2023年12月期有価証券報告書より
  • 社員数
    1,344名(単体) 5,587名(連結)
  • 平均年齢
    43.8歳(単体)
  • 平均勤続年数
    17.9年(単体)
  • 平均年収
    6,388,120円(単体)

従業員の状況

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

(2023年12月31日現在)

セグメントの名称

従業員数(人)

自動車機器事業

5,587

(2,286)

合計

5,587

(2,286)

 

(注) 1.従業員数は就業人員数であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を(  )外数で記載しております。

2.執行役員7名は、従業員数に含めておりません。

 

(2) 提出会社の状況

(2023年12月31日現在)

従業員数(人)

平均年令(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

1,344

(86)

43.8

17.9

6,388,120

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

自動車機器事業

1,344

(86)

合計

1,344

(86)

 

(注) 1.従業員数は就業人員数であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を(  )外数で記載しております。

2.嘱託及び再雇用78名が上記臨時雇用者数に含まれております。

3.執行役員7名は、従業員数に含めておりません。

4.平均年間給与は賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

提出会社の労働組合は、ジェイ・エイ・エム サンデン労働組合と称し、サンデングループ組合員数は1,025名であり、メキシコにおける連結子会社であるSANDEN MANUFACTURING MEXICO S.A. DE C.V.、フランスにおける連結子会社であるSANDEN MANUFACTURING EUROPE S.A.S.、ポーランドにおける連結子会社であるSANDEN MANUFACTURING POLAND SP.Z O.O.、中国における連結子会社である天津三電汽車空調有限公司、蘇州三電精密零件有限公司及び三電(中国)汽車空調有限公司、マレーシアにおける連結子会社であるSANDEN AIRCONDITIONING(MALAYSIA)SDN.BHD.において労働組合を設置しております。なお、労使関係は円満に推移し、現在特記すべき事項はありません。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 ① 提出会社

当事業年度

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1、3)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

6.3

56.5

58.2

78.5

66.9

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.労働者の男女の賃金の差異に関する補足情報

  「賃金」:給与及び賞与等、労働の対価として支払うものであります。

 

 ② 連結子会社

連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理

①ガバナンス

当社グループは、サステナビリティ全般における課題について、業務執行取締役で構成する経営会議等において実現可能性や投資効果の分析を基に多面的に協議し、審議された内容で事業に重要な影響を及ぼすと判断されたテーマは、経営会議で検討され、取締役会へ報告しております。

当社がグローバル社会で直面する重要な社会課題の一つとして考える、気候変動に関わる取り組み・検討を行うグローバル環境委員会は、グローバル安全衛生環境委員会の一環として四半期に一度開催され、方針展開、進捗確認を行っており、全社方針展開、実績評価、施策進捗の確認を行う事で、気候変動を含む環境課題の担当範囲を明確化し解決に取り組んでおります。

 

②リスク管理

当社グループは、サステナビリティ全般におけるリスク管理に関する事項について、経営に重大な影響を及ぼす重要リスクについては経営会議にて随時審議し、取締役会へ報告し迅速に対応しております。当社グループの事業とその他に関するリスクの詳細は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。

 

(2) 気候変動

①戦略

当社は2023年に「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」に賛同表明し、気温上昇を1.5℃以下に抑制するために貢献することは重要であると考え、シナリオ分析を実施しました。

また、世界的にサステナビリティ意識が高まり、GHG排出量や環境規制強化による発電の再エネシフトを前提として、主要な地域での新車市場における電動化がほぼ完了することを見込み、当社主力製品の電動コンプレッサーの製造を進めるとともに、ITMSなどの技術革新にも積極的に取り組んでまいります。

 

②指標及び目標

脱炭素社会への移行を進める中で、気候変動に伴う燃費・排ガス規制や電動化への社会的要求を踏まえた環境負荷低減目標を掲げ、取り組みを進めております。

当社の環境負荷低減目標は「2030年までにCO2排出量をScope1+2を80%以上、Scope3を27.5%削減(2019年度比)、及び2039年までにカーボンニュートラル達成」に向けて、再生可能エネルギーの活用、製品の軽量化、及びサプライヤーとのコミュニケーションを強化しCO2削減に向けた活動協力などに取り組んでまいります。

また、2030年までの中期目標設定は「パリ協定」の目指す、世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べ 1.5℃に抑える軌道に沿った科学的な根拠に基づくScience Based Targets(SBT)initiativeのシナリオに準じており、当社は2023年10月にSBT認定を取得致しました。

 


 

上記目標に関する指標及び実績は次の通りです。

項目

目標年度

目標

2022年実績

気候変動

CO2排出量)

Scope1

2030

Scope1+2排出量80%以上削減

20,118 t-CO2

△9.7%

Scope2

2030

80,812 t-CO2

9.6%

Scope3

2030

27.5%以上削減

16,455,933 t-CO2

22.2%

 

(注)1.削減実績は、2019年度を基準年(100)とした場合の削減割合

2.2023年度は現在集計中であり、確定次第当社ホームページに開示予定

 

