2026.06.23更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

キッセイ薬品工業は、「研究開発なくして製薬企業にあらず」を信念に、低分子創薬を軸に新薬を生み出す創薬研究開発型企業です。泌尿器、腎・透析、希少疾病・難病領域で治療選択肢を広げています。ヘルスケア食品も展開し、薬と食の両面から健康を支えています。

目指す経営指標

・2029年度までに売上高1,100億円以上
・2029年度までに医薬品事業売上高950億円以上
・2029年度までに国内医薬品売上高805億円以上
・2029年度までに海外ライセンス収入100億円以上
・2029年度までに研究開発費控除前営業利益290億円以上
・2029年度までにROE8%以上
・2029年度までにPBR1倍超を早期実現
・2029年度までにEPS400円以上
・2029年度までに自己資本2,000億円未満
・2029年度までに政策保有株式の対純資産割合10%以下
・2029年度までに臨床開発テーマ10プロジェクト以上
・2034年度までにROE10%以上
・2030〜2034年度の10年平均成長率として売上高5%以上
・2030〜2034年度の10年平均成長率として研究開発費控除前営業利益10%以上
・2030年度CO2排出量を2020年度比42%削減
・2050年度CO2排出量実質ゼロ

用語解説

■創薬研究開発型企業
キッセイ薬品工業が目指す企業像です。自社で新薬の研究・開発に取り組み、世界の人びとの健康に貢献できる独創的な医薬品を開発し提供する企業を指します。

■研究開発なくして製薬企業にあらず
キッセイ薬品工業が掲げる信念です。製薬企業として成長するには、研究開発を続けて新しい医薬品を生み出すことが不可欠だという考え方を表しています。

■Beyond 80
2025年度から2029年度までの新中期5ヵ年経営計画です。創立80周年の先を見据え、10年後の目指す姿を実現するための成長投資期と位置付けられています。

■PEGASUS
2020年度から2024年度までの前中期5ヵ年経営計画です。シロドシンのパテントクリフを乗り越え、新たな成長フェーズへ転換することを目指した計画です。

■パテントクリフ
主力医薬品の特許切れに伴い、後発品の登場などで売上や利益が大きく落ち込む局面を指します。キッセイ薬品工業では、シロドシンの特許切れへの対応が重要な経営課題でした。

■低分子創薬
比較的小さな分子の化合物を使い、病気の原因に関わる体内の働きを調整する医薬品を創る研究です。キッセイ薬品工業は、この低分子創薬に経営資源を集中しています。

■ベオーバ
過活動膀胱治療薬です。キッセイ薬品工業の泌尿器領域における主力製品で、過活動膀胱治療の第一選択薬として国内トップシェアを獲得しています。

■ユリーフ
排尿障害改善薬です。一般名はシロドシンで、前立腺肥大症の治療薬として60ヵ国を超える国と地域で販売されています。

■シロドシン
キッセイ薬品工業の創製品で、排尿障害改善薬ユリーフの一般名です。前中期経営計画では、この製品の特許切れを乗り越えることが重要なテーマでした。

■ガスコン
1961年に発売された消化管内ガス駆除剤です。胃カメラの発展に伴って需要が高まり、キッセイ薬品工業の黎明期を支えた製品です。

■リザベン
1982年に発売された創製品のアレルギー性疾患治療薬です。喘息領域では初となる内服薬として注目され、同社を全国区の製薬企業へ押し上げました。

■ピートル
高リン血症治療薬です。キッセイ薬品工業が重点領域とする腎・透析領域の製品で、透析医療に関わる患者さんの治療を支えています。

■コルスバ
透析そう痒症治療薬です。既存治療で効果が得られなかった患者さんに対する新たな選択肢として提供されています。

■タブネオス
顕微鏡的多発血管炎と多発血管炎性肉芽腫症の治療薬です。希少疾病・難病領域における同社の重要製品で、対象疾患の治療ガイドラインにも掲載されています。

■タバリス
慢性特発性血小板減少性紫斑病治療薬です。キッセイ薬品工業が希少疾病・難病領域で展開する製品で、韓国でも発売されています。

■カログラ
潰瘍性大腸炎治療薬です。キッセイ薬品工業が希少疾病・難病領域で事業化した製品の一つです。

■リンザゴリクス
キッセイ薬品工業の創製品です。製品名はYseltyで、欧州で発売され、シロドシンに次ぐグローバル製品として育成が進められています。

■Yselty
リンザゴリクスの製品名です。欧州で発売されており、今後も発売国を広げることで海外ライセンス収入の拡大が期待されています。

■クレトスチモゲングレナデノレプベク
膀胱がんを適応とする腫瘍溶解性ウイルスです。キッセイ薬品工業が導入した開発テーマで、がん領域への新たな取り組みにつながる薬剤です。

■オルタシデニブ
急性骨髄性白血病治療薬です。キッセイ薬品工業が導入した開発テーマで、希少疾病・難病領域の強化につながる薬剤です。

■ロバチレリン
脊髄小脳変性症を対象とする開発テーマです。Beyond 80で上市を目指す4品目6適応症の一つに含まれています。

■CC-001、CC-002、CC-003
キッセイ薬品工業の創薬3プロジェクトです。CC-001はバセドウ病、CC-002は過活動膀胱など、CC-003はナルコレプシーを対象に、臨床試験開始に向けた準備が進められています。

