2023年12月期有価証券報告書より

社長・役員

代表取締役社長 吉野公一郎 (75歳) 議決権保有率 1.95%

略歴

1999年4月

日本オルガノン株式会社入社
医薬研究所長

2003年4月

当社代表取締役社長(現任)

2011年3月

CarnaBio USA, Inc. President & CEO

2011年12月

当社営業部長

2013年10月

株式会社ProbeX代表取締役社長

2015年3月

当社経営管理本部長

2018年12月

株式会社メディネット社外取締役

(現任)

2018年12月

クリングルファーマ株式会社社外取締役(現任)

所有者

(5) 【所有者別状況】

2023年12月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数(人)

4

29

75

32

26

10,214

10,380

所有株式数
(単元)

1,934

17,122

9,312

9,425

181

133,467

171,441

7,800

所有株式数
の割合(%)

1.12

9.98

5.43

5.49

0.10

77.85

100.00

 

 

役員

 

(2) 【役員の状況】

1)役員一覧

男性9名 女性1名 (役員のうち女性の比率10%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)
(注)5

代表取締役社長

吉野 公一郎

1949年3月25日

1999年4月

日本オルガノン株式会社入社
医薬研究所長

2003年4月

当社代表取締役社長(現任)

2011年3月

CarnaBio USA, Inc. President & CEO

2011年12月

当社営業部長

2013年10月

株式会社ProbeX代表取締役社長

2015年3月

当社経営管理本部長

2018年12月

株式会社メディネット社外取締役

(現任)

2018年12月

クリングルファーマ株式会社社外取締役(現任)

(注)3

333,900

取締役
創薬支援事業本部長 兼
知的財産・法務部長

相川 法男

1948年10月23日

1999年4月

日本オルガノン株式会社入社
特許・商標室長

2003年4月

当社監査役

2004年3月

当社取締役知的財産・法務部長

2007年9月

当社取締役知的財産・法務、経営企画部長

2008年7月

当社取締役知的財産・法務部長

2009年6月

当社取締役経営管理本部長兼知的財産・法務部長兼総務部長

2011年9月

当社取締役経営管理本部長兼知的財産・法務部長

2015年3月

当社取締役創薬支援事業本部長兼営業部長兼知的財産・法務部長

2016年3月

当社取締役創薬支援事業本部長兼知的財産・法務部長(現任)

(注)3

102,000

取締役
チーフサイエンティフィックオフィサー

澤 匡明

1970年12月7日

2001年9月

大日本製薬株式会社(現大日本住友製薬株式会社)入社

2007年1月

当社入社

2007年5月

当社研究技術本部化学研究部長

2010年4月

当社創薬研究部長

2015年3月

当社取締役研究開発本部長

2023年4月

当社取締役チーフサイエンティフィックオフィサー(現任)

(注)3

106,000

取締役
経営管理本部長兼経理部長兼
人事総務部長 兼 CarnaBio
USA, Inc. President

山本 詠美

1970年6月11日

1995年11月

CSKベンチャーキャピタル株式会社入社

2004年1月

当社入社

2004年3月

公認会計士登録

2009年6月

当社経営管理本部経理部長

2015年3月

当社経営管理本部経理部長兼総務部長

2015年9月

当社経営管理本部副本部長兼経理部長

2016年3月

当社取締役経営管理本部副本部長兼経理部長

2017年3月

当社取締役経営管理本部長兼経理部長

2018年10月

当社取締役経営管理本部長兼経理部長兼人事総務部長(現任)

2019年2月

CarnaBio USA, Inc. President(現任)

(注)3

54,600

取締役
 チーフデベロップメントオフィサー 兼 CarnaBio
USA, Inc. Chief Development Officer

有村 昭典

1963年1月26日

1988年4月

塩野義製薬株式会社入社

2003年9月

同社創薬研究所生物2部門 部門長

2005年4月

同社創薬研究所フロンティア創薬部門 部門長

2007年4月

同社医薬開発本部医薬開発部 部門長

2011年4月

同社医薬開発本部グローバルプロジェクトマネジメント部 部門長

2018年7月

当社研究開発本部臨床開発部長

2019年2月

CarnaBio USA, Inc. Chief Development Officer(現任)

2023年3月

当社取締役研究開発本部臨床開発部長

2023年4月

当社取締役チーフデベロップメントオフィサー(現任)

