2024年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    948名(単体) 1,045名(連結)
  • 平均年齢
    44.8歳(単体)
  • 平均勤続年数
    21.0年(単体)
  • 平均年収
    6,792,000円(単体)

従業員の状況

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2024年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

金融関連部門

 

223

 

[188]

公共関連部門

 

267

 

[50]

産業関連部門

 

400

 

[90]

全社共通

 

155

 

[9]

合計

 

1,045

 

[337]

 

(注) 1 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は最近1年間の平均就労人数を、[  ]内に外数で記載しております。なお、取締役を兼務しない執行役員19人は従業員数に含めておりません。

2 全社共通として記載しております従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(2) 提出会社の状況

2024年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

948

44.8

21.0

6,792

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

金融関連部門

190

 

公共関連部門

249

 

産業関連部門

378

 

全社共通

131

 

合計

948

 

 

(注) 1 従業員数は就業人員であります。なお、取締役を兼務しない執行役員19人は従業員数に含めておりません。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含めております。

3 全社共通として記載しております従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

 

(3) 労働組合の状況

当社の労働組合は、全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会に属し、組合員は672名でユニオンショップ制となっております。

なお、労使間の問題もなく、労働協約の定めるところに従い、健全な労使関係を保っております。

連結子会社である株式会社KCSソリューションズは、労働組合が組織されておりません。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

6.1

93.8

71.1

76.6

44.9

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

② 連結子会社

当事業年度

補足説明

名称

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

㈱KCSソリューションズ

50.0

100.0

70.7

93.7

60.7

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当企業集団のサステナビリティに関する考え方及び取組は、次の通りであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業集団が判断したものであります。

 

(1) サステナビリティに関する考え方

当企業集団は、社会・環境問題をはじめとするサステナビリティを巡る課題について、適切な対応に努めており、サステナビリティを巡る課題をリスクの抑制のみならず収益機会にもつながる重要な経営課題であると認識しております。中長期的な企業価値の向上の観点からこれらの課題へ対応するにあたり、当企業集団では、サステナビリティ基本方針を策定のうえ、取り組むべき重要課題を定めております。

 

当企業集団は、サステナビリティ基本方針として、下記を掲げております。

私たち(さくらケーシーエスグループ)は、SMBCグループの一員としてSMBCグループの定めるサステナビリティに関する方針等に沿いつつ、その中でもIT業界に属するさくらケーシーエスグループにとって、特に重要度の高い課題に重点的に取り組みます。具体的には、「情報サービスの提供」を通じ、社会の発展に貢献するために一層の飛躍を実現し、かつ企業存続の脅威となる重大リスクを回避する観点から想定される課題として4つの柱を定め、100年企業に向けた事業活動を推進します。

これからも、私たちは「社会・お客さまから必要とされるさくらケーシーエスグループであり続け、持続的に成長するデジタル社会の実現」を目指してまいります。

 

 

(2) サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理

当企業集団のサステナビリティを巡る取組みについては、当企業集団の経営全般に関する事項を所管する経営企画部にて企画・推進しております。経営企画部にて、サステナビリティに関連する重要なリスク及び機会を特定し、それらをモニタリングするとともに、対応方針の立案と事業戦略への反映、関連部署への展開を実施しております。

また、重点項目の取組みは、当企業集団全体のリスク評価を行っている「リスク管理委員会」と連携して対応いたします。サステナビリティに関する取組みの進捗状況は、定期的に取締役会へ報告を行うとともに、当社ホームページ等で開示いたします。

 

(3) 重要なサステナビリティ項目

当企業集団は、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 中長期的な会社の経営戦略」に記載のとおり、2023年4月より開始した中期経営計画において、「情報セキュリティが確保され続けることを前提としたうえで、収益力の大幅な飛躍とその利益を源泉とした投資サイクルの確立によりサステナブルな成長を目指す」ことを掲げております。そのなかで、上記、ガバナンス及びリスク管理を通し、当企業集団における重要なサステナビリティを巡る課題として4項目を掲げ、以下の取組みを行っております。

 

① 事業継続につながる情報セキュリティの強化

情報セキュリティリテラシーの向上などの社員教育や、社内インフラ・環境整備による安全性の向上と情報漏えい対策の強化に取り組んでおります。

 

② 深刻化するサイバーセキュリティリスクへの対応

最適なセキュリティ投資による予防的対策の充実やゼロトラストを前提とした社内の情報セキュリティマネジメントに加え、社会・お客さま向けには情報セキュリティサービスの提供や、セキュリティ対策を組み込んだシステム構築を行っております。

 

 

③ 持続的成長の源泉である人(社員等)への投資

安定的な処遇改善や自律的キャリア形成意識の醸成を通じた人材育成に取り組んでおります。

 

④ 誰もがいきいきと活躍できる就労環境整備

健康経営の推進や子育て・介護の両立支援、シニア社員の就労機会創出などにより、社員の活躍機会を広げております。

 

