2026年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    1,065名(単体) 1,106名(連結)
  • 平均年齢
    42.3歳(単体)
  • 平均勤続年数
    12.9年(単体)
  • 平均年収
    4,691,647円(単体)
  • 平均年収の
    対前年増減率
    5.8%(単体)

従業員の状況

人材戦略に関する基本方針等

(1) 【人材戦略に関する基本方針等】

① 人材戦略に関する基本方針

 当社グループの人的資本戦略は、中期経営計画に掲げる経営目標の実現を人的側面から支えることを目的としております。

 経営目標の達成には、研究開発、営業、業務改革、事業推進、グローバル展開等の領域において、専門性及びプロジェクト遂行能力を有する人材の確保・育成・配置が不可欠であると認識しております。

 その結果、当社グループは人的資本について企業価値向上を支える重要な経営資源として位置づけ、経営戦略と人的資本戦略を一体で設計・運用しております。

 

② 経営戦略と人的資本戦略の関係

 人的資本戦略は、中期経営計画における各施策と連動し、経営目標の実行は、必要な人材を適切なタイミングで確保・育成・配置できるかどうかに大きく左右されます。

 人的資本戦略が適切に機能した場合には、国内外における事業拡大や生産性向上を通じて、持続的な成長機会の創出に繋がるものと考えております。

 

③ 経営戦略を踏まえた人的資本戦略の要点

 当社グループは、経営目標・施策・人的資本の関係を明確化した上で、必要な人材・スキル・体制の整備を計画的に進めております。

 

④ 指標(KPI)及びモニタリング体制

 当社グループは、上記①~③で整理した想定KPIを管理指標として設定し、人的資本戦略の進捗を把握・管理しております。

 KPIの状況は、人事部が定期的に集計・分析を行い、経営会議等を通じて中期経営計画との整合性を確認しております。

 

⑤ ガバナンス

 人的資本に関する取り組みについては、経営会議等において報告・議論を行い、重要な事項については取締役会が監督しております。

 

⑥ 今後に向けて

 当社グループは、経営環境や事業戦略の変化を踏まえ、人的資本戦略を継続的に見直し、中期経営計画の実行及び企業価値向上に繋げてまいります。

 

⑦ 従業員の給与(賞与含む)その他給付の決定に関する方針

 当社グループは、従業員の処遇について、経営戦略の実現及び人的資本価値の最大化に資するものと位置づけ、以下の基本方針に基づき決定しております。

 当社グループは、職務内容及び期待役割を明確化したジョブディスクリプションについては、主として管理職を対象として整備を進めており、従業員の報酬は、当該職務価値及び役割の大きさを基礎として決定しております。

 また、報酬は、基本給、賞与及び各種手当等により構成されており、賞与については会社業績及び個人評価に連動して支給しております。

 評価制度については、会社の業績目標と連動した目標管理制度を基礎として運用しており、その結果は昇給や賞与、昇格や昇進に反映しております。

 さらに、中期経営計画の達成に向けて必要となる人材の確保及び育成の観点から、報酬制度の見直し及び運用改善を適宜実施し、経営戦略との整合性を確保しております。

 また、これらの方針については、対外的な説明可能性及び透明性の確保にも配慮しております。

 なお、臨時従業員については、雇用形態及び業務内容、並びに市場水準等を踏まえ、各区分の役割や責任など特性に応じて個別に給与その他の給付の水準を決定しております。

 

(2) 【従業員の状況】

① 連結会社の状況

 

2026年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

茸事業

1,021

(1,345)

その他

9

(5)

全社(共通)

76

(13)

合計

1,106

(1,363)

(注) 1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、1日8時間換算による年間平均人員を( )内に外数で記載しております。

2.全社(共通)として記載している従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

② 提出会社の状況

 

 

 

 

 

2026年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

平均年間給与の

対前事業年度増減率

(%)

1,065

(1,309)

42.3

12.9

4,691,647

5.8

 

セグメントの名称

従業員数(人)

茸事業

980

(1,291)

その他

9

(5)

全社(共通)

76

(13)

合計

1,065

(1,309)

(注) 1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、1日8時間換算による年間平均人員を( )内に外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)として記載している従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

③ 労働組合の状況

 当社の労働組合には、UAゼンセンユキグニファクトリー労働組合があります。労使関係は良好であり、特記する事項はありません。なお、子会社について、労働組合は結成しておりませんが、労使関係は良好に推移しております。

 

 

④ 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異

a.提出会社

当事業年度

管理的地位にある

労働者に占める

女性労働者の

割合(%)

