2025年8月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

ラーメン事業 レストラン事業
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
ラーメン事業 4,083 52.8 383 78.1 9.4
レストラン事業 3,649 47.2 107 21.9 2.9

 

3 【事業の内容】

当社は、企業理念に「『幸せ』への挑戦~関わるすべての人と共に~」を掲げ、ラーメン事業による直営店の運営(直営店部門)及びプロデュース店へラーメン食材販売や店舗運営のノウハウ提供等(プロデュース部門)、並びにレストラン事業による直営店の運営(直営店部門)及びライセンス店へ「CONA」及び「焼売のジョー」のライセンス貸与(ライセンス部門)を展開しております。

当社は、ビジョンである「『幸せ』の発信を『INGS』から」及びミッションである「『人』に挑戦し、食に挑戦し、感動と笑顔を創り続けます」をもとに、料理を提供するだけではなく、外食を通じてお客様と従業員及び関わる全ての人に笑顔と感動を届けるべく日々邁進しております。また、他社と差別化するために「街に愛される個人店のような味・空間(個店感)」を大切にし、料理の提供だけではなく、入店から退店に至るまでのサービス、居心地を追求し、街で一番に愛される店舗を目指して運営をしております。

 

当社における各事業の詳細は、次のとおりであります。

 

(1)ラーメン事業

① 直営店部門

当社ラーメン事業では、気持ちのこもった「渾身の一杯(Quality)」、入店から退店までの「期待以上のサービス(Service)」、安心安全にラーメンを楽しんでいただくための「清潔で快適な空間(Clean)」を当たり前のように行うことを「当たり前を圧倒的に」というスローガンのもとに、一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)を中心に都市型店舗(注1)を軸とし、郊外型・ロードサイド店舗(注2)及び商業施設内店舗の直営店を展開しております。

当社直営店のラーメンは、個店感を出すために、ブランド食材を使用し店内で炊き上げたスープと、当社オリジナル調合の醤油タレ及び麺を使用しております。また、トッピングの具材、産地、見た目にもこだわっており、調理方法、オペレーションの効率化により、主力ブランドの「らぁ麺 はやし田」においてはラーメン一杯分の調理時間が約1分であり、高回転率を実現しております。

各直営店では、「当日数量限定ラーメン」及び「季節限定ラーメン」を提供し、話題性とリピート率向上を図ると同時に、新ブランド開発や商品力の底上げの基礎にもなっております。

当社直営店の主力ブランドである「らぁ麺 はやし田」店内は、「和」を基調とし、カウンターは白木素材を使用し、寿司店や割烹料理店のような高級感と清潔感を演出し、老若男女どなたでもご来店しやすいシンプルかつ本格ラーメン店と思わせるようなデザインにしております。

当社ラーメン事業では、「限定ラーメン」の提供で培ったレシピやノウハウを活用し、全て自社で開発したブランドが9ブランドあり、「らぁ麺 はやし田」を中心に多ブランド展開をしております。出店エリアの立地特性、競合状況及び同エリアの直営店に対応したブランドで出店することにより、優良テナントを取りこぼすことなく展開することが可能であります。

当社ラーメン事業直営店部門におけるブランドの詳細な特徴は、次のとおりとなります。

(注1) 都市中心部を商圏とする駅周辺の店舗のことであります。

(注2) 都市から少し離れた郊外エリアを商圏とする生活道路や幹線道路に面している店舗のことであります。

 

 

(2025年8月31日現在)

ブランド

特徴

店舗数

らぁ麺 はやし田


 ラーメン事業の主軸となるブランドであります。鴨、大山鶏の丸鶏を使用することにより鶏の旨味を凝縮した透き通ったスープと、厳選した数種類の小麦粉を配合し、コシ、喉越しを意識し、香り豊かなスープとの相性を考えた細麺を使用した醤油ベースの「らぁ麺」、塩ベースの「塩らぁ麺」、「担々麺」及び濃厚な鶏白湯スープを使用した「鶏白湯らぁ麺」、厳選した小麦粉を使用し加水率高めたツルモチ食感の「つけ麺」を提供しております。スープの繊細さと各種拘ったタレを使用し、繊細かつインパクトの強い商品を提供するブランドであります。客単価としましては、都市型店舗1,096円(※1)、郊外型・ロードサイド店舗1,178円(※1)となっております。

26店舗

金目鯛らーめん

鳳仙花


 金目鯛のアラを使用した鯛スープと、のど越しを重視した全粒粉入りの香り豊かな細麺を使用することによる風味を重視した塩ベースの「らぁ麺」及び加水率にこだわることによりツルモチ食感を高めた「つけ麺」を提供しております。さっぱりとしながらも、金目鯛の凝縮した旨味を味わえる高級食材を味わえるブランドであります。

