2025年12月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

メカトロニクス インダストリアル マシナリー ロジスティックス アンド コンストラクション エネルギー アンド ライフライン その他
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
メカトロニクス 273,337 25.4 19,015 37.0 7.0
インダストリアル マシナリー 223,917 20.8 4,243 8.2 1.9
ロジスティックス アンド コンストラクション 389,363 36.1 14,020 27.3 3.6
エネルギー アンド ライフライン 180,611 16.8 12,080 23.5 6.7
その他 9,933 0.9 2,081 4.0 21.0

 

3 【事業の内容】

当社グループは、総合機械メーカーとして、子会社176社、関連会社5社及び当社を含め総計182社から構成されております。

当社グループが営んでいる主な事業内容と、主要な関係会社の当該事業に係る位置付けなどは、以下のとおりであります。なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に記載しているセグメント情報と同一の区分であります。

なお、セグメント運営の効率化とシナジー推進を目的として、2025年1月にメカトロニクスセグメントのレーザ関連装置についてインダストリアル マシナリーセグメントへ、またインダストリアル マシナリーセグメントの極低温冷凍機についてメカトロニクスセグメントへの組替えを実施しております。

 

(1) メカトロニクス

減・変速機につきましては、当社及び住友重機械ギヤボックス㈱が製造及び販売全般を行うほか、Sumitomo Machinery Corporation of Americaが主に北米地域を、Sumitomo(SHI)Cyclo Drive Germany GmbHが欧州地域を、Sumitomo(SHI)Cyclo Drive Asia Pacific Pte.Ltd.が東南アジア地域を、住友重機械(唐山)有限公司と住友重機械減速機(中国)有限公司が中国における製造を担当しております。

モータにつきましては、Sumitomo Heavy Industries(Vietnam)Co., Ltd.が製造を、 Lafert S.p.A.が製造及び販売全般を行っております。

インバータにつきましては、Invertek Drives Ltd.が製造及び販売全般を行っております。

極低温冷凍機及び精密位置決め装置につきましては、当社が製造及び販売全般を行っております。

 

(2) インダストリアル マシナリー

プラスチック加工機械につきましては、当社が製造及び販売全般を行うほか、寧波住重機械有限公司が中国における製造を、Sumitomo(SHI) Demag Plastics Machinery North America,Inc.が北米地域における販売全般を、Sumitomo(SHI)Demag Plastics Machinery GmbHが欧州地域における製造及び販売を担当しております。

加速器、医療機械器具、鍛造プレス及び防衛装備品につきましては、当社が製造及び販売全般を行っております。

半導体製造装置につきましては、住友重機械イオンテクノロジー㈱(注)が製造及び販売全般を行っております。

フローフォーミングマシンにつきましては、日本スピンドル製造㈱及びLeifeld Metal Spinning GmbHが製造及び販売全般を行っております。

 

(3) ロジスティックス&コンストラクション

油圧ショベル及び道路機械につきましては、住友建機㈱が製造及び海外向け販売を、住友建機(唐山)有限公司が中国における製造を、住重建机(上海)有限公司が中国における販売を、PT Sumitomo Construction Machinery Indonesiaがインドネシアにおける製造を、住友建機販売㈱が国内向け販売を、LBX Company,LLCが北米地域における販売を行っております。

建設用クレーンにつきましては、住友重機械建機クレーン㈱が、販売全般及び国内における製造を、Link-Belt Cranes,L.P.,LLLPが主に北米地域における製造及び販売全般を担当しております。

運搬荷役機械、物流システム及び駐車場システムにつきましては、住友重機械搬送システム㈱が製造及び販売全般を行っております。

フォークリフトにつきましては、住友ナコフォークリフト㈱が製造及び販売全般を行っております。

 

