2023年12月期有価証券報告書より
  • 社員数
    92名(単体) 718名(連結)
  • 平均年齢
    42.3歳(単体)
  • 平均勤続年数
    9.6年(単体)
  • 平均年収
    5,290,000円(単体)

従業員の状況

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

 

2023年12月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

IoT

399

〔70〕

マシーン

226

〔5〕

スマートシティ

1

〔-〕

全社(共通)

92

〔-〕

合計

718

〔75〕

 

(注) 従業員数は当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。臨時雇用者数(人材派遣会社からの派遣社員を含みます。)は年間の平均雇用人数を〔    〕外数で記載しております。

 

(2) 提出会社の状況

2023年12月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(百万円)

92

42.3

9.6

5.29

〔-〕

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

全社(共通)

92

〔-〕

合計

92

〔-〕

 

(注)1.従業員数は当社からの出向者を除く就業人員数であります。臨時雇用者数(人材派遣会社からの派遣社員を含みます。)は年間の平均雇用人数を〔    〕外数で記載しております。

2.前事業年度と比較して従業員が12名増加した主な理由は、グループ連携強化のためであります。

3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

4.当社従業員のうち他社からの出向者の勤続年数は、各社での勤続年数を通算しております。

 

(3) 労働組合の状況

当社グループには、労働組合はありませんが、労使関係は良好であり、特記すべき事項はありません。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 ① 提出会社

当社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護における活躍の推進に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 ② 連結子会社

当事業年度

名称

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注)1

男性労働者の育児休業取得率(%)
(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)2

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

モバイルクリエイト㈱

3.70

REALIZE㈱

0.00

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「-」は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)における公表項目として選択していないことを示しております。

3.上記以外の連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、もしくは公表義務の対象ではありますが、上記指標以外の指標を公表しているため、記載を省略しております。

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)サステナビリティ全般への取組

 当社グループは、「想像と技術と情熱で快適な未来を創造」という経営理念のもと、誰もが「笑顔になれる企業グループ」というVisionを掲げております。そのうえで、企業としての社会に対する責任としてのESG経営のもと、各種取組を通じて経営理念及びVisionの達成を目指しております。

 

① ガバナンス

 当社グループは、ESG経営を潤滑に行い、持続可能な社会を実現するために、「サステナビリティ委員会」を設置し、サステナビリティに関する活動をグループ内で推進しております。

 本委員会は、当社グループのサステナビリティにおける包括的なリスクの抽出、その対策の協議、各事業会社の進捗状況等について審議・検討しております。本委員会での審議内容は経営会議に報告され、経営に係る具体的で全社的な取り組み施策について協議・決議されます。取締役会は経営会議による決議事項の報告を受け、必要に応じてサステナビリティ課題への対応方針及び実行計画等について審議・決定を行っております。

 

② 戦略

 当社グループは、ESG・SOGsの視点を取り入れた社会課題の解決を通じて、持続可能な社会の実現に寄与するとともに、成長と自己表現を両立させ、新しい社会的価値を提供し、革新的な技術で経済的価値の最大化を目指しております。

 

 

取組

具体的な取組例

Environment/環境

自社の製品・サービスによる環境負荷低減

動態管理システムを活用した効率的な車両運行によるエネルギー削減

事業活動で排出される廃棄物削減、資源効率の向上、自然エネルギーの利用

生産活動における自然エネルギーの活用

有害物質使用削減への取り組み

RoHS指令に準拠したものづくりで従業員への健康を配慮

地域環境の保全

事業所周辺の清掃活動

Social/社会

Society5.0の社会を支える技術・サービスの提供(ドローン・ロボット)

工場などにおけるAGVの活用

持続可能な地域交通に貢献する(バス・タクシー)

データ取得による運航ルートの最適化

キャッシュレス化社会の実現に貢献する

電子決済システムによるキャッシュレス化支援

MaaSの普及に貢献する

動態管理システムによる車両管理と決済システムの提供

防災・減災・安全に貢献する

無線機を使った災害等発生時の円滑な情報伝達手段の確立

スマートホテルを実現する技術の追求

AGV ・SiTV を活用した荷物集配の自動化

はたらきやすさ(健康増進・ダイバーシティ推進)を提供する

テレワーク環境の整備・子育てや介護をしながら働くことができる職場環境の提供

Governance/ガバナンス

コーポレートガバナンスの徹底

コーポレート・ガバナンスに関する基本方針・体制の整備

社外役員の登用

独立社外取締役を3分の1以上選任

役員報酬額の決定方法

役員報酬決定プロセスにおける透明性の確保

コンプライアンスの順守・研修の実施

インサイダー取引規制・各種研修の実施

反社会的勢力排除への対応

反社会的勢力に対する基本方針の整備

情報セキュリティの強化

個人情報保護方針の整備

 

 

 

③ リスク管理

 当社グループでは、事業会社ごとにリスクの把握を行い、グループ全体に共通するリスクについて精査し、取り組むべきサステナビリティ重要課題を管理しています。重要課題については、全社的な経営の観点から当社グループへの影響度・重要度を総合的に評価し、優先度の高いリスクを特定しています。特定したリスクはサステナビリティ委員会にて対応・進捗状況をモニタリングしています。

 

