2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

アンチモン事業 金属粉末事業 その他
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
アンチモン事業 29,373 71.7 5,392 89.2 18.4
金属粉末事業 11,526 28.2 654 10.8 5.7
その他 42 0.1 2 0.0 5.0

3【事業の内容】

 当社グループは、当社と連結子会社2社により構成されております。

また、その他の関係会社である株式会社川嶋とは原料取引を行っております。

当社グループの主要な事業は、アンチモン事業と金属粉末事業に大別され、各セグメントごとの事業内容は次のとおりであります。

[アンチモン事業]

当社は、各種プラスチック材料に添加される難燃剤及びポリエステルやアクリル系樹脂の触媒等に使用され

る各種三酸化アンチモンのほか、ブレーキ材料として使用される三硫化アンチモン、耐熱性が求められる各種エンプラ系樹脂の難燃剤用アンチモン酸ソーダ等を製造、販売しております。

 販売は、当社が直接販売するケースと、代理店等を通じて販売するケースがあります。

連結子会社の日テイ精礦(上海)商貿有限公司は、中国国内市場でアンチモン製品等の販売と原料の調達を行っております。

[金属粉末事業]

連結子会社の日本アトマイズ加工㈱は、電子部品用金属粉末(導電ペースト用の銅粉・貴金属粉やパワーインダクタ用軟磁性材としての鉄系合金粉等)、粉末冶金用金属粉末(精密モーター軸受用の青銅粉・黄銅粉・錫粉、自動車部品用の銅粉・青銅粉・黄銅粉等)等の製造販売を行っております。

当社の取引先の中には金属粉末も使用されている顧客もあり、子会社製品の一部は当社を通じても販売されております。

[その他]

本社ビルの一部を賃貸する不動産賃貸事業、高糖度トマト養液ハウス栽培事業等を行っております。

当社グループの主要な事業の系統図は、次のとおりであります。

 

業績状況

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー

の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や政府の経済対策等により緩やかに回復の動き

が続いています。一方、円安の進行や国内物価の上昇による消費の下振れ懸念に加え、世界的な物価上昇の継続

と金融資本市場の変動の影響、中東情勢など世界的な地政学的リスクの高まり、米国通商政策の不確実性など、依

然として先行きは不透明な状況が続いております。

 このような環境下、当社グループは、当社創立100周年となる2035年時点のありたい姿を想定し設定した長期ビジョンに基づき、2025年4月よりスタートした「第2の創生(創立100周年)に向けた基盤づくりのための挑戦と変革」をテーマとする3カ年の中期経営戦略において、「グループ連携の更なる強化」「既存事業の競争力強化とグローバル展開への挑戦」「最適な事業ポートフォリオの構築と新規事業の創出」「人的資本の充実とESGへの取り組み」という基本方針のもと、持続的成長と中長期的な企業価値向上に取り組んでおります。

 

 

この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

a.財政状態

当連結会計年度の資産合計は、前連結会計年度に比べ3,792百万円増加の24,729百万円となりました。

当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度に比べ278百万円増加の9,282百万円となりました。

当連結会計年度の純資産合計は、前連結会計年度に比べ3,514百万円増加の15,446百万円となりました。

b.経営成績

当連結会計年度の経営成績は、売上高40,866百万円(前年同期比62.3%増収)、営業利益6,080百万円(同69.0%増益)、経常利益6,025百万円(同70.6%増益)、親会社株主に帰属する当期純利益4,214百万円(同71.6%増益)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

アンチモン事業は、売上高29,373百万円(同85.8%増収)、セグメント利益5,391百万円(同76.2%増益)となりました。

金属粉末事業は、売上高11,453百万円(同22.7%増収)、セグメント利益653百万円(同30.0%増益)となりました。

その他は、売上高40百万円(同12.2%増収)、セグメント利益2百万円(同55.9%減益)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

  当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べて4,553百万円増加し、当連結会計年度末には6,682百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