2店舗

煮干中華そば

鈴蘭


 季節により産地に拘った数種類の煮干と、昆布類を使用し濃く煮出した煮干スープと、豚骨、鶏ガラ、豚足等の数種類の動物系食材を強火で長時間炊き上げた濃厚な動物系スープを併せたダブルスープをベースとして、特注中太ちぢれ麺を使用した醤油ベースの「煮干中華そば」、特注の中太ストレート麺を合わせた「つけ麺」、炭火焼鯵煮干しを使用した「炭火焼鯵煮干そば」を提供しております。煮干の強い風味と、動物系スープの強いインパクトのあるブランドであります。

1店舗

らぁ麺 ふじ松


 鶏ガラ、鴨、大山鶏の旨味を凝縮した透き通ったスープを使用した醤油ベースの「醤油らぁ麺」、ポルチーニ茸から採った香味油を使用し、特製の塩ダレを合わせた「塩らぁ麺」、濃厚昆布水をかけた「つけ麺」及び濃厚な動物系スープに魚介系合わせた濃厚スープと、濃厚スープに負けない特注の太麺を合わせた「濃厚魚介豚骨つけ麺」を提供しております。醤油、塩、濃厚煮干を味わえるブランドであります。

1店舗

らぁ麺 時は麺なり


 鶏ガラ、鴨、大山鶏を使用した鶏スープの醤油ベースの「らぁ麺」、塩ベースの「塩らぁ麺」及び濃厚な鶏白湯スープを使用した「鶏白湯らぁ麺」、お好みのタイミングで濃厚昆布水をかけて、味の変化を楽しめる「つけ麺」、ゴシゴシとした食感の太麺に野菜、ニンニクの風味を効かせ背脂をトッピングした若者に人気の「油そば」を提供しております。幅広い味のバリエーションを楽しめるブランドであります。

1店舗

らぁ麺 くろ渦


 「はやし田」ブランドの兄弟店舗として誕生し、スープの内容を少し変更し、厳選した醤油タレを加えることにより、「はやし田」とは違ったキレとコクを表現し、麺は加水率も変えた「らぁ麺」、濃厚な昆布水をかけた「つけ麺」、ノドグロのアラを使用したスープと特製の塩ダレと貝の旨味を合わせた「のどぐろそば」を提供しております。スープとトッピングにおいて、「はやし田」を違った形で表現したブランドであります。

1店舗

日本油党


 

 油そば専門店として、ベーシックな「油そば」から、「釜玉油そば」、「たらこバター釜玉油そば」等、角度を変えた商品を揃え若者から女性客を含め幅広い客層を意識したブランドであります。「油そば」の麺は、北海道産小麦粉を使用しております。また、個々の嗜好に合わせた一杯に仕上げられるよう、厳選した20種類(内無料8種類)のトッピングを用意しております。内外装には和と洋を融合させ、見た目もカジュアルなブランドであります。

4店舗

 

 

ブランド

特徴

店舗数

横浜家系ラーメン みどり


 家系ラーメンのブランドとして、豚や鶏の骨を大量に使用し、肉感や骨感も残し、濃厚なスープを炊き出しております。麺はスープとの相性、香りやモチモチ感を考慮し、特注麺を使用しております。商品は「ラーメン」のみならず、「つけ麺」も合わせて提供をしております。

1店舗

スタミナラーメン鬼山


 豚ベースのスープに漆黒の甘醤油、極太麺、背脂、ニンニク、ショウガをガツンと効かせた中毒性のあるパワフルなラーメンを提供しております。「スタミナラーメン」の他、「スタミナつけめん」、「スタミナ油そば」といったメニューを展開しております。

1店舗

 

※1.2025年8月単月実績

 

② プロデュース部門

プロデュース部門では、直営店部門で培ったノウハウやレシピを生かし、ラーメン店の開業を希望する店舗オーナー様に対して、契約に基づき当社が定めた金額にて当社のPB(プライベートブランド)商品を販売、ラーメン店の開業に関する支援、メニュー開発、店舗運営ノウハウ(当社店舗での研修を含むスタッフの教育支援、コスト管理のサポート等)をプロデュースフィー(月額フィー)5万円(税別)で提供し、プロデュース店として全国的に展開しております。なお、PB(プライベートブランド)商品については当社の直営店で使用する当社オリジナル配合の麺・タレ・スープを販売しており、当社直営店と同等の品質のラーメンを提供することが可能となっております。

