2026.03.06更新
ストーリー・沿革
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
統合報告書2025
サマリ
イビデンは、水力発電から出発し、電気炉や高温焼成、積層技術を磨き上げてきた技術開発型企業です。現在は、世界トップシェアの最先端半導体ICパッケージ基板と、SiC-DPFや触媒担体保持・シール材などの環境貢献セラミック製品を両輪に、AIサーバーや自動車、EVバッテリー向けに高機能部材を供給しています。「イビテクノ」に象徴されるコア技術の融合と、水力発電に支えられたモノづくり力、自立型人財を育てる企業文化改革を通じて、「ともに歩む、その先の革新へ」を体現しながら、グローバルで求められるインフラと産業の進化を下支えしている点が長期投資家にとっての魅力です。
過去
1912年、水力発電による地域経済の振興をめざして揖斐川電力株式会社として創業し、電力供給から電気化学、炭素製品、建材へと事業を広げました。その後、電子回路分野への参入と環境配慮型セラミック製品の開発により、現在の電子事業・セラミック事業の基盤を築いてきました。
創業当初は、立川勇次郎が初代社長を務める水力発電会社として出発し、地域経済の復興を支える電力供給を担いました。戦後は電気炉事業を拡大し、カーボンやフェロシリコン、熔成燐肥などの電気化学製品を通じて「も...
現在
現在は、電子事業・セラミック事業・その他事業の3本柱で、AIサーバーやモバイルPC向けの最先端ICパッケージ基板、SiC-DPFやEVバッテリー用安全部材などをグローバルに供給し、水力発電に支えられたモノづくり力と「イビテクノ」を軸に、環境負荷低減とデジタルイノベーションの進展に貢献しています。
電子事業では、AIサーバー向けやサーバー・パソコン向けのICパッケージ基板を提供し、最先端半導体パッケージで世界トップシェアを持つなど、データセンターや生成AIなど情報通信技術の進化を支える役割を担っ...
未来
生成AIの拡大や電動車シフトを追い風に、AIサーバー向けICパッケージ基板の能力増強とNEV関連セラミック製品、新規GX・バイオテクノロジー事業を伸ばしつつ、自立型人財と企業文化改革、「One Factory構想」によるモノづくり変革で、世界のインフラを支える存在への進化をめざしています。
中期経営計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」のもと、電子事業ではAIサーバー向けの需要拡大を取り込み、大野事業場・河間事業場を活用した生産能力増強とASIC向...
目指す経営指標
・2027年度に売上高6,000億円、営業利益率15%をめざす中期経営目標・2030年度までに売上高7,500億円へ倍増させる長期売上目標
・自己資本比率を中期的に60%へ回復し、ROE10%以上を目標とする財務基盤強化方針
・EBITDA率は連結で30%以上、電子事業で40%台をめざし、キャッシュ創出力の向上を重視
・2027年度末までに政策保有株式を2023年度末時価ベース比で50%以上縮減
・2030年度までにGHG総排出量を2017年度比30%削減、2027年度までに労働災害度数率0.10以下
・2027年度までに女性管理職比率3%以上、従業員一人当たり研修時間21時間/年を目標とする人的資本指標
・自己資本比率を中期的に60%へ回復し、ROE10%以上を目標とする財務基盤強化方針
・EBITDA率は連結で30%以上、電子事業で40%台をめざし、キャッシュ創出力の向上を重視
・2027年度末までに政策保有株式を2023年度末時価ベース比で50%以上縮減
・2030年度までにGHG総排出量を2017年度比30%削減、2027年度までに労働災害度数率0.10以下
・2027年度までに女性管理職比率3%以上、従業員一人当たり研修時間21時間/年を目標とする人的資本指標
トップメッセージの要約
取締役会の実効性強化
ガバナンス体制の整備
適時適切な情報開示
社外取締役座談会
客観的・俯瞰的な視点
ガバナンス体制の整備
適時適切な情報開示
社外取締役座談会
客観的・俯瞰的な視点
青木武志会長は、7年間務めた社長職を河島社長に引き継ぎ、自らは非業務執行の立場で取締役会議長として「客観的・俯瞰的な視点」からガバナンスを強化していく決意を語っています。新経営体制のもとで持続的な成長...