(4) エネルギー&ライフライン

ボイラ及び大気汚染防止装置につきましては、当社とSumitomo SHI FW Energie B.V.が製造、販売全般及び運転業務を行っております。

水処理装置につきましては、住友重機械エンバイロメント㈱が製造、販売全般及び運転業務を行っております。

産業用タービン及びポンプにつきましては、新日本造機㈱が製造及び販売全般を行っております。

攪拌槽につきましては、当社及び住友重機械プロセス機器㈱が製造及び販売全般を行っております。

食品機械につきましては、㈱イズミフードマシナリが製造及び販売全般を行っております。

船舶につきましては、住友重機械マリンエンジニアリング㈱が製造を、当社が販売を行っております。

 

(注)住友重機械イオンテクノロジー㈱は2026年1月1日付で住友重機械マテリアルソリューションズ㈱に社名変更しております。

 

 

以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。


業績状況

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

(1)経営成績等の状況の概況

① 経営成績の状況

 当期における当社グループを取り巻く経営環境は、国内においては景気に緩やかな回復が見られました。海外においては、米国では通商政策による不透明感が残る中で、足元は引き続き景気が堅調に推移、欧州では景気に持ち直しの動きが見られ、中国でも景気の低迷が続く中で一定の需要の増加が見られました。

 このような経営環境のもと、当社グループは「中期経営計画2026」に基づき、製品・サービスによる社会課題解決を通じて持続的に企業価値を拡大することを目指し、強靭な事業体の構築に向け、収益力の改善、資本効率の向上、新事業探索の強化を遂行するとともに、SDGsへの貢献拡大及び環境負荷低減への取組み強化などの施策を推進してまいりました。

 この結果、当社グループの受注高は1兆1,584億円(前期比24%増)、売上高は前期並みの1兆669億円となりました。損益面につきましては、営業利益は515億円(前期比7%減)、経常利益は473億円(前期比4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は309億円(前期比301%増)となりました。

 また、ROICは4.2%となりました。

当社の子会社である住友重機械搬送システム株式会社は、水平循環方式分離式の機械式駐車装置の設置工事に関し、独占禁止法に違反する行為があったとして、2025年3月24日に公正取引委員会から、同法に基づく排除措置命令及び課徴金納付命令を受けました。なお、同委員会に対して課徴金減免制度の適用を申請し、課徴金の30%の減額が認められた結果、課徴金の額は1億9,995万円となりました。

当社は、この事実を真摯に受け止め、新たに策定した「住友重機械グループ 独占禁止法遵守基本方針」の下で、当社グループにおける独占禁止法遵守の行動規範の周知徹底、役職員の定期的教育の実施など独占禁止法遵守のための施策を推進するとともに、当社グループのコンプライアンス体制の一層の強化と充実に努めてまいります。

 

② セグメント別の状況

 当連結会計年度より、セグメント運営の効率化とシナジー推進を目的として、セグメント間の事業の組替えを

実施することとしました。具体的には、メカトロニクスセグメントのレーザ関連装置についてインダストリアル

マシナリーセグメントへ、またインダストリアル マシナリーセグメントの極低温冷凍機についてメカトロニクス

セグメントへの組替えを実施しました。このため、前年同期比の数値につきましては、組替え後の報告セグメン

トの区分に基づき作成した前連結会計年度の数値との比較としております。

 

a.メカトロニクス
 減・変速機は国内、海外とも需要が回復、モータ、インバータは欧州顧客の在庫調整が一巡、極低温冷凍機も半導体関連の需要が増加し、それぞれ受注が増加しました。受注の増加に伴い、売上、営業利益も増加しました。

 この結果、受注高は2,753億円(前期比14%増)、売上高は2,712億円(前期比6%増)、営業利益は190億円(前期比62%増)となりました。

 

b.インダストリアル マシナリー

プラスチック加工機械事業は、価格改定前の駆け込み受注などを受けて受注が増加し、受注の増加に伴い売上、営業利益も増加しました。

その他の事業では、医療機械器具で大口の受注があったことから、受注は増加しました。一方、半導体関連の受注残が少なかったことから売上、営業利益は減少しました。

この結果、受注高は2,251億円(前期比9%増)、売上高は2,226億円(前期比5%減)、営業利益は42億円(前期比65%減)となりました。

 

