2026.05.25更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: Corporate Report 2025

サマリ

JSPは、発泡樹脂製品の専業メーカーです。発泡技術に特化した開発力を強みに、食品包材、住宅、土木、自動車、物流など幅広い分野を支えています。軽量性、緩衝性、断熱性を生かし、省資源で高機能な製品を提供します。世界各地の製造拠点と技術サポートを組み合わせ、発泡樹脂の可能性を広げています。

目指す経営指標

・2026年度までに売上高1,600億円
・2026年度までに営業利益100億円
・2026年度までにROE7%以上
・中長期的にROE8%以上・配当性向35%以上
・2030年度までにGHG排出原単位を2013年度比30%以上低減
・2050年度に自社排出ネットゼロ(Scope1+2)

用語解説

■発泡樹脂製品
合成樹脂の中に細かな気泡をつくり、安定させた素材を使った製品です。軽く、衝撃を吸収しやすく、熱を伝えにくい特長があります。JSPはこの特長を生かし、食品容器、包装材、断熱材、自動車資材などを展開しています。

■ポリスチレンペーパー
JSPが創業当初に生産を始めた発泡樹脂製品です。食品包材などに使われる素材で、軽さや扱いやすさを生かして、生活に身近な容器分野を支えてきました。

■スチレンペーパー
食品トレー、カップ麺容器、弁当容器、納豆容器、折箱、菓子容器などに使われる食品包材分野の製品です。食品の鮮度を保ち、衝撃から保護する役割を持ちます。

■ミラマット®
JSPの発泡ポリエチレンシートです。緩衝性、防湿性、防水性に優れ、物流における包装資材として使われます。長期の輸送や保管が必要な品物を守る用途に適しています。

■ミラマットエース®
ミラマット®の機能を高めた製品です。持続性帯電防止機能などを持ち、精密機器やフラットパネルディスプレイの表面保護材として使われます。傷や静電気から製品を守る役割があります。

■ミラフォーム®
JSPの建築住宅向け断熱材です。戸建て住宅、マンション、オフィスビルなどで使われ、建物の省エネルギー化に貢献します。快適な住まい環境づくりを支える製品です。

■ミラフォーム®ラムダ
JSPの高断熱製品です。省エネ基準適合義務化の流れを受け、建築住宅断熱材の成長製品として位置づけられています。断熱性能を高めることで、建物のエネルギー使用量の削減に役立ちます。

■ミラボード®
JSPが創業期から市場に投入してきた発泡樹脂製品の一つです。資料では、ミラマット®やミラフォーム®とともに、現在の主な製品ラインアップを形づくった製品として紹介されています。

■ピーブロック®
JSPが世界で初めて開発したビーズ発泡ポリプロピレン製品です。現在は「ARPRO®」に名称が変わっています。自動車部材として採用が広がり、JSPの海外展開を支える重要製品になりました。

■ARPRO®
JSPが世界で初めて開発した無架橋ポリプロピレン型内発泡体です。軽量性、緩衝性、耐熱性、断熱性、寸法安定性、耐油・耐薬品性、耐久性を併せ持ちます。自動車資材を中心に、包装資材、物流資材、空調設備向け断熱材などにも使われています。

■無架橋ポリプロピレン型内発泡体
ARPRO®を説明するために使われる素材名です。ポリプロピレンを発泡させたビーズ状の素材を型の中で成形する製品を指します。軽くて丈夫なため、自動車部品や包装材などに使われます。

■スチロダイア®
JSPの発泡性ポリスチレン製品です。成形品は軽量で、緩衝性や断熱性に優れています。魚箱や野菜箱など、食品の保温・保冷容器に欠かせない素材として使われています。

■スチロダイアブロック®
土木分野で使われるJSPの発泡樹脂製品です。軽量性、耐圧縮性、施工性を生かし、道路の軟弱地盤補強や橋梁の軽量化に使われます。構造物を陰で支える素材です。

■フラットパネルディスプレイ(FPD)表面保護材
薄型ディスプレイなどの表面を、輸送や保管の際に傷や衝撃から守る保護材です。JSPではミラマットエース®などがこの用途に使われ、電子・精密部品分野での需要にも対応しています。

