人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数716名(単体) 1,885名(連結)
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平均年齢42.3歳(単体)
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平均勤続年数17.0年(単体)
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平均年収5,097,274円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
2024年3月31日現在 |
セグメントの名称 |
従業員数(名) |
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日本 |
ブレーキ エンジンコンポーネント他 |
119 289 |
(64) (180) |
アジア |
ブレーキ エンジンコンポーネント他 |
15 319 |
(15) (412) |
中国 |
ブレーキ エンジンコンポーネント他 |
134 3 |
(131) (-) |
北米 |
ブレーキ エンジンコンポーネント他 |
- 85 |
(-) (15) |
全社(共通) |
921 |
(244) |
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合計 |
1,885 |
(1,061) |
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
(2)提出会社の状況
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2024年3月31日現在 |
従業員数(名) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
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716 |
(312) |
42.3 |
17.0 |
5,097,274 |
セグメントの名称 |
従業員数(名) |
||
日本 |
ブレーキ エンジンコンポーネント他 |
86 240 |
(45) (167) |
全社(共通) |
390 |
(100) |
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合計 |
716 |
(312) |
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
4.従業員数が前連結会計年度末に比べ351名増加したのは、2024年1月1日付で連結子会社の東京精工株式会社及びティービーアール株式会社を吸収合併したことによるものであります。
(3)労働組合の状況
当社は2つの労働組合を有しております。それぞれ、TBK労働組合、東京精工労働組合と称し、2024年3月31日現在における組合員数は、474名と146名であります。TBK労働組合は上部単体として全日本自動車産業労働組合総連合会の下部組織日本自動車部品産業労働組合連合会に、東京精工労働組合は上部団体としてJAMに加盟しております。
いずれも労使間は相互信頼を基調として、生産性の向上にも積極的な労働組合であります。
その他の関係会社には、労働組合はありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
①提出会社
当事業年度 |
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管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1. |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2. |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1. |
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全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
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0.0 |
40.0 |
75.5 |
74.2 |
77.6 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.海外子会社を含めた連結会社全体における、管理職に占める女性労働者の割合は5.7%であります。
4.男女の賃金の差異については、賃金制度・体系において性別による差異はなく、主に男女間の管理職比率及び雇用形態によるものです。
②連結子会社
連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
また、当社グループは、TCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース<Task Force on Climate-related Financial Disclosures>)提言で開示が推奨されている「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標及び目標」の4つの区分に基づいて、以下の記載を行います。なお、未充足の部分については、今後継続的に拡充してまいります。