 

c.ロジスティックス&コンストラクション

油圧ショベル事業は、国内での価格改定に伴う駆け込み受注を受けて受注は増加しました。一方、国内や北米で前期の受注が少なかったことから売上は減少し、売上の減少及び貸倒引当金増加の影響により営業利益は減少しました。

建設用クレーン事業は、受注は北米での需要が堅調で増加した一方、売上、営業利益は受注残が少なかったことから前期並みとなりました。

運搬機械事業は、造船・鉄鋼向けで受注、売上は増加しましたが、高採算案件の減少により営業利益は前期並みとなりました。

この結果、受注高は3,991億円(前期比17%増)、売上高は3,889億円(前期比1%減)、営業利益は140億円(前期比45%減)となりました。

 

d.エネルギー&ライフライン

 エネルギープラント事業は、国内と欧州でバイオマス発電設備を受注したことから受注が増加しました。受注残が少なかったことから売上は減少しましたが、プロジェクトの採算の改善に加え、液化空気エネルギー貯蔵システム(LAES)事業化に向けた開発投資が一段落したことから開発費が減少し、営業利益は増加しました。

 その他の事業は、水処理装置、海洋構造物などの受注が増加し、水処理装置などでの受注残があったことから売上、営業利益も増加しました。

 この結果、受注高は2,527億円(前期比78%増)、売上高は1,776億円(前期比2%減)、営業利益は121億円(前期比221%増)となりました。

 

e.その他

受注高は63億円(前期比4%減)、売上高は65億円(前期比5%増)、営業利益は21億円(前期比5%増)となりました。

 

③ 財政状態の状況

総資産は、前連結会計年度末と比べて、棚卸資産が51億円減少した一方、有形固定資産が252億円、退職給付に係る資産が280億円それぞれ増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて603億円増の1兆3,205億円となりました。

負債合計は、支払手形及び買掛金が67億円減少した一方、有利子負債が141億円増加したことなどにより、前連結会計年度末比205億円増の6,343億円となりました。

純資産は、利益剰余金が158億円、退職給付に係る調整額が181億円それぞれ増加したことなどにより、前連結会計年度末比398億円増の6,862億円となりました。

以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末比0.8ポイント増加し、51.6%となりました。

 

 

④ キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ1億円増加し、1,076億円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、637億円の資金の増加となり、前連結会計年度に比べて509億円の増加となりました。これは、売掛債権及び契約資産の増加幅が縮小したこと及び仕入債務の減少幅が縮小したことなどによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、594億円の資金の減少となり、前連結会計年度に比べて99億円支出の増加となりました。これは、有形及び無形固定資産の取得による支出が増加したこと、資産譲受による支出が増加したこと及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が増加したことなどによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、71億円の資金の減少となり、前連結会計年度に比べて491億円支出の増加となりました。これは、自己株式の取得による支出が減少した一方で、営業活動によるキャッシュ・フローが増加したことなどにより有利子負債の増加幅が縮小したことによるものであります。

 

 

(2)生産、受注及び販売の状況

① 生産実績

  当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。

なお、当連結会計年度よりメカトロニクスセグメント及びインダストリアル マシナリーセグメント間の事業の組替えを実施いたしました。このため、前年同期比(%)につきましては、前連結会計年度の数値を変更後の事業区分に組替えて比較しております。

セグメントの名称

生産高(百万円)

前年同期比(%)

メカトロニクス

260,625

0.9

インダストリアル マシナリー

223,285

△5.4

ロジスティックス&コンストラクション

386,666

△3.5

エネルギー&ライフライン

180,095

△3.1

その他

6,149

△5.7

合計

1,056,821

△2.8

 

(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引につきましては、相殺消去しております。

 

② 受注実績

当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。

セグメントの名称

受注高

(百万円)

前年同期比(%)

受注残高

(百万円)

前年同期比(%)

