2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

日本 インドネシア 米国 欧州 中国 ブラジル ベトナム その他
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
日本 15,914 52.8 311 33.6 2.0
インドネシア 4,178 13.9 399 43.2 9.5
米国 2,462 8.2 82 8.9 3.3
欧州 2,290 7.6 41 4.5 1.8
中国 1,850 6.1 6 0.7 0.3
ブラジル 786 2.6 -22 -2.4 -2.8
ベトナム 1,506 5.0 96 10.4 6.4
その他 1,167 3.9 11 1.2 1.0

3【事業の内容】

当社及び当社の関係会社は、当社(兼房株式会社)、連結子会社10社で構成され、工業用機械刃物及びその関連製品の製造、販売を主たる事業内容としております。
 当社及び当社の関係会社の事業に係る位置付けは、次のとおりであります。

なお、次の7区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

 

(1)日 本

・・・・・

当社が生産し、国内及び海外へ販売しております。

(2)インドネシア

・・・・・

PT.カネフサインドネシアが、主に当社より原材料・半製品の供給を受けて生産し、インドネシア・マレーシアを中心とした東南アジア、当社及び当社の関係会社へ販売しております。

(3)米 国

・・・・・

カネフサUSA, INC.が主に北米へ販売並びに再研磨サービスを行っております。

(4)欧 州

・・・・・

カネフサヨーロッパB.V.がヨーロッパへ販売しております。

(5)中 国

・・・・・

昆山兼房高科技刀具有限公司が、主に当社より原材料・半製品の供給を受けて生産し、中国、当社及び当社の関係会社へ販売しております。

(6)ブラジル

・・・・・

カネフサ ド ブラジル LTDA.が、南米へ販売並びに再研磨サービスを行っております。

(7)ベトナム

・・・・・

カネフサベトナム マニュファクチャリングCO.,LTD.は、当社より原材料・半製品の供給を受けて生産し、当社へ販売しております。

カネフサベトナム CO.,LTD.はベトナム国内へ販売並びに再研磨サービスを行っております。

(8)その他

・・・・・

大口サービス㈱は、グループ会社の株式保有などを行っております。

カネフサインディア Pvt.Ltd.はインド国内へ販売並びに再研磨サービスを行っております。

カネフサメキシコ S.A. DE C.V.はメキシコ国内へ販売並びに再研磨サービスを行っております。

 

また、工業用機械刃物の製品区分と、当社及び当社の関係会社の生産・販売を記載すると、以下のとおりとなります。

製品区分

主要製品及び商品

主要生産会社

主要販売会社

平刃類

木工用平鉋刃、ジョインター、その他木工用平刃、エンシン替刃、電気鉋刃、製本紙工用刃物、ベニヤナイフ、スライサーナイフ、その他合板用刃物、チッパー、切断刃、その他刃物、機械部品

当社

PT.カネフサインドネシア

昆山兼房高科技刀具有限公司

カネフサベトナム マニュファクチャリングCO., LTD.

当社

PT.カネフサインドネシア

昆山兼房高科技刀具有限公司

カネフサUSA, INC.

カネフサヨーロッパB.V.

カネフサインディア Pvt.Ltd.

カネフサ ド ブラジル LTDA.

カネフサメキシコ S.A. DE C.V.

カネフサベトナム CO.,LTD.

精密刃具類

溝突・面取カッター、接合用カッター、その他カッター、替刃式カッター、替刃式ビット、錐、ルータービット、替刃チップ、ストレート鉋胴類、エンシン鉋胴、ダイヤ製品、高精度刃具

丸鋸類

チップソー、金属切断用丸鋸

商品

仕入商品等

―――

 

<事業系統図>

 事業の系統図は次のとおりであります。

業績状況

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度における世界経済は、各国における金融緩和的な政策運営やAI関連投資の拡大を背景に、総じて底堅く推移しました。一方で、ウクライナ・中東情勢などの地政学的リスクの長期化、中国経済の低迷、米国の通商政策を巡る不透明感などにより、景気の先行きに対する警戒感は依然として強く、地域ごとに景況感の差がみられる状況となりました。わが国経済においては、人手不足を背景とした雇用改善と賃上げ、さらにはDX投資拡大など、内需中心に改善傾向にありましたが、円安による輸入物価上昇などから、景気回復は力強さを欠いた状況となっております。