  営業活動により得られた資金は7,619百万円(前年度は919百万円の支出)となりました。

  これは主に、法人税等の支払額1,648百万円、仕入債務の減少額563百万円及び棚卸資産の増加額501百万円等による減少があったものの、税金等調整前当期純利益6,020百万円、売上債権の減少額1,772百万円、契約負債の増加額1,277百万円及び減価償却費653百万円等による増加があったためであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

  投資活動により使用した資金は1,053百万円(同67.6%増加)となりました。

  これは主に、有形固定資産の取得による支出1,044百万円等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

  財務活動により使用した資金は2,016百万円(前年度は645百万円の収入)となりました。

  これは主に、長期借入れによる収入1,000百万円があったものの、短期借入金の減少額1,700百万円、配当金の支払額759百万円及び長期借入金の返済による支出525百万円等があったためであります。

 

③生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(千円)

前年同期比(%)

アンチモン事業

29,102,565

184.7%

金属粉末事業

11,688,504

126.1%

報告セグメント計

40,791,069

163.0%

その他

 

 

合計

40,791,069

163.0%

(注)金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。

b.受注実績

当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。

 

c.販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(千円)

前年同期比(%)

アンチモン事業

29,373,076

185.8%

金属粉末事業

11,453,355

122.7%

報告セグメント計

40,826,432

162.4%

その他

40,222

112.2%

合計

40,866,654

162.3%

(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。

   2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績金額及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであり

     ます。

     なお、最近2連結会計年度の主要な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合

     が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。

 

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

双日株式会社

-

-

4,850,413

11.9%

(注)前連結会計年度における販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため、記載を省略しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において判断したものであります。

①重要な会計方針及び見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。

この連結財務諸表作成にあたって重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりです。

また、この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。

②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.経営成績等

1)財政状態

(資産合計)

 当連結会計年度の資産合計は、前連結会計年度に比べ3,792百万円増加の24,729百万円となりました。

  流動資産は前連結会計年度に比べ3,352百万円増加の18,324百万円となりました。これは主に、受取手形及び

売掛金が1,773百万円、原材料及び貯蔵品が481百万円減少したものの、現金及び預金が4,553百万円、商品及び

製品が538百万円、仕掛品が441百万円増加したことによるものであります。

 固定資産は前連結会計年度に比べ440百万円増加の6,404百万円となりました。これは主に、有形固定資産が

391百万円増加したことによるものであります。

 

(負債合計)

 当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度に比べ278百万円増加の9,282百万円となりました。

 流動負債は前連結会計年度に比べ184百万円減少の7,357百万円となりました。これは主に、契約負債が1,274

百万円、未払法人税等が191百万円増加したものの、短期借入金が1,722百万円、支払手形及び買掛金が664百万

円減少したことによるものであります。

固定負債は前連結会計年度に比べ462百万円増加の1,925百万円となりました。これは主に、長期借入金が496百

万円増加したことによるものであります。

 

(純資産合計)

 当連結会計年度の純資産合計は、前連結会計年度に比べ3,514百万円増加の15,446百万円となりました。

 これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益4,214百万円及び剰余金の配当759百万円によるものであります。

 この結果、自己資本比率は62.5%(5.5%増加)となりました。

2)経営成績

(売上高)

売上高は、前連結会計年度に比べ15,687百万円増収(62.3%増収)の40,866百万円となりました。

(売上原価、売上総利益)

売上原価は、前連結会計年度に比べ12,928百万円増加(63.9%増加)の33,155百万円となりました。

その結果、売上総利益は、前連結会計年度に比べ2,759百万円増益(55.7%増益)の7,711百万円となりました。

(販売費及び一般管理費、営業利益)

販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ276百万円増加(20.4%増加)の1,630百万円となりました。

その結果、営業利益は、前連結会計年度に比べ2,482百万円増益(69.0%増益)の6,080百万円となりました。

(営業外収益、営業外費用、経常利益)

