ストーリー・沿革
サマリ
亀田製菓グループは、お米の研究開発と量産技術を強みに、米菓から長期保存食、米粉パン、プラントベースフードまで広げた「Rice Innovation Company」です。北米でグルテンフリークラッカー事業を展開するTH FOODS, INC.の完全子会社化により、日本発の米菓技術と現地ブランド力を掛け合わせ、健康志向の“Better For You”商品を世界に届ける成長ストーリーを描いています。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・2030年度までに売上高1,600億円、調整後営業利益145億円、調整後営業利益率9.1%を目指す
・2030年度までにEBITDA260億円、調整後ROIC5.7%、海外事業売上高構成比43%、3年間累計営業キャッシュ・フロー540億円を掲げる
・2027年度までに海外事業売上高構成比37%、3年間累計営業キャッシュ・フロー460億円とし、グローバル拡大とキャッシュ創出の両立を図る
・配当方針として連結配当性向35%を目安に累進配当を行い、財務健全性と株主還元のバランスを重視する
トップメッセージの要約
“Better For You”
米菓を世界へ、お米を未来へ
北米構造改革
Kameda’s Craftsmanship
用語解説
亀田製菓グループが掲げる長期ビジョンの名前で、「製菓業から米業へ」を合言葉に、お米の可能性を最大限引き出し、世界で新しい価値と市場を創る企業像を指します。米菓にとどまらず、長期保存食や米粉パン、プラントベースフードなど、お米を軸に事業領域と地域を広げていく方向性をまとめたコンセプトです。
■Better For You
亀田製菓グループのPurpose(存在意義)を表すキーワードで、「お米の恵みを美味しさ・健康・感動という価値に磨き上げ、健やかなライフスタイルに貢献する」という考え方を示します。米菓や長期保存食、プラントベースフードなどの開発・提供を通じて、体に配慮した食の選択肢を広げることを目指す方針です。
■Kameda’s Craftsmanship
創業以来磨き続けてきた「お米でものづくりをする姿勢」を表現したValue(価値観)で、米菓の加工技術や量産ノウハウを起点に、植物性乳酸菌や長期保存食用アルファ米などへ技術の裾野を広げてきた挑戦を総称した言葉です。安全・安心な品質と効率的な生産体制を両立させながら、お米の可能性を広げるクラフトマンシップを示しています。
■KAMEDA2.0
中期経営計画のフェーズ名で、現在から2027年度までを「事業領域・地域拡大」の段階と位置づけた呼称です。国内米菓の独自価値強化に加えて、北米構造改革や食品事業の投資回収を進め、米菓・海外・食品の三本柱で成長基盤をつくる期間を指します。
■KAMEDA3.0
2030年ごろを見据えた次のフェーズ名で、「ビジネスモデル進化」をテーマに掲げています。米菓専業から発展させたお米由来の技術やブランド、海外ネットワークを組み合わせ、お米の価値で新しい市場や収益モデルを生み出す段階を意味します。単なる規模拡大ではなく、独自のビジネスモデルを確立することを狙った名称です。
■「米菓を世界へ、お米を未来へ」
中期~長期の成長ストーリーを一言で表したフレーズで、中期では米菓ブランドを世界へ広げ、長期ではお米をベースにした食品・素材で未来の食と暮らしを支えるという二段構えの狙いを示します。米菓の持続成長と海外事業の本格拡大、食品事業のシーズ拡大を一体で進める方向性を象徴した言葉です。
■TH FOODS, INC.
米国に本社を置くグループ会社で、グルテンフリーのライスクラッカーやスナックを製造・販売しています。米菓をベースにしたBetter for Youスペシャルティ・スナックで成長してきた企業で、自社ブランド『CRUNCHMASTER』に加え、大手向けOEMやプライベートブランドも展開し、同市場で高い生産シェアを持ちます。亀田製菓は1989年に前身企業へ出資後、2025年に完全子会社化しました。
■重点6ブランド
国内米菓事業の中で経営資源を集中的に投下する主力ブランド群を指す社内区分です。『亀田の柿の種』『ハッピーターン』『こつぶっこ』などの看板ブランドを中心に構成されており、販売構成比の引き上げや生産能力増強を通じて、収益基盤を強くする役割を担います。
■北米構造改革
中期経営計画で掲げた北米事業の立て直し策の総称で、収益を圧迫していた既存子会社の売却と、TH FOODS, INC.の完全子会社化を軸とした一連の構造改革を指します。収益性の低い事業から撤退し、高収益なグルテンフリースナック事業へ経営資源を集中させることで、北米を成長エンジンとする体制づくりを進めています。
■尾西食品
亀田製菓グループの食品事業を担う会社の一つで、アルファ米やパン、ライスクッキーなど長期保存食の製造・販売を行っています。災害時用だけでなく、海外市場や個人消費向けの需要拡大を見据えて工場投資を進め、「尾西食品」ブランドのポジション強化を図っています。
■タイナイ
新潟県に拠点を置くグループ会社で、アレルギー特定原材料等28品目不使用の米粉パンや玄米パンなどを製造・販売しています。小麦や卵などのアレルゲンを避けたい人でも安心して食べられるパンを提供し、食品事業における「アレルギー対応商品」の柱となっています。
■マイセンファインフード
プラントベースフードを手がけるグループ会社で、植物性原料を使った食品を製造・販売しています。代替肉市場の縮小を受けて、現在は「植物性タンパク補給食品」として新しい市場づくりに舵を切っており、健康志向やタンパク質クライシスへの対応を意識した商品戦略を進めています。
■グルテンフリークラッカー/グルテンフリースナック
小麦由来のグルテンを含まない原料でつくるクラッカーやスナックで、米粉などを使った製品が中心です。TH FOODS, INC.はこうしたグルテンフリースナックに強みを持ち、健康志向やアレルギー対策ニーズの高い北米市場でBetter for Youスペシャルティ・スナックとして展開しています。
沿革
2 【沿革】
関係会社
4 【関係会社の状況】
(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.議決権の所有割合の( )内は間接所有を示し内数であります。
3.KAMEDA USA, INC.、THAI KAMEDA CO., LTD.、Singha Kameda (Thailand) Co.,Ltd.、青島亀田食品有限公司、LYLY KAMEDA CO., LTD.、THIEN HA KAMEDA, JSC.、TH FOODS, INC.及びWatch City Properties, LLC.は、特定子会社であります。
4.THAI KAMEDA CO., LTD.は、現地の法律にしたがい必要な手続きが完了次第、清算結了となる予定ではありますが、具体的な日程は現時点では未定であります。
5.Singha Kameda (Thailand) Co.,Ltd.は、持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としたものであります。
6.上記関係会社は、有価証券届出書又は有価証券報告書の提出は行っておりません。
7.TH FOODS, INC.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。なお、数値は同社の子会社であるWatch City Properties, LLC.を連結した数値であります。