する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う
労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業
等の取得割合を算出し、出向者は出向元の従業員として集計しております。
3.ニュートリー㈱における男性従業員の育児休業取得率について、配偶者が出産した男性従業員数1名、
育児休業等を取得した男性従業員数3名であるため、100%を超えております。
4.従業員の男女の賃金の差異につきましては、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平
成27年法律第64号)の規定に基づき算出し、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております。
同一労働の賃金に差はなく、等級別人員構成の差によるものであります。
5.「*」は常時雇用する従業員が301人未満であるため、記載を省略していることを示しております。
6.連結子会社のうち生和糖業㈱、㈱平野屋、㈱ディーツーモンドシュガー・カンパニー、石垣島製糖㈱、
鳳氷糖㈱、日糖産業㈱、ダイヤマーケットクリエーション㈱、関門製糖㈱、明糖倉庫㈱、ナカトラ不動
産㈱、SIS'88 Pte Ltd、Asian Blending Pte Ltd、SIS MIDDLE EAST INVESTMENT L.L.C、Asian
Blending LIMITED LIABILITY COMPANY、㈱YOUR MEALにつきましては、「女性の職業生活に
おける活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介
護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないた
め、記載を省略しております。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取り組み】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当社グループが当連結会計年度末において合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の結果とは様々な要因により大きく異なる可能性があります。
また、DM三井製糖ホールディングス株式会社は2025年4月1日にDM三井製糖株式会社に商号変更しております。
(1)サステナビリティ戦略
① ガバナンス
当社グループでは、気候変動問題・人権問題等のサステナビリティに関する課題への対応がリスクの低減かつ企業の成長にもつながる重要な経営課題の一つだと認識しており、サステナビリティ経営推進体制を右図のように構築しております。 サステナビリティ委員会で検討・審議された内容を経営会議に答申し、経営会議や取締役会でさらに検討・審議を重ねております。 |
|
(サステナビリティに関する各組織の役割・機能)
[取締役会]
取締役会では、経営会議を通じてサステナビリティ委員会から定期的(年4回)に報告を受け、サステナビリティ基本方針や重要課題、重要課題に対する目標の最終決定、気候変動に関するリスク及び機会への対応方針の決定を行うとともに、気候変動対応を含めサステナビリティ全般に関する執行側の取り組みを監督しております。
[サステナビリティ委員会]
当社では、経営会議の諮問機関としてサステナビリティ委員会を設置しております。サステナビリティ委員会は、定期的(年4回)に開催され、代表取締役社長を委員長とし、委員長が任命する取締役、主要な事業会社であるDM三井製糖㈱の執行役員、外部有識者で構成され、以下の役割を担っております。
・グループ推進体制及び運営方針策定
・当社グループとしてのサステナビリティに関する基本方針及び活動テーマ等の方針策定
・気候変動に関するリスク及び機会に関する方針策定
・気候変動を含むサステナビリティに関する重要課題解決・KPI達成のためのアクションプラン設定
・進捗状況のモニタリング
・サステナビリティ経営上の主な活動に関する議論
[サステナビリティ推進室]
当社グループのサステナビリティへの取り組みを推進するため、当社及び主要な事業会社であるDM三井製糖㈱にサステナビリティ推進室を設置しております。当社グループの各子会社と連携を図り、サステナビリティ経営上の基本方針や重要課題、目標設定、戦略、アクションプラン等の立案や、具体的な活動の推進、サステナビリティに関する研修企画や啓発活動、対外的な情報発信を行っております。
なお、実施した活動と今後の計画についてはサステナビリティ委員会及び経営会議を通じて定期的に当社の取締役会にて報告を行い、持続的な成長に資するよう取締役会で議論のうえ、評価・改善を行ってまいります。
② リスク管理
当社のサステナビリティ戦略上のリスク管理体制については、気候変動や人権侵害などを含むリスク全般に対してリスク管理規定を制定し、代表取締役社長をリスク管理最高責任者として、定期的なリスク評価や規定類の整備などのリスク管理を実施しております。リスク・対策の見直しは部門、グループ子会社にて年1回実施しております。引き続き、定期的なリスク評価や規定類の整備に努めております。