■技術サポートという付加価値
JSPが単に素材を販売するだけでなく、成形メーカーに技術面の支援を行う考え方です。製品によっては構造解析や技術協力、用途提案も行い、顧客の生産性向上や省エネルギー化を支えます。

■VISION 2027
JSPの長期ビジョンです。「真のグローバルサプライヤーとして社会から必要とされる企業」を目指す方針を示しています。世界各地で必要とされる発泡樹脂製品を提供する姿勢を表しています。

■Change for Growth 2026
JSPの中期経営計画の名称です。「グループ全体の収益力強化」「発泡樹脂製品による社会への貢献」「経営基盤の強化」を基本コンセプトにしています。2024年度から2026年度までの成長方針を示す計画です。

■少数主義
JSPの創業者が遺した言葉です。少人数であればあるほど、一人ひとりが多くのことに挑戦し、経験値と責任感を高められるという考え方です。社長メッセージでは、「個の力」を信じて行動する姿勢として語られています。

■個の力
JSPが人材育成で重視する考え方です。一人ひとりが自分の力を最大限発揮できる環境を整えることが、企業の成長につながるという意味で使われています。

■二つの多様化
JSPが「環境変化に左右されにくい企業体質への転換」のために掲げる戦略です。一つ目は製品の多様化で、より幅広い分野に製品を供給することです。二つ目はエリアの多様化で、各国・各地域に根差した事業展開を広げることです。

■新たな発想や技術を試す実験場
JSPが欧州を位置づける際に使っている表現です。欧州は環境意識が高く、素材活用やリサイクルの仕組みが進んでいます。JSPはそこで得た知見を、今後のグローバル展開に生かそうとしています。

■発泡プラスチック+ビヨンド
JSPが将来の事業拡張を表すために使うコンセプトです。発泡樹脂を中心にしながら、成形、射出成形、真空成形、フィルム、省エネ・リサイクル技術などを組み合わせ、新たな価値を生み出す考え方です。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

1962年1月

日本瓦斯化学工業株式会社(現 三菱瓦斯化学株式会社)の出資により、発泡技術を主体としたプラスチック製品の事業を営むことを目的として、日本スチレンペーパー株式会社を設立

1962年11月

神奈川県平塚市にて、発泡ポリスチレンペーパーの製造を開始

1971年7月

鹿沼工場操業開始、発泡ポリエチレンシート(ミラマット)の製造を開始

1975年10月

発泡ポリスチレンペーパー及び各種熱可塑性合成樹脂加工品の開発、販売を目的とし、日本ザンパック株式会社(現 株式会社JSPパッケージング)を設立

1978年7月

押出発泡ポリスチレンボード(ミラフォーム)の製造を開始

1978年12月

セイホクパッケージ株式会社に出資

1980年4月

鹿沼第二工場操業開始、ミラブロックの製造を開始

1982年1月

ポリプロピレン発泡ビーズ及び成型品(ARPRO(旧 ピーブロック))の製造を開始

1985年10月

北米に於ける事業持株会社としてJSP America INC.(現 JSP International Group LTD.)を設立

1985年12月

北米地域の製造・販売拠点としてArco Sentinel社と合弁でARCO/JSP社(現 JSP International LLC)を設立

1989年1月

社名を株式会社ジェイエスピー(商号 株式会社JSP)に変更

1990年2月

東京証券取引所市場第二部に上場

1990年4月

鹿沼研究所(現 研究開発本部)を新設

1991年4月

韓国に合弁会社 KOSPA株式会社を設立

1992年2月

台湾にTaiwan JSP Chemical Co.,LTD.を設立

1993年12月

欧州での販売拠点としてJSP Europe S.A.R.L.(現 JSP International S.A.R.L.)他3社の販売子会社を設立

1995年11月

アジア地域の製造・販売拠点として、シンガポールにJSP Foam Products PTE.LTD.を設立

1996年6月

フランスの製造会社としてJSP International Manufacturing S.A.R.L.を設立

2001年4月

JSP International S.A.R.L.は、ドイツの樹脂成型メーカーの自動車部品成型部門を買収し、JSP International GmbH & Co.KGを設立

