2025.07.10更新
コーポレートストーリー
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
統合報告書 2024
サマリ
INPEXは豪州イクシスLNGを軸に世界で唯一、日本企業が上流から下流まで一貫運営する総合エネルギー開発企業。2035 Vision「60-60」で“事業規模+60%・GHG排出原単位-60%”を掲げ、アバディLNGやCCS・水素で低炭素化と成長を両立。長期投資家にとって、安定CFと実行力ある移行戦略が光る。
過去
1941年帝国石油、1966年国際石油開発が創業源流。1973年アブダビ油田参画で海外展開を本格化し、2018年イクシスLNG稼働で日本初の大型LNGオペレーターとなった。
戦後の石油不足を背景に国家主導で設立された両社は、80年代にアブダビ上部ザクム油田などで実績を積み、2008年に統合。2000年代後半からは豪州イクシスやインドネシア・アバディなどガス大型案件に集中投...
現在
主力のイクシスLNG・アブダビ油田に加え、国内ガス供給、再エネ、CCS・水素実証を展開。“日本で唯一のフルバリューチェーン型エネルギー開発企業”として差別化。
イクシスでは日量930 千バレル相当を安定生産し、豪州〜直江津の自社LNG物流で価格競争力を確保。アブダビ・UAEとの50年超の協調で原油原価を抑制。デジタル活用で貯留層モデリングや設備保全を高度化し...
未来
2035 Vision「60-60」で事業拡大と脱炭素を同時達成。3成長軸=①LNG拡大②CCS・水素③電力・資源新分野――で収益基盤を多様化し、2050ネットゼロへ。
①イクシス拡張とアバディ開発で2030年代前半のLNG生産能力を大幅増強。②イクシスCCS・首都圏CCS・ボナパルトCCSを連動させ、顧客向けCO₂貯留サービスを拡販。水素/アンモニア製造を組み合わせ...
目指す経営指標
2035年までに営業キャッシュフロー等による事業規模を+60%
2035年までにGHG排出原単位を2019年比-60%
2025-2027中期:総還元性向50%以上、累進配当90円/株以上を維持
ネットゼロ(Scope 1+2+3)を2050年までに達成
ネットD/Eレシオ0.3程度・格付A格以上を堅持
2035年までにGHG排出原単位を2019年比-60%
2025-2027中期:総還元性向50%以上、累進配当90円/株以上を維持
ネットゼロ(Scope 1+2+3)を2050年までに達成
ネットD/Eレシオ0.3程度・格付A格以上を堅持
トップメッセージの要約
CERAWeek
LNGこそアフォーダビリティ
60-60
3つの成長軸
現実的な移行期の燃料
LNGこそアフォーダビリティ
60-60
3つの成長軸
現実的な移行期の燃料
代表取締役社長 上田隆之氏は、CERAWeekで実感した「世界はエネルギー安定供給と気候対応の両立へ急旋回した」と冒頭で強調。LNGを“現実的な移行期の燃料”と定義し、イクシス安定操業+アバディ開発を...
専門用語
■イクシス LNG
オーストラリア北部沖イクシス鉱区のガス・コンデンセート田を原料に、ダーウィン近郊の陸上プラントで LNG・液化プロパン/ブタンを生産・出荷するプロジェクト。INPEXが世界で唯一、日本企業として上流(開発・生産)から下流(液化・輸送・販売)までフルオペレーターを務め、同社のキャッシュフロー源泉となっている。
参照元:「統合報告書2024」
■アバディ LNG
インドネシア・マルク州沖のアバディ海底ガス田を開発し、陸上 LNG プラントで年間約 960 万 t を生産する計画。イクシスに次ぐ次世代大型案件として 2030 年代前半の商業生産を目指す。
参照元:「統合報告書2024」
■2035 Vision「60-60」
2035 年までに①事業規模(営業 CF など)を 2019 年度比+60 %、②温室効果ガス(GHG)排出原単位を-60 %にするという INPEX の長期ビジョン。成長と脱炭素の双方を数値で可視化した経営方針。
参照元:「統合報告書2024」
■GHG 排出原単位
原油・ガス1バレル換算など、事業活動当たりに排出される温室効果ガス量を示す指標。効率的な生産・脱炭素投資で数値を引き下げることが企業価値向上につながる。
参照元:「統合報告書2024」
■CCS(Carbon Capture and Storage)
発電所・工場などから排出される CO₂ を回収(Capture)し、地中層へ圧入・隔離(Storage)して大気放出を防ぐ技術。INPEX は「イクシス CCS」「首都圏 CCS」「ボナパルト CCS」などで商業化を図る。
参照元:「統合報告書2024」
■Scope 1・2・3
GHG 排出量区分の国際基準で、Scope 1=自社の直接排出、Scope 2=購入電力など間接排出、Scope 3=サプライチェーン全体のその他間接排出。INPEX は 2050 年に3 スコープ合計でネットゼロを掲げる。
