2026年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    613名(単体) 659名(連結)
  • 平均年齢
    43.7歳(単体)
  • 平均勤続年数
    9.9年(単体)
  • 平均年収
    5,025,000円(単体)
  • 平均年収の
    対前年増減率
    0.7%(単体)

従業員の状況

人材戦略に関する基本方針等

(1) 【人材戦略に関する基本方針等】

当社グループは、「店舗を創る主役は、人である」という考えのもと、従業員を価値創造の源泉である「人財」と位置付けております。人財への投資が持続的成長の源泉であり、全員経営を加速するべく、人財の確保と育成に取り組んでおります。

①自律型組織への変革(対話型マネジメント)
 マネジメントの質の向上と個の力の最大化を目指し、従来のトップダウン型から現場の主体的なアクションを促す「対話型マネジメント」へ転換を図っております。組織の要となるマネージャー職・店長職には新任研修のほか、コーチング研修等を継続的に実施しております。リーダーシップ教育を通じて、店舗スタッフが自ら考え、スピード感をもって行動することでお客様に喜ばれる一歩先の行動ができる自律型組織への変革を進めております。

②成長への先行投資としての給与・報酬の決定
 人件費をコストではなく従業員と組織の成長への投資と捉え、提出会社において4年連続となるベースアップを含む賃金改定を実施しております。コスト上昇が続く厳しい局面でも、従業員の安心と意欲こそがお客様の再来店を促す源泉であると考えており、エンゲージメント向上と離職率低減を図るため、従業員の挑戦や成果に対して適切に処遇・報酬を決定するよう努めております。

③「共育」による多様性の確保と現場力の強化
 多様な人財が互いに高め合う「共育」をコンセプトに、外国籍社員・キャリア社員・女性の活躍を推進しております。具体的には、外国籍社員・キャリア社員の採用と入社後研修制度の充実、女性管理職育成に向けた個別面談と目標設定、階層別教育の充実とフィードバック面談の強化、男女の育児休暇制度取得100%の継続について取り組んでおります。また、飲食業の根幹である「調理力」の強化と継承に加え、DX活用により捻出した時間を「人ならではの接客」に充てることで、地域一番店に相応しい高付加価値なサービスの実現を目指しております。足元では、スローガンとして、「変える勇気、変わる覚悟、全員で創る地域一番店」の実現に向けて取り組み、従業員一人一人が成長を実感できる環境を推進しております。

④次世代の芽の育成

当連結会計年度において、年末商戦の売上目標を達成した店舗スタッフの表彰式と従業員の一致団結を目的として、当社グループ(提出会社、子会社)を対象とした親睦会を全国5拠点で開催いたしました。そのなかで、惜しくもトップ10の成績には届かなかったものの、日々の業務において「地域一番店」にふさわしい行動を愚直に実行し、成長が期待されるスタッフを「NEXT HERO賞」として表彰しております。次世代の芽を大切に育て、持続的成長への強固な土台構築に努めております。

 

(2) 【従業員の状況】

 ① 連結会社の状況

  2026年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

飲食事業

467

(1,365)

コントラクト事業

84

(177)

その他

0

(0)

全社(共通)

108

(48)

合計

659

(1,590)

 

(注) 1.従業員数は就業人員数(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む)であります。

2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員(1ヶ月173時間換算)であります。

3.臨時従業員には、パートタイマー・アルバイトの従業員を含み、派遣社員を除いております。

4.全社(共通)は、飲食事業、コントラクト事業、その他に区分できない管理部門等に所属している人員であります。

 

 

 ② 提出会社の状況

  2026年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

平均年間給与の対前

事業年度増減率(%)

613

(1,520)

43.7

9.9

5,025

0.7

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

飲食事業

427

(1,295)

コントラクト事業

84

(177)

その他

0

(0)

全社(共通)

102

(48)

合計

613

(1,520)

 