プロデュース店は、「フランチャイズ店」ではない「個人店」のような店舗にするために、屋号を「らぁ麺 はやし田」ではなく、オーナー様独自の屋号にて展開しており、ラーメンの麺・タレ・スープは当社販売によるものを使用しますが、トッピングや盛り付け方、サイドメニューは、オーナー様の意向により自由に選択することが可能となっております。また、加盟金0円、研修費0円とし、初期導入費用を抑えた料金体系とすることで、オーナー様の初期投資を抑えた出店を可能としております。

 

 

プロデュース店の主な特徴

屋号

オーナー様のオリジナルブランド可

指定食材

メインの食材(麺、タレ、スープのみ)

加盟金

0円

研修費

0円

月額フィー

月額5万円

 

 

 

(2)レストラン事業

① 直営店部門

当社レストラン事業では、「いかにご来店いただくか」よりも「いかに心地良い気分でお帰りいただくか」をスローガンに、「目配り」「気配り」「心配り」のサービスを徹底し、老若男女、時間帯を問わず、様々なシチュエーションにて利用できるブランドであります。主軸となる、カジュアルイタリアンバルをイメージした「CONA」及び特製焼売を主軸商品とした大衆酒場である「焼売のジョー」を、一都三県を中心に展開しております。

当社レストラン事業部門におけるブランドの詳細な特徴は、次のとおりとなります。

(2025年8月31日現在)

ブランド※2

特徴

店舗数

CONA

 


 「高コスパで、いつでも、誰とでも。」をコンセプトに、客単価2,662円(※1)とリーズナブルであり、老若男女問わず、女子会、デート、二次会、食事、1名利用等様々なシュチュエーションで利用できる「迷ったらCONA」と選ばれる店舗を目指して展開しております。

 独自配合した特注ピザ粉を使用し、1枚1枚手作りで、店内石窯で焼き上げる直径25センチの本格ピザを約30種類全て一品500円(税別)にて提供しております。また、ピザ以外にも一品500円(税別)からパスタ・リゾット・お酒のおつまみまで幅広く取り揃えております。また、ワインボトルも赤・白・スパークリング等1,900円(税別)から20種類以上常備しております。

 店内は、暖色系の照明に木材を多く使用した、気取らないカジュアルなイタリアンバルをイメージし、どなたでも入店しやすく、アットホームな空間を演出したデザインであります。また、外観及び内装は、店舗毎に少し違うデザインやイラストを用いて、個店感を表現しております。高級イタリアン店のような接客ではなく、活気のある元気と笑顔を提供する接客サービスを行っております。

20店舗

焼売のジョー


 「焼売を日常に。」をコンセプトに「非日常ではなく、新しい日常」になる料理、空間を提供しております。特製焼売を主軸商品とした大衆酒場であり、お通し代は無く、客単価2,373円(※1)とリーズナブルであり、居酒屋・お食事・お持ち帰りと日常の様々なシーンでふらっと立ち寄れる使い勝手の良い店舗を目指して展開しております。

 特製焼売は、1個99円(税別)であり、厳選した鶏肉をメインに使用し、豚肉との絶妙な割合で練りこんだ特製の餡を、相性の良い薄皮で包み、ジューシーでありながら後味すっきりで食べやすい焼売であります。焼売は他にも「揚げ焼売」や「炊き焼売」があり、焼売以外にもどこか懐かしい居酒屋の定番商品から目新しさやインパクトのある商品の多くを699円(税別)以下で提供しております。

 店内は、提灯、木札メニュー等を掲示して、昭和の大衆酒場の風情を残したまま、洗練されたモダンな雰囲気のデザインであります。懐かしさと新しさの両方表現し、老若男女・シーンを選ばずに、つい寄ってしまいたくなる空間を演出しており、各店舗統一された内外装で店舗作りをしております。

13店舗

 

   ※1.2025年8月単月実績

   ※2.この他に、その他ブランドが3店舗あります。

 

② ライセンス部門

ライセンス部門では、「CONA」及び「焼売のジョー」のライセンス貸与、並びに店舗デザイン、接客サービス等の店舗運営ノウハウ、食材の提供を行い、店名は直営店と同じくブランド名とし、全国的に展開しております。また、食材の提供は、契約に基づき当社が定めた金額にて当社のPB(プライベートブランド)商品等を提供しております。「CONA」はイタリアンバル(イタリアンレストランや、バーが一緒になったような飲食店を指します。)という特徴や、低単価のブランドとして、独自のポジショニングを形成していることから、地方も含めたライセンス店の店舗展開が出来ている状況となっております。また、「焼売のジョー」は焼売を主軸商品とした居酒屋、かつ低単価のブランドとして、「CONA」同様に、地方も含めた店舗展開を図っております。出店場所の特性や店舗オーナー様の意向に応じて、一方のブランド、もしくは2つのブランドを提案し、ライセンスの展開に繋げております。なお、開業前支援料等については、「CONA」は150万円(※)とし、ロイヤリティ(月額フィー)については「CONA」が月額15万円(税別)、「焼売のジョー」が月店舗売上の4%(税別)となっております。