(当社に関する重要課題の特定結果)
持続可能な社会の実現への貢献とグループの持続的な成長のために、10項目を重要課題として特定しております。
(重要課題の特定プロセス)
重要課題の特定にあたっては、以下の3つのステップで検討いたしました。当社のサステナビリティ推進室メンバーによるワークショップを中心に文献調査、社外有識者に対するヒアリングを通じて当社グループを取り巻く課題を抽出し、ステークホルダーの関心度・当社グループへの影響度分析を行うなど、幅広い視点から検討を行いました。
1.わが国及び当社グループを取り巻く課題の抽出・分析
当社のサステナビリティ推進室メンバーによるワークショップ、文献調査、社外有識者に対するヒアリングを通じて20項目の課題を抽出し、各課題の具体的なリスク及び機会やその影響例について分析いたしました。
2.ステークホルダーの関心・当社グループへの影響度分析
ステークホルダーの関心度、当社グループが生じさせる好影響と悪影響、当社グループの操業・業績への影響度を分析いたしました。
3.重要課題の特定
1、2の結果を勘案し、当社グループが重点的に取り組むべき課題の優先順位付けを行い、重要課題を特定いたしました。
③ 戦略及び④ 指標と目標
当社グループは、サステナビリティ基本方針に掲げる5つの「寄り添い」を通じて、持続可能な社会の実現を目指します。事業の源である自然への感謝を忘れずに、その恵みを様々な姿かたちで広く社会に届け、企業を取り巻く地球環境や社会の課題に真摯に向き合い、その解決を図りながら新たな価値を生み出します。
また、特定した重要課題に対しては、指標と目標を設定することで、サステナビリティ戦略の方向性を明確にし、各目標の進捗状況をモニタリングし、取り組みに反映しております。
5つの「寄り添い」を通じた重要課題への取り組みと目標
1.環境に寄り添う 気候変動・水資源問題への取り組み、廃棄物の削減をとおして環境改善に貢献します。
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気候変動問題 |
リスク(●) 機会(○) |
●気候変動の助長、生産・輸送過程でのCO2排出、地球温暖化による原料農産物の作柄への影響、気象災害激甚化による工場など生産設備への被害、炭素税導入による費用負担 〇CO2排出削減のための生産プロセスイノベーション、環境負荷に配慮した包装資材の開発・促進 |
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2025年3月期の主な取り組み |
・環境マネジメントシステムISO14001の運用 ・省エネルギーな生産方法への転換、省エネルギー機器の導入 ・CO2削減に向けたグループ企業横断的な取り組みの推進 ・最適生産方法・物流体制検討プロジェクトの推進 ・環境配慮資材の調達 |
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KPI(評価指標) |
2051年3月期までにカーボンニュートラル達成 2031年3月期までにCO2排出量46%削減(2016年3月期比) (2025年3月期 CO2排出量削減実績:2016年3月期比31%削減) |
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バウンダリー:DM三井製糖㈱、北海道糖業㈱、関門製糖㈱ |
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水資源問題 |
リスク(●) 機会(○) |
●水資源枯渇による原料農産物の作柄への影響、水質悪化、水不足による生産部門(工場)の安定操業への影響 ○水使用量低減のための生産プロセスイノベーション |
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2025年3月期の主な取り組み |
・工場排水の水質検査・排水処理場での処理等による適正管理 |
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KPI(評価指標) |
2031年3月期までに水資源排出量20%削減(2016年3月期比) (2025年3月期 水資源排出量削減実績:2016年3月期比30%削減) |
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バウンダリー:DM三井製糖㈱、北海道糖業㈱、関門製糖㈱ |
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廃棄物問題 |
リスク(●) 機会(○) |
●廃棄物による水質・土壌汚染(農業・生産部門への悪影響)、産業廃棄物の処理コスト増大 ○廃棄物の削減(リデュース)・リユース・リサイクル促進によるコスト・ダウン、環境負荷に配慮した包装資材の開発・促進、副産物の有効利用による新たなビジネスの創出 |
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2025年3月期の主な取り組み |
・廃棄物等の分別の徹底・適正処理 ・生産に伴う副産物・廃棄物の資源化 |
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KPI(評価指標) |