(注)3

16,500

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)
(注)5

取締役(注)2

鈴木 香

1958年2月22日

1983年4月

第一製薬株式会社入社 研究企画部

1992年4月

同社国際開発部 主事

1996年4月

第一製薬(中国)有限公司へ出向 開発部長

1999年4月

同社研究企画推進部 課長

2000年4月

同社事業開発・ライセンス部 副部長

2005年10月

ロシュパートナリング ロシュファーマジャパン Business Development Director

2010年4月

同社代表、Japan/Korea Business Development Head

2022年3月

同社Senior Advisor(現任)

(注)3

取締役
(監査等委員)(注)2

有田 篤雄

1943年7月15日

1966年4月

鐘紡株式会社入社

1996年7月

同社 事業統括室長

2000年7月

カネボウ厚生年金基金常務理事

2004年3月

当社監査役

2020年3月

当社社外取締役(現任)

(注)4

8,000

取締役
(監査等委員)(注)2

小笠原 嗣朗

1939年7月23日

1963年4月

東レ株式会社入社

1990年10月

同社 国際部長兼経営企画室主幹

1995年6月

東洋プラスチック精工株式会社
取締役管理本部長

1996年3月

中外製薬株式会社入社

1996年6月

同社 取締役国際事業部長

2002年6月

同社 常勤監査役

2005年3月

当社監査役

2020年3月

当社社外取締役(現任)

(注)4

5,000

取締役
(監査等委員)(注)2

髙柳 輝夫

1946年10月4日

1975年4月

第一製薬株式会社(現第一三共株式会社)入社

2001年6月

同社取締役研究企画部長兼蛋白質研究所長

2004年10月

同社取締役研究開発業務部長

2006年4月

同社取締役研究開発戦略部長

2007年6月

第一三共株式会社常勤監査役

2011年6月

同社顧問

2011年7月

公益社団法人日本薬学会常任理事

財団法人ヒューマンサイエンス振興財団理事長

2013年4月

公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団理事長

2015年3月

当社社外取締役(現任)

(注)4

1,100

取締役
(監査等委員)(注)2

松井 隆雄

1956年4月8日

1982年10月

監査法人朝日会計社(現有限責任あずさ監査法人)入社

2010年7月

有限責任あずさ監査法人 パートナー

2014年9月

同法人 監事

2018年4月

関西大学会計専門職大学院 特任教授

2019年3月

当社監査役

2020年3月

当社社外取締役(現任)

2020年4月

関西大学及び関西大学会計専門職大学院非常勤講師(現任)

2020年6月

エア・ウォーター株式会社社外取締役(現任)

(注)4

627,100

 

(注) 1. 2020年3月26日開催の定時株主総会において定款の変更が決議されたことにより、当社は同日付をもって監査等委員会設置会社へ移行しました。

2. 取締役鈴木香、有田篤雄、小笠原嗣朗、髙柳輝夫及び松井隆雄は、社外取締役であります。

3. 取締役(監査等委員である取締役を除く。)の任期は、2024年3月26日開催の定時株主総会終結の時から1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までとなっております。

4. 監査等委員である取締役の任期は、2024年3月26日開催の定時株主総会終結の時から2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時までとなっております。

5. 所有株式数には、役員持株会における各自の持分を含めておりません。

 

 

2) 社外役員の状況

①社外取締役の員数

当社の社外取締役は5名であります。

 

②当社との人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係

社外取締役が所有する当社株式については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (2)役員の状況」の所有株式数欄に記載のとおりであります。その他、社外取締役と当社の間に人的関係、資本的関係及び取引関係その他の特別な利害関係はありません。

 

③社外取締役が企業統治において果たす機能・役割及び選任状況に関する考え方

取締役鈴木香は、国内外の製薬企業において、事業開発、パートナリング分野における要職を歴任し、豊富な経験と知見を有しており、その知見に基づき、客観的、中立的立場から当社経営に積極的な助言・提言を行うこととしております。取締役有田篤雄は、主に事業管理を長年にわたり経験する等、経営に関する豊富な経験に基づき、さらに財務部、関係会社監査役の経験により、財務会計の専門的な見地から、取締役の職務執行の妥当性及び適正性を確保するための積極的な助言・提言を行うこととしております。取締役小笠原嗣朗は、主にグローバルな企業経営者としての豊富な経験に基づき、取締役の職務執行の妥当性及び適正性を確保するための積極的な助言・提言を行うこととしております。取締役髙柳輝夫は、主に製薬企業における企業経営者としての豊富な経験と幅広い見識をもとに、取締役の職務執行の妥当性及び適正性を確保するための助言・提言を行っております。取締役松井隆雄は、主に公認会計士としての豊富な経験に基づき、取締役の職務執行の妥当性及び適正性を確保するための積極的な助言・提言を行うこととしております。

