2023年7月期有価証券報告書より
  • 社員数
    222名(単体) 332名(連結)
  • 平均年齢
    39.8歳(単体)
  • 平均勤続年数
    8.7年(単体)
  • 平均年収
    7,249,000円(単体)

従業員の状況

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年7月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

不動産管理事業

224

物流投資事業

16

アセットマネジメント事業

29

報告セグメント計

269

その他

-

全社(共通)

63

合計

332

 (注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(アルバイト、人材会社からの派遣社員)を含みません。

    2.臨時雇用者数(アルバイト、人材会社からの派遣社員)の総数が従業員の100分の10未満のため、平均臨時雇用者数の記載は省略しています。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。

 

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

2023年7月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

222

39.8

8.7

7,249

 

セグメントの名称

従業員数(人)

不動産管理事業

143

物流投資事業

16

アセットマネジメント事業

-

報告セグメント計

159

その他

-

全社(共通)

63

合計

222

 (注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(アルバイト、人材会社からの派遣社員)を含みません。

    2.臨時雇用者数(アルバイト、人材会社からの派遣社員)の総数が従業員の100分の10未満のため、平均臨時雇用者数の記載は省略しています。

    3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

4.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。

5.平均勤続年数は、吸収合併した㈱天幸総建及び㈱ロジコムの従業員については、㈱天幸総建及び㈱ロジコムの勤続年数を引き継いで算出しております。

 

(3)労働組合の状況

 当社の労働組合は結成されておりませんが、労使関係は安定しております。

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 ①提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)1.

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注)2.

労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.

全労働者

うち正規雇用

労働者

うちパート・有期労働者

3.6

57.1

66.2

65.9

70.7

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出した

     ものであります。

   2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)

     の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則

     」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものでありま

     す。

 

 ②連結子会社

 連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)サステナビリティ基本方針

   当社のサステナビリティ基本方針は以下のとおりです。

 

 <サステナビリティ基本方針> 経営理念「永・徳・環」に基づき、企業の社会的責任を果たします。

私たちCREグループの活動はすべて経営理念「永・徳・環」の考え方を基盤としています。

 

社会の発展のため、永続的に貢献していく姿勢を示す「永」、

他者と社会の利益を考えて行動する「徳」、

社会との繋がりを大切にし、循環する未来社会の創造を目指す「環」。

 

この企業理念に基づく事業活動を通じて社会の持続可能な発展に貢献することが、私たちに期待されているサステナビリティ(持続可能性への取り組み)と考えています。

 

 CREグループでは、環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)を経営の重要事項と認識し、事業活動を通じて物流不動産にかかわる社会的課題に真摯に取り組むことで、企業の社会的責任と常に向き合い続け、グループの持続的な成長を目指してまいります。

 

(2)ガバナンス

 当社では気候変動・環境への対応を経営上の重要課題と認識しております。その諸課題についてはサステナビリティ委員会がリスク・コンプライアンス委員会との連携のもと、気候変動に伴うリスクと機会の評価及び管理や目標達成に向けた対応、SDGs関連施策について年2回協議し、必要に応じて、取締役会へ報告いたします。取締役会は原則として業務執行で議論・承認されたTCFD/SDGs課題に関する取り組み施策の進捗を監督し、少なくとも年に1回以上、関連課題に関する事項を予定議題としております。

 

<サステナビリティ推進体制>

   <サステナビリティマネジメント体制における会議体および役割>

組織・会議体

役割

取締役会

業務執行で議論・承認されたTCFD/SDGs課題に関する取り組み施策の進捗を監督いたします。

TCFD/SDGs課題に関する事項を少なくとも年に1回以上を予定議題としております。

リスク・コンプライアンス委員会

メンバーは社長、常勤取締役及び監査等委員である取締役、コーポレートサービス部門長及び内部監査室長、弁護士、公認会計士等の外部有識者で委員会の決議により任命された者によって構成されております。
サステナビリティ委員会との連携のもと、年に2回、環境課題を含む包括的なリスクを抽出、対策を協議し、必要に応じて、取締役会へ報告いたします。

