2024年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    391名(単体) 518名(連結)
  • 平均年齢
    41.7歳(単体)
  • 平均勤続年数
    15.9年(単体)
  • 平均年収
    7,872,985円(単体)

従業員の状況

5【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

 

2024年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

環境システム事業

362

管工機材事業

117

全社(共通)

39

合計

518

 (注)1.従業員数は就業人員(執行役員及び定年後再雇用者を含み、常用パートを除いております。)であり、臨時雇用者数(常用パートを含み、人材派遣会社からの派遣社員は除いております。)の総数は、従業員数の100分の10未満であるため記載を省略しております。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(2) 提出会社の状況

 

 

 

2024年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

391

41.7

15.9

7,872,985

 

セグメントの名称

従業員数(人)

環境システム事業

316

管工機材事業

46

全社(共通)

29

合計

391

 (注)1.従業員数は就業人員(他社から当社への出向者、執行役員及び定年後再雇用者を含み、当社から他社への出向者及び常用パートを除いております。)であり、臨時雇用者数(常用パートを含み、人材派遣会社からの派遣社員は除いております。)の総数は、従業員数の100分の10未満であるため記載を省略しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(3) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

①提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に占める女性労働者の割合(%)

 (注)1.

男性労働者の育児休業取得率(%)

 (注)2.

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1.

全労働者

正規雇用

労働者

パート・有期労働者

1.8

100.0

63.8

65.7

64.4

 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家庭介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家庭介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.連結子会社につきましては、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家庭介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

(4) 労働組合の状況

 当社の労働組合は、オーテック労働組合と称し、1974年4月1日に結成しております。2024年3月31日現在における組合員数は218人であります。労使関係は、円満に推移しており、特記すべき事項はありません。

 なお、連結子会社において労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 当社のサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。

 また、当社の連結子会社につきましては、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家庭介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないことから、記載を省略しております。

 

(1)ガバナンス

 当社は、取締役会の下部組織としてサステナビリティ委員会を設置しており、常勤の取締役(監査等委員である取締役を除く。)、執行役員及び事業部長並びに事務局社員により組織を構成しております。サステナビリティ関連の重要リスク及び機会を特定し、サステナビリティに関する活動進捗や目標達成の状況について取締役会に報告される体制としており、経営と一体となったサステナビリティ活動を推進する体制としております。

 

(2)戦略

 気候変動リスクを含むサステナビリティの課題、労働安全衛生を含む人的資本・多様性確保の社会的課題に対応しつつ、お客様へのソリューション提案を実現し、快適な建物環境づくりを推進していくことが経営理念である「信頼」「進取」「創意」に一致した、当社の役割であると考えております。

 このため、短期及び中長期にわたり経営方針・経営戦略等に影響を与える可能性のあるサステナビリティ関連のリスク及び機会に対処するため、サステナビリティに関する重要課題を特定し、その詳細を当社のコーポレートサイトに掲載しております(https://www.o-tec.co.jp/sustainability/)。

 また、「人材の育成に関する方針」及び「社内環境整備に関する方針」を以下のとおり規定し、取締役会で決議しております。

 

人的資本経営に関する取り組み

 当社は、サステナビリティ基本方針の重要課題に掲げる「多様な人材がいきいきと働ける職場環境づくり」を人的資本経営の基本的な考え方と認識しております。

 この考え方を実現する上で、人材の育成と確保は、会社の持続的な発展に必要不可欠なものであると認識し、以下のとおり方針を定めます。

 

a.人材の育成に関する方針

 当社は、空調自動制御システムの設計施工・メンテナンス、管工機材の販売・設置を通じて、「快適な建物環境の創造に貢献する」社会的な責任を果たしてまいります。

 お客様に価値のあるサービスを提供するために、意欲と能力を十分に伸ばす機会を提供し、高い技術力と倫理観・チャレンジ精神を発揮する自律した人材を育成してまいります。

 

b.各種研修制度

(a)ヒューマンスキル研修

 オーテックでは、事業部門、職種、性別を問わず、社会に貢献できる新たな価値を創造する若手を育成するため、「ヒューマンスキル研修」を体系立てて実施していきます。

〈研修の特徴〉

 入社10年目までに、体系的に一貫した「ヒューマンスキル」を「積み重ね」学ぶことで、オーテックの社員としての共通認識を持たせ、従業員エンゲージメントの向上にもつなげます。