  ※「焼売のジョー」においては、ライセンス展開を開始して間もなくライセンス店加盟促進のため、現在、開業前支援料等については無しで運営しております。

 

店舗数の推移                                     (単位:店舗)

 

 

一都三県(※)

一都三県以外

合計

2020年8月期

ラーメン事業 直営店

15

0

15

ラーメン事業 プロデュース店

15

1

16

レストラン事業 直営店

15

0

15

レストラン事業 ライセンス店

34

7

41

2021年8月期

ラーメン事業 直営店

18

0

18

ラーメン事業 プロデュース店

19

9

28

レストラン事業 直営店

21

0

21

レストラン事業 ライセンス店

29

8

37

2022年8月期

ラーメン事業 直営店

20

1

21

ラーメン事業 プロデュース店

32

15

47

レストラン事業 直営店

23

0

23

レストラン事業 ライセンス店

27

8

35

2023年8月期

ラーメン事業 直営店

25

1

26

ラーメン事業 プロデュース店

39

20

59

レストラン事業 直営店

27

1

28

レストラン事業 ライセンス店

24

6

30

2024年8月期

ラーメン事業 直営店

30

1

31

ラーメン事業 プロデュース店

40

29

69

レストラン事業 直営店

30

1

31

レストラン事業 ライセンス店

24

7

31

2025年8月期

ラーメン事業 直営店

37

1

38

ラーメン事業 プロデュース店

42

27

69

レストラン事業 直営店

35

1

36

レストラン事業 ライセンス店

24

7

31

 

※ 一都三県は、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を示しております。

 

 

当社の主要な事業系統図は次のとおりであります。

 

(事業系統図)

 


 

業績状況

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 経営成績の状況

当事業年度(2024年9月1日から2025年8月31日)におけるわが国経済は、社会・経済活動の正常化、雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかに回復をしております。また、海外からの入国制限緩和等から、インバウンド消費もコロナ禍前を超えるような状況となっております。一方、原材料価格の高騰や、それに伴う物価上昇、米国の関税引き上げによる影響など不確定要素も多く、景気の動向は依然として不透明な状況が続いております。

当社が属する外食業界におきましては、経済正常化に伴う人流回復により、客数は引き続き回復傾向にある一方で、上述の原材料価格の上昇や労働力不足に伴う人件費の上昇等、引き続き厳しい経済環境が継続している状況となっております。このような状況の下、当社はメニューの変更や、価格の見直し、店舗運営におけるオペレーションの見直し等を行いながら、対応を図っております。

 

(ラーメン事業)

ラーメン事業におきましては、直営店では、「らぁ麺 はやし田」新橋店、渋谷宇田川町店、北千住店、アトレ新浦安店、田町芝浦店に加え、「日本油党」中野支部、新ブランドである「横浜家系ラーメン みどり」、「スタミナラーメン 鬼山」渋谷店の8店舗をオープンしており、合計38店舗となりました。引き続き「らぁ麺 はやし田」ブランドを中心に新規出店しながらも、その他ブランドでも複数出店をしております。

その他取り組みとしましては、売上高対策として、2025年2月以降「日本油党」におけるメイン商品の値上げを行ったこと、「らぁ麺 はやし田」においても一部サイドメニューの値上げを行ったこと、また、「Uber Eats」を始めとしたデリバリー需要の獲得も積極的に図っております。そのような中、既存店売上高は前年同期比で105.7%の結果となりました。

プロデュース店では、既存オーナーの増店もあり、新規で12店舗がオープンしておりますが、運営会社側の人員不足等の要因を背景に、12店舗減少(直営店への切り替え含む。)もあり、合計69店舗となりました。

この結果、ラーメン事業の売上高は4,083,240千円(前年同期比24.1%増)、セグメント利益は383,498千円(前年同期比15.3%増)となりました。

 

(レストラン事業)

レストラン事業におきましては、直営店では、「CONA」田町芝浦店、町田店、京急蒲田店及び新ブランドである「金目樽」溝の口店、「魚の登竜門 すしショップ百太郎」の5店舗が新規オープンしており、「CONA」では合計20店舗、「焼売のジョー」及びその他ブランドでは合計16店舗となりました。