サステナビリティ委員会

各メンバーは常勤取締役によって構成されております。
気候関連リスクと機会の評価及び管理や目標達成に向けた対応、SDGs関連施策について年2回協議し、必要に応じて、取締役会に報告いたします。

各事業部門

各委員会で決議された事項について、各委員会と連携して対処いたします。

 

 

(3)戦略

 当社は、2022年6月に、金融安定理事会が設置した「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」による提言への賛同を表明いたしました。当社グループは、事業活動を通じた社会課題の解決による持続的な社会発展への貢献という企業が本来有する社会的責任に対する認識をより一層深め、中長期的な企業価値向上を実現するため、サステナビリティに関する取組みをより一層強化してまいります。この一環として、各種ガイドライン(SDGsの17の目標および169のターゲット等)を踏まえ課題抽出を行い、マテリアリティ(重要課題)を特定し、優先して取り組んでいくテーマを明確化しました。CREグループはマテリアリティへの取組みを通じて、持続可能社会の実現に向けて貢献してまいります。なお、特定したマテリアリティについては、サステナビリティに関連する世界的な動向や業務の進捗等に合わせ適宜見直しを行い、効果的な取り組みを推進してまいります。

 

<特定したマテリアリティ>

特定したマテリアリティ

取り組み施策

関連するSDGs

サステナブルな環境の実現

・開発物件「ロジスクエア」への太陽光発電システムの導入を通じ100%再エネ化へ

・開発物件「ロジスクエア」の環境評価獲得:BELS、CASBEE

・開発物件「ロジスクエア」の設備:LED照明導入、井戸水活用、緑化推進等

・CREロジスティクスファンド投資法人のGRESB登録への取り組み、グリーンファイナンスの実施

・土壌汚染対策

地域社会とともに発展・成長を実現

・歴史保存への協力(採掘への協力)

・倉庫開発による地域雇用の創出

・福祉活動への参加

・大学での講義(寄附講座):上智大学、明治大学

多様な人材が活躍できる組織づくり

・ダイバーシティの推進

・働き方改革の推進

・自己実現を重視した人材開発・人材育成

コーポレート・ガバナンスを高め社会からの信頼を獲得

・コーポレート・ガバナンスへの対応

・コンプライアンスの徹底・強化

・リスクマネジメントの強化

 

 

<人材育成方針及び社内環境整備方針>

人材育成戦略において、以下の要点を重視しています。

・安全と健康の最優先: 社員一人ひとりの安全と心身の健康を最優先に考えます。

・挑戦意欲の高揚: 個人が自身の能力を最適に発揮し、課題の解決に向けた挑戦意欲を高めることを目指します。

・キャリア自立: 個人の成長とキャリア発展を支援し、自己実現を促進します。

・人権の尊重: 人権を尊重し、全ての社員が尊重される環境を促進します。

・ダイバーシティの推進: 年齢性別国籍を超えた様々な人材を尊重し、多様性を推進します。

・人材育成の推進: 人材育成を積極的に推進し、社員が成長できる機会を提供します。

 

これらの方針を実現するためキャリア自立の概念を取り入れ個人が自己実現し経営人材育成にも焦点を当てた取り組みを行っており多様な人材がやりがいを持って活躍できる環境や制度の整備に力を注いでいます

 

<具体的な取組み>

・安全と健康の最優先: 社員一人ひとりの安全と心身の健康を最優先に考えます。5年前より継続実施している組織診断サーベイをもとに、コアタイムなしのフレックスタイム制、リモートワークなどにより、働き方の選択肢を従業員に与え、プライベートとのバランスとりやすい環境を提供します。

 