(2)気候変動への取組とTCFDへの対応

 当社グループは、2023年3月にTCFD提言の趣旨に賛同を表明し、TCFD提言により推奨される全11項目に沿った情報開示を開始しました。持続可能な社会の実現のため、気候変動への対応を当社の経営戦略における重要課題として位置付け、シナリオ分析の結果を基に、今後取り組み強化に努めてまいります。

 

① ガバナンス

 当社グループでは、サステナビリティ委員会において、サステナビリティ課題の一つとして気候変動課題について、審議・検討しております。気候変動課題対策における協議・各事業会社の進捗状況のモニタリングについては、サステナビリティ委員会を通して経営会議に報告され、必要に応じて取締役会において気候変動課題への対応方針及び実行計画について審議・決定を行っております。

 

② 戦略

 当社グループでは2030年・2050年を見据えて、TCFD提言で列挙されているリスク・機会項目について、自社にとって重要な気候変動関連リスク・機会を外部有識者の意見を取り入れながら具体化しました。

気候変動に関連する影響として想定外をなくすため、1.5℃/2℃未満シナリオ・4℃シナリオという複数のシナリオを想定して多面的に評価を行いました。

 1.5℃/2℃未満シナリオにおける当社グループの主要なリスクとしては、各種政策や規制の影響により炭素税を始めとした各種炭素関連コストの増加が想定されます。その他、再生可能エネルギーの導入が進むことによる電力価格の上昇、温室効果ガスの削減への対応費用などが上乗せされることによる影響が考えられます。一方で、当社グループが提供する動態管理システムを活用した車両運行により、エネルギー削減や地域社会全体の脱炭素化に貢献できると考えられます。動画撮影や農薬散布など、様々な用途で活躍しているドローンをビジネスチャンスとしており、これからさらに力を入れていく予定です。

 4℃シナリオにおける当社グループのリスクとしては、自然災害の増加が顕著になることにより、洪水や高潮の発生、サプライチェーンの寸断などによる被害や対応費用が発生することが想定されます。ハザードマップ上の当社全拠点の水害リスクを分析し、最も大きな被害が発生した場合を想定し、休業による売上損失、復旧費用などの被害金額を試算しました。また、当社は地域社会の責任ある企業として、豊かな社会の実現に貢献するため、大規模自然災害への支援措置も展開しています。地域社会と連携しながら、共に展開していきたいと考えています。

 

③ 気候関連リスクの管理

 当社グループでは、直接操業のみならず上流・下流を含むバリューチェーンにおける気候関連リスク及び機会は大きな影響を与えるリスクの一つと認識し、全社的なリスクマネジメントプロセスに統合し管理しています。

 事業会社ごとにリスクの把握を行い、グループ全体に共通するリスクについて精査し、取り組むべきサステナビリティ重要課題を管理しています。重要課題については、全社的な経営の観点から当社グループへの影響度・重要度を総合的に評価し、優先度の高いリスクを特定しています。特定したリスクはサステナビリティ委員会にて対応・進捗状況をモニタリングしています。

 

 

④ 指標と目標

 気候変動がより深刻化した場合、海面の上昇や自然災害の増加など国境を越えて人々の安全保障を脅かす問題が発生することが想定されています。このような現象が起こらないように、国際的な枠組みによって温室効果ガスの削減が求められています。

 これを受け、当社グループでは、2023年度より事業活動に関係する温室効果ガス(GHG)の排出量の算定を開始いたしました。なお、現時点においては、GHG排出量削減目標は設定しておりませんが、対応策として様々な取り組みを実施しており、一部地域や工場でCO2削減するために再エネ電力の導入をしております。

 

Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)

    当社においては、主に社用車(ガソリン車)の使用による排出が対象となります。

Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出

       当社においては、主に外部調達電力の使用による排出が対象となります。

 

(3)人的資本

① 戦略

 当社グループにおいては、人材が最大の財産であり、会社の持続的成長のために優秀な人材確保と人材育成に取り組んでおります。優秀な人材が成長と自己実現を両立し、社員ひとり一人の幸福度を高めることが持続的な成長に資すると考えており、「人材の育成」「社内環境整備」の項目を重点課題と捉え、実施しております。

 具体的に以下の取り組みを行っております。

・人材の育成

 当社グループは、社員のスキルアップを促進するために、研修プログラムの充実化や人事評価システムを用いた定期的なフィードバック面談を実施しております。さらに、多様な視点や考えによる活躍を支援するために自己啓発支援制度を導入しており、社員一人ひとりが学びを続け、新たなスキルを身につける機会を提供しております。これらの取り組みを通じて、社員の前向きな成長を支援しております。

・社内環境整備

 当社グループは、多様な働き方を実現するため、在宅勤務手当の支給、短時間勤務の延長やフレックスタイム制度を導入し、育児や介護と仕事の両立を支援しております。その他にも福利厚生アウトソーシングへの加入により、社員が多様なサービスを受けることができるようになりました。また、自社システムで開発したオフィスコンビニを導入し、快適な職場環境を提供しております。

 

② 指標と目標

 当社グループでは、具体的な取り組みが行われているものの、提出日現在においては、各指標や目標は設定しておりません。今後、企業価値向上に向けて、関連する指標のデータの収集と分析を進め、目標を検討してまいります。