事業内容
セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
-
売上
-
利益
-
利益率
最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています
セグメント名 | 売上 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
---|---|---|---|---|---|
(単一セグメント) | 24,835 | 100.0 | 2,410 | 100.0 | 9.7 |
事業内容
3【事業の内容】
当社の主な事業内容は、宝飾品(ネックレス・ブレスレット、指輪、小物及びその他装飾品等)の製造並びに直営店での販売及び得意先への卸売を行っており、区分すべき事業セグメントは存在しておりません。非連結子会社である有限会社大分ツツミ貴金属(宝飾品製造業)は、当社における製造部門の委託加工を行っております。
事業の系統図は、次のとおりであります。
業績
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や訪日外国人の増加に伴うインバウンド消費の拡大にも支えられ、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、原材料や燃料価格を含む物価の高騰、地政学リスクなどによる世界経済の減速、アメリカの政策転換による影響なども懸念され、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
宝飾品業界におきましても、こうした景況を反映し、企業を取り巻く環境は引き続き厳しい状況でありました。
このような経済情勢のもと、当社は、地金相場の高騰など原材料価格が上昇する中、高品質で価格訴求力の高い商品の提供を心掛けるとともに、既存店舗の活性化策として計15店舗のリニューアルを実施するなど営業力や集客力の強化に努めてまいりました。
その結果、売上高は24,835百万円(前期比24.8%増)となりました。利益面につきましては、営業利益が2,410百万円(前期比44.2%増)、経常利益が2,509百万円(前期比44.3%増)、当期純利益は1,986百万円(前期比71.9%増)となりました。
主要品目の販売実績は、ネックレス・ブレスレットは13,713百万円(前期比40.8%増)、指輪は6,411百万円(前期比5.5%増)、小物は4,888百万円 (前期比15.8%増)であります。
なお、当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、セグメントごとの業績の状況の記載を省略しております。
② 財政状態の分析
当事業年度末の総資産は、69,637百万円となり、前事業年度末と比較して562百万円増加しております。これは主に、現金及び預金が2,897百万円、土地が240百万円減少したものの、商品及び製品が1,773百万円、原材料及び貯蔵品が1,347百万円、仕掛品が336百万円、ソフトウェアが167百万円増加したことによるものです。
負債の部は、1,837百万円となり、前事業年度末と比較して326百万円減少しております。これは主に、未払金が139百万円減少したことによるものです。
純資産の部は、67,800百万円となり、前事業年度末と比較して888百万円増加しております。これは主に、利益剰余金が892百万円増加したことによるものです。利益剰余金の増加は、配当金の支払に伴い減少したものの、当期純利益の計上に伴い増加したことによるものです。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動及び投資活動並びに財務活動によりそれぞれ1,331百万円、471百万円、1,094百万円の資金を使用したことにより、前事業年度末に比べ2,897百万円減少し、33,640百万円となりました。
また、当事業年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動により使用した資金は1,331百万円となり、前年同期と比べ363百万円の増加となりました。
これは主に、前年同期において、税引前当期純利益を1,716百万円計上し、売上債権の増加427百万円、棚卸資産の増加2,106百万円があったことに対し、当事業年度において、税引前当期純利益を2,468百万円計上し、売上債権の増加33百万円、棚卸資産の増加3,456百万円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動により使用した資金は471百万円となり、前年同期と比べ257百万円の増加となりました。
これは主に、前年同期と比べ有形固定資産の取得による支出が336百万円、有形固定資産の売却による収入が60百万円それぞれ増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動により使用した資金は1,094百万円となり、前年同期と比べ312百万円の増加となりました。
これは主に、前年同期と比べ配当金の支払額が312百万円増加したことによるものです。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、製品の種類別に生産実績及び販売実績を記載しております。
1) 生産実績
区分 |
当事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
ネックレス・ブレスレット(百万円) |
9,765 |
152.3 |
指輪 (百万円) |
2,950 |
108.8 |
小物 (百万円) |
2,552 |
114.8 |
合計(百万円) |
15,267 |
134.6 |
(注) 金額は製造原価によっております。
2) 受注実績
当社は、見込み生産を行っており、受注生産は行っておりません。
3) 販売実績
区分 |
当事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%)
|
ネックレス・ブレスレット(百万円) |
13,713 |
140.8 |
指輪 (百万円) |
6,411 |
105.5 |
小物 (百万円) |
4,888 |
115.8 |
その他 (百万円) |
0 |
- |
売上控除等 (百万円) |
△179 |
110.1 |
合計(百万円) |
24,835 |
124.8 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、消費者ニーズの変化に対応した新商品の開発に継続的に取り組んでおり、ハウスブランド「Pure Planets」「Blessed Rain」の新作シリーズ等を適時投入しております。
また、新作ジュエリー等の認知度向上のため、ホームページ等でのスタイリング動画の公開や、雑誌やSNSツールを活用したプロモーションにも注力してまいりました。
店舗につきましては、既存店15店舗のリニューアル及び7店舗の退店を実施いたしました。その結果、当事業年度末現在の店舗数は151店舗となり前事業年度末現在と比較して6舗減少しております。地方別の店舗数については、東北地方が7店舗、関東地方が94店舗、中部地方が13店舗、近畿地方が18店舗、中国地方が4店舗、四国地方が4店舗、九州地方が11店舗となっております。
なお、当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、セグメントごとの業績の状況の記載を省略しております。
1) 当事業年度の経営成績等
(イ) 売上高
売上高は、24,835百万円となり前事業年度と比較して4,927百万円増加しております。
これは主に、ネックレス・ブレスレットが3,971百万円、小物が667百万円増加したことによるものです。それぞれの増加は、主に店舗への来店客数並びに販売数量が増加したことによるものです。
(ロ) 売上原価
売上原価は、13,451百万円となり前事業年度と比較して3,518百万円増加しております。
これは主に、販売数量が増加したことによるものです。
(ハ) 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、8,973百万円となり前事業年度と比較して670百万円増加しております。
これは主に、販売諸費・手数料が180百万円、給与・賞与が112百万円、減価償却費が84百万円増加したことによるものです。
(ニ) 営業外損益
営業外損益におきましては、営業外収益153百万円は、前事業年度と比較して42百万円増加しております。営業外費用54百万円は、前事業年度と比較して10百万円増加しております。
(ホ) 特別損益
特別損益におきましては、特別利益33百万円は、前事業年度と比較して9百万円増加しております。特別損失73百万円は、前事業年度と比較して27百万円増加しております。
2) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、経済情勢、消費者ニーズの変化、他社との競合、法的規制等、様々なリスク要因があると認識しております。
そのため、当該リスクを分散・低減すべく、市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化等、適切に対応していく所存であります。
なお、経営成績に重要な影響を与える要因のうち、投資者の判断に重大な影響を与える可能性のある事項については、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載しております。
3) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、お客様に美と夢と満足を提供することにより、会社の持続的な成長を果たし、中長期的な企業価値の向上を達成することを経営の目標としております。経営指標としては、収益力を示す営業利益及び営業キャッシュ・フローを重視し、これらの拡大を目指しております。
なお、当事業年度の営業利益につきましては2,410百万円となり、前事業年度と比較して738百万円増加しております。
営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により使用した資金は1,331百万円となり、前年同期と比べ363百万円の増加となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社は、健全で安定した財務体質の形成に努めております。
必要な運転資金及び設備投資資金を全額自己資金で賄っており、自己資金の範囲内で安全かつ安定的な資金運用が可能と認識しております。なお、次期の設備投資等の総額は781百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。