2031年3月期までに廃棄物ゼロエミッションを達成 (2025年3月期 廃棄物再資源化率93%) |
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バウンダリー:DM三井製糖㈱、北海道糖業㈱、関門製糖㈱ |
2.人に寄り添う 労働安全衛生を強化し、ダイバーシティ&インクルージョン(人財の多様性と包摂性)への配慮をつうじて、人権が尊重される社会の実現に貢献します。
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人権の尊重 |
リスク(●) 機会(○) |
●当社グループ内における人権侵害の発生と企業価値の毀損、サプライチェーン上での人権侵害の発生による原材料調達及び製品販売への影響 ○当社グループ内における人権の尊重による従業員のモチベーションアップ・生産性の向上・イノベーションの誘発・優良人材の獲得、サプライチェーン全体での人権尊重強化による企業価値や商品価値の向上 |
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2025年3月期の主な取り組み |
・コーポレートレベル人権影響評価の実施 ・DM三井製糖㈱関連部署担当者への人権研修の実施 |
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KPI(評価指標) |
人権に関する教育や取り組みの社内研修を実施 (従業員の研修受講率100%) |
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サプライチェーンにおける原材料調達責任をはたすため、人権デューデリジェンスを実施(2026年3月期まで) |
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バウンダリー:DM三井製糖㈱のほか、連結子会社19社及び持分法適用関連会社10社 |
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労働安全衛生の強化 |
リスク(●) 機会(○) |
●重篤な労災事故発生による従業員への影響及び企業価値の毀損 ○安全文化の醸成による企業文化の向上及びステークホルダーからの信頼獲得、労働安全衛生の徹底による従業員の心理的安全性確保とそれによる生産性の向上 |
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2025年3月期の主な取り組み |
・労働安全衛生マネジメントシステムISO45001の運用 ・当社グループ全社を対象にした労働安全研修「安全の日」の実施(1月17日) ・活発なコミュニケーションによる課題抽出(スピークアップ活動) ・設備(監視カメラの設置等)や作業手順に対する導入・変更前の社内安全審査の実施 |
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KPI(評価指標) |
労働災害「ゼロ(休業災害1日以上を対象)」の達成 2025年3月期休業災害実績9件 (DM三井製糖㈱含む国内連結子会社 7件、海外連結子会社 2件) |
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バウンダリー:DM三井製糖㈱のほか、連結子会社19社 |
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ダイバーシティ&インクルージョン |
リスク(●) 機会(○) |
●性差別等による企業文化の劣化と採用難による人材不足、新たな発想力の低下 ○多様な価値観を受け入れる企業風土の醸成、多様な人材の活躍による従業員のワークエンゲージメントの向上及びイノベーションの誘発、従業員の心理的安全性向上による生産性の向上、人材獲得機会の増加 |
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2025年3月期の主な取り組み |
・男性育休取得推進イベント「コウケンテツ料理教室&座談会」の実施 ・ワーキングママ座談会の実施 ・国際女性デーイベント 特別トークセッション「私のライフキャリア」の開催 ・マネジメント職対象ダイバーシティ&インクルージョンセミナーの実施 ・ダイバーシティ&インクルージョンに関するeラーニングの実施 |
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KPI(評価指標) |
2026年3月期までに女性管理職比率10%達成 |
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障がい者雇用率3%以上 |
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男性従業員の育児休業取得率100% |
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出産した従業員等及び出産予定で退職した従業員等の合計数のうち、子の1歳誕生日まで継続して在職している者の割合が70%以上 |
