2026年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    1,244名(単体) 3,935名(連結)
  • 平均年齢
    39.0歳(単体)
  • 平均勤続年数
    14.0年(単体)
  • 平均年収
    7,579,460円(単体)
  • 平均年収の
    対前年増減率
    1.5%(単体)

従業員の状況

人材戦略に関する基本方針等

(1)【人材戦略に関する基本方針等】

当社は、「ワクワクする未来に向けて価値提供に挑み続けるプロフェッショナル」を人財ビジョンに掲げ、広い視野を持って持続的な成長を志向し、専門性をもって豊かな食の未来を創造する人財の育成を最重要経営課題の一つとして位置付けています。

この人財ビジョンは、従業員とその家族が、心身ともに健康であることがすべての基盤になるという考えのもと、①広い視野を持ち、価値提供に向けて持続的に成長を志向する人財、②プロフェッショナルとして、人々のくらしを支え豊かな食の未来を創る人財、③自分ゴトとして捉え、新しい課題を発見し、時代を切り拓く人財、という三つの要素で構成されています。

この人財ビジョンを基軸として、人財戦略上の5つの重点テーマを掲げ、人事制度改定、育成体系の再構築、組織風土づくりの三領域から人財戦略を推進しています。

また、当社では「プロセス」と「成果」の双方を重視し、挑戦を正当に評価する仕組みを整備し、これらの取り組みを通じて、能力・挑戦・成果が適切に処遇へ反映される制度運用をしています。

 

<人財ビジョンおよび重点テーマ>

 

<給与及び処遇の決定に関する方針>

当社は、従業員の給与及び処遇について、結果のみならず、その結果に至るまでの取組姿勢や業務遂行プロセスを含めて総合的に評価することを基本方針としています。個人の業績や能力の発揮状況に加え、組織への貢献、協働姿勢等を適切に評価することで、持続的な成長と人財育成につながる処遇の実現を目指しています。

評価の実施にあたっては、期初に上司と部下との間で目標設定面談を行い、期待される役割や目標内容について相互に確認するとともに、評価時には結果及びその達成プロセスについて面談を実施し、評価内容の共有とフィードバックを行っています。これらの対話を通じて、評価の透明性及び納得性を高めるとともに、従業員の成長支援につなげています。

また、評価の公正性及び客観性を確保するため、考課者に対する研修を継続的に実施し、評価基準の理解促進や評価スキルの向上に努めています。こうした取組を通じて、適切な評価と処遇を実現し、従業員の能力開発及び組織全体の成長を促進してまいります。

 

 

 

(2)【従業員の状況】

① 連結会社の状況

 

2026年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

製粉事業

647

[107]

食品事業

2,041

[3,578]

その他

846

[2,268]

全社(共通)

401

[82]

合計

3,935

[6,035]

(注)従業員数は就業人員(連結会社外への出向者を除いております。)であり、臨時雇用者数は[ ]内に外数で記載

しております。

 

② 提出会社の状況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢

平均勤続年数

平均年間給与(円)

平均年間給与の

対前事業年度増減率

(%)

1,244

[236]

39

2

ヶ月

14

5

ヶ月

7,579,460

1.5

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

製粉事業

344

[76]

食品事業

488

[71]

その他

11

[7]

全社(共通)

401

[82]

合計

1,244

[236]

(注)1.平均年間給与は、基準外賃金及び賞与を含んでおります。

2.従業員数は就業人員(当社外への出向者を除いております。)であり、臨時雇用者数は[ ]内に外数で記載しております。

 

③ 労働組合の状況

当社にニップン労働組合(組合員数924名 出向者含む)、松屋製粉㈱に松屋製粉労働組合(組合員数46名)、丸七商事㈱に丸七商事従業員組合(組合員数60名)、㈱ナガノトマトにナガノトマト労働組合(組合員数103名)、エヌピーエフジャパン㈱にNPFJ労働組合(組合員数41名)、伊藤製パン㈱に伊藤製パン労働組合(組合員数352名)が組織されております。

なお、労使関係は安定しており特記すべき事項はありません。

 

④ 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の額の差異

(ⅰ)提出会社

当事業年度

補足説明

管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合(%)

 (注)1

男性労働者の育児休業取得率(%)

