2026年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    757名(単体) 927名(連結)
  • 平均年齢
    42.4歳(単体)
  • 平均勤続年数
    17.3年(単体)
  • 平均年収
    7,000,000円(単体)
  • 平均年収の
    対前年増減率
    4.3%(単体)

従業員の状況

人材戦略に関する基本方針等

(1) 【人材戦略に関する基本方針等】

① 当社グループの人材戦略

第2[事業の状況]2[サステナビリティに関する考え方及び取組](3)人的資本経営についてをご参照ください。

 

② 当社の従業員の給与等の決定に関する方針等

1.基本方針

当社は、人的資本を企業価値向上の源泉と位置付け、サステナビリティ経営および中期経営計画と一体となった人材戦略を推進しております。

当社の人材戦略は、事業戦略の実現に必要な人材の確保・育成・活躍を通じて、持続的な成長と競争力の強化を図ることを基本的な考え方としております。そのため、従業員一人ひとりの能力発揮と成長を促進し、多様な人材が活躍できる環境の整備を進めるとともに、組織全体のエンゲージメント向上および生産性向上を目指しております。

また、評価・処遇制度については、各人の役割・職責および成果に基づき公平・公正に実施し、事業戦略の実行力を高めるとともに、挑戦と成長を後押しする制度としています。これらの取組みを通じて、人的資本の価値最大化と企業価値向上の好循環の実現を図っております。

 

2.給与体系の概要

当社の給与体系は、従業員の役割・職責および成果に応じた処遇を基本とし、「月例給与」および「一時金」により構成しております。月例給与は、職務遂行能力、担う役割・職責および評価結果等を踏まえて決定しております。一時金については、個人の業績・成果に加え、会社業績との連動性を確保し、成果に応じた適切な還元を行う仕組みとしております。また、多様な働き方や職務特性に対応するため、交替勤務を含む勤務形態や職場環境等に応じた各種手当を整備しております。これにより、事業運営に必要な人材の確保・定着を図るとともに、従業員が安心して能力を発揮できる環境の維持・向上に努めております。

 

3.給与水準の決定プロセス

当社の給与水準は、外部環境および内部状況を総合的に勘案のうえ決定しております。

具体的には、社会情勢、物価動向、賃金水準、労働市場環境、他社の賃上げ動向等を踏まえ、必要な人材の確保および定着に資する競争力ある水準の維持に努めております。給与水準の見直しに当たっては、春季労使交渉等を通じた労使間の協議に基づき、定期的に実施しております。一時金の水準については、会社業績との連動を基本としております。さらに、働き方の多様化や人材獲得競争の進展等の環境変化に対応するため、諸手当や就労条件についても適宜見直しを行い、人的資本への投資の観点から、持続的な成長を支える処遇水準の確保に努めております。

 

 

(2) 【従業員の状況】

(1)  連結会社の状況

2026年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

特殊鋼線関連事業

403

〔21〕

鋼索関連事業

395

〔6〕

エンジニアリング関連事業

43

〔1〕

全社共通

86

〔6〕

合計

927

〔34〕

 

(注) 1.  従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出

向者を含む。)であり、臨時従業員数は〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2.  全社共通は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属している従業員であります。

 

(2)  提出会社の状況

2026年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(百万円)

平均年間給与の対前

事業年度増減率(%)

757

42.4

17.3

7.0

4.3

〔10〕

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

特殊鋼線関連事業

293

〔1〕

鋼索関連事業

335

〔2〕

エンジニアリング関連事業

43

〔1〕

全社共通

86

〔6〕

合計

757

〔10〕

 

(注) 1.  平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

2.  従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時従業員数は〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載しております。

3.  全社共通は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属している従業員であります。

 

(3)  労働組合の状況

当社グループには、神鋼鋼線工業労働組合があり、全神戸製鋼労働組合連合会に加盟し、日本基幹産業労働組合連合会に一括で加盟しております。2026年3月31日現在の組合員数は685名であります。

なお、労使関係は極めて安定しており、特記すべき事項はありません。

 

(4)  管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

①提出会社

当事業年度

管理職に占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

1.2

150.0

76.2

77.4

100.5

 

(注) 1.  「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.  「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.  連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりです。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

 

(1) サステナビリティ全般

① 戦略

当社グループの理念体系は、社会の一員として果たすべき役割を示した「神鋼鋼線ミッション」と、すべての従業員・役員で共有する価値観と行動指針を示した「神鋼鋼線クレド」によって構成されております。『社会が前に進むために、「なくてはならない価値」を提供し続ける』という旗印の下で、一人ひとりが強い「意志」を持ち、ステークホルダーの皆様とともに「団結」して、高い目標に果敢に「挑戦」し続けることで、持続可能な社会を次の世代へつないでまいります。

 

当社グループの理念体系の詳細については以下をご参照ください。

https://www.shinko-wire.co.jp/company/philosophy.html

 

