2024年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    670名(単体) 1,495名(連結)
  • 平均年齢
    43.4歳(単体)
  • 平均勤続年数
    8.5年(単体)
  • 平均年収
    4,795,000円(単体)

従業員の状況

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2024年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

運送事業

900

[159]

倉庫事業

276

[566]

商品販売事業

0

[0]

ウエルフェア事業

36

[2]

その他

212

[0]

全社(共通)

71

[4]

合計

1,495

[731]

 

(注)1.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員であります。

2.臨時従業員は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。

3.商品販売事業については、運送事業の従業員が兼務しております。

4.全社(共通)は、管理部門等の従業員であります。

 

(2) 提出会社の状況

2024年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

670

[601]

43.4

8.5

4,795

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

運送事業

388

[54]

倉庫事業

174

[541]

商品販売事業

0

[0]

ウエルフェア事業

36

[2]

その他

1

[0]

全社(共通)

71

[4]

合計

670

[601]

 

(注)1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員であります。

2.臨時従業員は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。

3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

4.商品販売事業については、運送事業の従業員が兼務しております。

5.全社(共通)は、管理部門等の従業員であります。

 

(3) 労働組合の状況

   2024年3月31日現在

名称

組合員数

上部団体

ヒガシトゥエンティワン職員組合

252名

全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟 (UAゼンセン)

ヒガシトゥエンティワン労働組合

20名

上部団体には加盟しておりません。

ヒガシトゥエンティワン労務特定職員組合

209名

上部団体には加盟しておりません。

 

(注)連結子会社には労働組合は結成されておりません。

 

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

①提出会社の状況

当 事 業 年 度

管理職に占める
女性労働者の割合(%)

(注)1,3

男性労働者の
育児休業取得率
(%)

(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1,3,4

全労働者

正規雇用労働者

パート・

有期労働者

3.9

100

59.5

80.3

65.8

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。

2.当該事業年度に子が出生した男性従業員数と当該事業年度に育児休業を取得した人数の比率を算出しております。なお、過年度に出産した従業員が当該事業年度に育児休業を取得することがあるため、取得率が100%を超えることがあります。

3.算定に用いた人数は当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む人数です。

4.パートタイマーの従業員については8時間換算した人数にて算定しております。

 

②連結子会社の状況

当 事 業 年 度

名 称

管理職に

占める女性

労働者の

割合(%)

(注)1,3

男性労働者

の育児休業

取得率(%)

(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1,3

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

ヒガシオフィスサービス株式会社

150

株式会社旅人

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出しております。

2.当該事業年度に子が出生した男性従業員数と当該事業年度に育児休業を取得した人数の比率を算出しております。なお、過年度に出産した従業員が当該事業年度に育児休業を取得することがあるため、取得率が100%を超えることがあります。

3.算定に用いた人数は各連結子会社から他社への出向者を除き、他社から各連結子会社への出向者を含む人数です。

4.「*」は男性の育児休業取得の対象となる従業員が無いことを示しております。

5.「―」は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)および「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略していることを示しております

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1)ガバナンス

当社グループと社会のさらなる持続的発展を目指し、サステナビリティ経営を組織横断的に推進し、サステナビリティ取組の策定・決定を担う機関として、社長を委員長とする「サステナビリティ推進委員会」を2023年4月より設置しております。

また、経営戦略・企画機能を担う企画部内に、同委員会の事務局として、中長期の企業価値向上に向けたサステナビリティ取組の企画・管理機能を有する「未来創造室」を設置しております。

「サステナビリティ推進委員会」での審議内容は取締役会に報告し、検討と確認を行っております。

 

(2)戦略

○サステナビリティ全般

当社グループは、2021年12月に、中長期的な企業価値向上の観点や、より複雑化する社会課題への対応に向けて、サステナビリティに関してより多面的且つ深度ある取組みを進めるべく、グループにおける取組みの共通指針として「サステナビリティ基本方針」を制定し、各領域の取組みを進めております。

また、長期経営ビジョン「ヒガシ21グループVISION2030」で掲げる「持続可能な企業活動(環境、社会、コーポレートガバナンス)の推進」の実現に向けて、中期経営計画2026においては、「サステナビリティ経営の進展」を主要取組みの1つとして掲げ、気候変動・人的資本価値向上・安全に関する取組、および社会貢献活動、コーポレート・ガバナンス強化の取組等の各種施策を進めております。

 

「サステナビリティ基本方針」

1.

健全で開かれた企業経営の実現

 

 

・当社はコーポレート・ガバナンスの内容を充実させることを経営の重要課題の一つとして位置付け、公共性が高い物流を担う事業者として透明性の高いガバナンス体制を構築し、健全で開かれた企業経営の実現と持続的な企業価値向上に努めます。

2.

働きがいのある職場環境作り

 

 

・当社はすべての従業員が個人の能力を最大限発揮し、多様な人材が活躍するために、新しい働き方やより良い職場環境の整備に取り組みます。また、人材育成に取り組み、一人ひとりの成長を支援します。

3.

