2025.11.10更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: Integrated Report2025

サマリ

創業1586年の社寺建築で磨いた木造・伝統技術を核に、文化財の修理・耐震や新工法の融合で独自性を発揮。一般建築ではZEB/ZEHやBIMを推進し、土木はi-Constructionで生産性を高める。不動産は再構築を進め、規模を追わず“身の丈経営”で質的成長を狙う。

目指す経営指標

2028年3月期:売上高990億円、売上総利益80億円、営業利益35億円、当期純利益30億円。

ROE:2028年3月期に6%、将来的に8%以上を目標。

PBR:ROE改善を通じて1倍以上を目指す。

株主還元方針:配当性向50%程度(配当下限26円の方針変更を含む)。

専門用語

■身の丈経営
急な規模拡大を追わず、自社の実力・人員・収益体質に見合った案件選択と投資配分を徹底する経営姿勢。無理な受注や過剰設備を避け、着実な品質確保と安定収益を優先する考え方を指します。

■質的成長
売上規模よりも、採算性・顧客満足・施工品質・人材力・ガバナンスなど“中身”の向上を重視する成長方針。選別受注や働き方改革、DX活用などで事業の質を高めることを意味します。

■4週8閉所
建設現場を4週間のうち8日間(週2日相当)計画的に閉所する運用。休日の確保と安全・品質の維持、長期の人材定着を狙った働き方改革の取り組みです。

■選別受注
採算性、得意分野との適合、工期・品質要件などを総合評価し、受注案件を選び抜く方針。価格・リスクの適正化により、利益の安定化と品質担保をねらいます。

■特命受注
入札ではなく、発注者からの指名・指示に基づく個別契約形態。過去の施工実績や技術力への信頼を背景に、計画段階から参画して最適解を提案しやすい点が特長です。

■社寺建築
寺社の新築・改修・文化財修理など、伝統木造技術を要する分野。木組み・意匠・彩色・耐震補強など高度な技能を統合し、歴史的価値の継承と現代的安全性の両立を図ります。

■文化財修理・耐震
歴史的建造物の保存方針に沿い、材料・工法・意匠を尊重しながら劣化部位を修復し、必要に応じて免震・制震・接合部補強等で耐震性能を高める専門的施工を指します。

■BIM(Building Information Modeling)
建物の形状・仕様・工程・コストなどを三次元モデルで一元管理する手法。設計・施工・維持管理まで関係者が同じデータを参照でき、品質向上や手戻り削減に役立ちます。

■ZEB/ZEH(およびZEH-M)
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)、ZEH(同・住宅)の略称。高断熱・高効率設備と再生可能エネルギー導入で年間一次エネルギー収支のゼロを目指す。ZEH-Mは集合住宅版の基準です。

■i-Construction
測量・設計・施工・検査の各工程でICTや3次元データを活用し、生産性と安全性を高める取り組み。ドローン測量や機械の自動制御などにより、工期短縮と品質の平準化を図ります。

■点群測量
レーザースキャナ等で対象物の表面点を高密度に取得し、三次元の“点の集合(点群)”として形状を再現する計測手法。現況把握やBIMモデル作成、精密施工に活用されます。

■CLT(Cross Laminated Timber)
板材を直交に積層して接着した大型木質パネル。強度・寸法安定性に優れ、断熱性や加工性も高い。住宅から中大規模建築まで、木造の省エネ・短工期化に寄与します。