私たちにとってサステナビリティ経営を推進することは、「神鋼鋼線ミッション」を達成する上で必要不可欠な経営戦略の遂行に他なりません。2024年5月に策定した中期経営計画「Next Innovation 2026」においても、「環境変化に適応し、持続的に成長できる企業基盤の構築」を目指し、サステナビリティ経営の実践による社会貢献及び事業成長の両立と、ROIC5%以上、経常利益21億円以上を継続できる安定収益基盤の確立に向けた各種施策に取り組んでいくことを計画の中心に据えております。

ステークホルダーの皆様とともに、社会課題を解決する当社グループならではの取組を進め、以下の価値創造モデルに基づき企業価値向上を実現してまいります。

 


 

当社グループの中期経営計画「Next Innovation 2026」の詳細については以下をご参照ください。

https://www.shinko-wire.co.jp/pdf/20240509midtermplan.pdf

 

以上より、サステナビリティ推進を当社グループのグループ経営における重要業務と位置付け、サステナビリティ推進の活動指針となる「サステナビリティ推進規程」を策定するとともに、当社グループとして重点的に取り組むべき重要テーマ(マテリアリティ)を特定し、取組を推進してまいります。

 

■ マテリアリティ特定のプロセス

マテリアリティの特定に際しては、以下のステップで当社が取り組むべき課題を広範囲にわたって抽出し、有識者のアドバイスもいただきながらマテリアリティ分析を行いました。社会において解決が求められている多くの課題の中から、当社グループのリソースを活用することで解決に貢献することができ、かつ当社グループの企業価値向上にもつながる「今、取り組むべき重要テーマ」を明確にするため、当社グループの事業推進における重要度、ステークホルダーの皆様にとっての重要度を評価軸として優先順位付けを行い、5つのマテリアリティを取締役会にて承認しました。それぞれのアクションプラン・KPIを踏まえ、推進体制の整備を進めてまいりました。

 


 

 マテリアリティ特定のプロセスの詳細は以下をご参照ください。
 https://www.shinko-wire.co.jp/sdgs/process.html

 

■ 特定した5つのマテリアリティ

当社グループが「今、取り組むべき重要テーマ」として、事業の目的である「神鋼鋼線ミッションの達成」に関する3テーマ、事業を継続するための手段である「価値創造の源泉・資本の強化」に関する2テーマ、合わせて5つのテーマを当社グループのサステナビリティ経営におけるマテリアリティとすることを取締役会にて承認しました。なお、サステナビリティ経営の基盤となる「ガバナンスの強化」については、かねてより経営の重要課題として注力しており、今後も引き続き改善・進化に取り組んでまいります。

 


 

② ガバナンス

当社グループでは、取締役社長以下、社外取締役2名を含む取締役会がサステナビリティ経営の方針策定ならびに活動評価・見直しなど推進における権限を有し、その有効性について責任を担っております。当社グループとしてのマテリアリティを特定し、中期経営計画に取り入れた上で、主要KPIを設定し、開示しました。取締役会において定期的にサステナビリティに関する議題を議論し、ステークホルダーの皆様との対話を重ね、必要に応じて計画の見直しも行いながらサステナビリティ経営を推進してまいります。なお、当社グループの取締役会の構成及び専門性・経験は「第4提出会社の状況 4[コーポレート・ガバナンスの状況等]」をご参照ください。

具体的な活動の推進にあたっては、取締役会に紐づく執行役員会に「サステナビリティ推進の部」を設置し、取締役社長・担当取締役を含む執行役員を中心に、社内においてサステナビリティ課題に関する議論が積極的に行われる環境づくりを行っております。また、取締役社長を全社総括責任者、担当役員をマテリアリティオーナーに任命し、各カテゴリーにおけるアクションプランとKPIを設定。四半期ごとに進捗状況のモニタリングを行い、外部有識者の知見も取り入れながら改善を重ねることで、活動をより力強く推進してまいります。

 

サステナビリティ推進体制 ※サステナビリティ推進規程より抜粋


全社総括責任者は取締役社長とし、全社のサステナビリティ推進に関する最終的な責任を負い、推進業務を総括します。

 

マテリアリティオーナーは、各マテリアリティを管轄する役員とし、全社総括責任者の指示に従い活動を推進します。

 

各マテリアリティに関する進捗状況は四半期ごとに、中期経営計画のモニタリングと合わせて全社総括責任者に報告します。

 

全社総括責任者は事業年度ごとにマテリアリティ及びマテリアリティオーナーの見直し、各マテリアリティに関するアクションプランとKPIの設定等について、執行役員会サステナビリティ推進の部に付議し、取締役会に報告します。

 

また、当社グループでは、サステナビリティ経営推進の基盤としてコーポレート・ガバナンスの強化においても、今後も引き続き改善・進化に取り組む決意を全社で共有しております。詳細は「第4提出会社の状況 4コーポレート・ガバナンスの状況等」及び以下リンク先をご参照ください。