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ダイバーシティ&インクルージョンの社内教育を実施(従業員の研修受講率100%) |
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ダイバーシティ&インクルージョンに関する相談窓口を設置 |
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国籍/性別(性的マイノリティー・LGBT)/年齢/障がいの有無に配慮した人事制度の導入 |
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従業員意識調査(働きやすさの調査)実施 |
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バウンダリー:DM三井製糖㈱のほか、連結子会社19社 |
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3.幸せの時に寄り添う 「適糖生活®」を広げ、食の基盤づくりをとおして皆さまの幸せな未来に貢献します。
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糖分過不足による健康阻害 |
リスク(●) 機会(○) |
●不正確な情報による糖類過不足の発生とそれによる健康阻害 ○正しい知識の啓発による適正な糖分摂取とそれによる商品提供機会の増大・新たな需要の創造 |
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2025年3月期の主な取り組み |
・小児糖尿病患者とその家族の会である「つぼみの会」の講習会(年2回・開催)に協賛企業として参加 ・小学校での食育授業の実施 ・正しい砂糖の知識に関する社内データベースの構築及び学生向けの教育授業を通しての正しい砂糖知識の啓発活動の実施 ・栄養摂取に関する専門家との意見交換会の実施 ・地域の養護施設等への食品寄附活動 |
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KPI(評価指標) |
糖分過不足による弊害についてのエビデンスに基づいた知見の蓄積 |
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糖分過不足による弊害の解消=「適糖生活®」の概念構築に向けた勉強会、外部専門家との意見交換の実施 |
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日本人一人ひとりの生活実態・健康状態に合わせた「適糖生活®」モデルの構築 |
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バウンダリー:DM三井製糖㈱ |
4.健康に寄り添う 食品安全の徹底とともに、健康寿命の延伸、栄養ニーズの充実、美味しさの革新をとおして、皆さまの健やかな生活に貢献します。
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食品安全の徹底 |
リスク(●) 機会(○) |
●食品安全衛生上の重篤な問題による顧客(消費者)への健康被害発生及び企業価値の毀損 ○食品安全の徹底による顧客(消費者)の信頼獲得とブランド価値・企業価値の向上 |
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2025年3月期の主な取り組み |
・FSSC22000等のGFSI承認認証規格のほか、ISO9001やJFS-Bといった国際的な品質や食品安全に関する認証を継続し、品質向上・食品安全の強化を実施 ・北海道糖業㈱バイオ生産部 北見工場 FSSC22000取得 ・品質保証部門による食品生産現場への定期監査実施 |
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KPI(評価指標) |
自社製造製品での重篤な健康危害(食中毒等)発生ゼロ (2025年3月期 重篤な健康危害発生ゼロ) |
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バウンダリー:DM三井製糖㈱のほか、連結子会社12社 |
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KPI(評価指標) |
当社グループの国内外精製糖製造工場:GFSI承認認証規格を取得・継続 |
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他の国内食品製造工場:HACCPを含む食品安全に関する国際規格の取得拡大推進 |
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バウンダリー:DM三井製糖㈱のほか、連結子会社11社及び持分法適用関連会社8社 |
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健康促進・栄養改善 |
リスク(●) 機会(○) |