(注)1

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注)2

労働者の男女の賃金の額の差異(%)

(注)1、3

全労働者

うち

正規雇用

労働者

うち

正規雇用

管理職

うち

正規雇用

監督職

うち

正規雇用

一般職

うち

パート・

有期労働者

7.4

112.0

67.3

78.3

87.2

93.0

94.1

79.8

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算定したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算定したものであります。

3.労働者の男女の賃金の額の差異は、外国人技能実習生、特定技能、外国人インターンシップを除いております。

 

b.連結子会社

当事業年度

名称

管理的地位に

ある労働者に

占める女性

労働者の

割合(%)

(注)1

男性労働者の育児休業

取得率(%)

(注)2

労働者の男女の賃金の額の差異(%)

(注)1

全労働者

うち

正規雇用

労働者

うち

正規雇用

管理職

うち

正規雇用

監督職

うち

正規雇用

一般職

うち

パート・

有期労働者

瑞穂農林

株式会社

-

-

-

-

-

-

-

-

(注) 1.当事業年度末において従業員が存在しないため、算定対象外として記載を省略しております。

2.上記以外の連結子会社については「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表項目に該当しない、若しくは公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

[サステナビリティ方針]

 自然の恵みを活かし育てる企業である私たちは、ステークホルダーの皆様とともに、持続的な成長と実り豊かな自然との共生をめざして、自然と人と社会の豊かさを追求していきます。

 

[マテリアリティ]

 当社グループは、持続的な成長と社会課題の解決に向けて取り組むべき重要なテーマとして、7つのマテリアリティを特定いたしました。それぞれのマテリアリティに施策の方向性と目標を定め、取り組みの進捗を管理してまいります。また、特定したマテリアリティ及びその目標は、当社グループを取り巻く環境に合わせて、定期的に見直しを行う予定であります。

マテリアリティ

リスク・機会

主な施策

取組方針・KPI

持続可能な原材料等

調達と水資源の活用

リスク:廃棄物・資源循環規制強化によるコスト増、水資源保全遅れ、森林資源の持続可能性低下による調達不全

・環境配慮型素材の包装資材への切り替え、開発

・森林減少の要因とならないおが粉のみを使用した生産

・適切な水管理(取水・排水)の継続

・おが粉調達における森林減少リスクのサプライヤー管理、現地確認の実施

機会:廃棄物削減・リサイクルによるコスト削減、環境配慮型製品による企業イメージ向上、水資源を活かした安定供給

気候変動への対応

リスク:低炭素社会移行に伴う炭素税等のコスト増

・GHG削減ロードマップに基づく施策の遂行

・施設栽培による安定生産

・2030年度までに2020年度比 排出量原単位35%削減

機会:気候変動に左右されない体制構築による安定供給

安全・安心・高品質な

きのこの提供を通じた

健康的な社会の実現

リスク:食品事故による供給停止・信頼低下、他社供給増による選択機会減少

・ISO22000、ASIAGAPに基づく安全性の高い製品づくり

・海外展開の拡大

・健康機能性、美味しさに優れた商品開発

・重大品質事故ゼロ

・認証範囲の拡大

・海外売上構成比

 6~7%(2027年度)

機会:高品質・高機能性商品の提供による競争優位、海外市場拡大

地域社会との共生

リスク:中山間地の少子高齢化・人口減少

・行政機構への参画、地域イベント支援

・地元学校との交流(食育活動)

・「ユキグニ ミライの森」の森林保護、整備活動

・行政参画2件以上

・協賛14件以上

・地元学校の校外学習を年1回以上受入れ

機会:自然環境・働きやすい職場による人材獲得、行政連携による事業機会創出

きのこを起点とした

新たな価値創出

リスク:技術革新遅延による競争力低下、FA化遅れによる労働力不足、既存設備維持コスト、新規事業創出の遅れ

・最新技術を活用した高効率工場への進化

・生産技術における知財、無形資産への投資

・きのこ周辺領域での事業機会探索と新商品開発

・2027年度までに生産、包装工程で 最大200人超の省人化

・ニッチ・プレミアム事業売上構成比 21%(2027年度)

機会:専門人材活用による技術革新、知財獲得、新規事業創出

人的資本への投資と

人権の尊重

リスク:人材不足、優秀人材流出、文化・宗教摩擦、人権配慮不足によるレピュテーションリスク

・次世代人材育成

・多様な人材が活躍できる環境整備

・安全でハラスメントのない職場づくり

・サプライチェーン全体での人権保護

・女性管理監督職比率 30%(2030年度)

