人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数260名(単体) 7,183名(連結)
-
平均年齢43.1歳(単体)
-
平均勤続年数16.8年(単体)
-
平均年収4,848,532円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
|
2024年2月29日現在 |
|
セグメントの名称 |
従業員数(名) |
|
ブランド事業 |
4,878 |
(2,415) |
デジタル事業 |
398 |
(292) |
プラットフォーム事業 |
1,732 |
(781) |
共通部門 |
175 |
(-) |
合計 |
7,183 |
(3,488) |
(注)1 従業員数は、就業人員であります。
2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の当連結会計年度の平均雇用人員数(1日8時間換算)であります。
(2)提出会社の状況
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2024年2月29日現在 |
従業員数(名) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
|
260 |
(70) |
43.1 |
16.8 |
4,848,532 |
セグメントの名称 |
従業員数(名) |
|
デジタル事業 |
85 |
(70) |
共通部門 |
175 |
(-) |
合計 |
260 |
(70) |
(注)1 従業員数は、就業人員であります。
2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の当連結会計年度の平均雇用人員数(1日8時間換算)であります。
3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3)労働組合の状況
当社グループには、ワールドユニオン(組合員数 799名)、株式会社ワールドインダストリーニットにおいてワールドインダストリー松本労働組合(組合員数 60名)が組織されており、それぞれUAゼンセンに加盟しております。(組合員数は2024年2月29日現在)
尚、労使関係は安定しており、特記すべき事項はありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度 |
補足説明 |
||||
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1 |
|||
全労働者 |
うち正規雇用労働者 |
うちパート・有期労働者 |
|||
28.3 |
25.0 |
74.9 |
80.3 |
57.5 |
|
(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
② 連結子会社
当事業年度 |
補足説明 |
|||||
名称 |
管理職に占める女性労働者の割合 (%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1 |
|||
全労働者 |
うち正規雇用労働者 |
うちパート・有期労働者 |
||||
㈱フィールズインターナショナル (注)3 |
25.0 |
0.0 |
53.0 |
54.7 |
53.7 |
|
㈱エクスプローラーズトーキョー |
0.0 |
0.0 |
74.3 |
73.9 |
95.5 |
|
㈱アルカスインターナショナル (注)3 |
22.2 |
25.0 |
64.0 |
72.2 |
83.4 |
|
㈱ワールドビジネスサポート |
50.0 |
- |
104.3 |
104.5 |
88.7 |
|
㈱ファッションクロス |
0.0 |
- |
46.3 |
52.8 |
82.9 |
|
㈱ライフスタイルイノベーション |
85.7 |
- |
66.6 |
88.4 |
99.0 |
|
㈱ケーズウエイ |
40.0 |
- |
35.9 |
56.7 |
26.8 |
|
㈱ワールドストアパートナーズ (注)3 |
16.7 |
0.0 |
60.3 |
67.6 |
79.2 |
|
㈱アダバット |
0.0 |
- |
72.4 |
74.3 |
100.8 |
|
㈱ピンクラテ |
0.0 |
- |
61.5 |
69.3 |
92.2 |
|
㈱アスプルンド |
42.9 |
- |
69.5 |
70.5 |
84.7 |
|
㈱ファッション・コ・ラボ |
0.0 |
- |
70.3 |
71.5 |
113.2 |
|
神戸レザークロス㈱ |
0.0 |
0.0 |
67.5 |
73.1 |
98.2 |
|
㈱ワールドプロダクションパートナーズ |
6.7 |
0.0 |
84.6 |
81.0 |
86.8 |
|
㈱ワールドインダストリーファブリック |
0.0 |
100.0 |
69.4 |
71.1 |
64.1 |
|
㈱ワールドインダストリーニット |
50.0 |
- |
63.5 |
67.1 |
65.6 |
|
㈱ヒロフ |
20.0 |
- |
43.0 |
52.6 |
- |
男性のパート・有期労働者はおりません。 |
㈱ティンパンアレイ |
25.0 |
0.0 |
82.2 |
78.7 |
94.7 |
|
㈱ナルミヤ・インターナショナル (注)3 |
9.6 |
100.0 |
34.0 |
44.0 |
56.0 |
|
(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。なお、男性の育児休業取得対象者がいない会社については、「-」としております。
