2025.11.10更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

空港施設は、羽田を中心に国内12空港・海外2空港で、格納庫・整備工場・貨物上屋などの空港内不動産と、地域冷暖房・給排水・共用通信といった空港内インフラを24時間365日運用するプロ。空港外の賃貸・ノンアセットやシンガポール等の海外展開、再エネ導入やFCフォークリフト検討で脱炭素にも踏み込む“空と街をつなぐ”インフラ創りが強み。

目指す経営指標

2028年度目標:売上高 400億円、営業利益 59億円、当期純利益 38億円、ROE 6.0%(効率性指標はROEへ変更)

財務規律:Net Debt/EBITDA 5倍以内(2028年度)

株主還元方針(2026年3月期から):配当性向60%またはDOE 3.0%の高い方を目安。自己株式取得を機動的に実施。IR強化も推進。

市場区分変更:プライム→スタンダードへ2025年10月申請予定(方針)。

成長投資枠:330億円(うち戦略投資枠30億円)を計画。

専門用語

■ 空港内不動産事業
空港会社や航空会社に不可欠な格納庫・整備施設・航空貨物上屋などの特殊施設を、空港内で賃貸提供する事業です。羽田を中心に空港運用の安全・安定に直結する施設群を扱います。

■ 空港内インフラ事業
空港内で地域冷暖房(熱供給)・給排水・共用通信を一体的に運用する事業で、24時間365日、空港機能を止めない基盤サービスを提供します。

■ 共用通信
空港内の通信インフラを担う業務で、資料では「空港内に特化した…電話局のようなイメージ」と説明されます。空港の業務連絡やテナント通信を支える要の機能です。

■ 地域冷暖房(熱供給事業)
空港内に張り巡らせた地域配管を通し、冷暖房や給湯に使う冷温熱源を供給するインフラです。大規模空港の空調を集中管理し、安定運用に貢献します。

■ 航空貨物上屋
航空貨物の取り扱い・保管・仕分けを行う貨物専用の施設で、空港内不動産事業の中核物件の一つです。

■ ノンアセット事業
取得した不動産のバリューアップ(価値向上)や売却益の獲得を通じて資本効率を高める取り組みで、空港外不動産の運営と併せて収益安定化に寄与します。

■ 事業ポートフォリオの最適化
「羽田空港内事業の更なる強化」「ノンアセット事業の拡大」「事業領域拡大・成長投資」の重点施策の再編により、収益力を高める経営方針です。

■ 燃料電池フォークリフト(FCFL)
水素を燃料に発電して走行するフォークリフトで、CO₂削減とBCP強化を狙い羽田貨物地区での導入・実証が示されています。水素ステーションの整備検討も含まれます。

■ 空港BCP
空港に特化した事業継続計画で、災害・停電時にも空港機能を維持・早期復旧するための体制や設備を指します。同社は訓練や設備面の整備を進めています。

■ セレター空港(Seletar Airport)
シンガポールの空港で、同社が太陽光発電設備の拡大など追加投資を検討する海外拠点です。航空宇宙産業の集積を背景に新規事業機会を狙います。

■ 太陽光発電・蓄電池(空港内導入)
空港内での再エネ比率向上とBCP強化を目的に、太陽光発電の増設と蓄電池の設置を組み合わせ、非常時の電力確保とCO₂削減を両立させる取り組みです。

■ 空港外不動産
空港周辺の住宅・ホテルや、都心オフィスなどを運営・賃貸する事業領域で、空港内事業に次ぐ安定収益源として位置づけられています。

■ 「空港から街へ」
同社の事業姿勢を象徴する表現で、空港内で培った知見を街づくりへ広げるという価値提供の方向性を示します。