・挑戦意欲の高揚: 個人が自身の能力を最適に発揮し、課題の解決に向けた挑戦意欲を高めることを目指します。個人の目標がトップダウンで決まるのではなく、社員が自ら考え設定し上司のサポートを受けながらPDCAを繰り返す中に、期中の目標内容を繰り返し変更できるルールに改定しました。これにより期中の環境変化にも柔軟に対応しながら、個人のチャレンジを引き出すことを可能にする制度にしています。

 

・キャリア自立: 個人の成長とキャリア発展を支援し、自己実現を促進します。会社主導で行う定期異動を廃止し、社内公募制度を中心に異動を行います。これにより優秀な人材にチャレンジの機会を提供し、シーアールイーおよびグループからの離脱を防ぎます。また、人事がキャリアの相談に乗ることにより、自身で考えることが難しい社員にもサポートをしています。

 

・人権の尊重: 人権を尊重し、全ての社員が尊重される環境を促進します。ハラスメントを中心に経営陣・管理職のさらなる理解促進を進めます。人事部主導で研修を実施しハラスメントが起こる原因や、防止策をマネジメント層から再認識の徹底を進めます。

 

・ダイバーシティの推進: 年齢性別国籍を超えた様々な人材を尊重し、多様性を推進します。海外事業部を中心に外国人材の採用の強化、ならびに女性管理職の増加、若年層の管理職登用など、組織を膠着状態にさせず、常に様々な価値観が飛び交い理解しあえる組織風土を構築します。

 

・人材育成の推進: 人材育成を積極的に推進し、社員が成長できる機会を提供します。座学と実践、ルールの整備が三位一体となって人が育ちやすい環境づくりを行います。知識教育よりも意識改革に重点を置き、研修後、社員一人ひとりの“心がけ”に頼るのでなく、変化を起こしやすい制度(ルール整備や権限移譲)の整備を進めます。

 

(4)リスク管理

 当社はサステナビリティ体制構築のため、全社的なリスク管理に関する規程を定め、気候変動課題を含めたサステナビリティ全般に対応するため「サステナビリティ委員会」を設置しております。特に気候変動に伴うリスクはユニットリーダー会議及びリスク・コンプライアンス委員会と連携しながら、サステナビリティ委員会で識別し、評価を実施いたします。その後、各事業部門で管理(対応)し、ユニットリーダー会議及びリスク・コンプライアンス委員会と連携しながらサステナビリティ委員会でモニタリングを実施いたします。

 

(5)指標及び目標

 当社は、気候変動関連リスク・機会の評価指標として、温室効果ガス排出量の算定を行なっております。2023年7月期はScope1にあたる「燃料の使用(CO2)」と、Scope2にあたる「他人から供給された電気の使用(CO2)」を算定対象としております。今後も温室効果ガス排出量の把握を継続し、対象範囲の拡大や、削減していくことができるよう、体制づくりと目標設定を進めてまいります。

 

<温室効果ガス排出量>

 

年間排出量(t-CO2)

Scope1・2 合計

256

Scope1 ※1

169

Scope2 ※2

87

※1 LPガス、ガソリンの使用による排出量 ※2 電力使用による排出量

 算定期間:2022年8月~2023年7月 開示対象:国内単体 算定方法:マーケットベース

(注)1.算定の方法には、ロケーションベース(日本全体の排出平均原単位を使用して算定するもの)と

     マーケットベース(電力会社ごとの排出原単位を使用して算定するもの)のうち、後者のマーケット

     ベースを採用しております。

   2.Scope2で使用した排出係数:電気事業者別排出係数 2021年度実績および2022年度実績

 

 なお、提出会社に関しては、人的資本に関する指標及び目標として「5.従業員の状況」において、2025年7月までに、「管理職に占める女性労働者の割合20%」を目指し、それに伴って「労働者の男女の賃金の差異」を縮小させてまいります。「男性労働者の育児休業取得率」については80%を目標とした活動を推進致します。連結子会社に関する指標は今後検討してまいります。