2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

切削機具事業 特殊工事事業 建設・生活関連品事業 工場設備関連事業 介護事業 IT関連事業
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
切削機具事業 3,651 36.7 215 43.4 5.9
特殊工事事業 1,551 15.6 72 14.5 4.6
建設・生活関連品事業 3,770 37.9 141 28.5 3.7
工場設備関連事業 983 9.9 67 13.6 6.9

3【事業の内容】

当社の企業集団は株式会社コンセック(当社)、子会社9社(祥建企業股份有限公司(在外子会社)、南通康賽克工程工具有限公司(在外子会社)、南通康賽克半導体工具有限公司(在外子会社)、北斗電気工業株式会社(国内子会社)、株式会社木戸ボルト(国内子会社)、ダーリン産業株式会社(国内子会社)、山陰建設サービス株式会社(国内子会社)、建設サービス島根株式会社(国内子会社)、株式会社丸金建設(国内子会社))及び関連会社1社(南通偉秀精密机械有限公司(在外関連会社)で構成されております。

主たる業務は、当社及び祥建企業股份有限公司は穿孔・切断機器、ダイヤモンド切削消耗品の製造、販売及び建設資材・工具の販売並びに建設特殊工事請負、南通康賽克工程工具有限公司及び南通偉秀精密机械有限公司は、穿孔・切断機器の製造・販売、南通康賽克半導体工具有限公司はダイヤモンド切削消耗品の製造・販売、北斗電気工業株式会社は自動制御盤、配電盤の製造・販売、株式会社木戸ボルトは工場設備向けボルト・ナットの販売、ダーリン産業株式会社は工場設備向けの塗装請負、山陰建設サービス株式会社、建設サービス島根株式会社及び株式会社丸金建設は建設特殊工事請負であります。

事業内容及び当社と各子会社・関連会社の当該事業に係る位置付け並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。また、前連結会計年度において「介護事業」に区分されておりました株式会社サンライフの全株式を売却し、連結の範囲から除外したことに伴い、当連結会計年度より「介護事業」の区分を廃止しております。

なお、事業区分はセグメントと同一であります。

区分

主要品目

会社

切削機具事業

穿孔・切断機器

コアドリル、ウォールカッター、ハンドカッター、ワイヤーソー、プランジカッター

当社・在外子会社

・在外関連会社

ダイヤモンド切削消耗品

ダイヤモンドコアビット、ダイヤモンドブレード、ダイヤモンドワイヤー

当社・在外子会社

特注機及び切削関連機具

自動送り装置、油圧ユニット、ハードトランス、光ファイバーケーブル敷設ロボット、路面研削機、グルービングカッター

当社・在外子会社

・在外関連会社

特殊工事事業

アンカー工事、ダイヤ穿孔・切断工事、ワイヤーソー工事、ジベル工事、防水工事、研削工事、防煙工事

当社・国内子会社

・在外子会社

建設・生活関連品事業

建設機械・工具

コンプレッサー、ホイスト、チェーンブロック、グラインダー、パンチャー、鈑金工作機、ボール盤、レーザー加工機、フライス盤、NC旋盤

当社

建設資材

コンクリートアンカー類、ケミカルアンカー類、ボルト・ナット類、ビス、ドライバー、ハンマー、安全靴、保護メガネ、砥石、タップ、チップ、スケール、ゲージ、ノギス、レーザーレベル

当社・在外子会社

住宅、OA機器及び生活関連機器・施設賃貸

物置、カーポート、パソコン、ファクシミリ、テレビ、エアコン、衣料品、寝具、皮革製品、貴金属製品、不動産の賃貸

当社・在外子会社

工場設備関連事業

自動制御盤、配電盤、製缶、精密板金加工

国内子会社

 

 

 事業の系統図は次のとおりであります。

 

 

業績状況

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態

資産、負債及び純資産の状況

(資 産)

流動資産は、前連結会計年度に比べて、3億85百万円増加し、56億56百万円となりました。主な要因として、現金及び預金の増加4億円などによるものであります。

固定資産は、前連結会計年度に比べて、20百万円増加し、67億12百万円となりました。主な要因は、投資有価証券の増加1億59百万円、退職給付に係る資産の増加1億77百万円などに対し、減損損失を要因とする土地などの減少3億40百万円などによるものであります。

