事業内容
セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
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売上
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利益
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利益率
最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています
| セグメント名 | 売上 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
|---|---|---|---|---|---|
| (単一セグメント) | 2,862 | 100.0 | 65 | 100.0 | 2.3 |
3【事業の内容】
当社は「関わる従業員、お客様、取引先様の幸せを実現する」ことを企業理念に掲げ、事業運営を行っております。その実現のために「コマースを進化させる」をスローガンに、クラウドコマースプラットフォームの提供に加え、複数の事業を展開し、サービスの提供を行っております。
具体的にはECシステムの構築及び運用保守を行う「クラウドコマースプラットフォーム事業」、EC事業者の事業ステージや事業領域に合わせて最適なソリューションを提供する「ECビジネス成長支援事業」及びEC事業者のバックエンドの情報とフロントエンドの情報を統合・分析するプラットフォームを提供する「データ利活用プラットフォーム事業」を展開し、EC事業者のみならず幅広いニーズに応えるとともに、収益手段の多様化を図っております。
(1)クラウドコマースプラットフォーム事業の事業内容について
クラウドコマースプラットフォーム事業として、クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」、「EBISUMAT Lite」、「EBISUMART BtoB」、「EBISUMART Enterprise」に係る①システム受託開発サービス、②システム運用保守サービス、③その他のサービスの3つのサービスを提供しております。
①システム受託開発サービス(フロー)
通常、ベンダーの環境に依存するクラウド型サービスでは個別の要望に応じるカスタマイズの自由度は大幅に低くなりますが、「EBISUMART」はクラウド型サービスでありながらカスタマイズが可能であるという特徴を有しております。当社はシステム導入に際し顧客の要望に応じてカスタマイズを実施することが一般的であるほか、システム導入後につきましても新たな機能追加等の依頼に応じて追加カスタマイズを行います。
カスタマイズ業務におきましてはプロジェクト・マネジメント制を採用し、要件定義から設計、開発、テスト、納品まで同一のメンバーが担当することにより品質強化はもちろん、障害発生時の対応も迅速且つ効率的に行える体制とし、顧客に安心・安全を提供できるよう取り組んでおります。
これらの業務に対し、カスタマイズ料という形で報酬を受領するフロー型ビジネスとなっております。
②システム運用保守サービス(ストック)
クラウドコマースプラットフォーム上に顧客の店舗がオープンした後は、顧客のサポートを専門に行うECコンシェルジュによるきめ細かな保守サービス、セミナーの開催や、サポートチームによるコンサルティング等の各種サポートサービスを通じて個々の顧客に対し最適なサービスの提供に努めております。また、クラウド型の利点を生かし、毎週機能の追加、更新、修正等を行い、顧客に対し常に最新・最適なサービスの提供に努めております。これらの業務に対し、月額利用料という形で報酬を受領するストック型ビジネスとなっております。
報酬の内訳は、「基本料金」、「変動料金」、「その他」で構成されており、それぞれの内容は以下のとおりとなっております。
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区分 |
内容 |
|
基本料金 |
月額固定料金で、基本的な保守サービスの対価であります。 |
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変動料金 |
各顧客のシステム利用状況に応じて課金する料金であります。 |
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その他 |
オプションサービスの利用料等であります。 |
③その他のサービス
既存顧客に対し、提携先企業の各種サービス(ディスプレイ広告サービス、商品のレコメンド機能、各種分析機能等)の紹介や当社メディアへの広告掲載等の各種サービスを提供しております。
1)クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」の特徴について
「EBISUMART」は、「拡張性・最新性・安心性」の3つの特性により、中規模から大規模のEC事業者のニーズに最適なソリューションを提供しております。
■拡張性
「EBISUMART」はASPサービス(注1)の「システムが古くならない」メリットとパッケージソフトの「他システムとの連携等のカスタマイズができる」メリットの両方を備えており、クラウドサービスでありながら顧客の様々な要望に柔軟に対応することが可能です。
■最新性
パッケージソフトは時の経過とともに陳腐化していきますが、「EBISUMART」は機能の追加やアップデートを毎週行っており、全ての顧客は常に最新・最適なサービスを利用することが可能です。
■安心性
システムの利用状況に応じてサービス提供の基盤であるインフラ環境を柔軟に変更することが可能となっており、最適かつ無駄のない状態に保つことができるため、一時的な高負荷にも対応することが可能です。また、通常のセキュリティ対策に加え、通信の監視・ブロックを行うオプションも利用可能となっており、安心してシステムを利用していただくことが可能です。