営業外収益は、前連結会計年度と比べて19百万円増加の49百万円となり、営業外費用は、前連結会計年度と比べて8百万円増加の105百万円となりました。

その結果、経常利益は、前連結会計年度と比べて2,494百万円増益(70.6%増益)の6,025百万円となりました。

(特別損益、法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額)

特別損失4百万円、法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額として1,805百万円を計上しました。

(親会社株主に帰属する当期純利益)

以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比べて1,758百万円増益(71.6%増益)の4,214百万円となりました。1株当たりの当期純利益は430円14銭であります。

b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容等

当社グループのセグメントごとの経営成績に重要な影響を与える要因については、以下のとおりです。

[アンチモン事業]

同事業は自動車、家電製品、OA機器、繊維製品など、多岐に亘る産業分野の動向や国内外の関連市場における経済活動の状況や景気変動などの影響を受けています。

同事業の原料であるアンチモン地金の主要生産国である中国における、環境政策、資源政策の変更、輸出管理の動向並びに他の非鉄金属と同様、投機資金の動き等により、原料価格が急騰、急落することがあります。

これらの変動に対して、相場の上昇局面においては、若干の時間差が生じるものの原料価格のアップ分は製品販売価格に転嫁が可能となりますが、一方、下落局面においては、高値の在庫の影響により在庫の価格はすぐには下がりませんが、販売価格は下落していくこと、また、棚卸資産の低価法の影響を受けることになり、大幅な収益性の低下があった場合、並びに原料・中間品・製品の在庫数量を多く抱えた場合には経営成績に重要な影響を与えることになります。製品販売とアンチモン地金などの原料仕入の情報の連携を密にしながら、在庫水準を常に一定に保つことで相場変動リスクをミニマイズするように努めてまいります。

[金属粉末事業]

同事業は、主に自動車及び電子部品業界の動向や国内外の関連市場における経済活動の状況や景気変動などの影響を受けております。

電子部品需要は自動車の環境対応や安全性の向上による電装品の搭載数の増加が進み、スマートフォンを始めとする情報通信機器の高機能化による1台あたりの電子部品点数増も相まって、市場の中長期的な拡大が期待されます。一方で、電子部品のコモディティ化による価格競争が進行し、同事業のような原材料メーカーへの価格協力要請も厳しくなっております。

また、機器の軽薄短小化の動きに伴い電子部品材料用金属粉もそれに応じた微細なものが要求されています。この動向により同事業の製品販売数量が減少する懸念がある一方で、付加価値の高い製品の販売数量は増加することが期待できます。

既存製品の歩留りの向上・改善を行い更なるコスト削減を継続し、付加価値の高い製品の提案及び適正な加工費単価を確保することで、収益の維持・向上に努めております。

 

併せて、主力市場と位置付ける“車載用市場”に対応するため、製品品質・機能の向上、品質環境マネジメントシステムの維持・改善に加え、生産能力増強を進めることで、更に信頼性を高め、販売拡大につなげてまいります。

c.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

1)キャッシュ・フローの状況の分析及び検討内容

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析及び検討内容につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

2)資金需要

当社グループの運転資金需要の主なものは、当社グループ製品製造のための原材料の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等による営業費用に充当するためのものです。営業費用の主なものは、運賃・保管料、人件費であります。

その他に生産設備の新設・拡充のための設備資金需要があります。

3)資本の財源及び資金の流動性並びに財務政策

当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部留保資金の他、借入金により資金調達しております。借入金による資金調達に関しましては、短期借入金のほか、長期安定資金調達の為に一部は長期借入金にて対応しております。

2026年3月31日現在の短期借入金残高は1,242百万円となっております。

生産設備などの長期資金は長期借入金で調達しております。長期借入金の金利は固定と変動金利があります。

2026年3月31日現在の長期借入金残高は1,222百万円となっております。

なお、2026年3月期においては、安定した事業運営の為に、借入金の一部を現預金にて保有しており、当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備投資資金を確保しております。

d.経営方針、経営戦力、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループの経営方針、経営戦力、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)目標とする経営指標」に記載のとおりであります。

e.財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

[アンチモン事業]