■GPCR
Gタンパク質共役型受容体のことです。キッセイ薬品工業が積み重ねてきた低分子創薬技術の一つで、創薬研究の重要な標的として扱われています。

■RNA標的創薬
RNAを標的にして医薬品を創り出す研究です。キッセイ薬品工業が低分子創薬の強みとして挙げている技術領域の一つです。

■標的タンパク質分解
病気に関わる特定のタンパク質を分解することで治療につなげる創薬技術です。キッセイ薬品工業が低分子創薬で活用を進める技術の一つです。

■Makya
Iktos社が提供するAI創薬システムです。キッセイ薬品工業はこのシステムを導入し、創薬研究の効率化とスピードアップを進めています。

■Boston Open Innovation Office
キッセイ薬品工業が米国に開設した情報収集拠点です。先進的な研究技術やシーズへのアクセスを高め、オープンイノベーションを進めるための拠点です。

■ヘルスケア食品
キッセイ薬品工業が「薬と食の両面から健康を支える」ために展開する食品事業です。介護が必要な方、高齢者、腎臓病患者さんなどに向けた食品を開発・販売しています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

年月

概要

1946年8月

長野県松本市大字筑摩985番地1(現松本市埋橋1丁目)において資本金198千円を以て医薬品の製造及び販売を目的とする㈱橘生化学研究所を設立し事業を開始しました。

1947年5月

商号を橘生薬品工業株式会社と変更しました。

1949年4月

販売元として田辺製薬㈱、武田薬品工業㈱、鳥居薬品㈱、東京田辺製薬㈱、小林大薬房㈱、荒川長太郎(合名)の6社と契約しました。

1949年4月

東京営業所を設置しました。

1952年10月

大阪営業所を設置しました。

1959年4月

福岡営業所を設置しました。

1959年6月

販売元として東京田辺製薬㈱1社と専売契約しました。

1959年6月

名古屋営業所を設置しました。

1964年4月

広島営業所を設置しました。

1964年10月

松本市芳野19番48号(旧松本市芳川区野溝105番地)に本社、工場及び研究所を建設、諸設備を一新して移転しました。

1964年10月

商号をキッセイ薬品工業株式会社と変更しました。

1965年4月

札幌営業所を設置しました。

1966年4月

仙台営業所を設置しました。

1967年12月

京都営業所を設置しました。

1969年4月

松本営業所を設置しました。

1969年5月

本社敷地内に中央研究所を建設しました。

1969年10月

高松営業所を設置しました。

1970年4月

販売元東京田辺製薬㈱との専売契約を解消し、全国の医薬品卸売業者と取引を開始しました。

1977年4月

キッセイ商事株式会社を設立しました。(現連結子会社)

1980年7月

本社敷地内にGMP(Good Manufacturing Practice)適合の製剤工場を建設しました。

1985年4月

キッセイコムテック株式会社を設立しました。(現連結子会社)

1985年6月

長野県穂高町(現安曇野市)にGLP(Good Laboratory Practice)適合の第二研究所を建設しました。

1986年5月

製剤工場を増設しました。

1988年12月

東京証券取引所市場第二部に上場しました。

1989年4月

各営業所を支店に改称しました。

1989年4月

関越支店を設置しました。

1990年4月

横浜支店(現神奈川支店)を設置しました。

1990年11月

長野県穂高町(現安曇野市)に中央研究所を建設して移転しました。

1991年9月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定されました。

1991年12月

松本市に情報センターを建設しました。

1994年10月

塩尻市に製剤工場を建設しました。

1995年7月

東京本社を設置しました。

1996年9月

長野県穂高町(現安曇野市)に製剤研究所を建設して移転しました。

1997年3月

東京本社(小石川)を設置しました。

2001年5月

塩尻市にヘルスケア事業センターを建設しました。

2003年5月

株式会社ハシバ920を100%子会社としました。

2004年4月

米国現地法人を再編し、キッセイアメリカ株式会社を設立しました。

2007年4月

株式会社ハシバ920がキッセイテクノス株式会社と合併し、商号をハシバテクノス株式会社に変更しました。(現連結子会社)

2007年4月

上越市に上越化学研究所を建設しました。

2018年10月

12支店を10支店に再編成し、一部支店の名称を変更しました。

2020年3月

キッセイコムテック株式会社が株式会社プロスを100%子会社としました。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行しました。

2023年12月

キッセイコムテック株式会社がネプラス株式会社よりネットワーク機器レンタル・販売事業を吸収分割により譲受しました。

2025年1月

キッセイコムテック株式会社が株式会社プロスを吸収合併しました。

2025年8月

東京本社(日本橋)を小石川に集約しました。

2025年9月

本社敷地内に製剤工場を増設しました。

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又
は出資金

(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の
所有割合

(%)

関係内容

役員の
兼任等

(名)

営業上の取引

設備の賃貸借

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

キッセイ商事株式会社

長野県松本市

50

物品販売事業

100.0

兼任2

資材・設備等の購入

建物の賃貸

キッセイコムテック株式会社

長野県松本市

334

情報サービス事業

83.0

兼任2

システム開発・情報処理業務の委託

建物の賃貸・土地の賃借

ハシバテクノス株式会社

長野県松本市

45

建設・施設メンテナンス事業

100.0

兼任1

建設工事・施設メンテナンス業務の委託

事務所の賃借

 

(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しています。

2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

3.キッセイコムテック株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。

  主要な損益情報等 ① 売上高   17,225百万円

           ② 経常利益   1,179 〃 

           ③ 当期純利益  1,120 〃 

           ④ 純資産額   7,549 〃 

           ⑤ 総資産額  13,402 〃