2024年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    377名(単体)
  • 平均年齢
    38.2歳(単体)
  • 平均勤続年数
    5.9年(単体)
  • 平均年収
    4,183,000円(単体)

従業員の状況

5【従業員の状況】

(1)提出会社の状況

 

 

 

2024年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

377

38.2

5.9

4,183

 

セグメントの名称

従業員数(人)

検証事業

221

(-)

開発事業

108

(-)

報告セグメント計

329

(-)

全社(共通)

48

(7)

合計

377

(7)

 (注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、季節工を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

4.従業員数が当期中に43名増加しましたのは、主として業容拡大に伴う定期及び期中採用によるものであります。

 

(2)労働組合の状況

 当社において労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

(3)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)

   (注)1.

男性労働者の育児休業取得率(%)

   (注)1.

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)2.

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

-

-

85.6

87.8

72.6

 (注)1.当社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定により別項目の公表を行っており、当該項目につきましては公表しておりませんので、記載を省略しています。

2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)ガバナンス

①取組姿勢

当社にとってのサステナビリティとは、事業を通して、気候変動をはじめとした地球規模への環境問題への配慮、人権の尊重、従業員を含む全てのステークホルダーへの公正・適正な活動など、社会や企業のサステナビリティをめぐる課題の解決に寄与することであり、当社の持続的な成長が、社会の持続的な発展に貢献できるような世界を目指すことです。

具体的には、経営理念や経営ビジョンのもと、「持続可能な開発目標(SDGs)」のうち「産業と技術革新の基盤をつくろう」「質の高い教育をみんなに」「働きがいも経済成長も」「つくる責任つかう責任」「パートナーシップで目標を達成しよう」を5つの重要課題を定めており、事業活動の中でこれらの課題に取り組んでおります。

②監督体制

当社は、環境・社会・経済に配慮するサステナビリティ経営に取り組んでおります。具体的には、上記5つの重要課題を事業活動の中で進めており、従業員が仕事を通して社会への貢献や、やりがいを感じられるように努めております。

 さらに環境・人権や人的資本等・企業統治のESG経営の高度化や、本社機能の最適化による経営基盤の整備について、人権・労働、コンプライアンス、リスクマネジメントの領域ごと各委員会の中で協議・推進することとし、取締役会、取締役連絡会においてこれらの監督を、監査役会は、独立した立場から取締役の職務執行の監査を行うこととしております。

 

 

 

(2)戦略

①サステナビリティに関する戦略

 TCFD提言が推奨するシナリオ分析手法により、将来の気候変動が当社事業に影響を及ぼし得るリスク・機会を特定しております。当社を取り巻く事前環境や社会環境の変化を想定したシナリオを設定し、気候変動に関するリスク・機会を特定いたしました。

(事業戦略への影響)

大:リスクにおいては自然災害発生によるデータセンターや開発拠点の稼働停止、機会においては技術革新による表現活動の変化等の可能性が広がることから、事業戦略への影響または財務的影響が大きいことが想定されます。

中:リスクにおいてはステークホルダーからの評判や信頼の低下、機会においては消費者の嗜好の変化や表現の多様化に対応したサービス展開による事業戦略への影響または財務的影響が中程度と想定されます。

小:炭素税の導入に伴うコストアップや気温の上昇によるリスクがあるものの、事業戦略への影響または財務的影響が小さいことが想定されます。

 

区分

気候変動がもたらす影響

リスク・機会

期間

評価

対応方針

移行

政策

規制

・炭素税の導入等によるオペレーションコスト増加

・配送・移動等のコスト増によるオペレーションコストの増加

リスク

中長期

再生可能エネルギーの利用促進と配送業者等の複数選定、DXの推進によるオペレーションコストの低減

評判

ステークホルダーからの評判や信頼度の低下

リスク

中長期

気候変動に関連する開示の充実とGHG排出量の明確化

物理的

急性

・自然災害によるデータセンターや開発拠点の稼働停止

リスク

短中期

データセンターや開発拠点の分散化

慢性

・気候変動に伴う海面上昇によるコスト増や工場移転等の間接的な影響

リスク

中長期

取引先の複数選定によるリスク回避

製品/サービス

・環境意識の高まりや消費者の嗜好の変化、技術革新によるサービスの多様化

機会

短中期

環境意識の高まりや消費者のし好の変化に対応した、革新的なサービスの提供

市場

・AIの活用等の技術革新を通じた既存サービスの変化と新しい市場の構築、気候変動に伴う電気量削減等、効率化への技術的対応

機会

中長期

新たな技術研究や情報収集による技術力の保有など長期的な成長機会への対応

 

②人的資本に関する戦略

 当社では、「人材」を価値創造、競争優位の源泉と位置づけ、人材に投資することで、「人材が育ち、人材で勝つ会社」を目指します。「人材」の価値を高めることで、組織能力を向上させ、事業を強くし、事業戦略の実現および当社の持続的成長・価値向上を実現してまいります。

 継続的な企業価値の向上のためには、人的資本への投資を継続することが最重要課題であると認識しております。優秀な技術者の積極採用、充実した社内研修制度による未経験人材の早期戦力化、当社独自技術分野における高度技術者の育成、外部人材の有効活用などを積極的に推進していくことにより、現状の技術者不足が続く厳しい環境下におきましても、高い成長率を維持し、事業規模の拡大や財務基盤の安定につなげてまいります。

 さらに、持続的な企業規模の成長と事業の拡大も図ってまいります。これらを達成するために、業績の向上や市場活動によって得られた資金を柔軟に活用し、人材のみならず設備への投資を実行してまいります。また、企業買収や事業提携についても、当社の事業活動に有効と判断できる場合は、積極的に検討してまいります。

 

(3)リスク管理

 当社にとって、重要なサステナビリティを軸に5つの重要課題を特定しているほか、TCFDの提言に準じた気候変動シナリオ分析に基づいたリスク管理を行い、リスク管理委員会において報告と議論を実施してまいります。

 

(4)指標及び目標

①サステナビリティに関する指標及び目標

 中長期的な温室効果ガス(GHG)の排出削減目標の達成を考慮し、Scope2について目標値を設定した上で、実績値のトレースに取り組んでおります。

(目標値:GHG排出量)

 

2023/3月期(実績)

2024/3月期(実績)

2025/3月期

Scope2

114.75

113.34

98.60

(注)購入した電力・熱等の間接的な排出量、空調は地域の電力料金に基づき概算で算出(単位:t-CO2)

      目標値については、売電(太陽光発電設備の稼働)分を控除しております。

②人的資本に関する指標及び目標

 こうした取組みを持続的に発展させていくために、当社では優秀な技術者人材の採用・育成を最重要課題と位置づけ、以下の目標を設定するとともに、その取り組みを進めております。

(目標値:採用・育成)

 

2024年3月期(実績)

2025年3月期

2026/3月期

技術者採用数(名)

71

80

80

技術者採用費用(百万円)

52

67

67

技術者教育費用(百万円)

12

15

15