メカトロニクス

275,271

13.7

99,430

4.3

インダストリアル マシナリー

225,078

9.3

148,964

1.7

ロジスティックス&コンストラクション

399,089

17.5

216,092

4.9

エネルギー&ライフライン

252,717

78.2

267,358

39.1

その他

6,285

△3.7

1,677

△12.9

合計

1,158,441

23.7

733,522

14.3

 

(注)セグメント間の取引につきましては、相殺消去しております。

 

③ 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。

セグメントの名称

販売高(百万円)

前年同期比(%)

メカトロニクス

271,190

5.8

インダストリアル マシナリー

222,623

△4.9

ロジスティックス&コンストラクション

388,908

△0.9

エネルギー&ライフライン

177,626

△2.4

その他

6,533

4.9

合計

1,066,881

△0.4

 

(注)セグメント間の取引につきましては、相殺消去しております。

 

 

(3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討結果は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する分析・検討内容

当社グループの連結会計年度の経営成績等の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概況」に記載のとおりであります。

 

② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当社は事業活動に必要な手元流動性について、現金及び現金同等物及びコミットメントラインの未使用額を合わせた金額を流動性として位置づけています。当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は1,076億円となりました。当社は複数の金融機関との契約によるコミットメントラインも保持しており、当連結会計年度末の未使用のコミットメントラインの総額は900億円であります。現預金、未使用のコミットメントライン額の合計で1,976億円を確保しており、当社の手元流動性は十分に確保されていると考えております。
 当社グループの資金需要の主なものは、設備投資、M&Aなどの長期資金需要と当社グループの製品製造のための材料及び部品の購入などの運転資金需要であります。
  資金の調達については、調達コストの低減と資金の安定調達の観点から、社債、コマーシャル・ペーパー等の直接金融と銀行借入等の間接金融の比率や、調達期間の分散を図りながら、その時々のマーケットの状況から有利な調達手段を機動的に選択・活用しております。当期におきましては、2025年6月に普通社債を発行いたしました。

 その結果、有利子負債残高は前連結会計年度末より141億円増加し2,527億円となりました。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されており、連結財務諸表の作成にあたっての重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び、「第5 経理の状況 2 財務諸表等(重要な会計方針)」に記載しております。

また、連結財務諸表を作成する際には、当連結会計年度末日時点の資産・負債及び当連結会計年度の収益・費用を認識・測定するため、合理的な見積り及び仮定を使用する必要があります。

会計上の見積りが必要となる項目のうち、特に当社グループの財政状態又は経営成績に対して重要な影響を与える可能性があると認識している主な項目は以下のとおりであります。

 

a.一定の期間にわたり充足される履行義務に係る工事原価総額

当社グループは、一定の期間にわたり充足される履行義務につきましては、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識しております。進捗度の見積りは主に原価比例法を用いており、原価比例法においては、実施した工事に関して発生した工事原価が見積工事原価総額に占める割合をもって工事の進捗度としております。当初想定できなかった経済情勢の変動やプロジェクトごとの進捗状況等によって当初の見積りが変更された場合、認識された損益に影響を与える可能性があります。

 

b.受注工事損失引当金

当社グループは、未引渡工事のうち、期末時点で大幅な損失の発生する可能性が高いと見込まれ、かつ、当該損失額を合理的に見積ることが可能な工事について、翌期以降の損失見積額を受注工事損失引当として計上しております。受注工事損失引当金の見積りを行っていますが、当初想定できなかった経済情勢の変動やプロジェクトごとの進捗状況等により、受注工事損失引当金の金額に影響を与える可能性があります。

 

 

c.有形固定資産、のれん及びその他無形固定資産の減損

当社グループは、減損損失の認識の判定及び測定を行う単位として資産のグルーピングを行い、減損損失を認識する必要のある資産又は資産グループについて、その帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。将来の当該資産又は資産グループを取り巻く経営環境の変化による収益性の変動や市況の変動により、回収可能価額を著しく低下させる変化が見込まれた場合、減損損失の金額に影響を与える可能性があります。

 

d.繰延税金資産

当社グループの繰延税金資産の回収可能性は、将来の収益力やタックスプランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の発生状況等に基づき判断しております。当該見積り及び当該仮定において、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産の金額に影響を与える可能性があります。