 

人権基本方針   https://www.shinko-wire.co.jp/pdf/human-rights-policy.pdf 

CSR調達基本方針 https://www.shinko-wire.co.jp/pdf/procurement-basic-policy.pdf

 

■ サステナビリティ推進体制強化のための取り組み

当社グループではサステナビリティ推進規程を整備するとともに、現場でのマネジメントを通じて一人ひとりとコミュニケーションを積み重ねることで、活動の実効性を高めています。たとえば、期初のジョブアサイン時には本人と上司の間で「挑戦目標」を設定し、各期末に達成度を評価します。短期的な業績や目標の管理にとどまらず、中長期的な課題や社会的価値を意識した取り組みやキャリア形成につながる積極的なチャレンジを奨励しています。

さらに、神鋼鋼線ミッションの実現を目的とした表彰制度として、「神鋼鋼線ミッションAWARD」および「神鋼鋼線クレドWAVE」を運用しています。「神鋼鋼線ミッションAWARD」は、個人・組織・プロジェクトによる1年間の業務成果を対象に、ミッション達成への貢献度に加え、その背景にある課題設定や工夫、行動プロセスも含めて評価し、全社で共有・称えています。また、本制度は「サステナの部~次の世代へつなぐ価値創造~」および「QCサークルの部」の2部門で構成されており、当社が目指す価値創出に資する多様な取組を広く顕彰しています。一方、「神鋼鋼線クレドWAVE」は、当社グループの価値観と行動指針を示した神鋼鋼線クレドの実践を称える制度であり、従業員の日常業務における行動の浸透を促進しています。これらの取り組みを通じて、一人ひとりの主体的な行動を後押しするとともに、サステナビリティ課題の解決および企業価値の向上につなげてまいります。

また、サステナビリティに関する外部評価の取得にも積極的に取り組んでいます。2024年10月の執行役員会サステナビリティ推進の部において、6件のイニシアティブ・社会評価の取得を目指す方針を決定し、取り組みを進めています。その成果として、2025年2月に「兵庫県健康づくりチャレンジ企業」の認定を取得、同年5月には「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」への賛同を表明しました。さらに、2025年6月には経済産業省より「DX認定事業者」として認定されました。加えて、仕事と生活の調和に向けた取り組みが評価され、2024年度「ひょうご仕事と生活のバランス表彰」を受賞しております。今後もサステナビリティ推進に関する取り組みを通じて、当社グループの社会的責任の遂行と持続可能な成長の実現を図ってまいります。

 


 

③ リスクマネジメント

当社グループでは、2024年度よりリスクオーナー制を導入し、執行役員会内に「リスクマネジメントの部」を新設することで、レポーティングラインの強化を含むリスク管理推進体制の再構築を図りました。これにより、サステナビリティの観点を含む事業全般のリスクに対して、全社的に取り組むべき重要リスクを抽出し、リスク管理計画を策定しています。リスク管理計画の策定プロセスは以下の通りです。

 

リスク管理計画策定までの流れ

 

リスクの把握・抽出

 

 

部門リスクマネジメント推進の部開催

(リスク管理実行責任者・実行者が主導となり開催)

-各部門のリスク状況を確認するためのチェックリストを依頼

高リスク事案の抽出

-部門リスクマネジメント推進の部で各部門固有の高リスク事案を把握

リスク顕在化事象の把握

(コンプラヒヤリ事象・その他顕在化事象)

-コンプラヒヤリ事象の他、特に全社で検討すべき事象を把握


 

リスク管理計画

評価・見直し

 

 

前年度のリスク管理計画を評価

①~③の内容を踏まえ、全社対応が必要な項目はリスク管理計画に追加

その他の事案は各リスク管理部門にて個別対応を実施

 

 

 

これらの体制のもと、リスク管理が形骸化することなく、実効性のある運用が進んでいると認識しております。今後も、評価方法や部門リスクマネジメント推進の部の運用改善に継続的に取り組んでまいります。

2026年度のリスク管理計画では、「人事」「調達」「コンプライアンス」「情報漏洩」「品質」「安全」「環境」「防災」「IT」「設備」「ビジネス」の11カテゴリーを重要リスクとして設定し、「人事」「調達」「コンプライアンス」「情報漏洩」「ビジネス」は総務本部管掌役員、「安全」「環境」「防災」は安全衛生・環境防災部管掌役員、「品質」「IT」「設備」は技術総括・DX推進部管掌役員をリスクオーナーに任命し、推進してまいります。

 

リスク管理推進体制 ※リスク管理規程より抜粋


全社総括責任者は取締役社長とし、全社のリスク管理に関する最終的な責任を負い、推進業務を総括します。

 

リスクオーナーは、リスクカテゴリーを管轄する役員とし、全社総括責任者の指示に従い活動を推進します。

 

◆各リスクに関する進捗状況は半期ごとに、予算(見直予算)のモニタリングと合わせて全社総括責任者に報告します。

 

