2024年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります

設備工事事業 機器製造販売事業
  • セグメント別売上構成
  • セグメント別利益構成 セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
  • セグメント別利益率

最新年度

セグメント名 セグメント別
売上高
(百万円)
売上構成比率
(%)
セグメント別
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
設備工事事業 88,240 96.2 5,111 111.9 5.8
機器製造販売事業 3,443 3.8 -542 -11.9 -15.7

事業内容

3【事業の内容】

 当社グループは、株式会社朝日工業社(当社)及び子会社3社で構成され、空気調和衛生設備工事の設計・監督・施工を主な事業としております。

 当社グループ内の事業に係わる位置づけは次のとおりです。

設備工事事業

当社は空気調和衛生設備の技術を核として、その設計・監督・施工を主な事業としており、子会社の北海道アサヒ冷熱工事㈱は、当社への施工協力及び子会社独自受注工事の施工を行っております。

海外子会社の亞太朝日股份有限公司(台湾)及びASAHI ENGINEERING(MALAYSIA)SDN.BHD.(マレーシア)は、当社100%出資の現地法人であり、当社は2社に対して技術援助をしております。

機器製造販売事業

当社は設備工事事業と合わせて、空気調和・温湿度調整の技術を活かし、半導体やFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向け精密環境制御機器を主とした環境機器の製造販売を行っております。

 

 事業の系統図は次のとおりです。

 

(注)上記子会社は全て連結子会社であります。

 

業績

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しましたが、一方で、ウクライナ情勢の長期化に伴う資源価格の高騰、世界的な金融引き締めによる影響、中国の景気減速などにより先行きは依然として不透明な状況が続きました。

当社グループの事業環境は、設備工事事業につきましては、建設投資は堅調に推移しておりますが、資機材価格の高騰、労働者不足によるコストの上昇などが懸念される状況が続きました。精密環境制御機器の製造販売事業につきましては、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向け製品、半導体製造装置向け製品ともに、納入先の生産調整の影響などによる減少が続きました。

こうした事業環境の下で、当社グループは第18次中期経営計画の初年度に当たり、収益力の強化と生産性の向上に総力をあげて取り組んでまいりました。その結果、機器製造販売事業は当初予想を下回りましたが、全体では、受注高、売上高、利益面すべてにおいて、当初予想を上回る成績を上げることができました。

 

1.財政状態

当連結会計年度末の資産総額は84,012百万円で、前連結会計年度末比5,070百万円の増加となりました。

当連結会計年度末の負債総額は45,255百万円で、前連結会計年度末比1,694百万円の増加となりました。

当連結会計年度末の純資産総額は38,756百万円で、前連結会計年度末比3,375百万円の増加となりました。

 

2.経営成績

当連結会計年度の経営成績は、受注高97,586百万円(前連結会計年度比12.5%増加)、売上高91,676百万円(前連結会計年度比14.4%増加)、営業利益4,568百万円(前連結会計年度比69.3%増加)、経常利益4,896百万円(前連結会計年度比56.6%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益3,712百万円(前連結会計年度比49.6%増加)となりました。

 

セグメントごとの業績は次のとおりであります。

 

(設備工事事業)

受注高93,161百万円(前連結会計年度比13.5%増加)、売上高88,235百万円(前連結会計年度比17.5%増加)、営業利益5,111百万円(前連結会計年度比98.8%増加)となりました。

 

(機器製造販売事業)

受注高4,424百万円(前連結会計年度比5.6%減少)売上高3,441百万円(前連結会計年度比32.0%減少)、営業損失542百万円(前連結会計年度営業利益126百万円)となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より439百万円増加し、17,979百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における営業活動による資金の増加は2,010百万円(前連結会計年度比2,045百万円の増加)となりました。主な増減は、税金等調整前当期純利益の計上による増加、売上債権・仕入債務等の増減による減少です。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における投資活動による資金の減少は304百万円(前連結会計年度比177百万円の増加)となりました。主な増減は、有形・無形固定資産の取得、定期預金の預入による支出、投資有価証券の売却による収入です。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における財務活動による資金の減少は1,293百万円(前連結会計年度比55百万円の増加)となりました。主な増減は、配当金の支払です。

 

キャッシュ・フローの指標のトレンドを示すと下記のとおりです。

 