なお、人材の多様性を確保するため、当企業集団における主要な事業を営む当社においては、下記の方針を定め、取り組んでおります。

 

イ 人材の多様性確保の考え方

当社は、性別や国籍にとらわれることなく能力や実績等により公平・公正に評価する人物本位の人材登用を行っており、これらの人材が活躍できる職場環境の整備に努めております。また、社内に異なる経験・技能・キャリアを反映した多様な価値観が存在することが企業の持続的な成長に資するとの認識のもと、人事部内にダイバーシティ推進室を設置し、人材の多様性確保とそれを尊重する従業員意識の向上等に努めております。

 

a.女性の管理職への登用

当連結会計年度末現在においては女性の役員登用実績はありませんが、部長職については3名を登用しております。管理職に占める女性労働者割合については、「第1 企業の概況 5 従業員の状況 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載のとおりであります。また、本有価証券報告書提出日現在においては、女性執行役員を1名、部長職については4名の女性を登用しております。

また、女性従業員の新卒採用も積極的に進めております。

 

b.外国人・中途採用者の管理職への登用

当社は、管理職登用において、性別、年齢、国籍にとらわれることなく、期待する役割に応じた能力と実績により公平・公正に評価して判断するものとしており、外国人・中途採用者に限定した目標は設定しておりません。

 

c.その他の多様性確保

当社は、高齢者活躍の機会拡大に資するよう、定年後再雇用制度の設計見直し等諸施策を推進しております。

 

ロ 多様性の確保に向けた人材育成方針

当社は、持続的成長の原動力は人材の多様性確保であるとの認識のもと、多様な人材が当たり前に活躍できる社内風土醸成に努めております。また、2023年4月より開始した中期経営計画では重点テーマの一つに「人(社員等)への投資の強化」を掲げ、自律的キャリア形成意識の醸成や主体的な学びを後押しする人材育成として、従業員が自主的に受講できる研修を大幅に拡充したほか、ダイバーシティ推進室が主体となり、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)排除のためのセミナーやキャリアアップ意識向上支援等の機会を提供し、多様な人材の確保と定着に向けた取組みを推進しております。

 

ハ 多様性の確保に向けた社内環境整備方針

当社は、健康経営が重要な経営課題の一つであると認識し、健康経営責任者である代表取締役社長のもと、人事部・産業医・健康保険組合・労働組合が一体となって、従業員の誰もが健康でいきいきと働ける社内環境の整備に向けて、以下の施策を実施しております。

 

従業員の会社に対する意識を把握し、組織活性化に役立てるための有効なツールである従業員意識調査の活用。

・勤務間インターバル制度の導入やフレックス型シフト勤務パターンの拡充、リフレッシュルームやサテライトオフィス等の設備の充実。

・所定労働時間を短縮し、従業員の健康維持・増進と生産性向上意識の醸成を促進。

・介護休暇の日数や種類の拡充、介護支援に関する情報提供やセミナーの開催。

・男性の育児休暇取得の啓蒙、育児休暇からの復職者に対する支援面談の継続実施。

・積立保存年次有給休暇取得の適用範囲を拡大し、子の入学・卒業式等の学校行事などに参加する際に取得できる子ども休暇の導入。

・業務経験豊富な専任メンターによる従業員へのサポート体制の整備。

 

こうした取組みが評価され、当社は4年連続、「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されております。当社の健康経営への取組みについては、当社ホームページ内の「健康経営」サイト(URL:https://www.kcs.co.jp/ja/sustainability/society/health.html)において掲載しております。

 

(4) 指標及び目標

当企業集団では、上記「(3) 重要なサステナビリティ項目」に記載の重点取組項目の進捗状況については、下記指標で管理いたします。当該指標に関連する目標及び実績は、次のとおりであります。

 

なお、指標③及び④に関する目標及び実績は、当企業集団における主要な事業を営む当社のものを記載しております。

 

重点サステナビリティ項目

指標

目標

(2025年度末時点)

実績

(当連結会計年度)

①事業継続につながる情報セキュリティの強化

情報セキュリティ及びサイバーセキュリティインシデント発生件数

0件

0件

②深刻化するサイバーセキュリティリスクへの対応

連結売上高セキュリティ投資比率

0.5%以上

0.5%

③持続的成長の源泉である人(社員等)への投資

部長級に占める女性の割合

10.0%以上

6.8%

④誰もがいきいきと活躍できる就労環境整備

社員向け職場アンケートにおける社員満足度の向上

年1回のアンケート

を実施し、

社員の声を反映

アンケートを隔年

実施から年1回

実施へ変更し、

社員満足度を計測

 

(注) 1 指標①及び②については、当企業集団の指標であり、当企業集団の実績を掲載しております。

2 指標③及び④については、当社の指標であり、当社の実績を記載しております。