 同事業の原料であり、製品販売価格の基準ともなるアンチモン地金の国際相場は、主産地である中国において、国内外のアンチモン鉱石不足や環境監査などによる地金生産の減少、太陽光パネル向け需要の拡大などにより急速に需給が逼迫し、相場が急上昇しました。また中国当局が2024年9月15日よりアンチモン地金の輸出管理を実施するとの公告を発表し、同年12月3日には対米輸出は原則として許可しないと発表したことを受けて、市場では最高値の更新が相次いでいましたが、中国国外でのアンチモン鉱石の採掘と製錬所の増加による地金供給が徐々に増えてきたことにより、第1四半期末をピークとして、第2四半期以降は下落傾向となりました。その後、2026年3月初旬には相場が輸出管理実施前の水準にまで下がり、需給が引き締まったことから、再び上昇に転じています。当連結会計年度の平均価格は、トン当たり約46,820ドルとなり、前年度比約48%の上昇、円建てでは同約46%の上昇となりました。なお、第4四半期の平均価格は約26,880ドルで、第3四半期の平均価格に比べ、ドル建てで約39%の下落、円建てで約38%の下落となっております。

  同事業の主製品である三酸化アンチモンには様々な用途があります。主たる用途は、プラスチック材料の難燃剤です。プラスチックは、自動車、家電、産業機械、住宅などに用いられる電化製品の電気絶縁材料として広く用いられていますが、一般に燃えやすい性質を持っています。そのようなプラスチックにハロゲン系難燃剤と共に三酸化アンチモンを添加することで、高い難燃性を付与して電気機器の短絡や劣化による発火のリスクを減らし、火災による人的被害や経済的損失を防止することに大きく貢献しています。

  同事業の販売状況につきましては、製造業全般の生産がやや軟調に推移し、さらに中国などからのOEM品の調達が困難となったことから、販売数量は前年度比579トン減少(12.8%減少)の3,962トンとなりました。

  その結果、同事業の当連結会計年度の売上高は、販売価格の上昇から、前年度比13,565百万円増収(85.8%増収)の29,373百万円となりました。セグメント利益は、生産効率の改善や在庫の影響もあり、同2,331百万円増益(76.2%増益)の5,391百万円となりました。

 セグメント資産は、前連結会計年度に比べ1,473百万円増加の13,763百万円となっております。

 

[金属粉末事業]

 同事業の主原料である銅の国内建値は、当連結会計年度平均でトン当たり約1,695千円となり、前年度比14.7%の上昇となりました。

  同事業の主製品は、電子部品の導電材料向け銅およびその他の金属粉末、パワーインダクタ向けの鉄系合金粉、自動車部品や産業機械部品などの粉末冶金製品向けの焼結材料としての金属粉末で、各種製品の高機能化や利便性に貢献しています。

  また、DXの推進、IoTやAIの活用、5G対応端末の普及、自動車のEV化やエレクトロニクス化の流れなどを背景に電子部品のニーズは高まっています。

  電子部品向け金属粉末の販売状況につきましては、ハイエンドのスマートフォンやAIサーバー市場向けは堅調に推移しましたが、ローエンドのスマートフォンや自動車関連市場向けでは競合が激しく、販売数量は前年度比71トン減少(7.3%減少)の895トンとなりました。

  粉末冶金向け金属粉末の販売状況につきましては、自動車部品向けが低調であったことから、販売数量は前年度比71トン減少(5.2%減少)の1,296トンとなりました。

  全体の販売数量は前年度比142トン減少(6.1%減少)の2,191トンとなりました。

  その結果、同事業の当連結会計年度の売上高は、銀相場高騰を受けた銀粉販売価格の上昇等により、前年度比2,117百万円増収(22.7%増収)の11,453百万円となりました。セグメント利益は、生産効率の改善、販売価格の上昇等から、同150百万円増益(30.0%増益)の653百万円となりました。