全社総括責任者は事業年度ごとにリスク及びリスクオーナーの見直し、各リスクに関するアクションプランとKPIの設定等について、執行役員会リスクマネジメントの部に付議し、取締役会に報告します。

 

 

(2) 気候変動関連

当社グループは、気候変動をはじめとするサステナビリティ課題への対応を、経営の重要課題の一つと位置付けており、2030年に生産プロセスにおけるCO₂排出量を2013年度比で30~40%削減する目標の達成に向け、取り組みを推進しています。

また、当社グループは、「生産プロセスにおけるCO₂削減」に加え、「技術・製品・サービスによるCO₂排出削減」の二つの側面から、業界の先頭に立ってカーボンニュートラルの実現に挑戦します。

 

① ガバナンス

気候変動に関するガバナンスは、サステナビリティ全般のガバナンスに組み込まれております。詳細は「(1)サステナビリティ全般 ②ガバナンス」をご参照ください。
 また、脱炭素活動をより戦略的かつ現場主導で加速させるため、代表取締役専務執行役員をプロジェクトオーナーとする「カーボンニュートラルプロジェクト」を展開しています。本プロジェクトは、その下に各拠点単位の4つの分科会およびScope3分科会を設置した全社横断的な実行体制です。各分科会での検討事項や活動進捗は、定期的に「執行役員会サステナビリティ推進の部」へ報告され、経営層の意思決定と現場の取り組みが実効性を伴って連携する仕組みとしています。​

 


 

② 戦略

■ 分析のプロセス

TCFD提言で示された各リスク・機会の項目を参考に、気候変動問題が当社グループの事業に及ぼす影響について検討を行いました。1.5℃シナリオと4℃シナリオの二つを用い、政策や市場動向の変化(移行リスク・機会)および災害等による物理的変化(物理的リスク・機会)に関する分析を実施しています。これらの分析を通じて、リスク・機会の特定および定性的な評価を行い、それらに対応するための対応策の検討も進めています。

 

■ 気候変動シナリオ

・1.5℃シナリオ(脱炭素移行)

気候変動の影響を抑制するため、カーボンニュートラル実現を目指した取り組みが世界的に活発化しており、これにより世界の平均気温を産業革命期以前と比較して1.5℃未満に抑えることを目標としたシナリオが「1.5℃シナリオ」です。このシナリオでは、温室効果ガスの排出削減を加速させるために、より厳格な規制や炭素税の導入、排出量取引制度の強化等が世界各国で求められることが想定されています。そのため、移行リスクの中でも特に政策・法規制リスクの影響が2℃シナリオと比較して大きくなる可能性があります。また、企業に対しては、脱炭素技術や再生可能エネルギーへの迅速な移行が強く求められると同時に、これらへの対応が企業競争力や市場評価に大きな影響を与えることが予測されています。

 

・4℃シナリオ(高排出シナリオ)

気候変動対策が現状から進展せず、世界の平均気温が産業革命期以前と比較して今世紀末頃に約4℃上昇するとされるシナリオです。このシナリオでは、物理的リスクとして異常気象の激甚化が顕著となり、台風や豪雨、猛暑の頻度や強度の増加が予想されます。また、海面上昇に伴い、沿岸部での浸水リスクが高まり、人々の生活基盤やインフラに甚大な影響を及ぼす可能性があります。このように、4℃シナリオは、社会・経済・自然環境にわたる広範かつ深刻な影響をもたらすと想定されています。​

 

■ 評価基準(時間軸と影響度)

当社は、気候関連リスク・機会が当社に与える影響を評価するため、時間軸を短期(~2026年)、中期(~2030年)、長期(~2050年)に設定し、以下の基準に基づき影響度を判断しています。

大: 事業の継続が困難となりうる事象

中: 事業運営に支障をきたす事象

小: 通常の事業管理内で対応可能な事象 

 

・気候変動リスク・機会の特定と評価

リスク​

ドライバー​

事業への影響​

発生時期​

影響度​

対応策​

移行
 リスク​

法規制・政策​

GHG 排出価格の上昇​

炭素税の導入により事業活動で排出されるCO2への課税が進み、操業コストが増加する​

中期~長期​

大​

・省エネ設備の導入促進​
・再生可能エネルギーへの切り替え​

既存の製品およびサービスへの受託事項および規制​

燃費・排出ガス規制(CAFE規制・ZEV規制等)の強化により、自動車業界で当社製品の需要が減少する​

中期~長期​

大​

・減少分を新製品、他分野で補う​

技術​

新技術への投資の失敗​

脱炭素関連の新技術投資の遅れや失敗により、競合他社との技術格差が広がり、自社製品の競争力・市場シェアが低下する​

中期~長期​

大​

・市場・技術動向を早期に取り込むための情報収集プロセスの見直し​
・投資評価プロセスの強化によるリスクとリターンの最適化​

市場​

電源構成の変更​

再生可能エネルギーの比率上昇に伴う電力単価の上昇により、製造・操業コストが増加する​

短期~中期​

中​

・PPAの活用による再生可能エネルギー調達​

評判​

ステークホルダーの懸念の増大または否定的なフィードバック​

消費者や取引先企業から環境対応に消極的と評価されることで、ブランド価値や競争力が低下し、売上減少につながる​

短期~中期​

大​

 