●顧客の健康促進・栄養改善に資する商品の欠如による売り上げの減少、少子高齢化による市場縮小 ○顧客の健康促進・栄養改善に資する新たな商品の開発、顧客の健康志向や拡大するヘルスケアマーケットへの対応による売り上げの増大・企業価値の向上 |
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2025年3月期の主な取り組み |
・世の中の健康課題に対し、当社グループが持つ素材で解決の糸口となる一覧表を作成、公表し、各社からの情報発信、周知を行う。 ・健康情報提供サービス「Pep Up」を活用したウォーキングイベントなどの健康イベントの実施 ・適糖生活®の浸透を目的とした高齢者コミュニティでの講演会の実施 |
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KPI(評価指標) |
2026年3月期までに健康関連分野であるライフ・エナジー事業の売上高を50,000百万円まで拡大 (2025年3月期ライフ・エナジー事業売上高25,071百万円) (注)北海道糖業㈱バイオ事業含む |
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バウンダリー:DM三井製糖㈱のほか、連結子会社3社 |
5.地域社会に寄り添う 産業の振興をとおして、地域社会の維持・発展に貢献します。
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地域経済の発展 |
リスク(●) 機会(○) |
●国内地方経済の衰退による生産拠点での人材確保問題、国内原料農産物の生産減少 ○地域経済活性化による人口増加と人材獲得機会及び消費拡大、地域農業の活性化による生産性向上と原料農産物の安定供給 |
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2025年3月期の主な取り組み |
・石垣島さとうきび収穫体験研修実施 ・小学校での体験授業実施(ビート植え付け、糖蜜作り) ・近隣教育機関との防災提携 ・糖蜜を活用した「石垣島RUM〈SILVER〉」を新発売 ・地域のイベント・清掃活動への参加 ・日本全国の和菓子店を応援する「和菓子縁日」の開催 ・地元野菜をPRする「北海道伊達野菜マルシェ」の開催 |
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KPI(評価指標) |
砂糖原料生産地(沖縄/鹿児島/北海道)の地域経済・自然環境保護に貢献する活動を、毎年合計3件以上実施 |
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バウンダリー:北海道糖業㈱、生和糖業㈱、石垣島製糖㈱ |
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KPI(評価指標) |
地域に貢献するサステナビリティ関連活動を継続的実施 |
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バウンダリー:DM三井製糖㈱のほか、連結子会社15社 |
(2)気候変動への対応(TCFD提言への取り組み)
当社は、2023年6月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に賛同を表明し、TCFDコンソーシアムに参加いたしました。
事業の源である自然、その恵みを様々な姿かたちにして、広く社会へ届けることで、幸せの時が広がる未来に貢献する当社グループにとって、気候変動による様々な影響は、優先度の高い課題であると認識しております。
このような認識のもと、当社は2022年3月期より、TCFD提言に沿ってシナリオ分析およびリスク・機会を検討し、その結果を公開しております。これらを事業推進上のリスクマネジメント及び経営戦略に反映するとともに、今後その進捗を積極的に開示してまいります。そして社会全体の脱炭素化に貢献しながら、さらなる成長を目指します。
① ガバナンス
気候変動に関するガバナンスは、サステナビリティ戦略のガバナンスに組み込まれております。詳細については、「(1)サステナビリティ戦略 ① ガバナンス」をご参照ください。
② リスク管理
気候変動に関するリスク管理は、サステナビリティ戦略のリスクに含めて管理しております。詳細については、「(1)サステナビリティ戦略 ② リスク管理」をご参照ください。
③ 戦略
当社グループの事業は、原材料の大半が気候変動による物理的リスクの影響を大きく受ける農産物であること、また製造・加工・販売の過程において多くのエネルギーを消費しており気候変動による移行リスクの影響を大きく受けることから、気候変動を重要なリスクと認識しております。当社グループでは、気候変動にかかるリスクと機会を特定するにあたり、当社グループの中期経営計画との時期的整合性、またパリ協定、日本政府の掲げる目標年といった外部環境要素を踏まえ、短中期の時間的範囲を2031年3月期までの期間、および長期の時間的範囲を2051年3月期までの期間と定めました。
(重要リスクの特定)
