2025年2月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

(単一セグメント)
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
(単一セグメント) 501,403 100.0 25,001 100.0 5.0

事業内容

3【事業の内容】

当社グループは、当社と連結子会社3社、非連結子会社6社で構成されており、主にホームセンター事業を営んでおります。

当社及び子会社の事業内容は、次のとおりであります。

区分

会社名

ホームセンター事業

コーナン商事株式会社(当社)

ホームセンター事業

KOHNAN VIETNAM CO., LTD.

建築資材卸売業

株式会社建デポ

住宅関連用品及び食品の小売事業

株式会社ホームインプルーブメントひろせ

ホームセンター事業

KOHNAN (CAMBODIA) CO., LTD.

建物及び関連設備に関するメンテナンス事業

大阪エイチシー株式会社

不動産賃貸業

有限会社南大沢イン(匿名組合)

流通業周辺サービス

コーナンビジネスイノベーション株式会社

運送・倉庫業

サザンポートライン株式会社

(休業中)

株式会社フレッシュフーズ・デポ

(注)サザンポートライン株式会社は、2024年4月24日付で、社名をコーナンロジスティックス株式会社からサザンポートライン株式会社に変更しております。

 

当社グループ各社の位置づけ等を事業の系統図によって示すと以下のとおりであります。

 

 

業績

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復等により景気の回復基調が続きました。一方で、中東情勢の悪化やウクライナ侵攻の長期化などの地政学的リスクの高まりや各国の金融引き締め等により、景気後退への警戒感が強まる局面がありました。

当社グループが主に事業展開している小売業界においても、物価上昇に伴う消費行動の変化や、原材料費・物流費・光熱費・人件費などのコスト上昇の影響を受け、先行き不透明な経営環境が継続しております。

このような環境の中で、当社グループは、2021年4月に公表した「第3次中期経営計画~ずっと大好きや!!コーナン~これからもあなたにぴったり」の計画達成に向け各種施策に取り組んでまいりました。

店舗拡充の分野では、当連結会計年度においてグループ全体で43店舗の出店及び2店舗の閉店を実施しました。これにより、当連結会計年度末の当社グループの店舗数は636店舗となりました。なお、KOHNAN VIETNAM CO., LTD.の当事業年度は、2024年1月1日から2024年12月31日までであるため、当連結会計年度末現在の店舗数は、2024年12月31日現在の店舗数を表示しております。

 

店舗数の増減(単位:店)

 

前期末

店舗数

出店

閉店

当期末

店舗数

コーナン商事株式会社

470

33

△1

502

株式会社建デポ

(うち、FC店)

80

(3)

9

(-)

△1

(-)

88

(3)

株式会社ホームインプルーブメントひろせ

32

1

33

国内計

(うち、FC店)

582

(3)

43

(-)

△2

(-)

623

(3)

KOHNAN VIETNAM CO., LTD.

13

13

合計

(うち、FC店)

595

(3)

43

(-)

△2

(-)

636

(3)

 

a.財政状態の状況

当連結会計年度末の総資産額は479,006百万円となり、前連結会計年度末と比較して20,449百万円の増加となりました。これは主に売掛金が2,094百万円、商品及び製品が10,215百万円、建物及び構築物が9,683百万円、リース資産が2,117百万円それぞれ増加したことによるものです。

負債総額は313,214百万円となり、前連結会計年度末と比較して11,914百万円の増加となりました。これは主に買掛金が2,290百万円、1年内返済予定の長期借入金が3,504百万円、長期借入金が10,636百万円それぞれ増加した一方で、短期借入金が6,900百万円減少したことによるものです。

純資産総額は165,792百万円となり、前連結会計年度末と比較して8,534百万円の増加となりました。この結果、自己資本比率は34.6%となり、前連結会計年度末と比較して0.3ポイント増加しました。

 

b.経営成績の状況

当連結会計年度の営業収益は501,403百万円(前期比6.1%増)、売上総利益は179,458百万円(前期比5.1%増)、販売費及び一般管理費は171,567百万円(前期比5.2%増)、営業利益は25,001百万円(前期比3.8%増)、経常利益は23,306百万円(前期比3.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は14,210百万円(前期比1.1%増)となりました。