〈到達目標〉

オーテックの未来を担う人材に成長する

ⓐ信頼を得る誠実なマインドとコミュニケーションスキル

ⓑ自発的に未来を創造するマインドの醸成

ⓒ積極的に未来に向けて行動するリーダーシップの発揮

(b)技術研修

 自動制御工事を営む当社において、優れた技術者を育成することは、会社成長の要でもあります。

 オーテックでは、優れた技術者の育成を図るため技術者教育を段階的に実施し、技術者の早期戦力化、習熟化により、お客様に満足いただける品質の施工物件を提供し、オーテックの企業価値を高めてまいります。

〈新入社員技術研修〉

 新入社員は、1年間の技術研修に取り組みます。技術講習の受講と支店の現場実践を繰り返すことにより、基礎的な技術を身に着けます。

〈実務者研修(初級・中級・上級)〉

 社員の成長段階に応じて、初級、中級、上級の各実務者研修を実施し、研修参加者が各々の立場、役割を理解するとともに、実務能力の向上を図ります。

(c)管理者・管理職向け研修

〈管理者研修〉

 管理者を対象に実施します。対人関係にポイントを置き、人間関係を通じたリーダーシップ・プログラムとして実施します。

〈管理職研修〉

 課長職を対象にマネジメントを学ぶ機会とし、動機づけ、チームづくり、ダイバーシティ、ハラスメント等の指導育成に必要なスキルと知識を学ぶものとします。

〈上級管理職研修〉

 支店長、統括部長など組織を束ねる部門長を対象に、外部の研修機関が実施する公開講座に参加します。エグゼクティブに求められるリーダーシップやリーダーに必要な考え方、理論を習得し、組織を導くための力を形成します。

(d)その他の研修

〈キャリアデザイン研修〉

 女性社員を対象に実施する研修とし、キャリアを通じての自己実現、自身の将来像を考える機会とすることにより、さらなる成長を促しキャリアアップにつなげます。

 また、会社のダイバーシティ推進を理解する機会とします。

 

c.人材の確保

 当社の人材確保は、新規学卒者の採用を基本としています。技術者の採用においては、理工系学部にとどまらず、文科系学部の採用も実施しております。また、自動制御工事を行う当社では、業種の性質上、男性の応募比率が高いことから、女性の採用比率が低い傾向にありますが、女性技術者の採用を積極的に実施してまいります。

 文科系学部の出身者や女性採用者の入社後の不安を解消するために、入社後に実施する「新入社員技術研修」において、1年間の技術的講習や現場実践を繰り返し実施して、技術習得に努めます。

 このほか、人材を確保するため、経験者採用を積極的に実施します。社内の人的資源の不足や役割に見合う中核人材が不足する場合には、経験者採用による人員補強を実施してまいります。

 

d.社内環境整備に関する方針

 当社は、性別・年齢・国籍・経験・障がい等の有無を問わず、多様な人材がその能力を発揮し、活躍できる機会を提供するとともに、社員一人ひとりが健康で、安心して働ける社内環境の整備を進めてまいります。

・いきいきと働ける職場環境の整備

・仕事と育児・介護の両立支援

・女性活躍の推進

・ワークライフバランスの向上

・高齢化社会に向けた取り組み

 

(3)リスク管理

 当社は、環境、社会、従業員、人権の尊重、腐敗防止、贈収賄防止、ガバナンス、サイバーセキュリティ、データセキュリティなど、サステナビリティ評価に関する認証機関であるEcoVadis社の調査を年1回受検することにより、サステナビリティ関連のリスク及び機会を識別し、評価及び管理しております。

 

(4)指標及び目標

 短期及び中長期にわたり経営方針・経営戦略等に影響を与える可能性のあるサステナビリティ関連のリスク及び機会に対して、当社の取り組みを長期的に評価、管理及び監視するための指標を当社のコーポレートサイトに掲載しております(https://www.o-tec.co.jp/sustainability/)。

 また、上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取り組みが行われているものの、連結グループに属するすべての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、次の指標に関する目標及び実績は、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社のものを記載しております。

 

指標

目標

実績(当事業年度)

女性従業員の育児休業取得率

2024年度 取得率100%

112.5%

男性従業員の育児休業取得率

2024年度 取得率30%超

100.0%