この結果、総資産は、前連結会計年度に比べて4億5百万円増の123億67百万円となりました。

 

(負 債)

流動負債は、前連結会計年度に比べて、2億66百万円増加し、29億62百万円となりました。主な要因として、短期借入金の増加1億92百万円、未払法人税等の増加48百万円などによるものであります。

固定負債は、前連結会計年度に比べて、1億37百万円増加し、12億63百万円となりました。主な要因として、長期借入金の増加88百万円、繰延税金負債の増加80百万円などによるものであります。なお、長期借入金、短期借入金は合わせて、2億80百万円増加しました。

この結果、負債合計は、前連結会計年度に比べて4億3百万円増の42億25百万円となりました。

 

(純資産)

純資産合計は、81億42百万円と前連結会計年度に比べて、2百万円増加しました。

株主資本は、利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純損失1億41百万円、配当金の支払47百万円により、1億89百万円減少し、4億15百万円となり、株主資本合計で1億89百万円減少し、69億47百万円となりました。

その他の包括利益累計額は、その他有価証券評価差額金が64百万円の増加、為替換算調整勘定が26百万円の増加、退職給付に係る調整累計額が87百万円の増加となり、合計で前連結会計年度に比べて、1億76百万円増加し、9億69百万円となりました。

非支配株主持分は15百万円増加し、2億27百万円となりました。

 

②経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費は持ち直しの動きが見られ、設備投資も企業収益の改善やデジタル化・省力化投資の需要を受けて底堅く推移いたしました。一方で、物価上昇の継続や為替相場の変動、海外経済の減速懸念などが下押し要因として作用し、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

当社グループが主として属する土木建設業界においては、高速道路、ダム関連、橋梁関連のインフラ整備等の需要は引き続き堅調に推移しましたが、一方で人手不足や原材料の高騰等の影響が継続しており、厳しい経営環境が続いております。

このような環境のなか、当社グループは各事業分野において、2025年5月に発表した中期経営計画に基づき改革も合わせ事業推進を行ってまいりました。今持てる力を最大限に発揮しつつ、「100年企業」を目指し、人的資本経営及びDX化に向けた投資等も行ってまいりました。また、昨年度譲渡した介護事業の売上減少分については挽回までには至りませんでした。

この結果、当連結会計年度の売上高は98億90百万円(前連結会計年度比4.0%減)となりました。営業損失は8百万円(前連結会計年度は営業損失3百万円)、経常利益は92百万円(前連結会計年度比128.2%増)となりました。特別利益として投資有価証券売却益など2億35百万円(前連結会計年度は投資有価証券売却益など76百万円)、また、特別損失として減損損失など3億42百万円(前連結会計年度は減損損失など2億20百万円)を計上したため、親会社株主に帰属する当期純損失は、1億41百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失2億8百万円)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。(セグメント間の内部売上高は含めておりません。)

 

[切削機具事業]

消耗品の売上が順調に推移し、売上高は36億41百万円(前連結会計年度比1.3%増)となりました。原材料等の高騰はあるものの、原価低減にも努め、セグメント利益(営業利益)は2億15百万円(前連結会計年度比3.7%増)となりました。

 

[特殊工事事業]

大型案件の受注が低調に推移したことなどが影響し、売上高は15億51百万円(前連結会計年度比5.2%減)となりました。原価低減に努め、セグメント利益(営業利益)は72百万円(前連結会計年度比69.8%増)となりました。

 

[建設・生活関連品事業]

提案営業活動と大口案件受注に注力しましたが、建築関連工事等が低調に推移したことの影響により、売上高は37億46百万円(前連結会計年度比2.4%減)となりました。原価高騰はあるものの、販売費及び一般管理費等の低減に努め、セグメント利益(営業利益)は1億41百万円(前連結会計年度比2.5%増)となりました。

 

[工場設備関連事業]

主要顧客からの受注が前年を下回り、またグループ化した子会社の売上も一部低調に推移したことにより、売上高は9億52百万円(前連結会計年度比9.8%減)となりました。原価低減に努めたものの、販売費及び一般管理費の高騰により、セグメント利益(営業利益)は67百万円(前連結会計年度比22.3%減)となりました。