2001年12月

JSP International S.A.R.L.は、JSP International Manufacturing S.A.R.L.を吸収合併

2002年4月

当社の発泡ポリオレフィンビーズ成型品の製造部門及び販売部門をJSPモールディング株式会社へ会社分割

2002年7月

中国の製造拠点として、JSP Plastics (Wuxi) Co.,LTD.(現 JSP Advanced Materials (Wuxi) Co.,LTD.)を設立

2003年7月

三菱化学フォームプラスティック株式会社と合併

2004年3月

中国での販売拠点としてJSP International Trading (Shanghai) Co.,LTD.(現 JSP Plastics (Shanghai) Co.,LTD.)を設立

2005年3月

東京証券取引所市場第一部に指定替上場

2006年11月

中国華南地方向けの製造・販売拠点として、JSP Plastics (Dongguan) Co.,LTD.(現 JSP Advanced Materials (Dongguan) Co.,LTD.)を設立

2006年11月

Kunshan JSP Seihoku Packaging Material Co.,LTD.(現 JSP Seihoku Material Technology (Kunshan) Co.,LTD.)を当社子会社であるセイホクパッケージ株式会社と合弁で設立

2007年10月

鹿沼物流センターを新設し、11月1日より本格稼働を開始

2008年3月

日立化成工業株式会社よりビーズ法発泡ポリスチレン事業を譲受けるとともに、日化化成品株式会社(現 NK化成株式会社)の全株式を取得

2010年7月

インドの製造・販売拠点としてJSP Foam India Pvt.LTD.を設立

2011年1月

ブラジルに於ける事業持株会社としてJSP Participacoes LTDA.を設立

2011年2月

JSP Participacoes LTDA.は、ブラジルの製造・販売拠点としてFagerdala Brasil LTDA.を買収し、同社をJSP Brasil Industria de Plasticos LTDA.に社名変更

2011年12月

JSP Brasil Industria de Plasticos LTDA.を存続会社として、JSP Participacoes LTDA.は、同社子会社JSP Brasil Industria de Plasticos LTDA.と合併

2015年3月

三菱瓦斯化学株式会社の当社株式公開買付けにより、同社はその他の関係会社から親会社へ異動

2015年5月

中国華中・西南地方向けの製造・販売拠点として、JSP Plastics (Wuhan) Co.,LTD.(現 JSP Advanced Materials (Wuhan) Co.,LTD.)を設立

2016年2月

2019年8月

鹿沼ミラフォーム工場を新設し、2月1日より本格稼働を開始

関西工場に隣接する土地にミラフォームの新工場を建設し、8月1日より本格稼働を開始

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2023年12月

自己株式の公開買付けにより、三菱瓦斯化学株式会社は親会社からその他の関係会社へ異動

関係会社

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金又は

出資金

(百万円)

主要な事業の

内容

議決権の

所有(被所有)割合

関係内容

所有割合(%)

被所有割合(%)

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

JSPパッケージング

東京都中央区

360

押出事業

100.00

当社製品の販売先

当社所有の土地及び建物を賃借している

資金取引あり

役員の兼任等あり

㈱ケイピー

栃木県鹿沼市

80

押出事業

100.00

(10.00)