・男女育休取得率100%

・重大労働災害ゼロ

・ハラスメント研修受講100%

機会:エンゲージメント向上、組織競争力向上、多様性による新たな価値創出

公正・透明・健全な

事業活動

リスク:重大コンプライアンス違反、情報漏洩・データ毀損

・ガバナンス体制の強化

・コンプライアンス徹底

・情報開示の充実

・取締役会実効性評価の実施と改善

・重大コンプライアンス違反ゼロ

機会:強固なガバナンス体制による安定成長、ステークホルダー対話による企業価値向上

 

(1) ガバナンス

 当社は、サステナビリティへの対応を経営上の重要な課題であると捉え、当社グループにおけるサステナビリティの方針、グループ全体の持続的な成長及び社会課題の解決に向けた取り組みに関する重要な事項について審議し、取締役会に報告や提言を行う組織として、サステナビリティ推進委員会を設置しております。

 同委員会は、代表取締役社長を委員長とし、その他常勤取締役(監査等委員である取締役を除く。)及び執行役員で構成され、原則半期に1回開催しております。同委員会では、気候変動をはじめとする社会課題が事業に与えるリスク・機会の評価、サプライチェーンを含めた温室効果ガス排出量の削減等の目標設定及び施策の検討、進捗状況のモニタリングなども行います。なお、同委員会には、常勤の監査等委員がオブザーバーとして出席するとともに、必要に応じて委員長の指名によりグループ会社社長等が参加しております。

 また、取締役会では、サステナビリティ推進委員会から定期的に活動状況の報告を受け、気候変動をはじめとするサステナビリティへの対応の基本方針などの重要事項を審議しております。報告に対し、今後の展開の確認やリスクについて協議され、運用推進を担当するサステナビリティ推進委員会事務局にフィードバックがなされております。

 当連結会計年度においては、2025年3月期の温室効果ガス排出量の算定結果などについて報告を行いました。

 

 なお、サステナビリティに関するガバナンス体制につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由」のコーポレート・ガバナンス体制を参照ください。

 

(2) 戦略

① 気候変動への対応

 地球温暖化に伴う気候変動は、異常気象や自然災害を引き起こす可能性があり、国際社会が一体となって取り組むべき課題であります。2015年に開催された第21回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP21)ではパリ協定が採択され、世界共通の長期目標として「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力を追求する」ことが掲げられました。

 また、気候変動は、原油価格や原材料価格の高騰など、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性も少なくありません。気候変動への対応は、世界全体と、当社グループの持続可能性にとって重要な課題であると認識しております。

 そのため、当社グループは、「2050年度に温室効果ガス排出量ネット・ゼロ」「2030年度までに2020年度比、排出量原単位(生産量ベース)で約35%削減」を目標に掲げたほか、マテリアリティに「気候変動への対応」を定め、調達から生産、物流、流通に至るバリューチェーン全体にわたる「気候変動の緩和(温室効果ガス削減)」に取り組んでおります。エネルギー変換効率の高い代替エネルギーの活用や、きのこ製品の包装形態や包装資材変更によるプラスチック使用量の低減、地元からの原材料調達による物流CO2の削減など、環境負荷低減のための取り組みを進めております。

 また、「気候変動への適応」に向け、マテリアリティに「持続可能な原材料等調達と水資源の活用」を定め、森林整備活動「ユキグニ ミライの森づくり」などの取り組みを進めてまいります。

 さらに、2021年11月には、気候変動によってもたらされる企業の財務的影響について適切な情報開示を求める「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言」への賛同を表明いたしました。気候変動によるリスク・機会の洗い出しや重要度の評価、1.5℃シナリオや4℃シナリオに基づいた財務インパクトの試算などを行っております。TCFD提言への賛同を機に、より一層脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させるとともに、今後は、サステナビリティ開示基準を踏まえた情報開示に向け、対応を進めてまいります。

 

 