(注) 1.従業員数は就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む)であります。

2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員(1ヶ月173時間換算)であります。

3.臨時従業員には、パートタイマー・アルバイトの従業員を含み、派遣社員を除いております。

4.平均年間給与は、基準外賃金及び賞与を含んでおります。

5.提出会社の平均勤続年数(9.9年)における従業員の平均年間給与の対前事業年度増減率は、1.8%であります。

6.全社(共通)は、飲食事業、コントラクト事業、その他に区分できない管理部門等に所属している人員であります。

 

 ③ 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

 ④ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

  提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

10.6

100.0

53.1

75.2

89.6

(注) 3

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.全労働者の男女の賃金の差異(%)が、正規雇用労働者、パート・有期労働者の男女の賃金の差異(%)より低いのは、主として次の要因によります。

①当社では、飲食店舗を多数運営する事業の特徴により、全労働者に占めるパート・有期労働者の割合(約86%)が高く、かつ、パート・有期労働者に占める女性の割合(約57%)が、正規雇用労働者に占める女性の割合(約17%)より高いため

②平均賃金は、パート・有期労働者より正規雇用労働者の方が高いため

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) ガバナンス

気候変動など環境をはじめとする社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現と、当社グループの中長期的な成長及び企業価値向上を目指し、グループ全体のサステナビリティ経営戦略を実行牽引するため2021年9月にサステナビリティ委員会を設置いたしました。

当該委員会では、ESG経営の推進、SDGsの取り組みを含めたサステナビリティに関する各種方針の策定・協議を実施するとともに、委員会で挙がった方針の策定、取り組みの進捗、状況の把握・リスクについては、四半期ごとに取締役会に報告し、監督される体制を構築しております。

また、コンプライアンスに関する事項やリスク管理に関する事項等を統制する内部統制委員会などとも連携し、リスク管理体制を整備しております。

取締役会

 

↑ 報告   ↓ 監督・指示

サステナビリティ委員会

 

 

(2) 戦略

 (サステナビリティ全般)

当社グループは社会的・法的責任を果たすことはもとより、企業理念に基づいて行動することで、社会の課題解決や育成に「心」と「食」と「飲」を通じて寄与してまいります。

また、事業経営においては、お客様のニーズにお応えする活動や潜在ニーズの発掘にとどまることなく、自社の成長に比例して社会の課題解決に繋がる事業構造を追求し、社会や地域の持続的な発展に貢献してまいります。

持続可能な社会を支える一員として、経済的価値追求と社会的課題解決の両立を経営戦略の根幹と位置付け、全てのステークホルダーに多面的な貢献ができるようサステナビリティ活動を推進してまいります。当面の重点推進項目を「2飢餓」「4教育」「8成長・雇用」「12生産・消費」「14海洋資源」として活動しております。

 

 (人的資本)

当社グループにおける人財戦略において、お客様からありがとうをいただける店舗、地域一番店を目指し実現するためには、人財教育・評価制度の強化と従業員エンゲージメントの向上が重要であると認識しております。劇的に変化する社会環境、経営環境に対応するため、制度、教育において各種取り組みを進め、制度面では上司・部下間の面談、目標設定の定量化によるコミュニケーションの深化を狙い、教育面では個々の社員のニーズに応じて自ら学べる社内学習ツールの拡充と、自律・ボトムアップ型組織への変革のための階層別教育の実施等を行っております。これにより、環境変化への対応力向上と従業員エンゲージメント向上を両立する組織風土への改革を行っております。また、飲食店の原点である「調理力」向上のため、直営店・FC店において、調理講習会などを通じ、レベルアップを図っております。

人財戦略の重要な要素である健康経営については、2022年に経営トップより、理念実現には全従業員とその家族の心身がともに健康であることが重要であるとの健康経営宣言を行い、当社は同年より経済産業省が認定する「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に5年連続で認定されました。近年クローズアップされているカスタマーハラスメントにつきましても、ガイドラインを策定し、各地の店長会議でセミナーを実施しております。