人権の尊重

 

 

・当社はあらゆる企業活動及びバリューチェーンにおいて人権を尊重します。また、人権侵害の回避に努めます。

4.

地球環境に配慮した企業活動の実践

 

 

・当社は「ヒガシトゥエンティワン環境方針」に基づき、事業活動から生ずる大気汚染等の環境負荷軽減に取り組み、また環境保全活動を推進し、社会から一層信頼される企業を目指します。

5.

法令・コンプライアンスの遵守

 

 

・当社は経営基本方針『「安全」と「安心」を大切にして物流事業を通じ社会に奉仕する私達ヒガシ21』に則り、法令遵守はもとより、よき社会人、よき企業人としてコンプライアンスを尊重し、誠実かつ適切な企業活動に取り組みます。

6.

社会への貢献

 

 

・当社は物流事業を通じ社会に奉仕する事業者として、そして公共性が高い物流を担う事業者として、社会貢献活動に積極的に取り組みます。

 

 

○気候変動

 温室効果ガス排出によるリスクを踏まえ「社有車の低公害車導入推進」「グリーン電力導入等、使用施設の低エネルギー化」に取組んでおります。

 また、温室効果ガス測定を開始しており、中期経営計画2026において、当社グループの排出量の開示、必要施策の検討と削減取組みを進めてまいります。加えて気候変動に関するリスク・戦略については、2026年3月期にTCFDの枠組みによる開示を予定しており、取組みの精緻化を進めてまいります。

 

 

○人的資本・多様性

 労働人口減少に伴い人材不足が懸念されるなか、当社グループは人材育成方針を以下のとおり策定し、中期経営計画2026達成に向けて、採用戦略・労働環境整備等を通じた人材確保、既存人材のスキルアップによる生産性向上に取り組んでおります。

 また、2023年度からはエンゲージメント調査を開始し、人材育成方針に基づく各取組の効果測定、目標設定、必要施策の検討を行っております。((4)指標及び目標に記載)

<人材育成方針>

 

 当社グループのパーパス(存在意義)「安心をずっと、驚きをもっと。人と技術とITで、新たな価値を創造し、豊かな明日へつなぎます。」に共感する人材、並びに、VISION2030で目指す姿「お客様に最高のサービスをお届けするために変革し続ける企業」の実現に向け貢献できる人材を育成してまいります。

①人材育成の考え方

 

 ヒガシ21グループ従業員のあるべき人材像である「新たな価値を創造できる人材」の育成を目指します。また、以下を人材育成の3つの柱とし様々な取組みを進めます。

 

○「変化を楽しむ企業文化の醸成」

 変革し続けることで驚きをもっと楽しみながら、これまでの常識にとらわれない新たな価値を生み出し続ける土台となる企業文化の醸成に取組みます。

 

○「価値創造をリードするマネジメント人材の育成」

 新たな価値創造を牽引する存在として、次世代を担う若手従業員を中心にマネジメント人材の育成を強化してまいります。

 

○「安心と価値創造を支える現場力の向上」

 安心をずっと提供し続けるために、安全・品質の基本知識から専門性の高い業務知識まで、知識・技能を備えた人材が高付加価値を生み出すことのできる現場力の向上に取組みます。
 

②人材採用の考え方

 

 ヒガシ21グループの急速な事業成長・拡大に伴い、それを支えうる人材の確保は当社の重要課題の一つとなります。将来の事業活動の担い手として期待される若手人材の採用に加え、即戦力として活躍できる人材の中途採用を推進するなかで、持続的な企業の発展を実現していきます。

 また、採用専任部門に採用ノウハウを蓄積し、外部募集広告、人材紹介会社の活用等様々な手段で、質・量ともに企業成長のスピード感に見合ったグループ全体の人材の確保を目指します。

 

③社内環境整備の考え方

 

 ヒガシ21グループでは、社内環境の整備は、従業員が安心して活躍するための基盤であるという考えのもと、一人ひとりの人格・個性・多様性を尊重し、それぞれがやりがいと誇りをもって働ける、安心・安全な職場環境づくりに取組みます。とりわけ、人材確保、既存従業員の定着推進のため、中長期的な視点から労働条件・労働環境の整備に取組みます。

 

 

 

(3)リスク管理

当社では社長を委員長とする「コンプライアンス・リスク管理委員会」を設置しており、法令・コンプライアンス遵守体制の整備、並びにサステナビリティに関する事項を含むリスク・問題点の把握と解決に取組んでおります。

「コンプライアンス・リスク管理委員会」での審議内容については取締役会に報告し、検討と確認を行います。

 

(4)指標及び目標

①連結会社の状況

「中期経営計画2026(2024年3月期~2026年3月期)」における指標、目標及び実績は以下のとおりです。

 

・気候変動に関する取組

目 標

実 績(2024年3月期)

保有車両の10%以上を低公害車とする

(2026年3月期)

・低公害車比率 10.7%

使用施設の低エネルギー化への取組として、LED照明や環境対応型梱包容器の活用による消費電力低減・資材の長期使用を進め、また、多久ロジネットセンターでは、実質CO2フリーの電気を受給し、電気使用によるCO2排出量実質ゼロの実現など、クリーンエネルギーの活用にも取組んでいます。