 

e.貸倒引当金

当社グループは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権につきましては、貸倒実績率により貸倒引当金を計上しております。また、貸倒懸念債権及び破産更生債権につきましては、個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を貸倒引当金として計上しております。将来、債務者の財政状況の悪化等の事情によってその支払能力が低下した場合には、貸倒引当金又は貸倒損失の金額に影響を与える可能性があります。

 

④ 経営者視点による経営成績等の状況に関する分析・検討

当社グループは、2024年度を初年度とする3か年の中期経営計画「中期経営計画2026」に基づき、あらゆるステークホルダーの期待に応え、企業価値を持続的に高めるため、ROIC経営を継続してまいります。

「中期経営計画2026」では、2026年度に売上高12,500億円、営業利益1,000億円、ROIC8.0%を達成することを財務目標としてスタートしましたが、欧州市況の低迷長期化など、当社グループを取りまく外部環境の変化に起因した受注、営業利益の低迷を受け、2025年に2026年目標値を売上高11,730億円、営業利益800億円、ROIC7.0%へ修正いたしました。

「中期経営計画2026」の詳細については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)中長期的な経営戦略、目標とする経営指標及び会社の対処すべき課題」を参照ください。

「中期経営計画2026」財務目標及び、現時点での2026年12月期の業績予想は以下のとおりであります。

「中期経営計画2026」

2026年度目標

2026年度予想

受注高

12,000億円

11,200億円

売上高

11,730億円

10,900億円

営業利益率

(営業利益)

6.8%

(800億円)

5.5%

(600億円)

ROIC

7.0%

4.8%

 

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1 報告セグメントの概要

(1) 報告セグメントの決定方法

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討の対象となっているものであります。

 

(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

当社は、本社及び各連結子会社別に、取り扱う製品・サービスにつきまして国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。従って、本社及び各連結子会社の製品・サービス別のセグメントから構成されており、「メカトロニクス」、「インダストリアル マシナリー」、「ロジスティックス&コンストラクション」、「エネルギー&ライフライン」の4つを報告セグメントとしております。

事業区分

主要製品

メカトロニクス

減・変速機、モータ、インバータ、極低温冷凍機、精密位置決め装置

インダストリアル

マシナリー

プラスチック加工機械、フィルム加工機械、精密鍛造品、半導体製造装置、加速器、医療機械器具、鍛造プレス、空調設備、防衛装備品

ロジスティックス&

コンストラクション

油圧ショベル、建設用クレーン、道路機械、運搬荷役機械、物流システム、駐車場システム

エネルギー&

ライフライン

発電設備(ボイラ等)、大気汚染防止装置、水処理装置、タービン、ポンプ、攪拌槽、食品製造機械、船舶、海洋構造物

 

 

2  報告セグメントの変更等に関する事項

当連結会計年度より、セグメント運営の効率化とシナジー推進を目的として、セグメント間の事業の組替えを実施することとしました。具体的には、メカトロニクスセグメントのレーザ関連装置についてインダストリアル マシナリーセグメントへ、またインダストリアル マシナリーセグメントの極低温冷凍機についてメカトロニクスセグメントへの組替えを実施しました。

このため、「4 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他項目の金額に関する情報」の前連結会計年度の数値につきましては、組替え後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを記載しております。

 

3  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

セグメント間の内部売上及び振替高は、市場実勢価格に基づいております。

 

 

4  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自  2024年1月1日  至  2024年12月31日)

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

合計

調整額
(注2)