 (注)2

労働者の男女の賃金の額の差異(%)

(注)1

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

10.0

93.9

73.3

78.0

65.2

 

(注)1.管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、及び労働者男女の賃金の額の差異は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。

2.男性労働者の育児休業取得率は、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。

 

(ⅱ)連結子会社

当事業年度

補足説明

名称

管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合

 (%)

(注)1

男性労働者の育児休業取得率

 (%)

(注)2

労働者の男女の賃金の額の差異(%)

(注)1

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

畑中食品

16.7

71.4

75.4

89.7

 

オーケー食品工業㈱

2.3

66.7

73.7

71.5

74.8

 

㈱ファーストフーズ

19.7

50.0

79.3

68.9

95.4

 

㈱一富士製麺所

100.0

73.2

85.8

83.8

 

ニップンドーナツ九州㈱

74.0

93.6

123.7

 

大和フーヅ㈱

60.0

72.8

73.3

120.9

 

㈱G&Lマート

8.3

50.0

68.8

83.2

102.5

 

伊藤製パン㈱

6.4

87.5

75.1

79.1

84.0

 

㈱ファーストフーズ名古屋

100.0

66.4

82.4

86.9

 

(注)1.管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合、及び労働者男女の賃金の額の差異は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。

2.男性労働者の育児休業取得率は、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

当社グループは、2024年5月に「長期ビジョン2030」を公表しました。グループの経営理念を実現するため、2030年に目指す姿を「ニップングループは、総合食品企業として、食による社会課題の解決に挑み続けます」としました。このビジョンは、事業の成長による経済価値の創出と、価値創出の源泉となる社会的価値である、「従業員」「社会」「生活者」のウェルビーイングを同時に実現する、総合食品企業としての成長戦略を示したものです。「長期ビジョン2030」が役員、従業員に浸透することで、サステナビリティに対する意識も高まり新たな事業機会の獲得や、ニップングループの価値向上につながっていくものと考えています。

 

(1)ガバナンス

当社グループでは、経営における最高責任者である当社代表取締役社長を委員長とした「サステナビリティ委員会」を取締役会の諮問機関として設置し、執行機関として「サステナビリティ実行委員会(委員長:代表取締役社長)とその傘下に「環境部会」、「健康経営推進部会」、「HC部会」を設置し、グループ全体の多様なサステナビリティ課題に取り組む体制を構築しています。

「サステナビリティ委員会」は、年2回開催、長期的視点に立ち社会のサステナビリティを多角的に検討し、当社グループのサステナビリティに関する方向性、マテリアリティや戦略のあり方について議論し、取締役会へ答申します。「サステナビリティ実行委員会」はサステナビリティ経営を推進するため、マテリアリティに則した施策の立案、施策の進捗管理、各部門、事業計画へのサステナビリティ視点での提案、支援、取りまとめを行います。

 

 

 

 

(2)戦略

当社グループは、「食によるウェルビーイングの追求」「食と健康を通じた社会への貢献」「環境保護への取り組み」「人的資本への取り組み」「持続的成長をするための企業活動」「企業統治の強化」の6つのマテリアリティを経営の重要課題と位置づけ、具体的な活動を全従業員が一丸となって取り組むことで企業としての持続的成長を図りながら持続可能な社会の実現に貢献していきます。

 

(3)リスク管理

気候変動関連を含め、さまざまなリスクが事業に及ぼす影響について対応するため、「リスクマネジメント委員会」を設置しています。変化のスピードが従来以上に加速され、また未知のリスクに対する対応も求められる中で、可能性を含めた、当社グループが直面するリスクについて洗い出し、重要リスクの優先順位付けとその対策を立案します。本委員会は、事業遂行部会、災害対策部会、コンプライアンス部会、情報セキュリティ部会の4部会で構成しており、各部会においてそれぞれ担当の事案を検証し、必要に応じて対応します。同委員会は年2回開催し、その内容を取締役会に報告します。

近年重要性が高まっている「持続可能なサプライチェーン」への対応として、当社グループは「人権方針」「調達基本方針」「生物多様性方針」を見直しました。これに基づき、人権デュー・ディリジェンスの実施や、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の提言に沿った分析を行い、事業上のリスクと機会を特定することで、適切な事業運営を進めています。また、分析結果については、適宜情報開示を行います。