 

なお、前連結会計年度において、報告セグメントの「介護事業」に区分されておりました株式会社サンライフの全株式を売却し、連結の範囲から除外したことに伴い、当連結会計年度より「介護事業」の区分を廃止しております。

 

③キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下、資金という)は前連結会計年度末に比べて、3億44百万円増加し、18億26百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は1億53百万円(前連結会計年度は5億39百万円の資金使用)となりました。

減価償却費1億37百万円、減損損失3億40百万円等収入の一方で、税金等調整前当期純損失14百万円、投資有価証券売却益2億35百万円、法人税等の支払額65百万円等に使用したことが主な要因であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は45百万円(前連結会計年度は2億円の資金使用)となりました。

これは主に投資有価証券の売却による収入が取得による支出を1億67百万円上回ったこと、定期預金の払戻による収入が預入による支出を55百万円下回ったこと、有形固定資産の売却による収入が取得による支出を1億32百万円下回ったこと等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果獲得した資金は2億29百万円(前連結会計年度は3億31百万円の資金獲得)となりました。

これは主に長期借入金の返済による支出が借入による収入を1億25百万円上回ったこと、短期借入金の純増加額1億55百万円、配当金の支払額47百万円等によるものであります。

 

 

④生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

前年同期比(%)

切削機具事業(千円)

1,036,943

1,063,946

102.6

特殊工事事業(千円)

-

-

-

建設・生活関連品事業(千円)

-

-

-

工場設備関連事業(千円)

706,625

610,198

86.4

介護事業(千円)

-

-

-

合計(千円)

1,743,568

1,674,144

96.0

 (注)1.上記金額は製造原価によっており、セグメント間の取引は相殺消去しております。

2.当連結会計年度より報告セグメントの「介護事業」を廃止しております。

 

b.商品・製品仕入実績

当連結会計年度の商品・製品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

前年同期比(%)

切削機具事業(千円)

1,512,130

1,664,926

110.1

特殊工事事業(千円)

-

-

-

建設・生活関連品事業(千円)

3,077,878

3,023,573

98.2

工場設備関連事業(千円)

135,919

143,209

105.4

介護事業(千円)

-

-

-

合計(千円)

4,725,927

4,831,708

102.2

 (注)1.上記金額は仕入価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.当連結会計年度より報告セグメントの「介護事業」を廃止しております。

 

c.受注実績

当社グループは製品については、見込生産を中心に行っているため、また、特殊工事事業において、施工工事は工期が短く1件当たりの受注金額が僅少であるため、受注高の総合的な把握は行っておらず、記載を省略しております。

 

d.販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

前年同期比(%)

切削機具事業(千円)

3,595,731

3,641,452

101.3

特殊工事事業(千円)

1,635,394

1,550,716

94.8

建設・生活関連品事業(千円)

3,837,887

3,745,959

97.6

工場設備関連事業(千円)

1,054,819

951,858

90.2

介護事業(千円)

173,473

-

-

合計(千円)

10,297,303

9,889,984

96.0

 (注)1.上記金額は外部顧客に対する売上高であり、セグメント間の内部売上高は含まれておりません。

2.当連結会計年度より報告セグメントの「介護事業」を廃止しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.財政状態

(総資産)

当連結会計年度の総資産は、前連結会計年度に比べ、4億5百万円増加し123億67百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加4億円などで流動資産が3億85百万円増加したこと、投資有価証券の増加1億59百万円、退職給付に係る資産の増加1億77百万円などに対し、減損損失を要因とする土地などの減少3億40百万円などにより固定資産が20百万円増加したことなどによるものであります。

(負 債)

負債は、前連結会計年度に比べ、4億3百万円増加し42億25百万円となりました。主な要因は、前連結会計年度に比べ、短期借入金の増加1億92百万円、未払法人税等の増加48百万円などで流動負債が2億66百万円増加したこと、長期借入金の増加88百万円、繰延税金負債の増加80百万円などにより固定負債が1億37百万円増加したことなどによるものであります。

(純資産)