用語解説
■イビテクノ
イビデンが大切にしている考え方で、独自のコア技術を「融合・複合」させて新しい技術を生み出していく精神を指します。単なる一つの技術名ではなく、「創意工夫を重ねて高い目標をやりきる」という技術開発型のDNAそのものを表す言葉です。
■ICパッケージ基板
半導体チップ(IC)とプリント配線板をつなぐ「土台」となる基板です。チップの細かな配線を引き出し、電気信号や電力を安定して流し、さらに発熱を逃がす役割も担います。イビデンはAIサーバー向けなど最先端のICパッケージ基板で世界トップクラスのシェアを持っています。
■SiC-DPF
「SiC(炭化ケイ素)製ディーゼル・パティキュレート・フィルター」の略で、ディーゼル車の排気ガスに含まれるすす(粒子状物質)を捕集するフィルターです。素材に熱に強いSiCを使うことで、高温の排気環境でも耐久性が高く、大気汚染の抑制に貢献するイビデンの代表的な環境配慮型セラミック製品です。
■触媒担体保持・シール材(AFP)
自動車の排気ガス浄化装置の中で、触媒が塗られたセラミックの「担体」をしっかり固定し、隙間から排ガスが漏れないようにするセラミック繊維系の部材です。高温でもへたりにくく、振動や熱膨張がある環境でも触媒の性能を保つことで、排ガス浄化性能を支える役割を果たしています。イビデンではこの分野をAFPと呼んで事業展開しています。
■特殊炭素製品(FGM)
半導体製造装置などに使われる高機能グラファイト(特殊炭素)部材の総称です。高温でも変形しにくく、不純物が少ないことが求められる単結晶シリコンの製造工程などで用いられ、半導体の安定供給やデジタル機器の性能向上を陰で支えています。イビデンではこれらをFGMとして一つの事業領域として位置づけています。
■EVバッテリー用安全部材
電気自動車(EV)のバッテリー周りに使われるセラミック系部材で、熱や衝撃からセルを守ったり、異常発熱が起きた際のダメージ拡大を抑えたりする目的で使われます。イビデンはすでに量産を開始しており、新エネルギー車向けの安全・信頼性を高める中核製品として位置づけています。
■One Factory構想
国内外にある複数の生産拠点の管理や仕組みを共通化し、集約した情報を活用することで、「世界中の工場を一つの大きな工場」として運営しようとする考え方です。需要に応じて工場間で生産負荷を柔軟に振り分け、高付加価値品の受注を取りこぼさない体制づくりをめざす、イビデン独自のモノづくり戦略です。
■モノづくり道場
青柳事業場内に設置された、人材育成専用のトレーニング施設です。実際の製造設備や部品を使って組立や加工を体験しながら、設備・品質についての「意識・知識・知恵・技能」を身につける場として運営されています。巻き込まれや感電などの危険を疑似体験できる装置も備え、安全と品質に強い「モノづくり人財」を育てることを目的としています。
■自立型人財
会社の方針を受け身で待つのではなく、自ら課題を見つけ、目的意識を持って行動する人材を指すイビデンの言葉です。一世代先の変化を見据えて挑戦し続ける姿勢を重視しており、対話や研修を通じて、全従業員をこうした自立型人財へと育てていくことを人材戦略の中心に据えています。
■NEV(新エネルギー車)/NEV事業部
NEVは「新エネルギー車」の略で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車など、次世代の動力を使う自動車を指します。イビデンでは、EVバッテリー用安全部材などNEV向けの新製品をまとめて担当する組織としてNEV事業部を設け、技術開発本部からセラミック事業本部に移管して本格的な事業拡大を進めています。
■GX
グリーントランスフォーメーション(Green Transformation)の略で、脱炭素社会の実現に向けて産業やエネルギーの構造を変えていく取り組みを指します。イビデンでは、CO₂の資源化技術や環境保全・食料生産に貢献するバイオテクノロジーなどをGXの技術領域と位置づけ、新事業としての開発と事業化を進めています。
■ブランドメッセージ「ともに歩む、その先の革新へ」
イビデンが新たに掲げたブランドメッセージで、英文は「A century of innovation, partnering for the future」です。地域経済の振興をめざす水力発電会社としての創業から100年以上、地域・顧客・従業員・取引先と「ともに歩んできた」歴史と、その中で培った技術を基盤に、これからもパートナーと共に新しい革新に挑み続けるという意思を込めた言葉です。