販売体制としましては顧客ニーズを的確に把握できるダイレクトセールスを主体としておりますが、API(注2)を公開することによりプラットフォームのオープン化を進め、パートナー開拓を通じた事業拡大のための基盤構築を進めるとともに、パートナープログラム「EBISUMART ecosystem」を展開し、パートナー企業に「EBISUMART」上で動作するEC支援サービスアプリケーションの開発環境を提供しております。これによりパートナー企業にはEC支援サービスアプリを製作する機会を提供し、顧客企業には幅広いEC支援サービスを受ける機会を提供します。各パートナーの機能及び役割は以下のとおりとなっております。
① OEMパートナー
「EBISUMART」をOEM商品として第三者に販売します。
② ソリューションパートナー
「EBISUMART」の販売代理業務に加え、エンドユーザーに対し「EBISUMART」のカスタマイズ業務を行います。
③ セールスパートナー
「EBISUMART」の取次店業務及び販売代理店業務を行います。
④ アプリケーションパートナー
「EBISUMART」カスタマイズ用アプリケーションの開発及び販売を行います。
⑤ アウトソースパートナー
当社の委託を受け、「EBISUMART」のカスタマイズ業務を行います。
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
(注1)アプリケーションサービスプロバイダのことで、インターネットを介したサービス提供で、すぐに導入でき、コストが安くシステムが古くならないメリットはありますが、カスタマイズができない点がデメリットであります。
(注2)アプリケーションプログラミングインターフェースのことで、あるコンピュータプログラムの機能や管理するデータ等を外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式等を定めたものであります。
2)ハイスペックのクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART Enterprise」について
EC市場拡大と弊社既存顧客の成長を見越し、EC流通総額が更に大きい大規模顧客層をターゲットにした、ハイスペックの新たなクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART Enterprise」のサービス提供を本格的に開始いたしました。事業規模の拡大により、データ処理の高速化や外部システムとの連携強化へのニーズに対応するシステムとなり、これにより大規模事業者まで幅広い顧客層をカバーすることが可能となっております。さまざまなチャネルのデータを収集・蓄積し、在庫管理や受注~出荷処理などのEC運営業務を自動化するクラウド型の統合業務管理システムとなり、従来対応できなかった顧客層にもアプローチしてまいります。
(2)ECビジネス成長支援事業の事業内容について
EBISU GROWTHは、自社EC、モール、越境問わず「ECの役割の明確化、事業計画の策定」「チャネル選定からサイトの構築」「ECの根幹となる運用業務の支援、効率化」「集客・認知拡大に繋げる施策の企画提案」「物流・倉庫の構築、改善、効率化」にいたるまで、EC戦略フェーズから運用までを、事業状況に合わせ一気通貫で事業の成長を支援するサービスです。EBISU GROWTHの強みは下記3つとなります。
①圧倒的な経験に基づいた運用支援
現場担当者への正確なヒアリングから運用面での課題を可視化します。また、EC戦略から現場業務までを習熟した経験者が業務の効率化を図り、運用の最適化を支援するとともに、運用代行も可能とします。
②フルフィルメントの最適化
ECにおいて非常に重要な要素の1つであるフルフィルメント(在庫管理、物流、撮影業務)を、経験豊富なメンバーが要望や状況に合わせた提案をし、全国の倉庫選定を含め、費用や業務の最適化を可能とします。
③自社越境ECサイトの構築
越境ECなど、需要が高まり続ける参入難易度の高い海外市場にも、事業のグローバル化という形でオールインワンでの支援を可能とします。
具体的なサービス内容としては、EC事業を継続的に発展させることを目的とした「EC戦略PM支援サービス」と、各ECモールに特化した支援を行う「ECモール特化型運営支援サービス」という2つのサービスを軸に提供を行っております。また直近では、EC運用の生産性を高めるAI活用EC運用代行サービス「EBISU AGENT」を提供開始し、全カート・モール対応、商品登録からLP制作まで幅広いEC運用業務をカバーしております。
(3)データ利活用プラットフォーム事業
EC事業者の基幹システムと各販売チャネルにおけるデータをシームレスに繋ぎ、リアルとネットにおけるデータの一元管理及び分析、活用を可能とする「データ利活用プラットフォーム」の提供を目指しております。新規プロダクトとして、事業者が持つ各種商品情報を一元管理し、EC業務の効率化と商品価値の最大化を実現する商品データ統合プラットフォーム「EBISU PIM(エビスピム)※」を提供しております。
※PIMとは、Product Information Managementの略で事業者が持つ商品情報を統合し、信頼性の高い魅力的な商品コンテンツを作成、管理することができるシステムを指します。
「EBISU PIM」の主な機能は下記となります。
業績状況
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態の状況