純資産は、前連結会計年度に比べ、2百万円増加し81億42百万円となりました。

株主資本は、親会社株主に帰属する当期純損失1億41百万円、配当金の支払47百万円などにより1億89百万円減少し、69億47百万円となりました。

その他の包括利益累計額は、その他有価証券評価差額金の増加64百万円、為替換算調整勘定の増加26百万円、退職給付に係る調整累計額の増加87百万円などにより9億69百万円となりました。

非支配株主持分は、15百万円増加し2億27百万円となりました。

この結果、自己資本比率は、64.0%となりました。

 

b.経営成績の状況

当連結会計年度の売上高は前連結会計年度に比べ4億7百万円減少し98億90百万円となりました。利益面では前連結会計年度に比べ営業損失は5百万円増加し営業損失8百万円、経常利益は52百万円増加し92百万円となり、親会社株主に帰属する当期純損失は67百万円減少し親会社株主に帰属する当期純損失1億41百万円となりました。

 

1.売上高

当連結会計年度のセグメント別売上高は、「切削機具事業」では、消耗品の売上が順調に推移し、前連結会計年度に比べ46百万円増加し36億41百万円となりました。「特殊工事事業」は、大型案件の受注が低調に推移したことなどが影響し、前連結会計年度に比べ85百万円減少し15億51百万円となりました。「建設・生活関連品事業」は、建築関連工事等が低調に推移したことの影響により、前連結会計年度に比べ92百万円減少し37億46百万円となりました。「工場設備関連事業」は、主要顧客からの受注が前年を下回り、またグループ化した子会社の売上も一部低調に推移したことにより、前連結会計年度に比べ1億3百万円減少し9億52百万円となりました。

 

2.売上原価、販売費及び一般管理費

売上原価は、売上高に対する売上原価の比率が77.2%から75.5%と1.7ポイント改善し、74億71百万円となりました。

販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ76百万円増加し24億27百万円となりました。売上高に対する販売費及び一般管理費の比率は、22.8%から24.5%となりました。

 

3.営業損失

営業損失は、売上総利益が70百万円増加し、販売費及び一般管理費が76百万円増加したため、前連結会計年度に比べ5百万円増加し営業損失8百万円となりました。

 

4.営業外収益、営業外費用

営業外収益は、前連結会計年度の75百万円から当連結会計年度は1億22百万円となりました。営業外費用は、前連結会計年度の32百万円から当連結会計年度は22百万円となりました。これは、受取配当金が27百万円増加したことなどによるものであります。前連結会計年度の43百万円の純収益が当連結会計年度は1億円の純収益となりました。

5.経常利益

経常利益は、前連結会計年度に比べ52百万円増加し92百万円となりました。

 

6.税金等調整前当期純損失

特別利益は、前連結会計年度において投資有価証券売却益などにより76百万円計上しましたが、当連結会計年度は投資有価証券売却益などにより2億35百万円となりました。また特別損失は、前連結会計年度は減損損失2億円など2億20百万円計上しましたが、当連結会計年度は、減損損失3億40百万円など3億42百万円計上したことにより、税金等調整前当期純損失は前連結会計年度に比べ90百万円減少し税金等調整前当期純損失14百万円となりました。

 

7.法人税等

法人税等合計は、前連結会計年度に比べ14百万円増加し1億18百万円となりました。

 

8.非支配株主に帰属する当期純利益

前連結会計年度の非支配株主に帰属する当期純損失1百万円から、当連結会計年度は非支配株主に帰属する当期純利益9百万円となりました。

 

9.親会社株主に帰属する当期純損失

この結果、親会社株主に帰属する当期純損失は前連結会計年度に比べ、67百万円減少し親会社株主に帰属する当期純損失1億41百万円となりました。

 

当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、「切削機具事業」での製品の海外生産に係るリスク、「特殊工事事業」の安全性に係るリスク及び施工管理者の人手不足に係るリスクがあります。

「切削機具事業」での製品の海外生産に係るリスクについては、日本国内の工場及び中国に設立した子会社2社において製造を行っていますが、中国内で調達する部品等が必要完成度に達していないこと並びに当該国の政治的変動や法令の規制等が発生したことにより、製造の遅れが発生した場合は、経営成績に悪影響を及ぼすと認識しております。