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

2024年3月

自己資本比率

38.0%

47.1%

47.7%

44.8%

46.1%

時価ベースの自己資本比率

25.3%

27.3%

28.5%

35.6%

51.3%

キャッシュ・フロー対有利子負債比率

0.5年

-年

0.7年

-年

1.0年

インタレスト・カバレッジ・レシオ

252.0倍

-倍

163.1倍

-倍

129.0倍

 (注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。

自己資本比率:自己資本/総資産

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー

インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い

2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式数控除後)により算出しております。

3.キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フロー(利息の支払額及び法人税等の支払額控除前)を使用しております。また利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債の内、利子を支払っている全ての負債を対象としております。

5.2021年3月期及び2023年3月期は、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスであるため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは記載しておりません。

 

③ 生産、受注及び販売の実績

1.生産実績

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

前年同期比(%)

設備工事事業(百万円)

機器製造販売事業(百万円)

3,829

88.6

合計(百万円)

3,829

88.6

(注)1.金額は、売上原価により算出しております。

2.当社グループでは設備工事事業における生産実績を定義することは困難であるため、「生産実績」は記載しておりません。

 

2.受注実績

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

受注高(百万円)

前年同期比(%)

受注残高(百万円)

前年同期比(%)

設備工事事業(百万円)

93,161

113.5

82,744

106.3

機器製造販売事業(百万円)

4,424

94.4

5,545

121.6

合計(百万円)

97,586

112.5

88,290

107.2

 

3.販売実績

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

前年同期比(%)

設備工事事業(百万円)

88,235

117.5

機器製造販売事業(百万円)

3,441

68.0

合計(百万円)

91,676

114.4

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。

前連結会計年度 鹿島建設㈱    9,434百万円 11.8%

清水建設㈱    8,106百万円 10.1%

当連結会計年度 鹿島建設㈱   15,967百万円 17.4%

3.機器製造販売事業において前連結会計年度と比較して大幅に減少しておりますが、これは、主としてFPD製造装置向け製品等の販売実績が減少したことによるものであります。

 

参考のため提出会社単独の事業の状況は次のとおりであります。

1.受注高、売上高及び繰越高

期別

区分

前期繰越高

(百万円)

当期受注高

(百万円)

(百万円)

当期売上高

(百万円)

次期繰越高

(百万円)

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

設備工事事業

69,096

80,221

149,317

72,397

76,919

機器製造販売事業

4,937

4,685

9,622

5,060

4,562

合計

74,034

84,906

158,940

77,458

81,482

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

設備工事事業

76,919

90,710

167,630

86,365

81,264

機器製造販売事業

4,562

4,426

8,989

3,443

5,545

合計

81,482

95,137

176,619

89,809

86,810

 (注)1.前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額に変更のあるものについては、当期受注高にその増減額を含んでおります。したがって、当期売上高にもかかる増減額が含まれております。

2.次期繰越高は(前期繰越高+当期受注高-当期売上高)であります。

2.受注高の受注方法別比率

受注方法は、特命と競争に大別されます。

期別

特命(%)

競争(%)

計(%)

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

55.9

44.1

100.0

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

58.9

41.1

100.0

 (注)百分率は請負金額比であります。

3.売上高

期別

区分

官公庁(百万円)

民間(百万円)

合計(百万円)

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

設備工事事業

8,868

63,529

72,397

機器製造販売事業

5,060

5,060

合計

8,868

68,589

77,458

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

設備工事事業

6,010

80,354

86,365

機器製造販売事業

3,443

3,443

合計

6,010

83,798

89,809

(注)1.前事業年度完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。

独立行政法人国立病院機構

弘前病院

独立行政法人国立病院機構弘前総合医療センター(仮称)整備工事(機械)

鹿島建設㈱

中外ライフサイエンスパーク横浜建設工事のうち給排水衛生設備工事

清水建設㈱

鹿児島中央駅西口複合ビル(仮称)機械設備工事

全星薬品工業㈱

全星薬品工業㈱岸和田工場E棟新築建設に伴う機械設備工事

㈱竹中工務店

東北学院大学五橋キャンパス(講義棟)機械設備工事

当事業年度完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。

戸田建設㈱

渋谷駅桜丘口再開発 B街区空気調和換気設備工事・給排水衛生設備工事

国立大学法人弘前大学

弘前大学(医病)病棟新営その他機械設備工事

清水建設㈱

ロジポート名古屋新築工事に伴う空気調和衛生設備工事

大林組

東洋大学朝霞キャンパス整備工事(空調設備工事)