 

(4)指標および目標

当社グループは気候変動への対応は企業理念を実現するための重要な課題のひとつと捉えています。食の持続可能性に対する負のインパクトを軽減するため、GHG排出量の削減に取り組むことの重要性を認識し、2030年度までに、Scope1、2のGHG排出量を総量で2021年度比42%削減する目標を策定しました。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、具体的な取り組みを実行に移していきます。

今後、その他の課題についても、定量、定性目標を定め、事業と一体となった取り組みを推進していきます。

 

 

<サステナビリティ重要課題>

①気候変動への対応

当社グループは、穀物や野菜、魚介類など、多くの地球の恵みの恩恵を受け、事業を展開しています。これらの素材の調達から製造、物流、加工等のサプライチェーン全体の事業活動が環境に大きな影響を与えていることを認識しています。サステナブルな食料システムの維持のため、「気候変動対応」「生物多様性の保全」「循環型社会の実現」を通じ、食の持続可能性に対する負のインパクトを軽減することは、当社グループの事業継続において、喫緊の課題です。

経営理念「人々のウェルビーイング(幸せ・健康・笑顔)を追求し、持続可能な社会の実現に貢献します」の実現のため、事業全体を通じて、環境保護への取り組みを推進していきます。

 

 

具体的活動

2026年2月に稼働を開始した、知多工場では、当社国内工場で4例目となる太陽光発電設備を導入しました。また、使用電力の100%を実質再生可能エネルギーとし、ZEBReadyの取得など、高い省エネ性能を実現しました。

今後も省エネ設備の導入、再生可能エネルギー設備の導入、再エネ電力の調達等に関するロードマップの的確な見直しを行いながら、着実なGHG排出量削減に努めていきます。

 

 

(参考)太陽光発電設備導入状況

年度

2022年度

2023年度

2024年度

2025年度

2026年度予定

設置拠点数(累計)

2

4

5

7

8

発電量(MWh)

253

1,870

2,811

3,082

4,677

CO₂排出削減量(t-CO₂)

110

920

1,509

1,648

2,315

 

 

 

  (参考)GHG排出量推移                                    (千t-CO2)

 

2018年度

2019年度

2020年度

2021年度

2022年度

2023年度

2024年度

Scope1

48

49

44

47

47

47

46

Scope2

114

113

112

113

115

118

113

Scope3

3,120

3,930

4,260

  (注)Scope1、2:当社及び連結子会社

Scope3  :2022年度は当社製粉事業のみ。2023年度以降は当社製粉事業及び食品事業

 

 

TCFDシナリオ分析

当社グループは2024年にTCFD提言に基づいた情報開示の見直しを行いました。今後はTNFD提言に基づく開示と合わせ、気候変動対応および、生物多様性保全に努めていきます。

 

(ガバナンス)

気候変動への対応はグループ会社を含めた、全社的な課題として捉え、取締役会の監督のもと環境部会が中心となり具体的な取り組みを進めています。

 

(戦略)

当社グループは、「長期ビジョン2030」の実現に向け、6つのマテリアリティの具体的な活動に一丸となって取り組むことで、企業としての持続的成長を図りながら持続可能な社会の実現に貢献しています。気候変動への取り組みについては、TCFDに賛同し、1.5シナリオ・4シナリオを用いてシナリオ分析を行い、リスク・機会の財務的影響を評価しています。

 

●気候変動リスク

分類

当社グループへの影響

対応策

移行

リスク

・炭素価格の上昇によるサプライチェーン全体のコスト上昇

・太陽光発電設備の導入

・再生可能エネルギーへの切り替え

・インターナルカーボンプライシング導入

物理

リスク

・異常気象の激甚化による風水害の増加

・風水害に対応する設備投資

・平均気温上昇による農産物の栽培適地の変化、収量低下、品質劣化、価格上昇

・複数購買先の確保

・干ばつにつよい品種の育種

・風水害に強いエリアの特定と対応

 

 