・製品CFPの算定・データ提供体制の構築​

物理的リスク​

急性​

 

自然災害の激甚化​

台風や水害などの自然災害により自社施設が被災した場合、操業停止や生産能力の低下により、供給遅延や売上減少が発生する​

短期~長期​

大​

・重要設備の早期復旧体制構築​
・生産拠点の多角化による事業継続計画(BCP)の強化​

慢性​

海面上昇​

海面上昇や高潮の影響により沿岸部の拠点が浸水リスクに晒され、防災対策・補強工事などのコストが増加する​

中期~長期​

中​

・重要設備の早期復旧体制構築​

 

 

機会​

ドライバー​

事業への影響​

発生時期​

影響度​

対応策​

機会​

資源の効率性​

より効率的な生産および流通プロセスの使用​

生産プロセスの省エネ化によりCO2排出量を削減するとともに、エネルギーコストを低減する​

短期~中期​

中​

・EMS(エネルギー管理システム)導入による熱・電力の最適制御​
・主要生産設備への高効率機器の計画的更新​

エネルギー源​

低炭素エネルギー源の利用​

自社拠点に太陽光発電設備を導入することで再エネの自家消費を促進し、電力の外部依存度とコストリスクを低減する​

短期~中期​

中​

・PPA方式による太陽光発電の導入推進​

製品及びサービス​

低排出商品およびサービスの開発および/または拡張​

サプライチェーン排出量を削減する製品・サービスの販売拡大することで、環境配慮型市場での競争力を向上する​

中期~長期​

大​

・CFP算定・データ提供体制の構築​

市場​

新しい市場へのアクセス​

脱炭素化やレジリエンス強化に向けた公共・民間投資の拡大により、再エネ設備や防災インフラ向けなど製品の採用領域が広がる​

中期~長期​

大​

・防災・減災インフラ整備に資する高強度・長寿命ワイヤロープ、PC鋼材の販売強化​

低炭素エネルギー源の利用​

事業運営において再生可能エネルギーを活用することで、ステークホルダーからの評価が向上し、ブランド価値や市場優位性が向上する​

短期~中期​

中​

・PPA方式による太陽光発電の導入推進​

レジリ
 エンス​

情報開示対応の強化​

気候変動に関するリスク・機会の情報開示を促進することで、企業の透明性や信頼性が評価され、株価向上につながる​

短期~中期​

小​

・サステナビリティ経営に関する方針、マテリアリティ、KPIなどを有価証券報告書やホームページ等で対外的に公表​

・サステナビリティ関連の取り組み内容を、決算説明会および金融機関向け説明会で説明​

情報開示対応の強化​

気候関連情報の開示を進めることで、金融機関からの信頼性が高まり、融資時の金利優遇など資本コストが低減する​

短期~中期​

小​

・サステナビリティ関連の取り組み内容を、決算説明会および金融機関向け説明会で説明​

サプライチェーンにおけるレジリエンスの向上​

原材料調達や製品供給の安定性を確保し、事業の継続性を高めることで、レジリエンスの強化と競争優位性の確立につながる​

短期~中期​

中​

・主要原材料の調達先マッピングと代替調達先の評価​

・重要原材料の適正在庫水準の見直し​

 

 

③ リスク管理

サステナビリティを含む事業全般のリスクについては、「(1)サステナビリティ全般 ③リスクマネジメント」をご参照ください。

■ 気候関連リスクを識別・評価・管理するプロセス

当社では、気候変動リスクを含むサステナビリティ関連リスクについて、「執行役員会サステナビリティ推進の部」が中心となり、リスクの特定・評価・管理を行っています。

各部門から収集されたリスクは、財務的な「影響度」と顕在化する「時間軸」を掛け合わせて重大性を評価し、さらに「対応の難易度」を加味することで、全社的な対応優先度を整理しています。評価結果は、執行役員会サステナビリティ推進の部に付議された後、取締役会に報告されます。また、対応状況は四半期ごとにモニタリングされ、必要に応じて是正措置が検討されます。

その後、全社統括責任者が活動状況を同部に報告し、マテリアリティオーナーに対して必要な指示・指導を行います。マテリアリティオーナーは、所管する部門に具体的な対応を指示し、リスク対応の実行を推進します。特に、省エネルギーおよび脱炭素活動については、全社横断組織である「カーボンニュートラルプロジェクト」が実行を担い、拠点単位の4つの分科会およびScope3分科会を通じて、現場に即した具体的な対策の深耕を図っています。