これらのリスクを回避するため、中国生産を短期間のうちに日本での国内生産へ切換えができるよう国内部品メーカーとの関係を一層強化していきます。

「特殊工事事業」での安全性に係るリスクについては、現場作業に携わる作業員の安全教育等により継続的な意識改革に努めていきます。施工管理者の人手不足に係るリスクについては、資格取得に必要な教育に努め、資格取得者に対しては、資格手当を支給するなど、資格取得者を社内で育成していきます。

 

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

a.キャッシュ・フロー

営業活動によるキャッシュ・フローは、1億53百万円の資金獲得(前連結会計年度は5億39百万円の資金使用)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、45百万円の資金使用(前連結会計年度は2億円の資金使用)となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、2億29百万円の資金獲得(前連結会計年度は3億31百万円の資金獲得)となりました。

これらの活動の結果、現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度から3億44百万円増加し、18億26百万円となりました。

 

なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標のトレンドは次のとおりです。

 

2024年3月期

2025年3月期

2026年3月期

自己資本比率(%)

(自己資本/総資産)

64.2

66.3

64.0

時価ベースの自己資本比率(%)

(株式時価総額/総資産)

17.7

18.1

18.0

キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)

(有利子負債/営業キャッシュ・フロー)

1.6

-

11.4

インタレスト・カバレッジ・レシオ

(営業キャッシュ・フロー/利払い)

182.9

-

10.4

(注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。

2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により計算しております。

3.営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

4.キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオの2025年3月期については、マイナス表示となるため、記載しておりません。

 

b.資金需要

当社グループの運転資金のうち主なものは、材料・商品の購入の他、製造費、完成工事費用、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。営業費用の主なものは人件費及び荷造・運搬費、通信費、家賃等の設備費用であります。

 

c.財務政策

当社グループは現在、運転資金及び設備投資資金につきましては、自己資金又は銀行借入れにより資金調達することとしております。借入れによる資金調達に関しては、原則として運転資金については期限が1年以内の短期借入金で、設備投資資金については固定金利の長期借入金で調達しております。当連結会計年度においてグループ全体の所要資金として、金融機関より長期借入金として3億95百万円の調達を実施しました。当連結会計年度末の短期借入金の残高は前連結会計年度末より1億92百万円増加し12億13百万円、長期借入金の残高は前連結会計年度末より88百万円増加し、5億26百万円となり合計17億39百万円(前連結会計年度末は14億59百万円)となっております。

当社グループは、健全な財政状態、営業活動によるキャッシュ・フローを生み出す能力及び不動産の担保余力等により将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達することが可能と考えております。

 

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されており、財政状態及び経営成績に関する以下の分析が行われております。

当社グループ経営陣は、連結財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行わなければなりません。経営陣は、貸倒引当金、棚卸資産、固定資産、退職給付に係る負債等に関する見積り及び判断に対して、継続的に評価を行っております。経営陣は過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要素に基づき、見積り及び判断を行っております。

実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループでは、特に以下の重要な会計方針が、当社グループの連結財務諸表の作成において使用される当社グループの重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。

 

a.収益の認識

当社グループの売上高は通常は顧客に対して商・製品が出荷された時点、工事売上に関しては一定期間にわたり収益計上されます。特定のケースでは、注文書で顧客の検査に合格することが要求されており、その場合は顧客が当社グループの商・製品を検収した時点で売上を計上しております。不動産賃貸収入は、契約書に基づき、月単位で収益を計上しております。

 

b.貸倒引当金

当社グループは顧客の支払不能時に発生する損失の見積額に対して、貸倒引当金を計上しております。顧客の財政状態が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。

 

c.棚卸資産

当社グループは、棚卸資産の市場状況に基づく時価の見積額と取得原価との差額に相当する額について、評価損を計上しております。実際の将来需要又は市場状態が見積りより悪化した場合、追加の評価損が必要となる可能性があります。

