2025.10.21更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書 2025

サマリ

住友ゴムは「R.I.S.E. 2035」を軸に、再取得するDUNLOPのグローバル展開と、ゴム×解析の独自技術「アクティブトレッド」「センシングコア」でプレミアム化・スマート化を推進。工場刷新「In-House New Factory」とブランド経営強化で、タイヤ起点の“新たな体験価値”を連続創出する。

目指す経営指標

・2027年度:事業利益率10%、ROE10%、ROIC8%、D/Eレシオ0.6倍
・2030~2035年:事業利益率15%、ROE12%、ROIC10%を目線
・プレミアム比率:2027年50%、2030年60%以上
・事業ポートフォリオ:2030年にタイヤ以外で事業利益30%
・センシングコア:2030年に事業利益100億円以上
・株主還元:2026年以降DOE3%以上、配当性向40%以上を目安

専門用語

■R.I.S.E. 2035
住友ゴムの長期戦略名で、2035年に向けた事業の方向性と重点投資領域(プレミアム化・スマート化・工場刷新・ブランド経営強化など)を示した全社ロードマップです。

■DUNLOP商標権の買い戻し(グローバル展開)
1999年以降使えなかった欧米・オセアニア地域の「DUNLOP」商標権を再取得し、世界で一貫したDUNLOPブランド戦略を自社主導で展開する取り組みを指します。

■アクティブトレッド(Active Tread)
ゴム材料と解析技術を組み合わせ、温度や水分などの“スイッチ”でゴムの特性を能動的に変化させ、路面状況に合わせてグリップや性能を最適化する住友ゴム独自のトレッド技術です。

■「第3のスイッチ」(アクティブトレッド)
アクティブトレッドで既存の「水」「温度」に続き追加予定の制御要因を指す表現で、さらなる性能可変と安全性・快適性の拡張を狙う技術コンセプトです。

■センシングコア(Sensing Core)
タイヤをセンサー化し、車両に追加ハードを付けずに荷重・空気圧・摩耗・車輪脱落予兆・路面状態などを検知する技術群で、モビリティの安全・予防保全・運行最適化に役立てる住友ゴムのスマートタイヤ基盤技術です。

■センシングコア(スタンドアローン型/クラウド型)
センシングデータの扱い方による提供形態の区分で、スタンドアローン型は車両側で完結して即時利用し、クラウド型は収集データをクラウドに蓄積・解析して高度なサービスや群管理に活かす方式を指します。

■SYNCHRO WEATHER(シンクロ・ウェザー)
アクティブトレッドを搭載した次世代オールシーズンタイヤの名称で、天候変化に“同期”するようにゴム特性を切り替えて年間を通じた安心感と利便性を提供する製品コンセプトです。

■In-House New Factory(インハウス・ニューファクトリー)
既存工場を自社技術で刷新し、プレミアムタイヤの高効率・高品質生産に最適化する生産革新の取り組みで、工程の自動化・デジタル化・省エネ化を包括的に進める構想です。

■イノベーションセンター(2028年設立構想)
高機能ゴムやスマートタイヤ関連の研究・商品化を加速するための拠点計画で、材料・設計・データ解析を結集し、次世代製品と新事業の創出を狙う開発ハブを指します。

■イノベーションラボ(米国)
米国に設ける先端開発のサテライト拠点で、現地の顧客・パートナーとの実証や迅速なプロトタイピングを通じ、グローバル市場での技術検証と事業化を前倒しするための施設です。

■Our Philosophy
2020年に策定した住友ゴムグループの企業理念体系で、社会に提供する価値、守るべき倫理観、挑戦姿勢などを整理し、事業戦略や人材・ガバナンス運営の判断基準とする指針です。

■プレミアム比率(ブランド経営文脈)
DUNLOPを基幹ブランドに据え、付加価値の高いタイヤの販売構成比を高めるという目標指標で、価格主導力・収益性・ブランド体験の強化を測る住友ゴム独自の重点KPIとして位置づけられています。