なお、ライセンス店では、「CONA」が直営店への切り替えに伴い1店舗減少し、合計27店舗、「焼売のジョー」は1店舗新規出店をしており、合計4店舗となっております。

その他取り組みとしましては、原価上昇の顕著な商品を入れ替えることでの原価コントロールや、2つの新ブランドがオープンしたことから、それらのメニューやオペレーションのブラッシュアップを図っております。そのような中、既存店売上高は前年同期比で105.4%の結果となりました。

なお、2018年10月における株式会社キャンディーBOX全株式の取得、2021年8月の同社吸収合併に伴い、当社の販売費及び一般管理費としてのれん償却費及び無形資産償却費108,481千円を計上しております。

この結果、レストラン事業の売上高は3,649,389千円(前年同期比16.7%増)、セグメント利益は107,326千円(前年同期比9.1%減)となりました。

 

(全社)

上記のとおり、全社としての新規出店数は直営店で合計9店舗、プロデュース・ライセンス店で合計18店舗の出店となり、その結果、当事業年度の業績は、売上高7,732,630千円(前年同期比20.5%増)、営業利益490,824千円(前年同期比8.9%増)、経常利益449,930千円(前年同期比5.6%増)、当期純利益272,387千円(前年同期比4.7%減)となりました。

 

② 財政状態の状況
(資産)

当事業年度末における総資産は、現金及び預金が573,822千円、新規出店に伴い有形固定資産が373,752千円、敷金及び保証金が109,018千円増加したことなどにより、4,563,617千円(前事業年度末比1,112,543千円の増加)となりました。

 

(負債)

当事業年度末における負債は、買掛金が34,803千円、未払金が43,013千円、未払費用が52,199千円、1年内返済予定の長期借入金が31,540千円増加したものの、1年内償還予定の社債が73,000千円、未払法人税等が21,227千円、社債が25,000千円、長期借入金が116,856千円減少したことなどにより、2,603,203千円(前事業年度末比77,616千円の減少)となりました。

 

(純資産)

当事業年度末における純資産は、新規上場に伴う公募増資等により資本金及び資本剰余金が計917,770千円増加したこと、また、当期純利益272,387千円を計上したことにより1,960,414千円(前事業年度末比1,190,159千円の増加)となりました。

 

③ キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末と比べて573,822千円増加し、1,579,575千円となりました。

当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは597,724千円の収入となりました(前事業年度は665,665千円の収入)。

主な増加要因は、税引前当期純利益425,095千円、減価償却費164,021千円、のれん償却額92,467千円、仕入債務の増加額34,803千円、未払費用の増加額52,199千円などであり、主な減少要因は、法人税等の支払額191,969千円などであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローは738,138千円の支出となりました。(前事業年度は434,958千円の支出)。

主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出522,045千円、敷金及び保証金の差入による支出110,986千円などであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローは714,237千円の収入となりました(前事業年度は113,604千円の収入)。

主な増加要因は、長期借入れによる収入340,000千円、株式の発行による収入909,616千円などであり、主な減少要因は、長期借入金の返済による支出425,316千円、社債の償還による支出98,000千円などであります。

 

 

④ 生産、受注及び販売の実績
a 生産実績

当社の事業は提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。

 

b 仕入実績

当事業年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額(千円)

前年同期比(%)

ラーメン事業

1,400,260

116.6

レストラン事業

1,159,411

117.8

合計

2,559,671

117.1

 

(注) 1.金額は、仕入価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

c 販売実績

当事業年度における販売実績をセグメントごと及びその内訳として事業部門ごとに括弧書きで示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額(千円)

前年同期比(%)

ラーメン事業

4,083,240

124.1

   (直営店部門)

(3,448,473)

(131.0)

   (プロデュース部門)

(634,766)

(96.5)

レストラン事業

3,649,389

116.7

   (直営店部門)

(3,333,202)

(117.1)

   (ライセンス部門)

(316,187)

(112.2)

合計

7,732,630

120.5

 

(注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。

 

① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に含めて記載しております。

 

② 財政状態の状況

財政状態の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に含めて記載しております。

 

③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

キャッシュ・フローについては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。

当社の資金需要の主な内容は、運転資金及び店舗に関する設備投資資金であります。これらの事業運営上必要な資金を安定的に確保するために、事業収益から得られる資金のほか、金融機関からの借入により調達することを基本方針としております。

 

④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際と異なる可能性があります。

財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等についての分析

経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、当社では、「売上高成長率」、「新規出店数(直営店及びプロデュース・ライセンス店)」、及び「事業部毎の既存店売上高(前年比)」を重要な経営指標としております。