連結
財務諸表
計上額

メカトロニクス

インダストリアル マシナリー

ロジスティックス&

コンストラクション

エネルギー&

ライフライン

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(1) 外部顧客に
   対する売上高

256,382

233,990

392,549

181,976

1,064,896

6,230

1,071,126

1,071,126

(2) セグメント間
   の内部売上高
   又は振替高

2,351

1,355

678

1,219

5,604

3,553

9,156

△9,156

258,733

235,345

393,227

183,195

1,070,500

9,783

1,080,283

△9,156

1,071,126

セグメント利益

11,718

12,277

25,311

3,766

53,072

2,037

55,109

△6

55,103

セグメント資産

349,076

263,564

376,891

178,399

1,167,930

93,575

1,261,504

△1,262

1,260,242

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 減価償却費

14,158

8,559

10,340

3,798

36,855

523

37,377

37,377

 のれんの償却額

2,028

2,028

2,028

2,028

 減損損失

23,191

560

1,122

24,872

24,872

24,872

 持分法適用会社
 への投資額

16

2,354

2,370

2,370

2,370

 有形固定資産及び
 無形固定資産の
 増加額

19,315

10,320

11,894

4,431

45,960

824

46,784

46,784

 

(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産事業、ソフトウェア関連事業、及びその他の事業を含んでおります。

2 調整額は以下のとおりであります。

 (1) セグメント利益の調整額△6百万円は、セグメント間取引消去によるものであります。

(2) セグメント資産の調整額△1,262百万円は、当社における余資運用資金(現金及び預金)及び長期投資資金 (投資有価証券)に係る資産並びにセグメント間取引消去によるものであります。

3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

当連結会計年度(自  2025年1月1日  至  2025年12月31日)

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

合計

調整額
(注2)

連結
財務諸表
計上額

メカトロニクス

インダストリアル マシナリー

ロジスティックス&

コンストラクション

エネルギー&

ライフライン

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(1) 外部顧客に
   対する売上高

271,190

222,623

388,908

177,626

1,060,347

6,533

1,066,881

1,066,881

(2) セグメント間
   の内部売上高
   又は振替高

2,146

1,294

455

2,985

6,880

3,400

10,280

△10,280

273,337

223,917

389,363

180,611

1,067,227

9,933

1,077,161

△10,280

1,066,881

セグメント利益

19,015

4,243

14,020

12,080

49,358

2,081

51,439

43

51,482

セグメント資産

388,456

275,201

395,570

175,611

1,234,838

103,312

1,338,150

△17,623

1,320,527

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 減価償却費

13,166

9,681

11,293

3,778

37,919

677

38,596

38,596

 のれんの償却額

793

61

854

854

854

 減損損失

3

151

905

1,059

1,059

1,059

 持分法適用会社
 への投資額

13

2,697

2,709

2,709

2,709

 有形固定資産及び
 無形固定資産の
 増加額

20,056

12,500

16,135

7,089

55,780

2,273

58,053

58,053

 

(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産事業、ソフトウェア関連事業、及びその他の事業を含んでおります。

2 調整額は以下のとおりであります。

 (1) セグメント利益の調整額43百万円は、セグメント間取引消去によるものであります。

(2) セグメント資産の調整額△17,623百万円は、当社における余資運用資金(現金及び預金)及び長期投資資金 (投資有価証券)に係る資産並びにセグメント間取引消去によるものであります。

3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2024年1月1日  至  2024年12月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

製品及びサービスの区分が報告セグメント区分と同一であるため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米国

その他

合計

433,412

208,720

428,995

1,071,126

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米国

その他

合計

236,634

47,858

63,506

347,998

 

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

当連結会計年度(自  2025年1月1日  至  2025年12月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

製品及びサービスの区分が報告セグメント区分と同一であるため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米国

その他

合計

429,442

217,888

419,551

1,066,881

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 

 

 

(単位:百万円)

日本

米国

その他

合計

246,464

59,899

66,874

373,237

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

【報告セグメントごとののれんの未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年1月1日  至  2024年12月31日)

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社

消去

合計

メカトロニクス

インダストリアル

マシナリー

ロジスティックス&

コンストラクション

エネルギー&

ライフライン

当期末残高

8,020

8,020

8,020

 

 

当連結会計年度(自  2025年1月1日  至  2025年12月31日)

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社

消去

合計

メカトロニクス

インダストリアル

マシナリー

ロジスティックス&

コンストラクション

エネルギー&

ライフライン

当期末残高

10,410

635

11,045

11,045

 

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。