(資産)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比べ119,775千円減少し、1,993,719千円となりました。主な要因は、現金及び預金が90,647千円減少したこと、ソフトウエア(ソフトウエア仮勘定含む)が20,992千円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末と比べ149,991千円減少し、781,842千円となりました。主な要因は、税引前当期純利益の減少に伴い未払法人税等が78,247千円減少したこと、未払費用が20,117千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末と比べ30,216千円増加し、1,211,877千円となりました。主な要因は、当期純利益を34,345千円計上したこと等によるものであります。この結果、自己資本比率は60.8%(前事業年度末は55.9%)となりました。
②経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中で、各種政策の効果もあって、緩やかに回復しています。一方で、中東情勢の影響によっては、国内の景気を下押しするリスクがあります。また、物価の上昇や為替の著しい変動による過度な円安等は経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があり、金融資本市場の変動には引き続き十分注意する必要があります。
当社は、EC関連サービスが多様化かつ複雑化する近況を鑑み、ECシステムの構築及び運用保守を行う「クラウドコマースプラットフォーム事業」、EC事業者の事業ステージや事業領域に合わせて最適なソリューションを提供する「ECビジネス成長支援事業」及びEC事業者のバックエンドの情報とフロントエンドの情報を統合・分析するプラットフォームを提供する「データ利活用プラットフォーム事業」を展開し、EC事業者の幅広いニーズに応えるとともに、収益手段の多様化を図っております。また、新しいプロダクトに対する投資も積極的に行っております。
事業セグメント別の状況は、以下のとおりであります。
<クラウドコマースプラットフォーム事業>
「クラウドコマースプラットフォーム事業」においては、既存顧客の満足度向上及び新規顧客の開拓を図るため、組織改編等により営業部門を強化することでシステム受託開発売上の新規獲得並びに運用保守売上の積み上げに努めてまいりました。また、「EBISUMART」をより信頼性の高いECプラットフォームとするため、情報セキュリティマネジメントシステムISO/IEC27001の認証取得やクレジットカード業界における国際セキュリティ基準であるPCI-DSSへの準拠証明の取得も継続して行ってまいりました。さらに、EC市場拡大と弊社既存顧客の成長を見越し、EC流通総額が更に大きい大規模顧客層をターゲットにした、ハイスペックの新たなクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART Enterprise」を展開し、これにより小規模事業者から大規模事業者まで幅広い顧客層をカバーすることが可能となっております。
このような状況の中、システム運用保守売上については、既存店舗のGMV(流通取引総額)及びPV数(ページ閲覧数)が拡大し、前年度を上回って推移しました。一方、システム受託開発売上については、新規受注の獲得が想定を下回り、前年度を下回る結果となりました。また、原価の管理を各部署で徹底するとともに作業の効率化を継続的に行った結果、クラウドコマースプラットフォーム事業の売上高は2,731,745千円(前年同期比4.4%増)、セグメント利益は840,868千円(前年同期比3.1%減)となりました。
<ECビジネス成長支援事業>
「ECビジネス成長支援事業」においては、ECモール及び自社ECサイトを運営する全ての事業者様を対象とした、EC事業の成長を戦略立案から実務まで一気通貫で支援するサービス「EBISU GROWTH」について、マーケティング戦略の見直しによるコストの適正化を進めながら、営業体制及びパートナー戦略の強化に取り組みました。また、広告運用代行サービスについては、従来より当社が主体となって役務提供を実施しておりましたが、生産性を考慮し、2026年5月期からパートナー企業に委託する取次業務として実施しており、当社が受領する広告出稿運用手数料を売上高として純額計上しております。その結果、サービスの受注は堅調に推移し、セグメント利益の黒字を確保いたしました。この結果、ECビジネス成長支援事業の売上高は129,725千円(前年同期比47.5%減)、セグメント利益は4,359千円(前年同期はセグメント損失12,683千円)となりました。
<データ利活用プラットフォーム事業>
データ利活用プラットフォーム事業においては、各ECサイトにおける商品情報を一元管理し、各販売チャネルにおける統一された正確な情報を提供することで、EC業務の効率化と商品価値の最大化を実現する「EBISUPIM(エビス ピム)」の拡販に向けてプロダクトのブラッシュアップや営業体制の強化に取り組みました。この結果、当期において新規受注を獲得し、データ利活用プラットフォーム事業の売上高は698千円(前期は売上高なし)、セグメント損失は58,979千円(前年同期はセグメント損失28,941千円)となりました。
なお、各報告セグメントに配分していない一般管理費等の全社費用は721,526千円となりました。
以上の結果、当事業年度の売上高は2,862,170千円(前年同期比0.1%減)、営業利益は64,721千円(前年同期比67.0%減)、経常利益は54,456千円(前年同期比71.5%減)、当期純利益は34,345千円(前年同期比75.0%減)となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末と比べ90,647千円減少し、386,660千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは145,496千円の収入(前事業年度は376,305千円の収入)となりました。これは主に減価償却費を231,062千円計上したこと、税引前当期純利益54,456千円を計上したこと、法人税等を104,003千円支払ったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローは216,288千円の支出(前事業年度は175,421千円の支出)となりました。これは主にサービス充実を目的とした無形固定資産(自社利用ソフトウエア)の取得による支出201,975千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローは19,855千円の支出(前事業年度は30,000千円の支出)となりました。これは主に短期借入金を20,000千円返済したこと等によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当事業年度における生産実績は、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