 

d.投資有価証券の減損

当社グループは、余資運用の一環として、純投資目的の株式を所有しております。これらの株式には価格変動性が高い上場会社の株式と、市場価格のない非上場会社の株式が含まれております。当社グループでは上場会社の株式への投資の場合、期末日における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理を行い、30%~50%未満の下落の場合、下落継続期間等を総合的に検討し著しい下落と判断した場合、時価の回復可能性を考慮した上で減損処理を行っております。非上場会社への投資の場合、実質価額が取得原価に比べて50%程度以上低下し回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を除き、減損処理を行っております。将来の市況悪化又は投資先の経営成績の不振により、現在の簿価に反映されていない損失又は、簿価の回収不能が発生した場合、評価損の計上が必要となる可能性があります。

 

e.繰延税金資産

当社グループは、繰延税金資産について、当該資産が将来の税金負担額を軽減する効果を評価するにあたっては、将来の課税所得及び慎重かつ実現可能性の高い継続的な税務計画を検討し、繰延税金資産の全部又は一部を将来回収できないと判断した場合、当該判断を行った期間に繰延税金資産の調整額を費用として計上します。同様に計上金額の純額を上回る繰延税金資産を、今後回収できると判断した場合、繰延税金資産への調整により当該判断を行った期間に利益を計上することになります。

 

 

f.減損会計

当社グループの資産のグルーピングは事業用資産については主として事業所を単位に、賃貸用資産については個別資産ごとにグループ化しております。今後は、主として事業所損益の著しい悪化、賃貸用資産については賃料の改定等、また土地の市場価格の著しい下落等で減損損失が生じる可能性があります。

 

g.退職給付に係る負債

当社は従業員の退職給付に備えるため、確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を採用しており、国内子会社の一部については、退職一時金制度を採用しております。退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条件には割引率、退職率、近年の統計数値に基づいて算出される死亡率及び年金資産の長期収益率などが含まれます。実際の結果が前提条件と異なる場合又は、前提条件が変更された場合、その影響は累積され将来にわたって規則的に認識されるため、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。割引率の低下及び年金資産運用での損失は当社グループの退職給付費用に対して悪影響を及ぼします。同様に割引率の上昇及び年金資産運用での収益は退職給付費用に好影響を与えます。過去勤務費用及び数理計算上の差異の償却は退職給付費用の一部を構成しておりますが、当社グループでは、過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)により均等償却しております。数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(7年)による定率法によりそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。

 

 

 

 

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、本社に製品・サービス別の事業部を置き、各事業部は取り扱う製品・サービスについて包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。海外子会社は当社事業部に附随して事業活動を行っております。

国内子会社は、それぞれ独立した事業を行っており、当社取締役が、各子会社の取締役を兼務して取り扱う製品・サービスについて戦略を立案し、事業活動を行っております。

したがって、当社グループは、事業部及び国内子会社の事業を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「切削機具事業」、「特殊工事事業」、「建設・生活関連品事業」及び「工場設備関連事業」の4つを報告セグメントとしております。

なお、各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類は以下のとおりであります。

報告セグメント

主要製品及びサービス

切削機具事業

コアドリル、ウォールカッター、ダイヤモンドコアビット、自動送り装置、消散弁等の製造販売

特殊工事事業

アンカー工事、ダイヤ穿孔・切断工事、ワイヤーソー工事等の特殊工事

建設・生活関連品事業

コンクリートアンカー類、コンプレッサー、グラインダー、物置、カーポート等の仕入販売

工場設備関連事業

自動制御盤・配電盤・製缶・精密板金加工等の製造販売

 

2.報告セグメントの変更等に関する事項

前連結会計年度において報告セグメントの「介護事業」に区分されておりました株式会社サンライフの全株式を売却し、連結の範囲から除外したことに伴い、当連結会計年度より「介護事業」の区分を廃止しております。

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。

報告セグメント利益は、営業利益であります。

セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

4.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報

 前連結会計年度(自2024年4月1日 至2025年3月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報 告 セ グ メ ン ト

 

切削機具事業

特殊工事事業

建設・生活

関連品事業

工場設備

関連事業

介護事業

合 計

売上高

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

3,595,731

1,635,394

3,837,887

1,054,819

173,473

10,297,303

セグメント間の内部売上高又は振替高

13,468

-

29,749

30,023

-

73,240

計

3,609,199

1,635,394

3,867,635

1,084,842

173,473

10,370,543

セグメント利益又は

セグメント損失(△)