参照元:「統合報告書2024」
■ネットゼロ
排出する GHG 量と吸収・除去する GHG 量が実質ゼロとなる状態。エネルギー企業では再エネ導入や CCS、クレジット活用など多面的施策で達成を目指す。
参照元:「統合報告書2024」
■HSE(Health, Safety & Environment)
操業に伴う「健康・安全・環境」を統合管理する枠組み。INPEX は専任組織とデジタル監視により事故ゼロと環境負荷低減を両立させる。
参照元:「統合報告書2024」
■ガス・バリューチェーン
探鉱・開発から液化、輸送、受入、発電・販売まで、天然ガスが価値を生む全工程を一社が貫く仕組み。イクシス LNG〜直江津 LNG 基地で同社が実践。
参照元:「統合報告書2024」
■ネット D/E レシオ
(有利子負債-現預金)÷株主資本で算出する財務安全性指標。INPEX は 0.3 程度に抑制し、格付A格維持を狙う。
参照元:「統合報告書2024」
■ブルー水素
天然ガスを改質してつくる水素(グレー水素)から生成時に出る CO₂ を CCS で封じ込め、ライフサイクル排出を実質的に削減した低炭素水素。柏崎プロジェクトで国内初の商業化を目指す。
参照元:「統合報告書2024」
■CERAWeek
米 S&P Global が毎年ヒューストンで開催する世界最大級のエネルギーカンファレンス。政策決定者と産業界トップが集まり、エネルギー転換の論点を共有する場として注目される。
参照元:「統合報告書2024」
オーストラリア北部沖イクシス鉱区のガス・コンデンセート田を原料に、ダーウィン近郊の陸上プラントで LNG・液化プロパン/ブタンを生産・出荷するプロジェクト。INPEXが世界で唯一、日本企業として上流(開発・生産)から下流(液化・輸送・販売)までフルオペレーターを務め、同社のキャッシュフロー源泉となっている。
参照元:「統合報告書2024」
■アバディ LNG
インドネシア・マルク州沖のアバディ海底ガス田を開発し、陸上 LNG プラントで年間約 960 万 t を生産する計画。イクシスに次ぐ次世代大型案件として 2030 年代前半の商業生産を目指す。
参照元:「統合報告書2024」
■2035 Vision「60-60」
2035 年までに①事業規模(営業 CF など)を 2019 年度比+60 %、②温室効果ガス(GHG)排出原単位を-60 %にするという INPEX の長期ビジョン。成長と脱炭素の双方を数値で可視化した経営方針。
参照元:「統合報告書2024」
■GHG 排出原単位
原油・ガス1バレル換算など、事業活動当たりに排出される温室効果ガス量を示す指標。効率的な生産・脱炭素投資で数値を引き下げることが企業価値向上につながる。
参照元:「統合報告書2024」
■CCS(Carbon Capture and Storage)
発電所・工場などから排出される CO₂ を回収(Capture)し、地中層へ圧入・隔離(Storage)して大気放出を防ぐ技術。INPEX は「イクシス CCS」「首都圏 CCS」「ボナパルト CCS」などで商業化を図る。
参照元:「統合報告書2024」
■Scope 1・2・3
GHG 排出量区分の国際基準で、Scope 1=自社の直接排出、Scope 2=購入電力など間接排出、Scope 3=サプライチェーン全体のその他間接排出。INPEX は 2050 年に3 スコープ合計でネットゼロを掲げる。
参照元:「統合報告書2024」
■ネットゼロ
排出する GHG 量と吸収・除去する GHG 量が実質ゼロとなる状態。エネルギー企業では再エネ導入や CCS、クレジット活用など多面的施策で達成を目指す。
参照元:「統合報告書2024」
■HSE(Health, Safety & Environment)
操業に伴う「健康・安全・環境」を統合管理する枠組み。INPEX は専任組織とデジタル監視により事故ゼロと環境負荷低減を両立させる。
参照元:「統合報告書2024」
■ガス・バリューチェーン
探鉱・開発から液化、輸送、受入、発電・販売まで、天然ガスが価値を生む全工程を一社が貫く仕組み。イクシス LNG〜直江津 LNG 基地で同社が実践。
参照元:「統合報告書2024」
■ネット D/E レシオ
(有利子負債-現預金)÷株主資本で算出する財務安全性指標。INPEX は 0.3 程度に抑制し、格付A格維持を狙う。
参照元:「統合報告書2024」
■ブルー水素
天然ガスを改質してつくる水素(グレー水素)から生成時に出る CO₂ を CCS で封じ込め、ライフサイクル排出を実質的に削減した低炭素水素。柏崎プロジェクトで国内初の商業化を目指す。
参照元:「統合報告書2024」
■CERAWeek
米 S&P Global が毎年ヒューストンで開催する世界最大級のエネルギーカンファレンス。政策決定者と産業界トップが集まり、エネルギー転換の論点を共有する場として注目される。
参照元:「統合報告書2024」