気候変動にかかるリスクおよび機会については、当社グループの主力事業である国内砂糖事業、およびライフ・エナジー事業を対象に、網羅的なリストアップを行いました。次に、すべてのリスクおよび機会について公開資料等に基づき財務的影響を検討したうえ、当社グループの事業への影響等に鑑み以下のとおり項目を抽出および整理しました。
― |
期間 |
分類 |
項目 |
種別 |
想定されるリスク・機会 |
財務影響度 物理:4℃ 移行:1.5℃ |
対応策や機会 |
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物理的リスク |
短期・中期 |
急性 |
自然災害の規模と頻度の増大 |
リスク |
気象災害の激甚化による、当社グループ工場等の被害額増大 |
大 |
・設備の定期メンテナンス強化 |
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リスク |
サプライチェーン上の取引先の操業停止等による、当社グループへの損失発生 |
中 |
・原材料調達先との連携や複数購買 |
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慢性 |
海面上昇 |
リスク |
耕作可能地減少による生産拠点の減少、および物流拠点の減少による、原材料および製品の供給能力低下 |
小 |
・BCP計画の策定 |
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長期的な気候(平均気温や降水パターンなど)の変化 |
リスク/機会 |
平均気温などの変化による、原料(てん菜およびサトウキビ)供給量の増加や減少 |
大 |
・気候・気温変化に対する耐性の高い品種の導入(てん菜およびサトウキビ) |
|
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リスク/機会 |
気温上昇による、砂糖消費行動の変化に伴う売上の増加や減少 |
小 |
・様々な温度帯で消費される飲料・食品など末端製品へのバランスのとれた販売政策(販売ポートフォリオの平準化) |
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リスク |
平均気温上昇による、主に生産部門での暑熱対策強化に伴う費用の増加 |
小 |
・暑熱対策の継続実施、水平展開 |
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移行リスク |
長期 |
政策・法制度 |
炭素価格の上昇 |
リスク |
炭素税や排出権取引制度等の導入による、費用の増加 |
大 |
・創エネ、省エネ、脱炭素エネルギーの採用 |
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技術進歩 |
新たな低・脱炭素型生産技術の開発 |
リスク/機会 |
新たな技術開発のための研究開発費用の増大 |
中 |
・燃料転換導入コスト精査によるコスト削減 |
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リスク |
再エネ燃料として原料(サトウキビ)がバイオエタノールに使用されることによる、原材料調達コストの増加 |
小 |
・原料供給量の減少に伴う原料価格(国際相場)上昇を見据えた商品および価格体系の見直し |
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低・脱炭素関連の技術革新 |
機会 |
当社グループのサプライチェーン上の取引先企業との共同配送、モーダルシフト、受発注の最適化等による事業コストの増大抑制 |
中 |
・共同配送、モーダルシフトの推進 |
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市場変化 |
環境配慮製品への社会的要請 |
リスク |
環境配慮製品購入への消費行動変化への費用の発生 |
小 |
・環境配慮製品への適切な切り替え |
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評判 |
脱炭素に消極的な企業姿勢に対するレピュテーションリスク |
リスク |
脱炭素に消極的な企業姿勢に対する企業イメージの低下および企業価値減少 |
中 |
・脱炭素への取り組みに関連する情報の適宜開示・情報の発信チャネル拡大 |
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さらに、特に財務影響度が大きいリスクを重要リスクとして特定し、以下のとおり気候変動シナリオ(物理的リスクは4℃上昇シナリオ、移行リスクは1.5℃上昇シナリオ)に基づく評価を行ったうえ、リスクの最小化および機会の探索のための体制を確認しました。
(特定した重要リスクへの対応策)
・気象災害の激甚化による、当社グループ工場等の被害額増大
過去に国内工場で高潮被害を受けている他、大型台風による設備への風害も発生しており、将来的に被害がさらに顕在化する可能性があります。
このような気候変動によるリスクに対応するため、当社グループでは、予防の観点で設備の定期メンテナンスを実施し、自社工場の千葉、神戸、福岡に加えて、製糖委託工場を含む6工場による供給網を確保する他、定期的なBCP訓練やその見直し、原材料調達先との連携や複数購買など、気象災害発生時において主要事業の早期復旧を図るための体制を整備しております。