売上の計上区分 |
当事業年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) |
|
|
金額(千円) |
前年同期比(%) |
||
|
クラウドコマースプラットフォーム事業 |
システム受託開発 |
575,326 |
114.9 |
|
データ利活用プラットフォーム事業 |
システム受託開発 |
698 |
- |
(注)1.クラウドコマースプラットフォーム事業のシステム運用保守及びその他、ECビジネス成長支援事業に関しましては、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
2.金額は製造原価によっております。
b.受注実績
当事業年度における受注実績は、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
売上の計上区分 |
当事業年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) |
|||
|
受注高(千円) |
前年同期比(%) |
受注残高 (千円) |
前年同期比(%) |
||
|
クラウドコマースプラットフォーム事業 |
システム受託開発 |
829,741 |
65.0 |
294,528 |
62.7 |
|
データ利活用プラットフォーム事業 |
システム受託開発 |
13,132 |
- |
12,434 |
- |
(注)1.クラウドコマースプラットフォーム事業のシステム運用保守及びその他、ECビジネス成長支援事業に関しましては、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
2.受注高の減少理由はWEBリードの減少等によるものであります。
c.販売実績
当事業年度における販売実績を売上の計上区分別に示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
売上の計上区分 |
当事業年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) |
|
|
金額(千円) |
前年同期比(%) |
||
|
クラウドコマースプラットフォーム事業 |
システム受託開発 システム運用保守 その他 |
961,677 1,746,889 23,178 |
100.9 106.4 101.9 |
|
ECビジネス成長支援事業 |
EC支援サービス |
129,725 |
52.5 |
|
データ利活用プラットフォーム事業 |
システム受託開発 |
698 |
- |
|
合計 |
2,862,170 |
99.9 |
|
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額ならびに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。
当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しておりますが、見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
a.繰延税金資産について
当社は、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断したうえで繰延税金資産を計上しております。将来の課税所得に関する予測は、過去の実績等に基づいており、経営環境の変化や税制の変更等によって、課税所得の見積りの変更が必要となる場合には、繰延税金資産の計上額が変動する可能性があります。
b.ソフトウエアの会計処理について
当社は、将来の収益獲得または費用削減の効果につながるソフトウエアを開発する場合に、その開発にかかるコストをソフトウエアとして無形固定資産に計上する場合があります。
その場合、見込収益獲得期間または費用削減期間に基づく定額法(5年)により減価償却を実施しております。ただし、当該ソフトウエアの陳腐化や有効性の低下等により、見込んでいた効果が得られないことが明らかになった場合には、費用または損失を計上する可能性があります。
c.受注損失引当金について
当社は、システム受託開発案件のソフトウエアに関して、開発原価総額が受注契約金額を超える可能性が高く、かつその金額を合理的に見積ることができる場合には、その超過すると見込まれる額のうち、当該開発案件に関して既に計上された損益の金額を控除した残額を、損失が見込まれた期の損失として計上し、受注損失引当金を計上しております。
d.履行義務の充足に係る進捗度の見積りによる収益認識
当社は、システム受託開発売上について、開発期間がごく短いものを除き、履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識しております。なお、履行義務の進捗度の見積りの方法は、社内で実施したカスタマイズ作業については、見積総工数に対する実際工数の割合、またアウトソースパートナーへ委託したカスタマイズ作業については、開発を委託した機能のうち、完成した機能の割合により算出しています。