■中期経営計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」
2023年度から2027年度までを対象としたイビデンの中期経営計画の名称です。創業から100年以上を経て「次のステージ」に進むという意味合いを込め、電子事業・セラミック事業・新事業の成長と、モノづくり改革・企業文化改革・ESG経営を5本の活動の柱として推進する方針を示しています。売上規模の拡大だけでなく、人材や企業文化の進化も同時に進めることが特徴です。
■プリント配線板
電子部品を実装し、部品同士を電気的につなぐための板状部品です。樹脂などの基板の上に銅箔で配線パターンを形成したもので、コンピュータやスマートフォンなどほぼ全ての電子機器に使われます。イビデンは石油ショック後、この分野に進出したことをきっかけに電子事業の基盤を築きました。
■AIサーバー
生成AIや機械学習など、大量のデータ処理や高度な計算が必要なAI向けの処理を行うために設計されたサーバーです。高性能な半導体や高速なデータ転送が求められ、ICパッケージ基板にも高い技術が必要になります。イビデンはAIサーバー向けの最先端パッケージ基板で大きな需要を取り込んでいます。
■生成AI
文章・画像・音声など、新しいコンテンツを自動的に生み出すAI技術の総称です。チャットボットや画像生成サービスなどが代表例で、こうしたサービスを支えるために高性能な半導体とAIサーバーが必要になります。イビデンのICパッケージ基板は、この生成AIブームによるデータセンター投資拡大の恩恵を受けるポジションにあります。
イビデンが大切にしている考え方で、独自のコア技術を「融合・複合」させて新しい技術を生み出していく精神を指します。単なる一つの技術名ではなく、「創意工夫を重ねて高い目標をやりきる」という技術開発型のDNAそのものを表す言葉です。
■ICパッケージ基板
半導体チップ(IC)とプリント配線板をつなぐ「土台」となる基板です。チップの細かな配線を引き出し、電気信号や電力を安定して流し、さらに発熱を逃がす役割も担います。イビデンはAIサーバー向けなど最先端のICパッケージ基板で世界トップクラスのシェアを持っています。
■SiC-DPF
「SiC(炭化ケイ素)製ディーゼル・パティキュレート・フィルター」の略で、ディーゼル車の排気ガスに含まれるすす(粒子状物質)を捕集するフィルターです。素材に熱に強いSiCを使うことで、高温の排気環境でも耐久性が高く、大気汚染の抑制に貢献するイビデンの代表的な環境配慮型セラミック製品です。
■触媒担体保持・シール材(AFP)
自動車の排気ガス浄化装置の中で、触媒が塗られたセラミックの「担体」をしっかり固定し、隙間から排ガスが漏れないようにするセラミック繊維系の部材です。高温でもへたりにくく、振動や熱膨張がある環境でも触媒の性能を保つことで、排ガス浄化性能を支える役割を果たしています。イビデンではこの分野をAFPと呼んで事業展開しています。
■特殊炭素製品(FGM)
半導体製造装置などに使われる高機能グラファイト(特殊炭素)部材の総称です。高温でも変形しにくく、不純物が少ないことが求められる単結晶シリコンの製造工程などで用いられ、半導体の安定供給やデジタル機器の性能向上を陰で支えています。イビデンではこれらをFGMとして一つの事業領域として位置づけています。
■EVバッテリー用安全部材
電気自動車(EV)のバッテリー周りに使われるセラミック系部材で、熱や衝撃からセルを守ったり、異常発熱が起きた際のダメージ拡大を抑えたりする目的で使われます。イビデンはすでに量産を開始しており、新エネルギー車向けの安全・信頼性を高める中核製品として位置づけています。
■One Factory構想
国内外にある複数の生産拠点の管理や仕組みを共通化し、集約した情報を活用することで、「世界中の工場を一つの大きな工場」として運営しようとする考え方です。需要に応じて工場間で生産負荷を柔軟に振り分け、高付加価値品の受注を取りこぼさない体制づくりをめざす、イビデン独自のモノづくり戦略です。
■モノづくり道場