●気候変動による機会

分類

想定される事象

対応策

製品・

サービス

新技術の利用

・環境負荷の低い製品やフードロス削減対応商品の開発

市場

生活者の行動・嗜好の変化

・代替タンパク製品の開発

・持続可能な原材料活用商品の使用

・環境配慮型製法や製品の開発

 

(リスク管理)

気候変動関連を含めた、自然資本関連分析と対応策については、対応する部会およびワーキンググループ、タスクフォースにおいて検討し、サステナビリティ実行委員会に報告され、議論され、取締役会の監督のもと、経営に反映されます。

 

(指標と目標)

気候変動に関する主な指標と目標は以下の通りです。

指標

目標

Scope1,2排出量削減

(2021年度比)

2030年

42%削減

2050年

カーボンニュートラル

 

②生物多様性への対応

TNFD提言に基づく情報開示

ニップングループはTNFD提言に基づいた情報開示を開始しました。2025年度は初期的開示とし、今後はバウンダリーを広げ、より精度の高い開示を目指していきます。

 

(ガバナンス)

体制

自然資本、生物多様性に関する取り組みは、社内横断の生物多様性関連タスクフォースで議論され、環境部会で全部門に共有後、サステナビリティ委員会に報告を行っています。サステナビリティ委員会は年に2回開催され、当社グループのサステナビリティに関する方向性、マテリアリティ戦略のあり方について議論し、取締役会に答申します。特に重要な案件については取締役会で審議・決議されます。

 

ステークホルダーとの関わり

自然との相互作用にも配慮した持続可能なサプライチェーンの構築には、様々なステークホルダーとの適切な協働が不可欠となります。当社グループは、「ニップングループ調達基本方針」を制定し、その中では人権・労働安全衛生への配慮や環境負荷低減、生物多様性への配慮等を掲げています。加えて、サプライヤーの皆様との適切な協働の推進に向けて「サプライヤーの皆様へのお願い」を制定し、その中で生物多様性への配慮など、環境に関するお願い事項を設定し、関係者に対し協働を求めています。

 

(戦略 ―自然関連分析と「リスクと機会」の検討―)

TNFDが推奨するLEAPアプローチ(注1)を踏まえて検討を行いました。まずは、当社グループのバリューチェーンのなかで「検討対象とする経済活動」を絞り込んだ結果、今回の評価では「原材料生産」と「製粉・食品加工(国内工場)に焦点を当てることとしました。なお、今回の評価では、原材料生産については、特に注目する品目として、調達金額が大きく、かつ自然への依存や影響が特に大きいと想定される5つの作物(小麦、サトウキビ、コメ、トウモロコシ、パーム)を設定しました。そして、対象活動による自然への「依存と影響」についてのENCORE(注2)を用いた評価や、活動地域の「自然の状況」を踏まえ、「リスクと機会」の検討を行いました。

 

(注1)TNFDが推奨する自然関連のリスクや機会を評価するためプロセス。Locate、Evaluate、Assess、Prepareの4フェーズで構成。

(注2)経済が自然にどのように依存しており、影響する可能性があるのか、環境の変化がどのようにビジネスのリスクを生み出すかを可視化するためのツール

 

●想定されるリスクと機会

対象

分類

想定される

機会とリスク

具体的な内容

主な対応策

原材料生産

物理リスク

(慢性)

温暖化による

栽培適地の変化

・調達コストの上昇

・調達量の減少

・水リスクや気候変動リスク対応のための追加的コスト

・気候変動に対応可能な品種の育種

・複数調達先の確保

・事業活動におけるGHG排出量削減

物理リスク

(急性)

農業における

天候被害の頻発

移行リスク

肥料・農薬など農業資材利用に関する規制強化

・規制対応のための追加的コスト

・対応が不十分な場合のステークホルダーからのレピュテーション低下

・生産者と協力した環境負荷の低い農業への取り組み

機会

持続可能な農業への貢献を通じたサプライチェーンの安定化

・ステークホルダーからのレピュテーション向上

・原材料生産基盤の安定化/持続化

・生産者と協力した環境負荷の低い農業への取り組み

・国内の気候に適応かつ高付加価値な小麦品種の育種

製粉・

食品加工

(国内工場)

物理リスク

(慢性/急性)