このような状況の下、当社グループは生産性の維持・向上、国内の住宅関連市場における占有率拡大と非住宅関連市場の開拓や海外の売上拡大などを目指し、戦略的な製品開発、生産、営業活動を展開しました。国内における売上は、住宅関連刃物は減少したものの非住宅関連刃物の販売拡大により前年同期から増加しました。一方、海外での売上は、欧州向けを中心に増加し、当連結会計年度の売上高は、209億4千7百万円(前年同期比3.5%増)となりました。

利益面につきましては、原材料価格等のコスト上昇要因があったものの、前年の中国子会社における事業構造改革の効果が寄与したことなどから、営業利益は、10億9千万円(前年同期比45.9%増)となりました。営業外収益として為替差益2億円を計上したことなどから、経常利益は、13億4千4百万円(前年同期比90.1%増)となりました。特別利益として、事業譲渡益6千5百万円を計上したものの、前期には固定資産売却益9億5千7百万円を計上したことから、税金等調整前当期純利益は、14億6千5百万円(前年同期比11.3%減)となりました。以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、10億3千1百万円(前年同期比4.8%増)となりました。

セグメントの経営成績の概要は、次のとおりであります。

 

a. 経営成績

 

(日本)

海外向けでは自動車関連刃物および鉄鋼関連刃物が減少したものの、国内向けでは非住宅関連刃物が増加したことから、売上高は159億1千3百万円(前年同期比0.6%増)、原材料・副資材のコストアップにより営業利益は3億1千万円(前年同期比35.7%減)となりました。

(インドネシア)

木工関連刃物および自動車関連刃物などが減少し、売上高は41億7千7百万円(前年同期比2.1%減)、減価償却費の減少などにより原価率が良化したことから、営業利益は3億9千8百万円(前年同期比21.1%増)となりました。

(米国)

鋼管関連刃物および自動車関連刃物が増加したことから、売上高は24億6千2百万円(前年同期比2.1%増)となりましたが、グループ間の仕入価格上昇により、営業利益は8千2百万円(前年同期比48.0%減)となりました。

(欧州)

木工関連刃物が増加したことから、売上高は22億8千9百万円(前年同期比17.3%増)、営業利益は4千1百万円(前年同期比59.0%増)となりました。

(中国)

木工関連刃物および自動車関連刃物が増加したことから、売上高は18億4千9百万円(前年同期比6.2%増)、前期の事業構造改革が功を奏し、営業利益は6百万円(前年同期は3億8百万円の営業損失)となりました。

(ブラジル)

木工関連刃物および製紙関連刃物が増加したことから、売上高は7億8千5百万円(前年同期比18.6%増)となりましたが、仕入に伴う輸入費用の増加やドル取引におけるレアル安の影響などにより、営業損益は2千2百万円の損失(前年同期は6千万円の営業利益)となりました。

(ベトナム)

紙工関連刃物や自動車関連刃物が増加したことから、売上高は15億6百万円(前年同期比13.8%増)となりましたが、減価償却費の増加などにより原価率が悪化したことから、営業利益は9千5百万円(前年同期比14.4%減)となりました。

なお、セグメントごとの売上高は、セグメント間の内部売上高を含めて記載しております。

 

 

b. 財政状態

(資産合計)

当連結会計年度末における流動資産は206億3千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億円増加いたしました。これは主に現金及び預金が1億7千5百万円減少したものの、商品及び製品が4億6千1百万円増加したことなどによるものであります。固定資産は177億6千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億6千6百万円減少いたしました。これは主に退職給付に係る資産が4億1千1百万円増加したものの、有形固定資産が9億4千2百万円減少したことなどによるものであります。

この結果、総資産は、384億3百万円となり、前連結会計年度末に比べ6千6百万円減少いたしました。

 

(負債合計)

当連結会計年度末における流動負債は29億5千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億8千3百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が3億3千2百万円、未払金が3億円、買掛金が2億1千3百万円減少したことなどによるものであります。固定負債は41億1千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ3千4百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金が1億4千4百万円減少したものの、繰延税金負債が1億5千3百万円、退職給付に係る負債が2千9百万円増加したことなどによるものであります。