当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ681百万円減少し、9,523百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は22,441百万円(前連結会計年度と比較して53百万円の減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益21,540百万円、減価償却費15,497百万円に対し、棚卸資産の増加額9,640百万円、法人税等の支払額7,689百万円となったことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は21,723百万円(前連結会計年度と比較して2,290百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出20,211百万円、差入保証金の差入による支出3,402百万円によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は1,433百万円(前連結会計年度は2,502百万円の獲得)となりました。これは主に短期借入れによる収入134,000百万円、長期借入れによる収入42,500百万円に対し、短期借入金の返済による支出140,700百万円、長期借入金の返済による支出28,358百万円、リース債務の返済による支出2,698百万円、配当金の支払額2,934百万円、自己株式の取得による支出3,001百万円となったことによるものです。

 

③仕入及び販売の実績

商品部門別の構成内容は、次のとおりであります。

(1)ホームインプルーブメント  木材・建材、工具、金物・水道、塗料・作業用品、園芸用品、園芸植物、
資材、エクステリア、住設機器、リフォーム

(2)ハウスキーピング      ダイニング用品、インテリア、電材・照明、日用品、収納用品、薬品、
履物・衣料、家庭雑貨品、家電、介護用品

(3)ペット・レジャー      カー用品、ペット用品、文具・事務用品、サイクル・レジャー用品

(4)食品            食品、酒類

(5)その他           100円ショップ、書籍、自動販売機、灯油

 

2023年6月付で株式会社ホームインプルーブメントひろせを連結子会社化したことに伴い、商品部門区分を見直し、「ハウスキーピング」に含まれていたフード及び酒類について「食品」として記載する方法へ変更しております。なお、前年同期比については、比較対象となる前連結会計年度の売上高を変更後の区分に組み替えた数値で比較しております。

 

a. 商品仕入実績

当連結会計年度の単一セグメント内の商品仕入実績を商品部門別に示すと、次のとおりであります。

商品部門

当連結会計年度

(自 2024年3月1日

至 2025年2月28日)

前年同期比(%)

ホームインプルーブメント

(DIY用品)

154,219

百万円

106.3

ハウスキーピング

(家庭用品)

98,055

105.9

ペット・レジャー

(ペット・レジャー用品)

42,495

106.1

食品

 

11,127

129.1

その他

 

8,600

112.7

合計

314,499

107.0

 

b. 販売実績

当連結会計年度の単一セグメント内の販売実績を商品部門別に示すと、次のとおりであります。

商品部門

当連結会計年度

(自 2024年3月1日

至 2025年2月28日)

前年同期比(%)

ホームインプルーブメント

(DIY用品)

232,140

百万円

106.1

ハウスキーピング

(家庭用品)

152,519

105.5

ペット・レジャー

(ペット・レジャー用品)

69,986

103.6

食品

 

14,215

125.2

その他

 

15,431

110.5

合計

484,293

106.1

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.財政状態の分析

「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態の状況」に記載のとおりであります。

 

b.経営成績の分析

当連結会計年度においてグループ全体で43店舗の出店を実施したことに加え、既存店の売上高が前連結会計年度実績を上回ったこと等により、営業収益は前連結会計年度と比べ28,748百万円増加し、501,403百万円(前期比6.1%増)となりました。

売上高の増加に伴う売上総利益の増加等により、営業利益は前連結会計年度と比べ904百万円増加し25,001百万円(前期比3.8%増)、経常利益は前連結会計年度と比べ707百万円増加し23,306百万円(前期比3.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度と比べ155百万円増加し14,210百万円(前期比1.1%増)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

当社グループにおける資金需要の主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費などの運転資金、新規出店及び改装などの設備投資資金であります。

また、当社グループの資金の源泉は主として、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入れによる資金調達となります。

なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務等を含む有利子負債の残高は206,578百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は9,523百万円となっております。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たっては、合理的判断に基づき一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。また、これらの見積りについては不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

④経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

当社グループは、小売、建築資材等の販売及びこれらに付随する事業を行う単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)

1.製品及びサービスごとの情報

単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2)有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)

1.製品及びサービスごとの情報

単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2)有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

当社グループは、単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

当社グループは、単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

当社グループは、単一セグメントであるため、記載を省略しております。