千葉県

(仮称)千葉県総合救急災害医療センター空調設備工事

2.売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。

前事業年度 鹿島建設㈱    9,434百万円 12.2%

清水建設㈱    8,106百万円 10.5%

当事業年度 鹿島建設㈱   15,967百万円 17.8%

㈱竹中工務店   9,017百万円 10.0%

 

 

4.繰越高(2024年3月31日現在)

区分

官公庁(百万円)

民間(百万円)

合計(百万円)

設備工事事業

9,088

72,175

81,264

機器製造販売事業

5,545

5,545

合計

9,088

77,721

86,810

 (注)繰越工事のうち主なものは、次のとおりであります。

大林組

NHK川口施設(仮称)

2026年3月完成予定

大林組

近畿大学医学部・近畿大学病院新築工事(A工区)

外来棟・臨床研究棟・PD 機械設備工事/樋工事

2025年7月完成予定

ナカノフドー建設

㈱児湯食鳥 都城工場建設計画 機械設備工事

2024年10月完成予定

鹿島建設

浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事に伴う給排水衛生設備工事(1期)

2024年11月完成予定

沖縄防衛局

ハンセン(R2)隊舎(4011)新設機械工事

2025年3月完成予定

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況の分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社グループの経営に影響を与える大きな要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

1.財政状態

(資産総額)

当連結会計年度末の資産総額は84,012百万円で、前連結会計年度末比5,070百万円の増加となりました。

流動資産は63,854百万円で、前連結会計年度末比4,653百万円の増加となりました。主な増加は、現金預金1,099百万円、受取手形・完成工事未収入金等の売上債権2,362百万円及び電子記録債権2,187百万円です。

固定資産は20,157百万円で、前連結会計年度末比416百万円の増加となりました。主な増加は、投資有価証券541百万円です。

 

(負債総額)

当連結会計年度末の負債総額は45,255百万円で、前連結会計年度末比1,694百万円の増加となりました。

流動負債は43,677百万円で、前連結会計年度末比2,034百万円の増加となりました。主な増加は、未払法人税等746百万円及び工事損失引当金905百万円です。

固定負債は1,578百万円で、前連結会計年度末比340百万円の減少となりました。主な減少は、繰延税金負債292百万円です。

 

(純資産総額)

当連結会計年度末の純資産総額は38,756百万円で、前連結会計年度末比3,375百万円の増加となりました。

株主資本は34,316百万円で、前連結会計年度末比2,523百万円の増加となりました。主な増加は、利益剰余金2,491百万円です。

その他の包括利益累計額は4,440百万円で、前連結会計年度末比851百万円の増加となりました。主な増加は、その他有価証券評価差額金627百万円です。

 

 

2.経営成績

(受注高)

受注高は、設備工事事業が前連結会計年度に比べ13.5%増加の93,161百万円、機器製造販売事業が前連結会計年度に比べ5.6%減少の4,424百万円を計上したことにより、前連結会計年度に比べ12.5%増加の97,586百万円となりました。

 

(売上高)

売上高は、設備工事事業が前連結会計年度に比べ17.5%増加の88,235百万円、機器製造販売事業が前連結会計年度に比べ32.0%減少の3,441百万円を計上したことにより、前連結会計年度に比べ14.4%増加の91,676百万円となりました。

 

(売上総利益、一般管理費及び営業利益)

売上高の増加と工事採算の改善などにより、売上総利益は前連結会計年度に比べ2,599百万円増加し、11,652百万円となりました。販売費及び一般管理費は、前連結会計年度より増加し7,084百万円となりました。

その結果、営業利益は前連結会計年度に比べ69.3%増加の4,568百万円となりました。

 

(経常利益)

経常利益は、営業外損益が328百万円のプラスとなったことにより、前連結会計年度に比べ56.6%増加の4,896百万円となりました。

 

(親会社株主に帰属する当期純利益)

親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損益に投資有価証券売却益251百万円等を計上したことにより、前連結会計年度に比べ49.6%増加の3,712百万円となりました。

 

3.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

(設備工事事業)

設備工事事業は、建設投資は堅調に推移しておりますが、資機材価格の高騰、労働者不足によるコストの上昇などが懸念される状況が続きました。

受注高は、民間工事が前年を上回ったことにより、前連結会計年度に比べ13.5%増加の93,161百万円となりました。

売上高は、民間工事が前年を上回ったことにより、前連結会計年度に比べ17.5%増加の88,235百万円となりました。

セグメント利益は、売上高の増加と工事採算の改善などにより、前連結会計年度に比べ98.8%増加の5,111百万円となりました。

セグメント資産は、受取手形・完成工事未収入金等の売上債権が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ5,774百万円増加の50,947百万円となりました。