3 常用雇用者は1,000人超であります。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループは、『価値創造企業グループ』として長期的・持続的に価値を創造し、提供し続けるためには「持続可能な社会の実現」への貢献が不可欠であり、環境負荷及び社会活動に関する取り組みを企業経営における重要課題のひとつと位置づけております。
そして、分散構造故に見える化が進んでいないファッション業界において、環境負荷の見える化を進めるとともに「ワールド・ファッション・エコシステム」を通じて、ファッション産業の多様性と持続性の両立を目指し、産業全体の構造的課題の解消に向けて積極的に取り組んでおります。
「ワールド・ファッション・エコシステム」の構築を一段と高次元なものに昇華させることで、新たな成長機会の創出や社会が共感できる価値を創造すべく、ワールドグループならではの持続可能な社会に向けた戦略指針を具体化し、2022年6月にTCFD提言への賛同表明とともに、脱炭素社会の実現に向けて当社グループ独自の「ワールド・サスティナビリティ・プラン※1」を公表しました。目標達成に向けたKPIを設定し、各施策を実施しております。また、実現に向けた基盤として、人的資本経営のフレームワークの構築やダイバーシティの推進をしております。
記載内容のうち将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス
サスティナビリティに係る基本方針や取り組みは、代表取締役 社長執行役員のもと組織されるサスティナブル委員会の下に担当役員及び担当部署を設置し推進しております。取締役会は、社長およびサスティナブル委員会から定期的に報告を受け、監視・監督を行っております。
(後記「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレートガバナンスの概要 ② 企業統治の体制の概要〈経営管理組織体制〉」参照)
(2)戦略
① 当社グループは、TCFD提言を参照し、気候変動がもたらす「リスク」と「機会」を明確にいたしました。抽出したリスクおよび機会について、シナリオ分析等に基づき継続的な見直しを行うとともに、損益・資金計画に与える影響について検討を進め、経営戦略にどのように反映されているかを説明することで、当社グループの戦略のレジリエンスを示してまいります。
分類 |
リスク |
影響 |
対応 |
|
移 行 リ ス ク |
政策 及び 法規制 |
・2050年までのネットゼロ対応の義務化 ・情報開示義務拡大への対応不備 |
・エネルギーコストの増加 ・対応不備による製品需要の低下 |
・再エネ、省エネ等によるコスト縮小やエネルギー調達リスクの回避 ・GHGプロトコルの順次算出と削減ロードマップの定期見直し |
市場 |
・環境課題に対する顧客ニーズの急激な変化 |
・変化対応遅れによる製品、サービスの需要の低下 |
・市場分析、顧客分析によるニーズの把握と商品、サービスへの反映 |
|
物 理 的 リ ス ク |
急性 |
・異常気象による災害 |
・サプライチェーン寸断による原料調達不足、生産遅延・停止 ・店舗、工場、事務所の損害、休業による収益減少 |
・BCP整備によるレジリエンス強化 |
慢性 |
・平均気温の上昇 |
・気温の変化に対応しない商品構成による売上低下 ・冬物重衣料の売上低下 |
・機能性(接触冷感等)素材の開発 |
|
分類 |
機会 |
影響 |
対応 |
|
製品サービス |
・環境意識の高い顧客の誘致 |
・環境配慮型製品、サービスの収益拡大 |
・リユース、リサイクル活動、シェアリングビジネス、アップサイクルビジネスによる需要の創造 ・環境配慮型製品の製造、販売、サービスの拡大 |
|
・お客様やお取引先様と協働した環境活動の拡大 |
・社会貢献による企業価値向上 |
・「ワールド・エコロモキャンペーン※2」の拡大 |
② 当社グループの人材の多様性の確保を含む人材育成指針、社内環境整備方針は以下のとおりです。
〈人材育成指針〉
社員の成長は組織の責務と捉え、従業員価値を高めポテンシャルを最大限引き出し、企業価値を高めるために、多様な事業形態を運営する当社グループならではの「複数のキャリアパスの整備」と「誰もが学び続けられる育成プログラム」を推進します。
また、女性や中途入社の従業員、障がい者等、あらゆる従業員が安心して働き、活躍できる環境を整備、改善してまいります。
〈社内環境整備方針〉
・安全、健康に働ける環境
グループ横断の安全衛生委員会を毎月開催し、全ての事業所の職場環境の改善と従業員の健康推進を実施しております。
・従業員エンゲージメント
従業員に対して組織力調査を毎年実施し、組織単位の課題と改善策を明確にして、風土改革や生産性向上につなげております。
・ダイバーシティの推進
アンコンシャス・バイアス研修や社内で活躍する女性達の経験値を共有する「女性活躍推進に向けた座談会」の実施、従業員のライフステージと生産性を両立する様々な制度(ライフ優先型勤務、副業制度など)の運用を推進しております。
(3)リスク管理
当社グループでは、経営に悪影響を及ぼすリスクを全社的に把握し、その顕在化の未然防止と顕在化した場合の影響の最小化のため、代表取締役 社長執行役員のもと組織されるリスクマネジメント委員会の下にリスクマネジメント担当役員及び担当部署を設置し、当社グループ全体のコンプライアンス・リスクマネジメントプログラムを推進しております。
気候変動、人的資本、人権に関わるリスクへの対応はサスティナブル委員会が主管となり、リスクマネジメント委員会と連携して進める体制としております。
(4)指標及び目標
当社グループは、「ワールド・サスティナビリティ・プラン」にてアクションプラン、及び年次の環境に関する数値と人的資本に関する数値を開示しております。目標と主な取り組みは以下のとおりです。
項目 |
目標 |
2024年2月時点 |
主な取り組み |
||
気 候 変 動 へ の 対 応 |