今後は、本プロセスによる評価結果を中期経営計画や各年度の投資計画へ適切に反映させ、気候変動に対するレジリエンス(適応力)の強化を図ってまいります。

 

■ 全社のリスク管理への統合プロセス

気候関連リスクの管理は、全社的なリスクマネジメント体制に統合されており、経営レベルでの意思決定に活用されています。2023年度にはリスク管理規程を見直すとともに、「執行役員会リスクマネジメントの部」を設置し、体制の強化を図りました。

同部では、各部のリスク管理状況を事業計画の策定と連動させながら集約し、毎年度、全社的なリスク管理計画を策定しています。策定された計画は執行役員会に付議された後、取締役会に報告されます。また、各部のリスク対応状況についても、年2回の頻度でリスクマネジメントの部で審議が行われ、気候関連リスクを含む重要リスクに関して、取締役会への報告を通じて経営層との連携を強化しています。​

なお、現時点では気候関連リスクに関する一部の運用が全社リスク管理体制と並行して実施されており、今後の運用状況を踏まえて、さらなる統合のあり方について検討を進めていきます。

 

 

④ 指標と目標

当社グループでは、特定したマテリアリティに基づき、主要KPIを以下のとおり設定しております。​

■ 既存事業運営でのCO2削減

 


 

削減目標の対象範囲は当社及び主要な子会社です。当社グループ全体のCO2排出量の95%をカバーしています(2024年度実績)。​

対象範囲のCO2排出量:2013年度 45,521 t-CO2​

                     2024年度 34,249 t-CO2​

■ カーボンニュートラル化に貢献する既存事業製品・サービスの販売拡大

 


 

(3)人的資本経営について

当社グループは、「社会が前に進むために、『なくてはならない価値』を提供し続ける」をミッションとしております。人的資本経営を推進し、持続的な成長を実現するためには、①人材を確保し、②世間の変化に対応しながら継続的に企業価値向上をリードできる人材の育成が必要と考えます。その土台として、一人ひとりの個性を活かした、多様な人材に選ばれ、働き続けられる会社となるべく、③人事の仕組みや就労環境を整えてまいります。

 


 

① 人材の確保

当社グループの人員構成は40代が最も多くなっており、2030年頃から急速に若返りが必要となる想定です。人材の確保は事業の継続・持続的成長の必要条件ですが、当社グループの事業分野と必要な技術領域はニッチなため、新卒・中途を含めて即戦力の確保は困難です。そこで当社グループでは、在籍する従業員の離職を抑制するとともに現時点から若年層の人材を積極的に採用し、育成することで当社グループ固有の技術を維持・発展させてまいります。

 

定年退職者と同数の新卒採用で従業員数を維持した場合の人員構成シミュレーション

(従業員数853名/定年以外の退職者なしを想定)

 


                      (注)1.従業員数853名:2025年4月現在の従業員数(再雇用者を省いて試算)

 

■ 新卒採用の強化(採用手法の見直し)

OB、リクルーターによる大学訪問の強化、インターンシップの積極的な実施、採用広報ツールの強化を図るとともに、第二新卒者の採用も強化することで毎年10名以上の継続的な採用を目指します。

 

■ 中途採用の強化(採用活動の効率化)

人材エージェントとの協働を深めながら、求人票の作成から書類選考、面接、採用決定までのプロセスを高速化し、求人公開から採用までに要する日数を現状の平均4か月から3か月に短縮します。マッチングの精度を高め、充足率100%と定着率の向上を図ります。

 

■ 離職の抑制(従業員エンゲージメントの向上)

当社グループでは2021年より従業員エンゲージメントの向上を中期経営計画の柱の一つとし、働きがいのある職場づくりに取り組んでいます。経営層と従業員のコミュニケーションを活性化し、さらなる労働条件の改善、働き方変革の推進に取り組み、離職率を低減します。

 

定着率ならびに従業員エンゲージメント総合スコアの推移・目標


(注)1.1-離職率で算定しています。離職率:月間退職率(月間退職者数÷月間平均従業員数)の年間(12か月分)の総和です。

2.従業員満足度調査における「会社の総合的魅力」の全社スコアです。

 

 人材の育成

当社グループでは従来よりOJTを中心とした専門的知識・スキルの早期習得に主眼を置き、階層別研修でその補完を図る仕組みの育成体系を運用してきましたが、今後は「マネジメント力」と「価値創造人材」の育成・強化に力を入れるべく人材育成投資を行い、多様な人材を活用して企業価値の継続的な向上につなげてまいります。

 

■ マネジメント力の育成・強化

従来の基礎的なマネジメント知識の装着にとどまらず、管理職が自ら行動を変えていくきっかけ作りに主眼を置き、次世代経営陣の育成に取り組みます。また、監督職に対してもコミュニケーション力を重視したマネジメント力向上のための新たな研修を開始。並行して管理スパンの適正化を図り、能力発揮の環境を整えます。