(1)サステナビリティ
①ガバナンス
当社グループは、サステナビリティへの全社的な取り組みや推進戦略に関する立案及び推進体制を強化するため、サステナビリティ委員会を2022年7月1日付にて設置しています。サステナビリティ委員会は、代表取締役社長を委員長とし、委員は経営層である地域統括、機能統括、子会社社長より主に構成されます。サステナビリティに関連する重要なリスクなどについては、全社リスク管理のプロセスと同様に、適宜取締役会への付議/報告を行っております。
サステナビリティ推進体制図
サステナビリティリスク対応図
②リスク管理
当社グループでは、リスク管理・コンプライアンス規則に基づき、代表取締役社長を委員長とするリスク・コンプライアンス委員会を設置しています。本委員会は、四半期ごとに各部門から提出されるリスク評価を基に、経営への影響度合いや期間に応じて重要リスクを特定しています。さらに、リスク・コンプライアンス関連の報告をグループ会社から受け、重要な案件については取締役会での審議と決定を行います。
(2)気候変動に伴う対応
①ガバナンス
気候変動に関する具体的な分析や施策については、サステナビリティ委員会の監督の元に実施しています。また、各拠点における環境委員会が当社グループ内の各社と連携し、気候変動関連課題への対応策の推進、目標管理を行い、サステナビリティ委員会へ上申、報告を実施しています。
②戦略
当社グループは、気候変動が事業・業績に与える影響について、定性的なシナリオ分析を行いました。シナリオ分析では様々な事態を想定し備えることが重要と考え、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)及び国際エネルギー機関(IEA: International Energy Agency)を参照し、「2℃未満」シナリオと「4℃」シナリオを用い分析を行いました。
2℃未満シナリオ (低炭素経済へ移行するシナリオ) |
政府目標が推進され、カーボンニュートラルな世界が実現されている社会となります。国際社会や日本政府により環境対応規制が強化され、新しい技術革新が進むことで、社会や産業の構造が大きく変化していることが想定されます。 |
4℃シナリオ (物理的気候変動リスクが高まるシナリオ) |
低炭素/脱炭素化の取り組みによる効果は限定的に留まり、気候変動の深刻化した物理的リスクが高い社会となります。自然災害が頻発することで、当社グループのサプライチェーンや生産現場に対する望ましくない影響が想定されます。 |
気候変動に関するリスクと機会は、政策や技術等による社会変化によって生じる「移行」側面と、自然災害や気温上昇などによって生じる「物理」側面を考慮しております。なお、分析の時間軸は、基本的に移行リスクは2030年、物理的リスクは2050年を基準としています。
特定した気候変動に関連するリスクと機会及び現在行っている対応策は、下表のとおりです。
2℃未満シナリオ
世の中の変化 |
時間軸 短期:2025 中期:2030 長期:2050 |
リスク |
機会 |
対応策 |
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政策・規制 |
炭素税・GHG排出量規制の導入 |
中期 |
・炭素税などGHG排出量に比例するコスト増加 |
----- |
・規制に先行した排出量削減への取り組み |
技術開発 |
内燃機関車の低燃費要請 |
中期 |
・競合企業の先行した低燃費配慮製品開発による売上減少リスク |
・顧客のニーズを充足した低燃費配慮型製品の売上拡大 |
・低燃費など、顧客ニーズに対応した製品の開発 |
商用車のEV化 |
中期 |
・EV化の進展による内燃機関関連商材の需要減少(ウォーター/オイルポンプなど) |
・EV対応型製品のラインナップ拡充による売上拡大 |
・EV対応型製品の開発加速 |
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市場動向 |
グリッドパリティ未到達 |
中期 |
・再生可能エネルギー電力の導入(購入)による電力コストの増加 |
----- |
・工場への太陽光発電システムの導入 ・省エネ設備導入による電力消費量削減 |
原材料価格の高騰 |
中期 |
・金属、樹脂などの原材料単価の値上がり |
----- |
・原材料コスト上昇分の販売価格への転嫁交渉 |
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サプライチェーンにおけるCN*要請 |
中期 |
・省エネ、再エネ設備に関する投資コストの増加 |
・顧客のScope3におけるCN*貢献による販売機会の拡大 |
----- |
CN*:カーボンニュートラル
4℃シナリオ
世の中の変化 |
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リスク |
機会 |
対応策 |
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物理的(慢性) |
平均気温の上昇 |
長期 |
・工場内の高温化に伴う労働生産性の低下(人件費の増加) |
----- |
・工場における労働環境の整備(空調設備、休憩時間確保等) |
物理的(急性) |