この結果、負債合計は、70億6千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億4千9百万円減少いたしました。

 

(純資産合計)

当連結会計年度末における純資産合計は313億3千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億8千3百万円増加いたしました。これは主に為替換算調整勘定が1億8千3百万円減少したものの、利益剰余金が6億8千4百万円、退職給付に係る調整累計額が2億5千6百万円増加したことによるものであります。

この結果、自己資本比率は81.6%(前連結会計年度末は79.4%)となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1億7千5百万円減少し、当連結会計年度末には78億8千5百万円(前年同期比2.2%減)となりました。


 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は10億9千4百万円(前年同期比58.5%減)となりました。これは、主として14億6千5百万円の税金等調整前当期純利益を計上したこと、減価償却費17億5千5百万円による資金の増加があったものの、法人税等の支払額7億3千5百万円、棚卸資産の増加額3億6千4百万円、仕入債務の減少額3億3千6百万円による資金の減少があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は9億3千6百万円(前年同期比46.5%減)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が10億6千6百万円と、前年同期の27億1千8百万円から大きく減少したことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は6億9百万円(前年同期は14億1千1百万円の収入)となりました。これは、配当金の支払額3億4千7百万円、長期借入金の返済による支出2億2百万円によるものであります。

 

③ 生産、受注及び販売の実績

a. 生産実績

当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

前年同期比(%)

日本(千円)

10,750,960

97.2

インドネシア(千円)

3,878,734

106.8

米国(千円)

67,949

68.8

欧州(千円)

中国(千円)

1,365,623

107.8

ブラジル(千円)

19,724

118.6

ベトナム(千円)

1,300,153

115.0

報告セグメント計(千円)

17,383,146

101.0

その他(千円)

52,120

100.6

合計(千円)

17,435,267

101.0

 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

 

b. 受注実績

当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

日本(千円)

11,145,951

102.8

1,757,266

126.5

インドネシア(千円)

2,401,227

95.9

460,171

105.1

米国(千円)

2,361,150

89.0

1,082,960

91.5

欧州(千円)

2,328,820

111.8

675,229

106.3

中国(千円)

950,160

109.5

52,044

145.1

ブラジル(千円)

785,698

118.6

ベトナム(千円)

152,937

100.4

9,410

90.4

報告セグメント計(千円)

20,125,947

101.8

4,037,081

109.3

その他(千円)

1,180,938

102.3

186,573

108.3

合計(千円)

21,306,886

101.8

4,223,654

109.3

 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

c. 販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

前年同期比(%)

日本(千円)

10,777,420

101.4

インドネシア(千円)

2,378,769

100.6

米国(千円)

2,462,312

102.1

欧州(千円)

2,288,874

117.3

中国(千円)

933,978

107.2

ブラジル(千円)

785,698

118.6

ベトナム(千円)

153,940

104.5

報告セグメント計(千円)

19,780,994

103.9

その他(千円)

1,166,577

97.9

合計(千円)

20,947,572

103.5

 (注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.主要な販売先については、総販売実績に対する割合が10%以上に該当するものがないため記載を省略しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社グループの当連結会計年度の財政状態は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。

当社グループの当連結会計年度の経営成績は、国内における売上は、住宅関連刃物は減少したものの非住宅関連刃物の販売拡大により前年同期から増加しました。一方、海外での売上は、欧州向けを中心に増加し、当連結会計年度の売上高は209億4千7百万円(前年同期比3.5%増)となりました。

 

製品区分別売上高においては、平刃類では包装関連刃物が増加したことなどにより、売上高は70億4千6百万円(前年同期比5.5%増)となりました。精密刃具類では木工関連刃物が微減となり、売上高は37億6千8百万円(前年同期比0.0%減)となり、丸鋸類では鋼管関連刃物や自動車関連刃物が増加し、売上高は97億3千8百万円(前年同期比2.6%増)となりました。また、商品の売上高は3億9千3百万円(前年同期比34.8%増)となりました。

 

売上原価は、前連結会計年度に比べ3億9千5百万円増加の146億7千5百万円となり、売上原価率は前連結会計年度の70.6%から当連結会計年度70.1%となりました。

販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ2千2百万円減少の51億8千万円となりました。人件費が前連結会計年度に比べ2千4百万円減少、経費が2百万円増加しております。

