2025.10.02更新
コーポレートストーリー
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
統合報告書2025
サマリ
THKは、世界で初めて直線運動部の“ころがり”化を実用化した「LMガイド」を軸に、ボールねじやクロスローラーリング、免震・制震装置、車載L&S部品まで幅広く展開。グローバルな「販製一体体制」で需要地に密着し、IoTによるOEE向上や予兆保全にも踏み出しています。2026年度目標としてROE17%、EPS590円等を掲げ、ものづくりとサービスを統合する事業変革を加速中。
過去
1971年創業。直線運動の“ころがり”化に挑み、1972年に初のLMガイドを投入。以後、米欧への拠点展開と製品群の高度化で直動分野のパイオニアとして地位を確立。
創業当初はボールスプラインなど直動製品で市場の高精度化ニーズに応え、1972年にLMガイドを実用化。1990年代にはLMガイドとボールねじを一体化した電動アクチュエータなど“使いやすさ”と高剛性を両立...
現在
産業機器向けLMガイド・ボールねじ等と、免震・制震装置、車載L&S部品を展開。自前の販売・生産を結ぶ「販製一体体制」で需要地密着を強化し、IoTでOEE向上や予兆保全にも取り組む。
主力の産業機器事業は工作機械、半導体装置、ロボット等に不可欠なLMガイドやボールねじを供給。免震・制震装置は建物・機器の揺れを抑え、サーバー等の重要設備も含め被害軽減に貢献。車載ではサスペンション等の...
未来
「ものづくりサービス業」へ転換を深化。需要地分散・ブロック化に対応した供給再編、IoT活用、選択と集中で高収益体質を確立し、EV・再生可能エネルギーなど成長分野へ資源シフト。
同社は“売り切り”から「ビフォー~アフターサービス」まで一体で価値を提供するモデルへ。部品状態の監視・予兆保全でダウンタイムを最小化し、顧客のOEE最大化に貢献。世界経済のブロック化や需要地のシフトを...
目指す経営指標
2026年度(FY2026 E):連結売上収益5,000億円、営業利益1,000億円、EPS590円、ROE17%
早期:ROE10%超の実現(経営方針)
配当方針:DOE(株主資本配当率)8%採用
株主還元:機動的な自己株式取得を実施
営業利益400億円超に向けた構造改革(産業機器事業の自助努力を中心に推進)
早期:ROE10%超の実現(経営方針)
配当方針:DOE(株主資本配当率)8%採用
株主還元:機動的な自己株式取得を実施
営業利益400億円超に向けた構造改革(産業機器事業の自助努力を中心に推進)
トップメッセージの要約
「強くすべきところは徹底的に強く」
「変えるべきところは勇気をもって変えていく」
ものづくりサービス業
販製一体体制
ROE10%超
「変えるべきところは勇気をもって変えていく」
ものづくりサービス業
販製一体体制
ROE10%超
代表取締役社長 CEOの寺町崇史氏は、就任時に「THKらしさを堅持しつつ、強くすべきところは徹底的に強く、変えるべきところは勇気をもって変えていく」と表明。入社時の初心を忘れず、株主・顧客・従業員・サ...
専門用語
■LMガイド
THKが実用化した直線運動(リニアモーション)用の案内機構。転がり要素を用いて摩擦を小さくし、工作機械や産業ロボットなどで高い精度と剛性、長寿命を実現するガイド装置です。
■クロスローラーリング
円筒ころを交互(直交)に配列した転がり軸受。薄型でも高剛性・高精度で、回転と傾きに強く、産業機器や精密ステージの旋回部に用いられます。
■ボールねじ
ねじ軸とナットの間にボールを循環させて摩擦を低減し、回転運動を高効率に直線運動へ変換する機構。位置決め精度が高く、工作機械や半導体製造装置で使われます。
■ボールスプライン
スプライン溝内でボールが転がる構造により、直線運動中でもトルク伝達を可能にする直動部品。ガタが少なく、滑らかな動きと高いねじれ剛性を両立します。
■免震・制震装置
地震時の揺れを建物や設備に伝わりにくくする装置の総称。免震は揺れ自体を遮断する構造、制震はダンパなどで揺れエネルギーを吸収・低減する仕組みで、サーバーや精密機器の被害抑制にも用いられます。
■販製一体体制
販売(顧客接点)と製造(生産・技術)を強く連携させ、需要地に密着して迅速に供給・改善を回すTHKの体制。現場の要望を製品仕様や生産に素早く反映させる狙いがあります。
■ものづくりサービス業
部品を「売って終わり」にせず、導入前の提案から稼働中の監視・保守、改善提案までを一体で提供するという同社の事業コンセプト。製品価値にサービスを重ね、顧客の稼働率や生産性の向上に貢献します。
■L&S(Linkage & Suspension)部品
自動車の足回りに用いられるリンケージ(連結)やサスペンション関連の部品群。走行安定性や乗り心地に関わる要素で、同社は直動技術の応用で品質と耐久性を追求しています。
■予兆保全
センサーや稼働データから劣化や異常の兆候を捉え、故障前に保全を行う手法。設備のダウンタイムを減らし、顧客の設備総合効率向上に資するサービスの中核となります。
THKが実用化した直線運動(リニアモーション)用の案内機構。転がり要素を用いて摩擦を小さくし、工作機械や産業ロボットなどで高い精度と剛性、長寿命を実現するガイド装置です。
■クロスローラーリング
円筒ころを交互(直交)に配列した転がり軸受。薄型でも高剛性・高精度で、回転と傾きに強く、産業機器や精密ステージの旋回部に用いられます。
■ボールねじ
ねじ軸とナットの間にボールを循環させて摩擦を低減し、回転運動を高効率に直線運動へ変換する機構。位置決め精度が高く、工作機械や半導体製造装置で使われます。
■ボールスプライン
スプライン溝内でボールが転がる構造により、直線運動中でもトルク伝達を可能にする直動部品。ガタが少なく、滑らかな動きと高いねじれ剛性を両立します。
■免震・制震装置
地震時の揺れを建物や設備に伝わりにくくする装置の総称。免震は揺れ自体を遮断する構造、制震はダンパなどで揺れエネルギーを吸収・低減する仕組みで、サーバーや精密機器の被害抑制にも用いられます。
■販製一体体制
販売(顧客接点)と製造(生産・技術)を強く連携させ、需要地に密着して迅速に供給・改善を回すTHKの体制。現場の要望を製品仕様や生産に素早く反映させる狙いがあります。
■ものづくりサービス業
部品を「売って終わり」にせず、導入前の提案から稼働中の監視・保守、改善提案までを一体で提供するという同社の事業コンセプト。製品価値にサービスを重ね、顧客の稼働率や生産性の向上に貢献します。
■L&S(Linkage & Suspension)部品
自動車の足回りに用いられるリンケージ(連結)やサスペンション関連の部品群。走行安定性や乗り心地に関わる要素で、同社は直動技術の応用で品質と耐久性を追求しています。
■予兆保全
センサーや稼働データから劣化や異常の兆候を捉え、故障前に保全を行う手法。設備のダウンタイムを減らし、顧客の設備総合効率向上に資するサービスの中核となります。