異常気象の激甚化 |
短期 |
・風水害の頻発化による自社拠点への被害 |
----- |
・各拠点におけるBCPへの取り組み ・被災に対応した損害保険への加入 ・BCPリスクを考慮した複数購買の実施 |
短期 |
・サプライチェーン分断に伴う工場の操業停止 |
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③リスク管理
気候変動に関連する重要なリスクについても、全社リスクマネジメント管理のプロセスと同様に、リスク・コンプライアンス委員会がサステナビリティ委員会と連携し、その影響度や管理状況について適宜取締役会への報告を行ってまいります。
④指標及び目標
当社国内グループにおける、GHG排出量は以下のとおりです。ESG経営への取り組みを重点目標として定め、国内では2050年のカーボンニュートラル目標を設定いたしました。今後、カーボンニュートラルの実現に向けて、省エネ改善活動、再生可能エネルギー導入などの取り組みを加速させていきます。また海外グループ各社については、GHG排出量の捕捉を進め、各国の目標に鑑みながら、グループ全体でのScope1,2のGHG排出量削減目標を策定中です。
加えて、当社グループ全体における、Scope3のGHG排出量計測や、特定した事業機会に関する目標の設定なども、今後具体化に向け社内での検討を続けてまいります。
(3)人的資本
①戦略
外部環境の変化に対応しながら企業価値を高めていくには、多様な価値観を持った従業員が主体性や創造性を持ち、経営Visionを実現させることが重要であると考え、それぞれのキャリア階層で求められるスキルを習得できる教育体系を整備し、個々の能力を発揮できる体制を目指します。当社が目指す人材像を「主体性・創造性・責任感・実行力を持った人材」と定め、これを実現するため、下記の3つ方針の下、人材戦略を進めていきます。
<キャリア形成に向けた計画的育成>
TBKが目指す人材像を体現するため、若年層から管理職までの各キャリア階層に求められるスキルを明確にし、従業員がそのスキルを習得できるよう計画的・体系的な教育を実施します。さらに、次世代のリーダー教育として、従業員の総合力を強化するため、多様な価値観や経験を得られるよう、人事ローテーションや国内外グループ会社への出向などを積極的に行います。
また、部門や拠点を越えた研修を通じてグループ内でのコミュニケーションを促進し、組織の活性化や新しいことにチャレンジしていく企業風土の醸成を目指します。
<グローバル人材の育成>
日本国内のみならず、海外グループ会社も含めたグローバルでの人材育成、多様な人材の活用に取り組んでいきます。さらに、グループ内での人事ローテーションや研修による人材交流を行い、多様な価値観を持った社員が個々の力を発揮し、イノベーションが生まれる環境を目指します。
<人材の多様性>
人材の多様性を尊重し、グループ全体でダイバーシティへの理解を深めるとともに、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき女性従業員を増やし、性別等に関わらず育児・介護等を含めた多様なライフスタイルや価値観を尊重し、長く働き続けられる環境の整備に取り組みます。
なお、海外子会社を含めた連結会社全体の女性管理職比率を2025年3月末までに15%に引き上げることを目標として掲げております。
これらを実現するため、当社は、働きがいのある職場づくりを目指し、従業員の健康及びワークライフバランスの推進、従業員満足度の向上に取り組みます。また、この取り組みの一環として、当社は以下のとおり「健康経営宣言」を行い、健康経営優良法人を取得しています。
「健康経営宣言」
当社は、「持続可能な成長を通して社会に貢献する」を長期目標として掲げています。従業員の健康を促進し、また、それぞれの力を最大限に発揮できる、健康で働きがいのある職場環境を実現することが、組織の活性化及び持続的な成長につながると考えています。従業員の生活を豊かなものとするため、そして企業として成長し続けるために、従業員の健康推進を経営戦略上の重要課題と位置づけ、従業員の心と体の健康づくりを推進していきます。
②指標及び目標
方針 |
戦略的取り組み |
指標 |
2022年度 |
2023年度 |
2024年度 目標値 |
キャリア形成に |
体系的な階層別 教育の実施 |
対象者となる若手社員の受講率 |
100% |
100% |
100% |
管理職の受講率 |
- |
- |
100% |
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グローバル人材 |
人事交流の促進 |
グループ間の異動者数 |
1名 |
6名 |
8名 |
人材の多様性 |
女性活躍の推進 |
女性管理職比率(連結) |
5.6% |
5.7% |
15.0% |
働きがいのある 職場づくり |
年次有給休暇取得率 |
81.6% |
75.1% (14.0日) |
80.0%以上 (14.0日) |
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入社3年後の離職率 |
28.6% |
19.5% |
25.0%以下 |
(注)1.特に記載がない限り、当社単体で集計
2.2022~2024年度の延べ人数
これら、サステナビリティに関する事項の詳細につきましては、当社ウェブサイト(https://www.tbk-jp.com/sustainability/)に記載しております。