以上の結果、営業利益は前連結会計年度に比べ3億4千3百万円増加の10億9千万円となり、売上高営業利益率は前連結会計年度の3.7%から当連結会計年度5.2%となりました。

営業外収益から営業外費用を差し引いた純額は2億5千3百万円の収益計上となりました。

以上の結果、経常利益は前連結会計年度に比べ6億3千7百万円増加の13億4千4百万円となりました。

特別利益から特別損失を差し引いた純額は1億2千1百万円の収益計上となりました。これは固定資産売却益7千9百万円、事業譲渡益6千5百万円を計上したことなどによります。

以上の結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ1億8千6百万円減少の14億6千5百万円となり、法人税等は前連結会計年度に比べ2億3千4百万円減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ4千7百万円増加の10億3千1百万円となりました。

なお、1株当たり当期純利益は、前連結会計年度70円82銭から当連結会計年度74円24銭となりました。

 

当社グループの経営成績に重要な影響を与える大きな要因として、経済状況、販売状況、カントリーリスク、為替相場の変動、原材料価格の変動、会計上の見積り、環境保護、自然災害、感染症の流行によるリスク、情報セキュリティリスク等があります。当社グループの経営成績に重要な影響を与える大きな要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 

(日本)

売上高は、海外向けでは自動車関連刃物および鉄鋼関連刃物が減少したものの、国内向けでは非住宅関連刃物が増加したことから、前年同期比0.6%増の159億1千3百万円となりました。

セグメント利益(営業利益ベース、以下同じ。)は、前年同期比35.7%減の3億1千万円となりました。

セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ7億6千8百万円減少の309億7千9百万円となりました。

(インドネシア)

売上高は、木工関連刃物および自動車関連刃物などが減少したことから、前年同期比2.1%減の41億7千7百万円となりました。

セグメント利益は、前年同期比21.1%増の3億9千8百万円となりました。

セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1億3千3百万円増加の55億3百万円となりました。

(米国)

売上高は、鋼管関連刃物および自動車関連刃物が増加したことから、前年同期比2.1%増の24億6千2百万円となりました。

セグメント利益は、前年同期比48.0%減の8千2百万円となりました。

セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1億7千4百万円減少の16億2千4百万円となりました。

 

(欧州)

売上高は、木工関連刃物が増加したことから、前年同期比17.3%増の22億8千9百万円となりました。

セグメント利益は、前年同期比59.0%増の4千1百万円となりました。

セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1億6千4百万円増加の14億6千7百万円となりました。

(中国)

売上高は、木工関連刃物および自動車関連刃物が増加したことから、前年同期比6.2%増の18億4千9百万円となりました。

セグメント利益は、6百万円となりました。

セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1億2千7百万円増加の21億7千9百万円となりました。

(ブラジル)

売上高は、木工関連刃物および製紙関連刃物が増加したことから、前年同期比18.6%増の7億8千5百万円となりました。

セグメント損失(営業損失ベース、以下同じ。)は、2千2百万円となりました。

セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ8千7百万円増加の7億7千3百万円となりました。

(ベトナム)

売上高は、紙工関連刃物や自動車関連刃物が増加したことから、前年同期比13.8%増の15億6百万円となりました。

セグメント利益は、9千5百万円となりました。

セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ5億6千9百万円増加の73億2千万円となりました。

(その他)

報告セグメントに含まれないその他の地域・事業を「その他」として区分しており、売上高は前年同期比2.1%減の11億6千6百万円、セグメント利益は、前年同期比71.0%減の1千1百万円、セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1億4千2百万円増加の8億8千8百万円となりました。

なお、セグメントごとの売上高は、セグメント間の内部売上高を含めて記載しております。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、自己資金及び金融機関からの借入を基本としております。当連結会計年度では有形固定資産の取得による支出10億6千6百万円を計上したことなどから、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1億7千5百万円減少の78億8千5百万円の状況であります。

当連結会計年度末現在における重要な設備の新設等に係る今後の設備投資では、主に生産設備の更新・合理化などを計画しておりますが、その所要資金は自己資金及び金融機関からの借入金を基本としております。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり当連結会計年度末における資産、負債の金額並びに当連結会計年度における収益、費用の適正な計上を行うため、会計上の見積りが必要となりますが、当社グループは、過去の実績等を勘案し合理的に判断しております。ただし、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果は見積りと異なる場合があります。