 

④当社からの独立性に関する基準又は方針

社外取締役を選任するための独立性に関する基準または方針は定めておりませんが、東京証券取引所が定める独立性に関する判断基準を参考にしております。

 

⑤社外取締役と内部監査、監査等委員会監査及び会計監査の相互連携ならびに内部統制部門との関係

社外取締役5名のうち4名は監査等委員であり、監査報告会へ出席するほか、定期的に会計監査人及び内部監査部門と情報及び意見交換を行っております。また、常勤の監査等委員が内部監査部門または会計監査人と共有・交換した情報についても監査等委員会等を通じて共有を行うことにより、連携強化に努めております。

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の
所有割合

関係内容

(連結子会社)
CarnaBio 
USA, Inc.

米国
マサチューセッツ州

1,400千米ドル

創薬支援事業

創薬事業

100%

当社の製品・サービスの販売

臨床開発業務の委託

役員の兼任4名

 

(注) 1. 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2. CarnaBio USA, Inc. は特定子会社であります。

3. 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

4. CarnaBio USA, Inc. は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

① 売上高

426,935千円

 

② 経常利益

50,339千円

 

③ 当期純利益

32,057千円

 

④ 純資産額

303,419千円

 

⑤ 総資産額

314,116千円

 

 

沿革

 

2 【沿革】

(1) 当社設立の経緯

1999年4月にオランダの製薬企業 Organon N.V.(以下「N.V.オルガノン」という)は、鐘紡株式会社より新薬事業の営業譲渡を受け、この中の研究部門が母体となり、同社の日本法人である日本オルガノン株式会社(以下「日本オルガノン」という)内に医薬研究所が開設されました。当該研究所は、2001年よりキナーゼ(*)に特化して、新規キナーゼ探索、遺伝子クローニング、キナーゼの発現、キナーゼのアッセイ(*)系構築を行ってきました。ところがその後、N.V.オルガノンは、主力製品の特許切れにより業績に陰りが見えたため、全世界的なリストラを開始し、その結果、2002年11月には日本オルガノンの医薬研究所の存続が不透明となりました。そこで、当時の日本オルガノンの医薬研究所の幹部である当社創業メンバーは、医薬品のターゲットとしてキナーゼが高い注目を集めていることから、キナーゼ関連の創薬及び創薬支援事業には大きなビジネスチャンスがあると判断し、日本オルガノンから分離・独立してバイオベンチャーを設立することを日本オルガノン及びN.V.オルガノンに打診、話し合いの結果、2003年4月にカルナバイオサイエンス株式会社を設立しました。

 

(2) 当社社名の由来

当社の社名である「カルナ(Carna)」はローマ神話の「人間の健康を守る女神」です。また「身体の諸器官を働かせる女神」、「人間生活の保護女神」などとも言われています。

当社は生命科学「バイオサイエンス(Bioscience)」を探究することで「人々の生命を守り、健康に貢献することを目指す。」ことを基本理念としています。当社はまさに「カルナ(Carna)=人間の健康を守る女神」でありたいと考えています。

 

年月

概要

 

 

 

2003年

4月

日本オルガノン株式会社をスピンオフし、兵庫県神戸市にキナーゼ(*)に特化した創薬支援事業及び創薬事業の展開を目的として、カルナバイオサイエンス株式会社(資本金10百万円)を設立

2003年

10月

神戸国際ビジネスセンター(KIBC)にて業務を開始

2004年

8月

神戸バイオメディカル創造センター(BMA)に研究室を新規開設し、低分子化合物の初期評価を行うための動物実験を開始

2007年

10月

創薬研究(*)のさらなる加速を目的として、神戸健康産業開発センター(HI-DEC)に化学実験施設を新規開設

2008年

3月

ジャスダック証券取引所NEOに株式を上場

2008年

4月

CarnaBio USA, Inc.を米国マサチューセッツ州に設立(現 連結子会社)

2008年

12月

神戸バイオメディカル創造センターに本社及び研究所(以下「本社」、「BMAラボ」という)を移転集約

2010年

4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所との合併に伴い、大阪証券取引所(NEO市場)に株式を上場

2010年

10月

大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(グロース)に株式を上場

2013年

7月

大阪証券取引所及び東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(グロース)に株式を上場

2019年

2月

米国カリフォルニア州に臨床開発オフィスを開設

2022年

4月

東京証券取引所グロース市場に市場区分を変更

 

 

(注) *を付している専門用語については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」の末尾に用語解説を設け、説明しております。