 

■ 価値創造人材の育成

不確実性の高い時代において、当社が「なくてはならない価値」を提供し続けるためには、全従業員が神鋼鋼線ミッションに共感し、その実現に向けて主体的に行動することが不可欠です。

当社ではこの考えのもと、「価値創造人材育成」と称し、目指す姿や具体施策について社内で丁寧な議論を重ねてまいりました。

その結果、本取り組みにおいて目指す姿を、従業員が①自部署にとどまらず組織横断で“改善”を実行できる状態、②さらにミッション達成に貢献する大きな“革進”を継続的に創出できる状態、と定義しました。これらの実現を通じて、ミッション達成の確度を高めていきます。

これらを実現するためには、職種・職掌を問わず、それぞれの役割に応じた組織的かつ全社的な推進が必要です。当社は、すべての従業員がミッションを自分事として捉え、主体的に価値創造に取り組むことを目指し、「価値創造人材育成」の取り組みを推進してまいります。

 


 

価値創造人材のテーマとして次の3つを設定し、それぞれ打ち手を実行してまいります。「リーダーシップ・チャレンジ」については、2025年度より取り組みを開始し、部門横断での挑戦機会の設定を通じて、改善・革進を自ら牽引できる人材の育成を進めています。「スキル向上」については、表彰制度体系の見直しや評価制度との接続を通じて、全従業員がミッション実現を自分事として捉え、その実現に向けた行動を実践できる環境の整備を進めています。あわせて、好事例の発信・共有を促進する仕組みについても構築を進めています。マインド醸成については、部門を越えた挑戦への参加機会の提供や新規事業創出に向けた取り組みとの連動を図り、従業員が自発的に価値創造に挑戦できる風土の醸成を進めるための具体的施策の検討を2026年度より行ってまいります。

 

■ 積極的な人材育成投資

中期経営計画では人材開発投資費用を大幅に積み増し、マネジメント力の育成・強化と価値創造人材の育成を着実に推進してまいります。

 

             人材開発投資費用


 

 人事制度・就労環境の整備

当社グループではこれまでも多様な働き方を可能にする制度の整備に取り組み、フレックス・在宅勤務制度、法令を上回る育児・介護休暇制度、時短勤務制度の導入などを行い、建物設備の改修や導入など就労環境の改善にも努めてきましたが、まだ十分とは言えません。これからも引き続き、全従業員が働きやすい環境づくりを着実に進めることで、「一人ひとりの個性を活かした、多様な人材に選ばれ、働き続けられる会社」を目指してまいります。

■ DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の推進

ダイバーシティの推進は、イノベーションを生み出し企業価値の持続的な向上を実現するためには必要不可欠ですが、当社グループの多様性はまだまだ乏しいのが実情です。経営の最重要課題の一つとして経営トップから全従業員へメッセージを発信し、自ら旗を振って推進することで職場開発に取り組み、多様なロールモデルの創出と求職者に対する積極的なPRを通じて、様々な立場の多様な人材が互いを認めあい、誰もが働きやすい環境を実現していきます。

 

(4) 指標と目標

当社グループでは、特定したマテリアリティに基づき、主要KPI(指標と目標)を以下のとおり設定しております。

 


 カーボンニュートラルに貢献し、

  持続可能な地球環境を次の世代へ。

    技術総括・DX推進部管掌役員 担当

 

取組テーマ

指標・目標

2025年度実績

既存事業運営でのCO2削減

2030年度生産プロセスにおけるCO2排出量 2013年度比30~40%削減(Scope1及び2対象)

2013年度比25%削減

(2013年度45,521ton、

  2024年度34,249ton)

カーボンニュートラル化に貢献する既存事業製品・サービスの販売拡大

2026年度売上 2023年度比1.7倍

2023年度比1.5倍

 

カーボンニュートラル化に貢献する新製品・新素材開発

2024~2026年度 CO2削減貢献製品の開発件数 3件(累積値)

2件(累積値)

 

  (注)1.CO2削減実績は2024年度実績を記載しております。

 2.2024年度実績の削減率には生産量の増減影響が含まれております。

 関連するSDGs


 


 技術とアイデアの力で、

  人々の安全・安心な暮らしを守り続ける。

  エンジニアリング事業部管掌役員 担当

 

取組テーマ

指標・目標

2025年度実績

防災・減災と強靭化に貢献する既存事業製品・サービスの販売拡大

2026年度売上 2023年度比1.5倍

2023年度比1.4倍

 

防災・減災と強靭化に貢献する新製品の開発

2024~2026年度開発提案テーマ数25件/年

83件

 

 関連するSDGs


 

 


 高品質でお客様にご満足いただき、

 社会から信頼されるブランドであり続ける。

  技術総括・DX推進部管掌役員 担当

 