システム受託開発の履行義務の充足に係る進捗度の見積りについては、当初予見ができなかった事象の発生等により、当初見積りに変動が生じる場合があることから、翌事業年度の財務諸表において認識する収益に影響を及ぼす可能性があります。
②経営成績の分析
a.売上高
当事業年度の売上高は、前事業年度に比べ2,763千円減少し、2,862,170千円(前期比0.1%減)となりました。事業別には、クラウドコマースプラットフォーム事業においては、主に電子商取引の需要増に伴う取引増加により、システム運用保守売上が1,746,889千円(前年同期比6.4%増)と伸長しました。ECビジネス成長支援事業においては、広告運用代行サービスに関して生産性を考慮し、2026年5月期からパートナー企業に委託する取次業務として実施しており、当社が受領する広告出稿運用手数料を売上高として純額計上したことから、売上高が129,725千円(前期比47.5%減)と減少しました。データ統合プラットフォーム事業においては、当期において新規受注を獲得し、売上高が698千円(前期は売上高なし)となりました。
b.売上原価、売上総利益
当事業年度における売上原価は、前事業年度に比べ41,044千円増加し、1,685,130千円(前期比2.5%増)となりました。事業別には、クラウドコマースプラットフォーム事業においては、人材派遣料や業務委託費の増加等に伴い売上原価が1,614,284千円(前期比11.5%増)と増加しました。ECビジネス支援事業においては、広告出稿運用手数料を純額計上したことに伴い、売上原価が66,387千円(前期比66.1%減)と減少しました。この結果、売上総利益は前期に比べ43,808千円減少し、1,177,039千円(前期比3.6%減)となりました。
c.販売費及び一般管理費、営業利益
当事業年度における販売費及び一般管理費は、人件費や広告宣伝費の増加等により前事業年度に比べ87,754千円増加し、1,112,317千円(前期比8.6%増)となりました。
この結果、営業利益は64,721千円(前期比67.0%減)となりました。
d.営業外損益、経常利益
当事業年度における営業外収益は、前事業年度に比べ406千円増加し、903千円(前期比81.7%増)となりました。
当事業年度における営業外費用は、前事業年度に比べ5,381千円増加し、11,169千円(前期比93.0%増)となりました。
この結果、営業外損益は10,265千円の損失となり、経常利益は54,456千円(前期比71.5%減)となりました。
e.特別損益、当期純利益
当事業年度において特別利益の計上はなく、税引前当期純利益は54,456千円(前期比71.5%減)となりました。また、法人税等20,110千円を計上した結果、当期純利益は34,345千円(前期比75.0%減)となりました。
③財政状態の分析
財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ①財政状態の状況」をご参照ください。
④キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
⑤経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社は常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化、優秀な人材の確保、市場のニーズにあったサービスの展開等により、当社の経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。
⑥資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の運転資金需要のうち主なものには、人件費、支払手数料、広告宣伝費等があります。運転資金は、主として内部資金及び借入により調達しております。
当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は386,660千円であり、当社の事業を推進していく上で十分な流動性を確保していると考えております。
⑦経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、システム受託開発の受注金額及びシステム運用保守のARPU(顧客単価)を重要な経営指標と位置付けております。システム受託開発の受注金額の多寡は、後のシステム運用保守につながる重要な要素であり、システム運用保守のARPU(顧客単価)は「EBISUMART」の顧客規模を計る重要な指標として認識しております。当事業年度においては、受注金額は829,741千円と減少したものの、月間平均ARPUは416千円と継続して増加し、システム保守の売上高は堅調に推移いたしました。また、クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」の価値を計る指標としてGMV(流通総額)を参考としており、当事業年度末で204,458,340千円と増加しております。当該目標の達成状況に関して一定の評価をしておりますが、今後も株主価値向上のための経営施策を実施してまいります。
|
区分 |
システム受託開発の 受注金額 |
システム運用保守の 月間平均ARPU(千円) |
GMV(千円) (1店舗あたりGMV) |
|
2022年5月期 |
999,830 |
292 |
137,030,875 (354,084) |
|
2023年5月期 |
910,725 |
336 |
148,131,480 (391,882) |
|
2024年5月期 |
999,101 |
360 |
149,700,609 (410,139) |
|
2025年5月期 |
1,275,779 |
384 |
169,704,454 (475,923) |
|
2026年5月期 |
829,741 |
416 |
204,458,340 (584,166) |
(注)1.1店舗当たりGMVは、各期のGMV÷期中平均店舗数で算出しております。
2.月間平均ARPUは、システム運用保守売上高÷期中平均店舗数÷12で算出しております。