 現時点で想定される重要度の高いリスク・機会については、次のとおりであります。

分類

事象

想定される

事業への影響

発現時期

(注) 2

重要度

対応策

移行

リスク

政策

炭素税の導入

生産・物流などの事業活動に伴うCO2排出量に対する炭素税負担の増加

中長期

・生産プロセスの効率化による生産コスト削減

・再生可能エネルギー導入による将来的な炭素税負担の回避

・生産設備へのLNGの導入、バイオマスボイラーの導入による将来的な炭素税負担の軽減

・配送方法の見直しによる輸送効率の向上

・栽培に使用した後の菌床(注)1をボイラー燃料としてリユース

機会

製品とサービス

低炭素・脱炭素に貢献し得る商品・サービスの開発・拡大

動物性食品から植物性食品への代替が進み、きのこを用いた新たな商材の創出機会が増加

中長期

きのこの特性を活かした代替プロテインを新たな製品として生み出すための研究開発

(注) 1.菌床とは、木材を粉砕してつくられるオガ粉に、水やふすま(小麦粒の外皮や胚芽)などの栄養剤を混ぜ合わせたきのこ栽培の土台であります。

2.リスク・機会を特定した2020年度を基準年とし、中期は2027年度、長期は2030年度を示しております。なお、リスク・機会項目及び重要度の判定等については、当社グループを取り巻く外部環境の変化に応じて、適宜見直しを行っております。

 

② 重要な人材登用による多様性の確保について

 当社は、中期経営計画の基本方針である「国内での事業基盤の強化推進、及びグローバル展開するプレミアムきのこ総合メーカーへの進化」を実現するため、人材アジェンダ(注)に基づく人材の確保、人材育成体系及び安全・安心な働ける環境づくりを積極的に取り組み、多様な人材の活躍機会の創出に努めてまいります。

(注) 当社の人材アジェンダ

ⅰ.新たな価値創造を推進できる人材

ⅱ.事業拡大を支えるインフラ、種苗、育成等の各分野での専門人材

ⅲ.グローバル展開を担えるスキルと意欲の高い多様な人材

ⅳ.イノベーション創出を牽引するプロジェクトマネージャー

ⅴ.ビジネスモデル変化に対応したFA・デジタル・サステナブル分野に対する人材

 

③ 多様性の確保に向けた人材育成方針、社内環境整備方針について

[人材育成方針]

 当社のコーポレートアイデンティティである「雪国で磨いた技術や探求心をベースにきのこの新たな可能性を結集し、世界の健康を創造する企業」であり続けるためには、安全・安心なモノづくりへの誠実な姿勢と、より高い品質や新たな価値を共創するための挑戦意欲を持った多様で多才な人材が必要であります。当社は従業員の「自律」や「挑戦」を尊重し、スキル向上の機会を提供するとともに、中期経営計画を推進することのできる専門性の高い人材の育成・登用を積極的に行ってまいります。また、異なる価値観を尊重し、新たな価値の創造を促すために、女性活躍の推進や次世代人材の育成などを推進し、事業の持続可能性向上に取り組んでまいります。

 

[社内環境整備方針]

 当社の Mission にある「地域社会との調和を育みながら、すべてのステークホルダーとともに未来への価値を紡ぎ、持続可能な共生の世界を実現」するためには、明るく前向きに働く喜びをともに感じられる人間関係づくりや、健康で心豊かに生活できる職場環境づくりが欠かせません。当社は、従業員のエンゲージメント向上や健康増進が、従業員の幸せと高い生産性を生み出すための大切な要素であると認識しております。多様で多才な従業員が活躍できる、より安全・安心な職場環境を目指し、継続的に取り組んでまいります。

 

 

(3) リスク管理

 当社は、当社グループを取り巻くサステナビリティに係るリスク及び機会について、サステナビリティ推進委員会で検討しております。同委員会の委員長である代表取締役社長が、気候変動をはじめとする社会課題に係るリスクに対する経営判断の最終責任を負うとともに、委員会で協議・決議された結果を取締役会に報告しております。取締役会は、サステナビリティ推進委員会からの報告を受け、当社グループのサステナビリティへの対応方針及び実行計画等についての監督を行っております。

 そのほか、サステナビリティに係るリスクを含む事業等に関するリスク及びリスク管理については、「3.事業等のリスク」を参照ください。

 

[気候変動への対応に関わるリスク管理]

 地球温暖化に伴う気候変動は、集中豪雨や台風の増加、異常気象による洪水・土砂災害や酷暑、異常な暖冬や冷夏など、植生物の環境に様々な被害を引き起こす可能性があります。当社グループにおいても、世界規模での気候変動により、原油価格の高騰による原材料価格の上昇や、消費者の消費志向の変化など、事業や財務に影響を及ぼす可能性があります。