連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。当社は、総合刃物メーカーとして、国内外で工業用機械刃物の生産、仕入及び販売をしております。海外においてはインドネシア、米国、欧州、中国、ブラジル、ベトナム等の各地域は主として現地法人が担当し、国内及び他の海外地域は当社が担当しております。現地法人はそれぞれ独立した経営単位であり、取り扱う製品について各地域の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。したがって、当社は、工業用機械刃物事業について、主要な現地法人別の生産・販売体制を基礎とした地域別セグメントから構成されており、「日本」、「インドネシア」、「米国」、「欧州」、「中国」、「ブラジル」及び「ベトナム」の7つを報告セグメントとし、その他の地域・事業を「その他」として区分しております。各報告セグメントでは、工業用機械刃物及びその関連製品・機械等の生産・販売、刃物の再研磨サービスを行っております。

 

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

当社の報告セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

セグメント間の内部収益及び振替高は市場価額等を参考に決定しております。

 

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報

 

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

 

日本

インドネシア

米国

欧州

中国

ブラジル

ベトナム

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

平刃類

3,925,467

2,723,672

430,961

648,627

693,848

155,710

29,843

8,608,130

精密刃具類

3,497,720

161,066

233,380

61,841

31,839

88

13,484

3,999,421

丸鋸類

7,597,066

1,277,095

1,702,286

1,238,492

997,595

495,496

1,279,688

14,587,722

商品他

794,014

105,801

45,071

3,668

19,021

11,446

698

979,722

顧客との契約から生じる収益

15,814,268

4,267,636

2,411,701

1,952,629

1,742,304

662,741

1,323,715

28,174,997

外部顧客への

売上高

10,631,124

2,364,340

2,411,680

1,951,540

871,343

662,741

147,289

19,040,062

セグメント間の内部売上高又は振替高

5,183,143

1,903,295

20

1,088

870,961

1,176,425

9,134,935

15,814,268

4,267,636

2,411,701

1,952,629

1,742,304

662,741

1,323,715

28,174,997

セグメント利益又は損失(△)

482,860

329,316

158,005

25,876

308,466

60,749

112,058

860,400

セグメント資産

31,747,783

5,369,270

1,799,058

1,302,559

2,051,321

686,083

6,751,573

49,707,650

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

914,486

304,826

27,299

27,804

147,033

9,850

358,169

1,789,471

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

307,836

206,407

7,295

189

1,333

18,291

2,037,531

2,578,885

 

 

 

 

 

 

 

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結財務諸表

計上額(注)3

売上高

 

 

 

 

平刃類

86,210

8,694,341

△2,017,420

6,676,921

精密刃具類

84,287

4,083,708

△314,788

3,768,920

丸鋸類

1,004,914

15,592,636

△6,099,046

9,493,590

商品他

16,295

996,018

△703,861

292,157

顧客との契約から生じる収益

1,191,708

29,366,705

△9,135,115

20,231,590

外部顧客への

売上高

1,191,528

20,231,590

20,231,590

セグメント間の内部売上高又は振替高

180

9,135,115

9,135,115

1,191,708

29,366,705

9,135,115

20,231,590

セグメント利益又は損失(△)

38,735

899,136

151,461

747,674

セグメント資産

745,770

50,453,421

11,983,930

38,469,490

その他の項目

 

 

 

 

減価償却費

28,275

1,817,746

4,972

1,812,774

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

33,223

2,612,109

199,610

2,412,498

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

 

日本

インドネシア

米国

欧州

中国

ブラジル

ベトナム

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

平刃類

4,189,872

2,790,645

336,212

764,300

767,486

233,073

134,951

9,216,542

精密刃具類

3,557,889

149,979

194,663

71,905

23,492

894

17,003

4,015,827

丸鋸類

7,345,755

1,139,564

1,787,291

1,449,696

1,031,445

536,783

1,353,569

14,644,106

商品他

820,178

97,779

144,172

3,739

27,221

14,947

558

1,108,597

顧客との契約から生じる収益

15,913,696

4,177,968

2,462,341

2,289,640

1,849,646

785,698

1,506,082

28,985,074

外部顧客への

売上高

10,777,420

2,378,769

2,462,312

2,288,874

933,978

785,698

153,940

19,780,994

セグメント間の内部売上高又は振替高

5,136,275

1,799,199

28

766

915,667

1,352,142

9,204,079

15,913,696

4,177,968

2,462,341

2,289,640

1,849,646

785,698

1,506,082

28,985,074

セグメント利益又は損失(△)