上記基本的考え方に加え、①女性の活躍推進 ②育児目的休暇の取得 ③男女賃金格差に関して、活躍推進と環境整備に取り組んでおります。

 

(3) リスク管理

当社グループは、飲食における店舗運営(直営・FC)及び商品供給を主たる事業としております。そのため、農畜水産物の調達及び供給や、店舗の運営に大きな影響を与える人的資本確保や気候変動を中心としたリスク要因の抽出・検討・対応に取り組んでおります。当社グループでは、リスク管理のため、危機管理規程を定めておりますが、サステナビリティ関連のリスク及び機会については、サステナビリティ委員会において識別、評価及び管理しており、委員会での取り組みの進捗については、四半期ごとに取締役会に報告し、監督される体制となっております。また、必要に応じて内部統制委員会などとも連携しております。

 

 (主なリスクと対策)

区分

想定される事象

対策

市場リスク

・海洋温度上昇による、魚種、漁獲量の減少

 

・海洋養殖魚の活用

・陸上養殖魚の活用

・地産地消の推進による地元魚種の活用など、各地域における需要変動への適切な対応

・グループ全体としての調達機能の活用、強化

・未利用魚など、規格外の魚の活用

・農産物の温暖化被害

 

・仕入れの多様化。複数のサプライヤーとの関係構築

・仕入れ地域の拡大

・農家からの直接購入

・水耕栽培の活用

・地産地消により地元野菜の活用、物流の短期化や効率化

・規格外品の活用

・畜産物の減少。温暖化による生育トラブル

・干ばつによる牧草など餌不足による飼育縮小

・品種、国産の推進や仕入れ地域の拡大

・飼料の多様化

・飼料価格の上昇

・飼料の多様化への働きかけ

・リサイクルループの活用

・飼料サプライヤーとの情報共有

物理リスク

・台風、洪水、干ばつ、水不足などの異常気象の増加

・地震災害

・気象パターンの極端な変動

・猛暑日の増加による電力需要のひっ迫に伴う電力供給制限

・海面上昇による沿岸部浸水

・災害対策、設備対策

・防災対応の強化

・自然災害時の従業員の安否確認や店舗、本社の災害対応

・省電力化

・節電、節水

・仕入れの多様化

・仕入れ地域の拡大

政策規制

・エネルギー関連法規制強化

・排出量報告義務の強化

・省エネ政策の強化

・CO2削減の強化

・法対応

・廃棄物処理業者との連携

・自治体との連携強化

・既存の設備を排出量の少ないものに置き換え

・新技術導入による優良化や効率化の推進

感染症リスク

・新種の感染症等の急拡大による従業員の感染及び外食自粛による店舗客数減少

・感染症対応を踏まえた店舗運営の適宜変更対応

・社員とその家族への健康管理の推進や勤務体制の見直し

人的資本

確保・活用のリスク

 

・労働市場の競争激化による人材不足

・採用手法の多様化

・女性の活躍推進を含む社内の多様性の確保

・多様な働き方の促進

・エンゲージメント向上への取り組み

・健康経営宣言

・ハラスメント対応

 

 

 

(4) 指標及び目標

当社グループでは、サステナビリティ戦略において人的資本を最重要視しております。サステナビリティの実践に向けて、人的資本の重要テーマとして女性の活躍推進を含む社内の多様性の確保、多様な働き方の促進を目指しております。

また、当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針に係る指標については、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取組みが行われているものの、連結グループに属する全ての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、次の指標に関する目標及び実績は、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社のものを記載しております。

管理職に占める女性労働者の割合について目標を2026年3月までに10%程度としていましたが、当事業年度において10%超を達成することができました。男性労働者の育児休業等取得率は、前事業年度に続き100%を達成することができました。

指標

目標

実績(当事業年度)

管理職に占める女性労働者の割合

2030年3月までに 12程度

10.6

男性労働者の育児休業等取得率

100

100