 セグメント資産は、前連結会計年度に比べ2,302百万円増加の10,915百万円となっております。

[その他]

不動産賃貸事業等の当連結会計年度の売上高は40百万円、セグメント利益は2百万円となりました。

セグメント資産は、前連結会計年度に比べ15百万円増加の50百万円となっております。

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
 当社は、合成樹脂製品に添加される難燃助剤及びポリエステルの重合触媒用として使用される三酸化アンチモンをはじめとするアンチモン化合物を製造・販売する「アンチモン事業」及び銅を主とする非鉄金属の電子部品用の微粉並びに精密モーターの軸受用の粉末冶金(粗粉)等を製造・販売する「金属粉末事業」の2つを報告セグメントとしております。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、注記事項「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。

なお、報告セグメントの利益又は損失は、営業利益ベースの数値であります。

また、セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報

 前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結

財務諸表

計上額

(注)3

 

アンチモン事業

金属粉末事業

計

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

15,807,418

9,336,247

25,143,665

35,846

25,179,512

-

25,179,512

セグメント間の内部売上高又は振替高

2,268

55,506

57,774

1,667

59,441

△59,441

-

計

15,809,687

9,391,753

25,201,440

37,513

25,238,954

△59,441

25,179,512

セグメント利益

3,059,958

502,745

3,562,703

4,702

3,567,406

30,598

3,598,004

セグメント資産

12,289,825

8,613,440

20,903,266

34,287

20,937,553

-

20,937,553

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費(注)3

165,058

505,196

670,255

1,350

671,605

-

671,605

有形固定資産及び無形固定資産の増加額(注)3

107,152

277,711

384,864

87

384,951

-

384,951

(注)1.上記の報告セグメントに含めていない、不動産賃貸事業等であります。

2.セグメント利益の調整額30,598千円はセグメント間取引の消去30,598千円であります。

3.減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には長期前払費用と同費用に係る償却額が含まれております。

 

 

 当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結

財務諸表

計上額

(注)3

 

アンチモン事業

金属粉末事業

計

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

29,373,076

11,453,355

40,826,432

40,222

40,866,654

-

40,866,654

セグメント間の内部売上高又は振替高

-

73,128

73,128

1,649

74,777

△74,777

-

計

29,373,076

11,526,483

40,899,560

41,871

40,941,432

△74,777

40,866,654

セグメント利益

5,391,828

653,667

6,045,495

2,075

6,047,571

33,213

6,080,784

セグメント資産

13,763,724

10,915,975

24,679,699

50,006

24,729,706

-

24,729,706

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費(注)3

151,986

496,700

648,686

5,287

653,973

-

653,973

有形固定資産及び無形固定資産の増加額(注)3

177,533

806,832

984,366

26,505

1,010,871

-

1,010,871

(注)1.上記の報告セグメントに含めていない、不動産賃貸事業等であります。

2.セグメント利益の調整額33,213千円はセグメント間取引の消去33,213千円であります。

3.減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には長期前払費用と同費用に係る償却額が含まれております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

当社は製品・サービスの種類を基礎として報告セグメントを構成しており、詳細については「セグメント情報」3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報の「外部顧客への売上高」に記載のとおりであります。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

(単位:千円)

日本

アジア

その他の地域

計

 

 

うち台湾

 

 

20,500,914

4,637,290

2,620,907

41,306

25,179,512

(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2)有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

 

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

当社は製品・サービスの種類を基礎として報告セグメントを構成しており、詳細については「セグメント情報」3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報の「外部顧客への売上高」に記載のとおりであります。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

(単位:千円)

日本

アジア

その他の地域

計

 

 

うち台湾

 

 

32,496,136

8,302,477

4,112,854

68,040

40,866,654

(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2)有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

(単位:千円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

双日株式会社

4,850,413

アンチモン事業

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。