当社の加工委託先

当社所有の土地及び建物を賃借している

資金取引あり

役員の兼任等あり

㈱ミラックス

栃木県鹿沼市

50

押出事業

100.00

当社の生産委託先

当社所有の土地及び建物を賃借している

資金取引あり

役員の兼任等あり

セイホクパッケージ㈱

千葉県野田市

41

押出事業

100.00

当社製品の販売先

資金取引あり

役員の兼任等あり

三昌フォームテック㈱

東京都港区

250

押出事業

100.00

当社製品の販売先

当社所有の建物を賃借している

資金取引あり

役員の兼任等あり

JSPモールディング㈱

栃木県鹿沼市

300

ビーズ事業

100.00

当社の加工委託先

当社所有の土地及び建物を賃借している

資金取引あり

役員の兼任等あり

北菱イーピーエス㈱

北海道石狩市

50

ビーズ事業

100.00

当社製品の販売先

資金取引あり

役員の兼任等あり

本州油化㈱

群馬県前橋市

50

ビーズ事業

90.00

当社製品の販売先

資金取引あり

役員の兼任等あり

NK化成㈱

茨城県下妻市

100

ビーズ事業

100.00

当社製品の販売先

資金取引あり

役員の兼任等あり

JSP International Group

LTD. (注)4,5

米国

ペンシルヴァニア州

千米ドル

38,850

ビーズ事業

100.00

当社の製造技術を提供

資金取引あり

役員の兼任等あり

JSP Brasil Industria de

Plasticos LTDA. (注)5

ブラジル

サンパウロ州

百万レアル

58

ビーズ事業

100.00

当社の製造技術を提供

資金取引あり

JSP International

S.A.R.L. (注)4,5

フランス

ピカルディー

千ユーロ

14,340

ビーズ事業

100.00

当社の製造技術を提供

資金取引あり

役員の兼任等あり

JSP Foam Products

PTE.LTD.

シンガポール

千Sドル

6,000

ビーズ事業

100.00

当社の製造技術を提供

資金取引あり

役員の兼任等あり

 

 

名称

住所

資本金又は

出資金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の

所有(被所有)割合

関係内容

所有割合(%)

被所有割合(%)

JSP Advanced Materials (Wuxi)

Co.,LTD.

中国

江蘇省無錫市

千米ドル

5,000

ビーズ事業

85.10

当社の製造技術を提供

資金取引あり

役員の兼任等あり

JSP Advanced Materials (Dongguan) Co.,LTD. (注)5

中国

広東省東莞市

千米ドル

12,100

ビーズ事業

98.35

当社の製造技術を提供

資金取引あり

役員の兼任等あり

JSP Advanced Materials (Wuhan) Co.,LTD.

中国

湖北省武漢市

千米ドル

5,700

ビーズ事業

100.00

当社の製造技術を提供

資金取引あり

役員の兼任等あり

JSP Plastics (Shanghai)

Co.,LTD.

中国

上海市

千米ドル

200

ビーズ事業

100.00

当社の製造技術を提供

資金取引あり

役員の兼任等あり

JSP Seihoku Material Technology(Kunshan)Co.,LTD.

中国

江蘇省昆山市

千米ドル

1,800

押出事業

100.00

(49.00)

資金取引等あり

役員の兼任等あり

KOSPA㈱ (注)6

韓国

慶尚北道

百万ウォン

8,540

ビーズ事業

50.00

当社の製造技術を提供

役員の兼任等あり

Taiwan JSP Chemical

Co.,LTD.

台湾

新竹縣

千NTドル

160,000

ビーズ事業

90.00

当社の製造技術を提供

資金取引あり

役員の兼任等あり

JSP Foam India Pvt. Ltd. (注)5

インド

マハラシュトラ州

百万インドルピー

680

ビーズ事業

98.16

(29.78)

資金取引あり

役員の兼任等あり

その他15社

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

山陰化成工業㈱

鳥取県境港市

62

ビーズ事業

35.06

当社製品の販売先

役員の兼任等あり

General Industries

Deutschland GmbH

ドイツ

ヘッセン州

カッセル

千ユーロ

51

ビーズ事業

30.00

(30.00)

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

 

三菱瓦斯化学㈱ (注)7

東京都千代田区

41,970

化学品、機能製品、その他の製造販売

47.74

(0.30)

原材料仕入等

役員の兼任等あり

(注)1 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

2 議決権の所有(被所有)割合欄の( )内の数字は間接所有割合(内数)であります。

3 役員の兼任等は、当社の役員及び従業員の兼任、出向及び転籍であります。

4 JSP International Group LTD.及びJSP International S.A.R.L.は売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

(単位:百万円)

名称

売上高

経常利益

当期純利益

純資産額

総資産額

JSP International Group LTD.

29,330

2,321

1,834

23,027

31,086

JSP International S.A.R.L.

18,414

1,365

1,220

16,020

20,654

5 特定子会社であります。

6 持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。

7 有価証券報告書提出会社であります。