さらには、緊急時の供給体制を構築し、基礎調味料であり身体の重要なエネルギー源でもある砂糖の安定供給を確かにすることで、サプライヤーとしての信頼を構築することは気候変動に関する機会になりうると考えております。
・平均気温などの変化による、原料(てん菜およびサトウキビ)供給量の増加や減少
てん菜については、「てん菜における2030年代の予測値」によれば、温暖化により収量(根重)は増える一方、夏季以降の高温により根中糖分が低下する側面もあり、その結果として得られる糖量としては微増すると推定されています。一方、病害(褐斑病、葉腐病、根腐病、黒根病等)については発生量の増加、さらにはヨトウガなどの害虫についても食害量の増加が想定されています。
このようなリスクに対応するため、グループ会社の北海道糖業㈱において、病虫害耐性の高いてん菜の導入を推進しております。また、今後は研究機関と連絡を密にしながら、さらなる情報収集により影響評価の精緻化を進めます。
もう一つの原料であるサトウキビについては、温暖な気候でよく生育する特性を持ち、平均気温上昇に伴う有効積算温度の増加により、てん菜同様に収量が高まるものと見込まれます。他方、平均気温上昇が生育を制限する要素(例えば、台風、サイクロン、干ばつ、病虫害)をより深刻化させる可能性があります。例えば、オーストラリア、タイ、ブラジルといった主要生産地域においては、サトウキビ収量が気候変動要因によって減少するとの予測もされています。また、気候変動がもたらす影響は生育状況だけでなく、気象災害の激甚化による輸送経路の分断や生産関連設備の故障など、生育後の収穫や加工の段階においてもリスクをもたらす可能性があります。
このような気候変動による原料調達の不確実性に対し、当社グループではサプライヤーとのコミュニケーションを継続し、調達先の多角化などの検討を進め、安定調達を推進してまいります。
・炭素税や排出権取引制度等の導入による、費用の増加
当社グループの中核である国内砂糖事業では主に生産プロセスで大量のエネルギーを必要とすることから、創エネ、省エネ、脱炭素エネルギーの採用(グリーン電力の購入、バイオマス燃料等)による2051年3月期CO2排出量実質ゼロに向けた取り組みを推進します。また、サプライヤーと連携したCO2削減や商品および価格体系の見直しによって、財務リスクの最小化に取り組んでまいります。
今後も、重要なリスクについての更なる精査や、他の気候変動にかかるリスクと機会の検証を進め、当社グループの気候変動に対するレジリエンス強化に取り組んでまいります。
④ 指標と目標
サステナビリティ委員会では、リスクについて方針を策定、あるいは気候変動を含むサステナビリティに関するKPI(評価指標)を設定し、進捗状況をモニタリングしております。これらの検討、審議された内容は経営会議及び取締役会に報告し、取締役会からの意見や助言を反映しております。
今後、当社グループではCO2排出量について「2031年3月期までに2016年3月期比で46%削減」し、さらに「2051年3月期までにカーボンニュートラル達成(スコープ1・2において)」を目標としております。
また、環境問題に関連するKPI(評価指標)として、以下の2点を定めております。
・水資源排出量の削減
2031年3月期までに水資源排出量を2016年3月期比で20%削減
※水使用量を生産活動に伴い使用した水資源(排水量ベース)と定義
・廃棄物排出量の削減
2031年3月期までに廃棄物ゼロエミッションを達成
※ゼロエミッションを廃棄物再資源化率98%以上と定義
当社グループでは、これらの目標達成により持続可能な社会を実現するべく、取り組みを進めてまいります。
(3)人的資本
2023年3月期よりスタートした中期経営計画の実現に向け、2024年4月より新たな人事制度を導入するとともに、
さまざまな施策を進めています。基盤となる国内砂糖事業の強靭化の推進、経営資源の再配分によるライフ・エナジ
ー事業及び海外事業の成長と拡大を目指す上で、より一層の人的資本の拡充が重要であると認識しています。
2025年3月期には、経営戦略と連動した人事戦略フレームワークを策定し、3つの重点領域とそれを支える3つの
基盤施策を掲げました。測定可能な目標設定と併せ、体系整備を含めた人材育成や多様な人材が活躍できる職場環境
づくりを推進してまいります。
1.人材戦略:重点領域
当社グループは、長い歴史と伝統を持ち、常に変化と深化を続けてきましたが、今、さらなる飛躍を目指すステージにおいて、変化と挑戦が求められています。従業員一人ひとりの個性と強みにフォーカスし、個々が持つ潜在的な力を解放し、強みを発揮しあえるチームをつくることが事業・組織の成長につながります。
1)事業成長を実現する人材の確保と育成
事業戦略の実践に必要な人材を確保していくため、国内砂糖事業ではリスキリングを通じてコア人材の強化を図るほか、海外事業、ライフ・エナジー事業の成長には、事業構造の変化に応じた人材ポートフォリオを描きながら、労働市場で優位性を持って人材の確保と育成を行っていきます。さらに、当社グループで活躍する次世代リーダーを継続的、計画的に育成し、タレントパイプラインの強化を目指します。