 

(機器製造販売事業)

機器製造販売事業は、FPD製造装置向け製品、半導体製造装置向け製品ともに、納入先の生産調整の影響などによる減少が続きました。

受注高は、主に半導体製造装置向け製品が減少したことにより、前連結会計年度に比べ5.6%減少の4,424百万円となりました。

売上高は、FPD製造装置向け製品が減少したことにより、前連結会計年度に比べ32.0%減少の3,441百万円となりました。

セグメント損失は、売上高が減少したことにより、前連結会計年度の営業利益126百万円から減少し、542百万円の営業損失となりました。

セグメント資産は、仕掛品等が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ526百万円増加の6,202百万円となりました。

 

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 

1.資金需要

当社グループの主要な資金需要は、設備工事事業における工事施工及び機器製造販売事業における製品製造販売のための材料費、外注費、経費、並びに販売費及び一般管理費等の営業費用の支払いに要するものであります。

 

2.財務政策

当社グループは、事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの借入れにより資金調達を行っております。また、国内金融機関において合計50億円のコミットメントラインを設定しており、流動性の補完にも対応が可能となっております。

 

③ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上を目指し第18次中期経営計画を策定しております。詳細につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載のとおりであります。

また、2025年3月期につきましては、受注高84,700百万円、売上高92,500百万円、営業利益3,600百万円、経常利益3,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,100百万円を目標達成のための客観的な指標としております。

 

④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

連結財務諸表作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、「設備工事事業」、「機器製造販売事業」の2つを報告セグメントとしております。

設備工事事業につきましては、空気調和衛生設備の技術を核として、その設計・監督・施工を主な事業としております。

機器製造販売事業につきましては、設備工事事業と合わせて、空気調和、温湿度調整の技術を活かし、半導体やFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向けの精密環境制御機器を主とした環境機器の製造販売を行っております。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。

報告セグメントの利益は営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部売上高は市場実勢価格に基づいております。

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結財務諸表

計上額

 

設備工事

事  業

機器製造

販売事業

合 計

売上高

 

 

 

 

 

(1)外部顧客への売上高

75,110

5,060

80,171

80,171

(2)セグメント間の内部売上高又は振替高

45

45

△45

75,155

5,060

80,216

△45

80,171

セグメント利益(注)2

2,571

126

2,697

2,697

セグメント資産

45,173

5,675

50,849

28,092

78,941

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

420

157

578

578

有形固定資産及び

無形固定資産の増加額

1,240

133

1,374

1,374

減損損失(注)3

14

0

14

14

(注)1.調整額は以下のとおりであります。

セグメント資産の調整額の主なものは当社の余資運用資金(現金預金)及び長期投資資金(投資有価証券)等であります。

2.セグメント利益の合計額は、連結財務諸表の営業利益と一致しております。

3.減損損失の内訳は土地12百万円及び電話加入権(無形固定資産)2百万円であります。

 

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結財務諸表

計上額

 

設備工事

事  業

機器製造

販売事業

合 計

売上高

 

 

 

 

 

(1)外部顧客への売上高

88,235

3,441

91,676

91,676

(2)セグメント間の内部売上高又は振替高

4

2

7

△7

88,240

3,443

91,683

△7

91,676

セグメント利益又は損失(△)(注)2

5,111

△542

4,568

4,568

セグメント資産

50,947

6,202

57,150

26,861

84,012

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

468

142

610

610

有形固定資産及び

無形固定資産の増加額

467

78

545

545

減損損失(注)3

0

0

0

(注)1.調整額は以下のとおりであります。

セグメント資産の調整額の主なものは当社の余資運用資金(現金預金)及び長期投資資金(投資有価証券)等であります。

2.セグメント利益又は損失の合計額は、連結財務諸表の営業利益と一致しております。

3.減損損失の内訳は電話加入権(無形固定資産)0百万円であります。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

鹿島建設㈱

9,434

設備工事事業

清水建設㈱

8,106

設備工事事業

 

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

鹿島建設㈱

15,967

設備工事事業

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2022年4月1日  至 2023年3月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

設備工事事業

機器製造販売事業

合計

減損損失

14

0

14

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日  至 2024年3月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

設備工事事業

機器製造販売事業

合計

減損損失

0

0

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。