取組テーマ

指標・目標

2025年度実績

顧客満足度の向上

2025~2026年度顧客満足度調査の品質に関連する項目スコア 毎年3.75pt以上

3.85pt

高品質な製品の提供

2024~2026年度品質マネジメントシステムの改善計画 実施率100%/年

94%

2025~2026年度TQM・QC教育の対象者受講率100%/年

70%

 

 

(注)1.顧客満足度調査の品質に関連する項目:顧客満足度調査項目のうち「品質」「納期」「サービス(営業対応)」の全社スコア(5段階評価の平均値)を指します。調査は年1回実施します。

  関連するSDGs


 


 多様な人材が活躍できる、

  安全で働きがいにあふれる職場を創造する。

  総務本部管掌役員 担当

 

取組テーマ

指標・目標

2025年度実績

人材の確保・定着・育成

2024~2026年度従業員定着率 95%以上維持

96.6%

目標採用率(新卒)100%/年

110%

人材開発投資費2026年度1億円超(価値創造人材育成費63%、マネジメント人材育成費20%、業務スキル育成費17%)

約94.3百万円

2026年度従業員満足度調査における「上司への信頼度」スコア2023年度比 +10%

2023年度比+1.6%

 

価値創造人材の育成 2025年度以降の指標・目標設定に向けた検討、社内制度の整備

価値創造人材のテーマを①リーダー育成②スキル向上③マインド醸成のテーマに決定し、①②は打ち手を推進中。

2026年度は③の詳細決定と併せて指標を策定する。

従業員エンゲージメントの向上

2026年度従業員満足度調査におけるeNPS 2023年度比 +10pt

2023年度比+2.3pt

2026年度従業員満足度調査における総合スコア3.37以上

3.10

DE&Iの推進・WLBの実現(働き方変革)

スタッフ職の女性社員比率 2033年度25%(2026年度21%)

23.5%

女性管理職数 2033年度7人(2026年度5名)

3人

2026年度までに高年齢社員の役職定年後の処遇検討

2024~2026年度休業災害度数率 0.0

0.55

2024~2026年度1歳未満の子に関する男性従業員の育児休業・育児休暇取得率100%/年

100%

有給取得 全従業員が年間8日以上取得

対象者877名中876名が達成

(達成率:99.9%)

月平均残業時間10時間未満

9.3時間

 

 (注)1.目標採用率(新卒)25年度実績110%:内訳は総合職100%、基幹職118%であり、基幹職については、中途採用での充足を想定していた人員の一部を、新卒採用により前倒しで確保したことから、計画を上回る結果となっています。

2.上司への信頼度スコア:従業員満足度調査における、上司に関する6項目(いずれも5段階評価)の平均スコアを指します。

3.eNPS(Employee Net Promoter Score)とは、従業員エンゲージメントを測定する代表的な指標であり、「あなたは、友人や知人に当社グループへの入社を薦めますか」という質問に対し、0~10の推奨度で回答を得ます。9~10を選択した「推奨者」の割合から、0~6を選択した「批判者」の割合を差し引いて算出されます。

4.総合スコア:従業員満足度調査における「会社の総合的魅力」の全社スコア(5段階評価の平均値)を指します。

5.スタッフ職:当社グループ社員制度における管理職・総合職・事技職を指します。

6.1歳未満の子に関する男性従業員の育児休業・育児休暇取得率:当該年度中に本人もしくは配偶者が出産した従業員のうち、育児休業等もしくは育児を目的とした特別休暇を取得した人の割合と定義しています。

7.有給取得 全従業員が年間8日以上取得:対象者は、18日以上有休が付与された従業員のうち、長期休職者等を除いた者です。

 関連するSDGs


 

 


  事業のデジタル化とプロセス変革を進め、

  生産性と提供価値を劇的に向上させる。

 技術総括・DX推進部管掌役員 担当

 

取組テーマ

指標・目標

2025年度実績

工場の効率化・省人化、スタッフ業務効率化による労働生産性の向上

2024~2026年度スタッフ業務の効率化時間10,000時間(累積値)

6,000時間(累積値)

DX人材の育成

2024~2026年度ITエバンジェリスト/データサイエンティスト認定者数50人(累積値)

受講完了39人、受講中10人

(累積値)

社内DX案件/DX製品・サービス開発の推進

2024~2026年度工場DXの案件数10件(累積値)

 

※2026年度より指標・目標を以下の通り上方修正

2024~2026年度工場DXの案件数12件(累積値)

9件(累積値)

工場以外のDX案件数 2024~2026年度 3件以上(累積値)

 

※2026年度より指標・目標を以下の通り上方修正

工場以外のDX案件数 2024~2026年度 6件以上(累積値)

2件(累積値)

DX製品・サービスの開発件数 2024~2026年度 6件以上(累積値)

2件(累積値)

 

(注)1.ITエバンジェリスト:ITを使って業務改革を推進できる人材と定義しています。

2.データサイエンティスト:データ分析を業務やビジネスの課題解決に適用できる人材と定義しています。

  関連するSDGs