 こうした考えのもと、当社では2030年を対象年としたシナリオ分析を行いました。シナリオ分析にあたっては、脱炭素社会への移行が進行する1.5℃シナリオと、現状を上回る温暖化対策がとられず温暖化が進行する4℃シナリオの2つを検討いたしました。検討にあたっては、IEAが発行する「World Energy Outlook」の各シナリオ、IPCCが採用するSSP(共有社会経済経路)シナリオ、及びRCP(代表的濃度経路)シナリオ、日本政府等が発行した各種の将来予測や計画を参照いたしました。

 

[人的資本(人材の多様性を含む)への対応に関わるリスク管理]

 当社のコーポレートアイデンティティである「雪国で磨いた技術や探求心をベースにきのこの新たな可能性を結集し、世界の健康を創造する企業」であり続けるためには、安全・安心なモノづくりへの誠実な姿勢と、より高い品質や新たな価値を共創するための挑戦意欲を持った多様で多才な人材が必要であり、持続的成長のためには人的資本への対応は必要不可欠であると考えております。人材の確保にかかるリスクについては、「3.事業等のリスク」を参照ください。

 こうした考えのもと、当社では多様性の確保、人材育成などに指標及び目標を定め、様々な取り組みを実施しております。

 

 

(4) 指標及び目標

[気候変動への対応]

項目

範囲

(注)

実績

目標

2022年度

2023年度

2024年度

温室効果ガス排出量

(スコープ1+2+3)

連結

163,035 t-CO2

163,591 t-CO2

152,267 t-CO2

2030年度:排出量原単位(生産量ベース)として基準年比35%の削減

2050年度:温室効果ガス排出量ネット・ゼロ

排出量原単位

(生産量ベース)

連結

2.77 t-CO2/t

2.56 t-CO2/t

2.42 t-CO2/t

2024年度:2.71 t-CO2/t

2030年度:1.92 t-CO2/t

(注) 対象範囲はユキグニファクトリー(株)、瑞穂農林(株)、海外できのこ事業を営むSPROOMZ B.V.であります。本報告におけるGHG排出量は、ユキグニファクトリー(株)、瑞穂農林(株)(2024年4月~2025年3月)及びSPROOMZ B.V.(2024年1月~2024年12月)の最新算定値を用いて集計しております。算定年度のずれ(3ヶ月)は重要性が乏しいため、統計的補正は行っておりません。なお、2023年度よりSPROOMZ B.V.の算定結果が含まれておりますが、現時点での目標には含まれておりません。

 

[人的資本への投資と人権の尊重]

項目

範囲

実績

目標

2023年度

2024年度

2025年度

女性管理監督職比率

単体

26.4%

29.2%

29.9%

2030年度:30%

障がい者雇用率

単体

2.8%

2.7%

2.8%

2025年度:

法定雇用率以上

有給休暇取得率

単体

83%

92%

85%

2025年度:80%以上

男性育児休業等取得率

(注)

単体

100%

100%

100%

2025年度:100%

女性育児休業等取得率

(注)

単体

100%

100%

100%

2025年度:100%

重大労働災害発生件数

連結

0件

0件

0件

2025年度:0件

業務デジタル化研修

受講率

単体

管理職以上

68.3%

DX推進部門

100%

DX活用部門

100%

2025年度:受講対象者 100%終了

ハラスメント研修

受講率

単体

100%

100%

100%

2025年度:100%

(注) 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」に基づく算定方法では、年度を跨いで取得した育児休業は、年度を跨ぐ前後の年をカウント対象とするものの、実際に取得したとカウントするのは年度を跨いだ後の年のみとしておりますが、本統計においては年度を跨ぐ前の年度も実際に取得したものとしてカウントしております。

 

 

 上記のほか、当社グループのマテリアリティとして指標と目標を定め対処している事項は、次のとおりであります。

 

[持続可能な原材料等調達と水資源の活用]

項目

範囲

実績

目標

(2030年度)

2023年度

2024年度

2025年度

水関連規制の違反件数

単体

0件

0件

0件

0件

環境関連の罰金額

単体

0円

0円

0円

0円

 

[地域社会との共生]

項目

範囲

実績

目標

(2030年度)

2023年度

2024年度

2025年度

行政の推進する機構への

参画

単体

1件

1件

1件

2件以上

地域イベントへの協賛

単体

17件

17件

17件

14件以上

地元学校の校外学習の

定期的な受け入れ

単体

6回

8回

8回

年1回以上

 

[ガバナンス]

項目

範囲

実績

目標

(2030年度)

2023年度

2024年度

2025年度

重大なコンプライアンス

違反件数

単体

0件

0件

0件

0件

コンプライアンス教育の

実施状況(受講率)

単体

100%

100%

100%

100%