また、開示した当社の2022年度CO2排出量データは、第三者の株式会社環境認証機構(JACO)による検証を受診しISO14064-3:2019に準じた限定的保証を受けております。

 

(3) 人的資本

①戦略

(人財育成方針及び社内環境整備方針)

当社は、「人づくり」こそ会社の将来を左右する最大の経営課題と認識し、「人間力」を原点に「技術力」を兼ね備えた人財を育成するという基本精神を基盤に社員教育を実施しております。

「人間力」:会社の発展を推し進める力

⇒リーダーシップ、強い精神、情熱など

「技術力」:効率的に仕事を進める手法

⇒TQC、マーケティング、戦略など

社内環境については社員の視点から安心して活躍できる環境づくりを目指しており、社員満足度を重要視したエンゲージメントアンケートを毎年実施しております。またグローバルで変化するビジネス環境の中では、ダイバーシティを推進し、「多様な価値観を尊重して受け入れ、違いを積極的に活かす」ことが重要であるという考えをもっております。

また近年、経済活動のグローバル化の進展に伴い、企業活動が地球環境や私たちの生活に及ぼす影響はより一層拡大しています。そのような状況を背景に、企業を取り巻くステークホルダー(消費者、労働者、顧客、取引先、地域社会、株主等の利害関係者)から、人権尊重などに企業が真剣に取り組むことが求められています。そこで当社は2023年に新たな人権方針を策定しております。方針は今後の企業における人権活動全般における方向性を示すものであり、全てのステークホルダーの潜在的、また実態としてのリスクの把握ならびに回避・低減と予防に努め、この方向性の実現に向けて必要な改善に取り組んでまいります。

 

(人財育成及び社内環境整備に関する取り組み)

a.キャリアマネジメント

当社は、キャリアマネジメントへの方針としてキャリア開発と成長のための平等な機会を提供し、雇用においては、公正で偏りのない対応をするように努めております。

また、採用や業績評価のプロセスにおける透明性を高め、社員の能力開発をサポートするために定期的なフィードバックとトレーニングを提供し、当社のキャリアを通じてすべての従業員の権利と尊厳を尊重するよう努めております。

 

b.人財育成の仕組み

各教育研修は、「リーダーシップ教育」を軸に、「企業理念」や「ビジネススキル」「マネジメントスキル」等のプログラムで構成し、若年層から一貫して実施しております。

また、研修間では高い学習効果を得られるよう、各階層・役職毎に求められる「役割・責任」や「知識・スキル」を可視化し、社員に提示しております。 

「階層別研修」:各階層で必要な知識・スキルの修得

「選抜研修」:将来の幹部育成、選抜対象の研修

「専門教育」:各部門で実施する専門的な技術教育

「自己啓発」:社員の自己啓発を支援する取り組み


 

c.外国人の積極的な登用

グローバル事業の展開をさらに加速させるため、人財の育成と確保をグローバルに行うことを重要な施策の一つに位置付け、毎年多国籍の人財をキャリア採用や新卒採用にて継続的に採用することを進めております。日本では85名の外国籍人財が勤務しており、うち役員や管理職として51名が活躍しております。(2023年12月末日現在)

 

d.エンゲージメント調査実施

当社をよりよい会社にしていくため、従業員から現在の職場の環境について率直な意見を収集し、組織課題発掘のための基礎データとしております。従業員の生産性を共に向上させるための課題を把握し、組織や職場の活性化、人財育成、働きやすい職場環境への諸施策に活かすことを目的にエンゲージメント調査を継続的に実施しております。

・実施状況

調査対象:日本国内勤務の当社従業員

社員・準社員・期間社員・再雇用・嘱託(常勤)・プロパー組合員・受入出向・派遣社員含む

 

e.女性の活躍推進

女性がさらに活躍するために社内の課題を以下と捉え、目標と行動計画を策定しており、詳しい情報については厚生労働省の「女性の活躍推進企業データベース」において公表しております。

・課題

1.女性管理職候補者の増大

2.女性社員比率の向上

3.リーダー人財の育成強化

4.生産性を高める働き方の整備

 

②指標及び目標

当社グループは、人財の多様性の確保を含む人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の目標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は次の通りです。

取り組み

指標

2022年度

実績

2023年度実績

2024年度

目標

対象

人財育成

階級別研修

新任管理職セクション
リーダー研修受講率

95%

91%

前年度以上

サンデン

株式会社

Newリーダー研修受講率

81%

82%

前年度以上

選抜研修

ヤングタレント研修受講率

83%

91%

前年度以上

ダイバーシティ推進

外国人の積極的登用

雇用総人数

(うち、管理職)

70(42)

85(51)

前年度並み

総合

エンゲージメント調査

満足度平均スコア

3.38

3.39

前年度以上

 

(注)当社においては、関連する指標のデータ管理とともに具体的な取組みが行われているものの、連結グループに属する全ての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、上記の指標に関する目標及び実績は、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社のものを記載しております。