 

 

・人的資本に関する取組

領域

人材育成方針実現に向けた取組

指標

目標

(2026年3月期)

実績

(2024年3月期)

全般

パーパスへの共感・体現

従業員エンゲージメント調査回答率

100%

94%

従業員エンゲージメント調査における肯定的回答率(カテゴリー:価値観の実践)

70%

53%

人材育成

変化を楽しむ企業文化の醸成

 

女性管理職比率※1、6

10%

3.9%

従業員エンゲージメント調査における肯定的回答率(カテゴリー:イノベーション)

60%

41%

従業員エンゲージメント調査における肯定的回答率(カテゴリー:チェンジマネジメント)

60%

38%

価値創造をリードするマネジメント人材の育成

課長代理層のマネジメント研修受講完了率※1

100%

44%

従業員エンゲージメント調査における肯定的回答率(カテゴリー:権限とエンパワーメント)

70%

56%

安心と価値創造を支える現場力の向上

匠塾 総受講時間

500

時間

462

時間

従業員エンゲージメント調査における肯定的回答率(カテゴリー:顧客中心)

60%

44%

従業員エンゲージメント調査における肯定的回答率(カテゴリー:安全性)

80%

66%

運輸安全マネジメント評価(保有車両の事故率)

AAA

AA

主体的な学びの機会提供

年間の自己啓発研修(e-ラーニング)受講者数

200人

84人

人材確保

企業成長のスピード感に見合ったグループ全体の人材確保

従業員数※2

1,700人

1,516人

入社3年間定着率※1

80%

69%

職場環境整備

やりがいと誇りをもって働ける、安心・安全な職場環境づくり

 

平均残業時間※1、7

20

時間以内

20.2

時間

有給取得率※1、7

63%

67.7%

男性育児休業取得率※1、6、7

50%

100%

男女の賃金差異※1

女性管理職増加等の取り組みにより差異を縮小させていく※3

59.5%

グループ内対象企業6社にて、働きやすい職場認証制度(国土交通省・厚生労働省)2つ星の取得※4

6社

2社※5

従業員エンゲージメント調査における肯定的回答率(カテゴリー:ウェルビーイング)

60%

47%

 

※1  株式会社ヒガシトゥエンティワン単体の実績・目標値。

※2  従業員数については翌4月1日時点の実績・目標値。その他の数値については3月末時点の実績・目標値。

※3  賃金制度上、同一資格等級での男女の賃金差異はないが、上位職位・資格等級に占める女性の割合が少ないことが差異の主な理由であるため。

※4  国土交通省・厚生労働省が推進する取組みで、トラック運転手の労働条件・労働環境を認定団体が公正に評価し、優良な職場環境の運送事業所として認証を受けることができる制度。

 

※5 株式会社ヒガシ21、株式会社ワールドコーポレーションの2社。同じく対象企業のユートランスシステム株式会社、株式会社イシカワコーポレーション、株式会社トランスポート21、山神運輸工業株式会社においては1つ星を取得済。

※6 目標値は、「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画」における指標、目標(計画期間:2021年4月1日~2026年3月31日)と同一。

※7 目標値は、「次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画」における指標、目標(計画期間:2020年7月1日~2025年3月31日)と同一。

 

・「輸送の安全」における取組

指 標

目 標

実 績(2024年3月期)

グループ全体の車両事故率評価

AAA(トリプルA:事故率 2%以内)※

AA(ダブルA:事故率 5%以内)※

重大事故

(自動車事故報告規則第2条に規定する事故)

0件

0件

飲酒運転・過積載違反

0件

0件

 

※車両事故率評価 AAA とは、年間事故件数を全ての所有車両数(事業用・自家用・フォークリフト)で割り、パーセント表示したものが 2%以内となる最高の評価。

(参考)AA⇒5%以内、A⇒8%以内、B⇒15%以内

 

②提出会社の状況

○「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画」における指標、目標及び実績

(計画期間:2021年4月1日~2026年3月31日)

指 標

目 標

実 績(2024年3月期)

目標1

・管理職(担当課長以上)に占める女性の割合

10%以上 (2026年3月期)

3.9%

・係長級(課長代理)に占める女性の割合

毎年20%以上

20.9%

目標2

・男性の育児休業取得率

毎年50%以上

100%

・男性の育児休業平均取得日数

毎年10日以上

71.8日

 

 

○「次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画」における指標、目標及び実績

(計画期間:2020年7月1日~2025年3月31日)

指 標

目 標

実 績(2024年3月期)

目標1

出産、子育てに関する制度を更に整備し社内への周知を徹底する
(男性の育児休業取得率)

毎年50%以上

100%

目標2

所定外労働時間の削減を推進する
(全社月平均残業時間)

20時間以内 (2025年3月期)

20.2時間

目標3

年次有給休暇の取得を促進する
(全社有給取得率)

63%以上 (2025年3月期)

67.7%