310,580

398,859

82,096

41,143

6,224

22,333

95,922

912,493

セグメント資産

30,979,067

5,503,182

1,624,346

1,467,441

2,179,062

773,920

7,320,943

49,847,963

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

788,303

306,484

30,461

24,748

119,193

12,081

461,221

1,742,494

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

414,062

120,304

27,218

211

4,152

10,753

900,859

1,477,562

 

 

 

 

 

 

 

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結財務諸表

計上額(注)3

売上高

 

 

 

 

平刃類

89,314

9,305,856

△2,259,682

7,046,173

精密刃具類

65,699

4,081,527

△312,806

3,768,720

丸鋸類

989,130

15,633,237

△5,894,531

9,738,706

商品他

22,613

1,131,210

△737,238

393,972

顧客との契約から生じる収益

1,166,757

30,151,832

△9,204,259

20,947,572

外部顧客への

売上高

1,166,577

20,947,572

20,947,572

セグメント間の内部売上高又は振替高

180

9,204,259

9,204,259

1,166,757

30,151,832

9,204,259

20,947,572

セグメント利益又は損失(△)

11,244

923,738

167,084

1,090,822

セグメント資産

888,423

50,736,386

12,332,943

38,403,443

その他の項目

 

 

 

 

減価償却費

18,954

1,761,449

5,675

1,755,774

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

8,326

1,485,889

638,723

847,165

 

(注)1.「その他」の区分は、以下のとおりであります。

 ・インド、メキシコ

 ・日本…損害保険代理店業務など

   2.調整額の内容は以下のとおりであります。

①セグメント利益又は損失()                      (単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

セグメント間取引消去

63,583

134,333

棚卸資産の調整額

△186,476

38,100

その他

△28,568

△5,349

合計

△151,461

167,084

 

②セグメント資産                             (単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

セグメント間の債権と債務の相殺消去

△6,231,035

△6,230,216

セグメント間の投資と資本の相殺消去

△5,253,068

△5,235,413

その他

△499,826

△867,313

合計

△11,983,930

△12,332,943

③その他の項目

  減価償却費                              (単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

未実現損益の消去

△4,972

△5,675

合計

△4,972

△5,675

 

  有形固定資産及び無形固定資産の増加額                 (単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

未実現損益の消去

△199,610

△638,723

合計

△199,610

△638,723

 

3.セグメント利益又は損失は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

 単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

2.地域ごとの情報

(1)売上高

(単位:千円)

 

日本

アジア

アメリカ

ヨーロッパ

その他海外

合計

 

内、米国

9,635,606

4,617,774

3,789,187

2,231,994

2,087,986

101,035

20,231,590

 (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

(2)有形固定資産

(単位:千円)

 

日本

インド

ネシア

米国

欧州

中国

ブラジル

ベトナム

その他

合計

8,645,465

1,191,876

252,437

46,926

789,634

26,625

5,128,590

85,344

16,166,900

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、特定の顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の10%以上に該当するものがないため、記載を省略しております。

 

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

 単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

2.地域ごとの情報

(1)売上高

(単位:千円)

 

日本

アジア

アメリカ

ヨーロッパ

その他海外

合計

 

内、米国

9,706,654

4,712,897

3,857,598

2,317,985

2,567,094

103,327

20,947,572

 (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

(2)有形固定資産

(単位:千円)

 

日本

インド

ネシア

米国

欧州

中国

ブラジル

ベトナム

その他

合計

8,280,164

999,820

261,765

34,105

694,013

33,694

4,847,197

73,330

15,224,091

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、特定の顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の10%以上に該当するものがないため、記載を省略しております。

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

日本

インドネシア

米国

欧州

中国

ブラジル

ベトナム

その他

合計

減損損失

6,829

6,829

(注)ベトナムセグメントにおいて、当初予定していた収益が見込めなくなったことから、有形固定資産について帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上いたしました。