2025年3月期では、国内砂糖事業の強靭化、ビジネストランスフォーメーションやコーポレート業務高度化に応えるため、より積極的なキャリア採用を進めると同時に、和田製糖㈱の砂糖製造受託に伴う同社からの出向社員の受け入れを行い、事業成長・事業競争力の維持・増進を支える人材獲得に努めました。
2)持続的成長を支える組織文化の醸成
新人事制度において、賃金処遇制度、人事評価制度の改訂も行い、挑戦と自律の組織文化の醸成を図っています。また、一人ひとりが持つ個性や多様性を尊重し、異なる意見や価値観を融合させながら新たな価値を創出する必要性の理解と実践が不可欠です。
2025年3月期においては、主要な事業会社であるDM三井製糖㈱にて、ダイバーシティ&インクルージョン、心理的安全性などについての理解促進のため、役員を含めた全社員を対象にeラーニングを実施し、受講率98%という結果でした。また、当社として初めてエンゲージメントサーベイを実施し、組織や人に関する課題を可視化することができました。経営会議での全社の課題とアクションプランの策定、各部門においては自部門の課題を抽出した上で対応方針・目標を定め、アクションプランを実行中です。
3)個々の力の最大化と自律的成長の支援
市場の変化やスピードに対応するためには、個々人が物事を自分事として考え、個々の持つ能力やクリエイティブな側面が十分に発揮される環境が不可欠です。キャリアのオーナーは従業員の一人ひとりであるという考えのもと、個人の成長やキャリア開発を支援し、学習・挑戦・成長できる機会を継続的に提供していきます。
女性の活躍推進においては、特に、管理職手前の女性従業員を対象にキャリアアップ意欲の喚起ならびに管理職に必要なマネジメン卜能力付与のための研修実施等により、キャリア開発、職場風土醸成に取り組んでいます。2025年3月期では、国際女性デーに合わせて、役員を含む女性幹部職3名によるトークセッションを開催、また、異業種での女性リーダーシップの開発研修に参画するなどの新たな取り組みを開始し、キャリアオーナーシップの醸成に努めました。当社グループの目標として女性管理職比率10%(2026年3月期まで)を掲げております。主要な連結子会社では、DM三井製糖㈱、㈱タイショーテクノス及びニュートリー㈱は女性管理職比率の目標である10%を達成しておりますが、今後は次世代女性管理職候補者の育成にも注力をし、さらに女性の管理職比率を向上させるよう、グループで取り組みを推進してまいります。
2.人材戦略:基盤
1)従業員のウェルビーイングと成長を支援する環境・働き方の実現
心身ともに健康で、安心・安全に、活き活きと働くことのできる職場でなければ、個々の従業員が持つ力を最大化することはできません。従業員のウェルビーイングと多様な価値観を尊重する働き方・環境の実現を目指します。これまで、場所や時間に左右されない働き方を支援し、テレワーク勤務制度(在宅勤務、サテライトオフィス利用)及びフレックス勤務制度を導入、また、兼業・副業制度を導入することで、個人の状況に応じた多様な働き方の選択により時間を有効活用し、業務の生産性向上、プライベートの充実につなげています。
仕事と子育ての両立については、育児休業を取得しやすい環境の整備にも努めております。2025年3月期は、主要な事業会社であるDM三井製糖㈱の男性育児休業取得率は71.4%であり、連結ベースでの男性育児休業取得率100%を目標に、グループ全体でも取得率向上に取り組んでいます。
日頃の「健康管理」においては、保健師(看護師)やDM三井グループ健康保険組合との連携により、さまざまな施策を実施して、従業員の心身の健康維持・向上に努めています。日々の健康管理や健康診断後のフォロー、インフルエンザ予防接種、ストレスチェック・メンタルヘルス研修を含むEAP(従業員支援プログラム)の運用のほか、健康管理に関する知識の習得を通して自ら心身の状況に気づきを得られる環境を整えています。当社は2017年3月期より経済産業省が推進する健康経営度調査に参加しており、2025年3月期も「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」の認定を取得しました。
2)事業成長・組織文化を支えるリーダーシップの強化
人材の獲得・育成、個の自律的成長の支援、そして、組織文化の醸成には、リーダーの関与は非常に重要です。リーダー自らが人に向き合い人を育てる文化を根づかせていくことが、会社全体の成長につながるからです。新人事制度では管理職を「スペシャリスト職」「マネジメント職」の2つにわけて役割を明確にし、それぞれが役割を果たして組織・チームとしての成果・生産性向上を目指せるようにしました。メンバーの成長支援のための対話の機会を増やし、きめ細やかで適切なフィードバックを行う職場文化を築くため、2025年3月期では、マネジメント職を対象に「信頼関係の構築」「コーチング会話」を含む4つのテーマで、マネジメントリフレッシュセミナーを実施するなど、望ましい企業文化を体現するリーダーシップの強化、リーダー育成を推進しています。
3)定量データ・KPI分析をつうじPDCAサイクルによる組織力強化
人材に関する情報を正確に把握し、定量データ・KPI分析を通じて、人材情報を可視化し、PDCA サイクルを回しながら、組織力の強化、個の状況やニーズに向き合った機会提供を可能にしていく仕組みづくりを進めています。