207,267

42,402

137,845

86,830

△14,660

459,684

セグメント資産

4,513,430

1,384,105

2,785,137

796,726

-

9,479,398

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費

55,645

29,058

40,036

9,000

460

134,199

のれんの償却額

-

6,396

-

4,228

-

10,625

持分法投資利益

1,857

-

-

-

-

1,857

持分法適用会社への投資額

9,289

-

-

-

-

9,289

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

65,751

19,316

58,401

24,424

-

167,893

 

 当連結会計年度(自2025年4月1日 至2026年3月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報 告 セ グ メ ン ト

 

切削機具事業

特殊工事事業

建設・生活

関連品事業

工場設備

関連事業

合 計

売上高

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

3,641,452

1,550,716

3,745,959

951,858

9,889,984

セグメント間の内部売上高又は振替高

9,231

-

24,140

31,037

64,408

計

3,650,683

1,550,716

3,770,099

982,895

9,954,392

セグメント利益

214,858

71,988

141,243

67,485

495,574

セグメント資産

4,566,935

1,434,067

2,368,619

933,972

9,303,593

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

50,775

24,558

40,733

12,319

128,385

のれんの償却額

-

6,396

-

802

7,198

持分法投資利益

345

-

-

-

345

持分法適用会社への投資額

10,087

-

-

-

10,087

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

26,153

7,816

5,897

56,913

96,780

 

5.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)

(単位:千円)

 

売上高

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

10,370,543

9,954,392

セグメント間取引消去

△73,240

△64,408

連結財務諸表の売上高

10,297,303

9,889,984

                                               (単位:千円)

利益又は損失

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

459,684

495,574

セグメント間取引消去

△6,504

734

全社費用(注)

△455,719

△504,150

連結財務諸表の営業損失

△2,540

△7,842

      (注)全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

                                               (単位:千円)

資産

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

9,479,398

9,303,593

全社資産(注)

2,483,165

3,063,838

連結財務諸表の資産合計

11,962,563

12,367,432

      (注)全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない本社関連資産であります。

                                               (単位:千円)

その他の項目(減価償却費)

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

134,199

128,385

全社費用(注)

4,725

8,417

連結財務諸表の計上額合計

138,925

136,801

      (注)全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない本社関連償却資産に係る減価償却費であります。

                                               (単位:千円)

その他の項目(有形固定資産及び

無形固定資産の増加額)

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

167,893

96,780

全社資産(注)

50,477

61,494

連結財務諸表の計上額合計

218,370

158,274

      (注)全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない本社関連資産であります。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

                                   (単位:千円)

 

 

穿孔切断機器及び関連機具

ダイヤモンド切削消耗品

特殊工事

建設工具、

資材

その他

合 計

 外部顧客への売上高

2,690,551

905,180

1,635,394

3,587,899

1,478,279

10,297,303

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

   本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2)有形固定資産

   本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

  外部顧客への売上高のうち連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

                                   (単位:千円)

 

 

穿孔切断機器及び関連機具

ダイヤモンド切削消耗品

特殊工事

建設工具、

資材

その他

合 計

 外部顧客への売上高

2,607,980

1,033,472

1,550,716

3,476,573

1,221,244

9,889,984

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

   本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2)有形固定資産

   本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

  外部顧客への売上高のうち連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

切削機具事業

特殊工事事業

建設・生活

関連品事業

工場設備

関連事業

介護事業

合 計

減損損失

59,204

59,204

81,978

-

-

200,386

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

切削機具事業

特殊工事事業

建設・生活

関連品事業

工場設備

関連事業

合 計

減損損失

-

73,422

266,697

-

340,119

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

切削機具事業

特殊工事事業

建設・生活

関連品事業

工場設備

関連事業

介護事業

合 計

当期償却額

-

6,396

-

4,228

-

10,625

当期末残高

-

23,986

-

2,473

-

26,459

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

切削機具事業

特殊工事事業

建設・生活

関連品事業

工場設備

関連事業

合 計

当期償却額

-

6,396

-

802

7,198

当期末残高

-

17,590

-

1,671

19,261

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

 該当事項はありません。