C O 2 排 出 量 削 減 |
・自社負荷領域(Scope1&2): 2030年までに50%(2018年3月比)とする |
51.10% |
・エネルギーを自社契約している事業所、工場:(実質)再エネ化を推進賃借している店舗等:貸主(館様等)の協力を得て再エネ電力の導入 ・オフィス、店舗等のLED照明の導入 |
|
・間接負荷領域(Scope3): 2030年までに商品1点当たり20%(2022年3月比)削減する |
- |
・原料をサスティナブル素材へ切り替えることによる排出量削減率の可視化 ・サスティナブル素材を開発し、素材ブランド「CIRCRIC(サーキュリック)※3」として販売 ・原料のサスティナブル素材へ切り替え促進のために、シーズン毎に切り替え目標を設定し、専用システムにて目標に対する実績をモニタリング |
|||
・2030年までに他社製品も含めた衣料品引き取り点数を1,000万点/年とし、リユース・リサイクルを促進する |
270万点/年 |
・「ワールド・エコロモキャンペーン※2」実施拡大 |
|||
廃 棄 物 削 減 |
・2025年までに商品の残在庫廃棄をゼロにする |
38万点 (雑貨含む) |
・気候変化に対応した商品開発や消費者ニーズに合った適正仕入、価格設定、在庫コントロールに加え、催事等での最終売り切りの促進 |
||
・物流資材の循環促進 |
- |
・使用済み段ボールを活用したショッパーの利用促進 ・納品用ハンガービニールのリユース・リサイクル |
|||
人 権 尊 重 ・ 社 会 貢 献 |
・2027年までに「お取引先行動原則」を100%浸透 |
- |
・「お取引先行動原則」を制定し、同意書取得を推進 ・仕入先に関する人権、環境のモニタリング実施 |
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・子供たちの未来のための支援を継続 |
- |
・「ワールド・エコロモキャンペーン※2」の収益金を子供達の未来のために寄付 |
|||
・環境に配慮したワークショップの定期開催 |
- |
・自社工場の残布や残糸等を活用したワークショップを全国のワールドグループの店舗および地方自治体が運営する施設などで開催 |
|||
・地域、社会への貢献 |
- |
・ワールド北青山ビル敷地内にドックランを併設、保護犬譲渡会への協賛 |
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人 的 資 本 ・ ダ イ バ | シ テ ィ 推 進 |
・女性活躍推進 |
||||
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・2030年までに女性の役職者(組織の責任者として役割を担っている人材(店長含む))を労働構成比と同等にする |
68.10% |
・管理職登用3年以内の女性、および登用候補者を対象に、女性役員や部門長とのセッションを行う「座談会」を定期開催 ・管理職へのアンコンシャス・バイアス研修の実施 |
||
・多様性の確保 |
|||||
|
・中途採用者の管理職比率50%以上を継続維持 |
62.70% |
・多様な経歴所有者の意見、考えを組織運営に反映できる風土醸成 |
||
|
・障がい者雇用促進 |
2.85% |
・障がい者が活躍できる職場環境の維持改善 |
||
|
・事業と連動した多様なポジション・キャリアの提供 |
- |
・事業多様化に伴う複数のキャリアパスを確保し動的化 |
||
|
・ワークライフバランスの推進 |
- |
・個々のステージに応じた柔軟な働き方などの制度の継続的改善や、休暇取得などの促進 |
||
|
・男性育休取得の推進 |
20.00% |
・男性育休取得者の体験談を社内報にて公開 ・制度の周知と管理職への教育 |
||
・人材育成プログラムの促進 |
|||||
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・多様な学びの場の提供 |
- |
・いつでも学べるeラーニングプラットフォームの活用 ・ドレッサーとしての自立~スキルアップ~マネジメントを学ぶ年間プログラムの推進 ・専門部門による店舗巡回指導と育成 ・職種(MD、デザイナーの工場研修、パターンナー研修等)、階層(業務職、管理職等)に応じた研修プログラムの推進 |
||
|
・事業開発を通じての人材育成 |
- |
・新規事業開発に向けたブラッシュアップ型ビジネスコンテスト「NEXT WORLD」開催を通じての人材育成 |
||
・従業員エンゲージメントの継続的な向上 |
|||||
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・称賛の場の創出 |
- |
・店舗で活躍する社員を表彰する「WORLD GROUP AWARD」を開催。ベストルーキー、お客様からおほめを頂いたドレッサー等を表彰 |
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|
・社員同士の「つながり」強化 |
- |
・部門間の壁がない「つなぐワールド」イベントの定期開催により、同職種、同エリアなど横の繋がりを強化 |
||
|
・組織状態のモニタリングと改善 |
- |
・従業員アンケートにより定期的に組織状態をスコア確認し、課題項目について改善の具体的アクションを実行 |
※1 ワールド・サスティナビリティ・プラン:https://corp.world.co.jp/csr/pdf/world_sustainabilityplan_2022.pdf
※2 ワールド・エコロモキャンペーン:https://corp.world.co.jp/csr/pdf/world_ecoromo.pdf
※3 サーキュリック:https://store.world.co.jp/s/brand/circric/