工場の取水流域の劣化

・取水流域付近での開発、降雨量の変化で水量の減少や、水質悪化等が生じることによる工場での取水が不安定化

・水リスク対応のための追加的コスト

・工場での水使用量の把握と、操業エリアの水リスク評価

・水利用に関する従業員の意識啓蒙(節水、水涵養等)

機会

節水活動や水涵養による水ストレスの低減

・ステークホルダーからのレピュテーション向上

・水利用の効率化と削減

・流域での水涵養

・工場における節水やリユース水の利用

 

③持続的成長をするための企業活動

人権リスクへの対応

当社グループのバリューチェーン上の人権リスクに向き合うための実行プロセスとして、人権デュー・ディリジェンスガイダンスに沿って取り組んでいます。2025年度はニップングループ全社に対し、「人権に関する取組に関するセルフアセスメント」を実施しました。

 

人権に関する社内啓発の取り組み

経営理念に基づき、企業活動全体において、すべての人が生まれながらに持つ生存権と自由を確保し、社会において幸福な生活を営むために欠かすことのできない人間の尊厳に基づく人権を尊重する責務を果たすことの重要性を認識しています。当社グループの従業員は、ニップングループ人権方針に基づき、サプライチェーン全体での人権尊重の理解促進と実践を進めていきます。

 

④人的資本に関する指標及び目標

当社は、持続的な企業価値向上の実現に向けて、多様な人財がそれぞれの能力を最大限に発揮できる組織づくりを推進しています。食品メーカーとして、安全・安心で高品質な製品の提供を継続するとともに、社会環境や消費者ニーズの変化に対応していくためには、多様な価値観や経験を有する人財の活躍が不可欠であると考えています。

そのため、従業員一人ひとりの主体的な成長を支援し、専門性の向上やキャリア形成を促進するとともに、多様な人財を活かすマネジメント力の育成を重視しており、性別、年齢、国籍、障がいの有無等にかかわらず、一人ひとりが能力を発揮できる環境づくりに取り組んでいます。

また、従業員の健康を経営基盤の重要な要素と位置付け、健康経営を土台とした職場環境の整備を推進しています。柔軟な働き方の推進や仕事と育児・介護との両立支援に取り組むとともに、DE&Iの推進を通じて、誰もが尊重され、安心して挑戦できる職場風土の醸成を図り、従業員のエンゲージメント向上を目指しています。

以上の方針を踏まえ、当社では人的資本の取組状況を把握し、継続的に改善していくために、以下の指標および目標を設定し、進捗を管理しています。

なお、これらの指標は当社単体の取組状況を対象としております。グループ全体では制度や運用方針に差異があり、現時点で統一的な指標や目標を設定することは困難なため、本書では当社単体の実績を開示しています。今後は、連結ベースでの開示の在り方についても検討を進めてまいります。

 

指標及び目標

 

2024年度実績

2025年度実績

2026年度目標

女性管理職比率

10.0%

10.0%

12.0%

育児休業取得率

男性

88.2%

93.9%

100.0%

女性

100.0%

100.0%

100.0%

(注)1.育児休業取得者には、年度内に産後休業を開始した者も含む。

 

人的資本に関する情報開示

 

2023年度実績

2024年度実績

2025年度実績

エンゲージメント調査結果

70.4

(他社平均比+2.1)

72.3

(他社平均比+2.8)

73.1

(他社平均+1.9)

経験者採用数

30人

42人

33人

教育・研修投資金額

71,932千円

104,987千円

114,710千円

年次有給休暇平均取得日数

13.3日

13.7日

14.0日

育児休業

平均取得日数

男性

20.1日

18.2日

25.5日

女性

311.1日

373.3日

333.0日

適正体重維持者割合

(BMI値)

63.3%

64.5%

65.1%

高ストレス者割合

8.5%

9.3%

8.3%

(注)1.育児休業は、年度内に育児休業を終了した者の平均取得日数。

 

労働者の男女の賃金の額の差異

 

2023年度実績

2024年度実績

2025年度実績

全労働者

73.3%

73.5%

73.3%

うち正規雇用労働者

80.3%

79.7%

78.0%

うちパート・有期労働者

65.4%

66.9%

65.2%

(注)1.パート労働者については、正規雇用労働者の所定労働時間(1日7.7時間)で換算した人数を基に算出。