青柳事業場内に設置された、人材育成専用のトレーニング施設です。実際の製造設備や部品を使って組立や加工を体験しながら、設備・品質についての「意識・知識・知恵・技能」を身につける場として運営されています。巻き込まれや感電などの危険を疑似体験できる装置も備え、安全と品質に強い「モノづくり人財」を育てることを目的としています。
■自立型人財
会社の方針を受け身で待つのではなく、自ら課題を見つけ、目的意識を持って行動する人材を指すイビデンの言葉です。一世代先の変化を見据えて挑戦し続ける姿勢を重視しており、対話や研修を通じて、全従業員をこうした自立型人財へと育てていくことを人材戦略の中心に据えています。
■NEV(新エネルギー車)/NEV事業部
NEVは「新エネルギー車」の略で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車など、次世代の動力を使う自動車を指します。イビデンでは、EVバッテリー用安全部材などNEV向けの新製品をまとめて担当する組織としてNEV事業部を設け、技術開発本部からセラミック事業本部に移管して本格的な事業拡大を進めています。
■GX
グリーントランスフォーメーション(Green Transformation)の略で、脱炭素社会の実現に向けて産業やエネルギーの構造を変えていく取り組みを指します。イビデンでは、CO₂の資源化技術や環境保全・食料生産に貢献するバイオテクノロジーなどをGXの技術領域と位置づけ、新事業としての開発と事業化を進めています。
■ブランドメッセージ「ともに歩む、その先の革新へ」
イビデンが新たに掲げたブランドメッセージで、英文は「A century of innovation, partnering for the future」です。地域経済の振興をめざす水力発電会社としての創業から100年以上、地域・顧客・従業員・取引先と「ともに歩んできた」歴史と、その中で培った技術を基盤に、これからもパートナーと共に新しい革新に挑み続けるという意思を込めた言葉です。
■中期経営計画「Moving on to our New Stage 115 Plan」
2023年度から2027年度までを対象としたイビデンの中期経営計画の名称です。創業から100年以上を経て「次のステージ」に進むという意味合いを込め、電子事業・セラミック事業・新事業の成長と、モノづくり改革・企業文化改革・ESG経営を5本の活動の柱として推進する方針を示しています。売上規模の拡大だけでなく、人材や企業文化の進化も同時に進めることが特徴です。
■プリント配線板
電子部品を実装し、部品同士を電気的につなぐための板状部品です。樹脂などの基板の上に銅箔で配線パターンを形成したもので、コンピュータやスマートフォンなどほぼ全ての電子機器に使われます。イビデンは石油ショック後、この分野に進出したことをきっかけに電子事業の基盤を築きました。
■AIサーバー
生成AIや機械学習など、大量のデータ処理や高度な計算が必要なAI向けの処理を行うために設計されたサーバーです。高性能な半導体や高速なデータ転送が求められ、ICパッケージ基板にも高い技術が必要になります。イビデンはAIサーバー向けの最先端パッケージ基板で大きな需要を取り込んでいます。
■生成AI
文章・画像・音声など、新しいコンテンツを自動的に生み出すAI技術の総称です。チャットボットや画像生成サービスなどが代表例で、こうしたサービスを支えるために高性能な半導体とAIサーバーが必要になります。イビデンのICパッケージ基板は、この生成AIブームによるデータセンター投資拡大の恩恵を受けるポジションにあります。
2026年3月期有価証券報告書より
沿革
2 【沿革】
関係会社
4 【関係会社の状況】
(注) 1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
2 特定子会社に該当しております。
3 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
4 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
5 持分は、100分の50以下でありますが、実質的に支配をしているため子会社としております。
6 持分は、100分の20未満でありますが、実質的な影響力を持っているため関連会社としております。