2026.06.01更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: Integrated Report 2025

サマリ

ニップンは1896年創立の製粉事業を祖業とし、小麦粉の安定供給から冷凍食品、中食、ヘルスケア、ペットフードまで展開する総合食品企業です。小麦や大豆、アマニなど多様な原材料調達力と、プレミックスやパスタ、冷凍食品に結実した加工技術力を強みとします。冷凍食品事業と海外事業を成長ドライバーに位置付け、人々のウェルビーイングに資する高付加価値商品と総合食品企業としてのシナジーで、食による課題解決と持続的成長の両立に挑んでいます。

目指す経営指標

・2026年度中期目標:売上高4,500億円、営業利益210億円、ROE8%以上、ROIC5%以上の達成をめざ
・2030年度長期ビジョン2030:売上高5,000億円、営業利益250億円の水準を目標とする
・冷凍食品事業:2030年度までに年間売上高900億円、売上構成比18%をめざす
・海外事業:2030年度までに年間売上高600億円、売上構成比12%をめざす
・政策保有株式:2026年度末までに保有額を連結純資産比20%未満へ縮減し、PBR1倍以上をめざす
・人的資本:2026年度までに女性管理職比率12%、男性育児休業取得率100%を目標とする
・環境:2030年度までにScope1・2のGHG排出量を2021年度比42%削減し、2050年カーボンニュートラルの実現をめざす

用語解説

■プレミックス
小麦粉に砂糖や油脂、ベーキングパウダー、香辛料などをあらかじめ配合した「調理用の粉製品」の総称です。ホットケーキミックスや天ぷら粉のように、水や卵を加えるだけで一定の品質の料理が作れるように設計されており、家庭用だけでなく、外食・中食向けの業務用としても使われます。

■オーマイ
ニップンを代表する食品ブランドで、パスタやパスタソース、冷凍パスタなどに使われています。長年親しまれているブランドであり、家庭の食卓向けの商品から、少しこだわりのあるメニューまで幅広いラインアップを展開している点が特徴です。

■オーマイプレミアム
「オーマイ」ブランドの中でも、素材や味わいによりこだわったシリーズです。具材感のあるソースや本格的な食感のパスタなど、外食店のような味を家庭で楽しめることを意識した商品群として位置づけられています。

■中食
自宅のキッチンで「一から調理する」のでも、「外食店で食べる」のでもない、持ち帰り惣菜や弁当、調理済み食品などを購入し、自宅や職場で食べるスタイルを指す言葉です。ニップンは冷凍食品や惣菜向け素材を通じて、この中食市場向けの商品・提案を強化しています。

■長期ビジョン2030
2030年を目標年度として、ニップンがどのような姿の企業を目指すかを示した長期経営構想です。製粉と食品事業を基盤に、冷凍食品やヘルスケア、海外事業などの成長分野を伸ばし、ウェルビーイングの実現と企業価値の向上を両立させる方向性を明確にした枠組みです。

■知多新工場
小麦粉や関連製品の生産力を高めるために整備している最新鋭の工場です。自動化や省人化、省エネルギー設備などを取り入れ、安定供給とコスト競争力の強化を目的とした国内の主要生産拠点として位置づけられています。

■新R&Dセンター
これまで分散していた研究開発機能を集約し、原材料研究から商品開発、品質評価までを一体で進めるための新しい研究開発拠点です。製粉技術や冷凍技術、健康素材などニップンの強みとなる技術を深めると同時に、部門をまたいだ連携で新商品の創出スピード向上を狙っています。

■Utah Flour Milling
米国での原料調達や製粉事業の強化を目的として位置づけられている製粉会社です。小麦産地に近いエリアで製粉機能を持つことで、北米市場でのビジネス機会の拡大や、グローバルな原料調達力の向上につなげる狙いがあります。

■NIPPN Vietnam
ベトナムでプレミックスやパスタ、冷凍食品などを展開するための拠点として設立された現地法人です。東南アジアで伸びる需要を取り込みつつ、現地ニーズに合わせた商品開発や供給体制を整えることで、海外事業の成長を支える役割を持ちます。

■人財ビジョン
人を「人材」ではなく「人財」と捉え、会社の成長を支える重要な資産として位置づける考え方を示したニップン独自の人事・人材戦略の方向性です。採用、育成、配置、働き方などを通じて、一人ひとりが能力を発揮し、仕事への誇りとやりがいを感じられる状態を目指す姿をまとめたものです。

■6つのマテリアリティ
ニップンが中長期的な企業価値向上のために特に重要と考えるサステナビリティ上の重点課題を、6つのテーマに整理したものです。食の安全・安心、健康価値の提供、環境対応、人材や組織に関する取り組みなどについて、どこに力を入れて取り組むかを社内外に示す指針となっています。

■従業員・社会・生活者のウェルビーイング
ニップンが掲げる価値観の一つで、「従業員」「社会」「生活者」の三者がそれぞれ心身ともに満たされ、良い状態でいられることを目指す考え方です。従業員には働きがいと成長機会を、社会には安定した食の供給や環境配慮を、生活者にはおいしさと健康を提供することで、三者の幸せを同時に実現しようとする姿勢を表しています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

1896年12月

東京深川扇橋に「日本製粉株式会社」設立。

我が国初の欧米式機械製粉設備を採用し、小麦粉月産能力440トンで操業開始。

1924年5月

我が国初の本格的大規模臨海工場として横浜工場完成。

1925年9月

小樽工場完成。

1928年7月

名古屋工場完成。

1949年5月

東京、大阪証券取引所に株式上場登録。

1951年4月

「株式会社扇屋商店」(1964年に社名を「日本商事株式会社」に変更)を設立。

1952年3月

中央研究所を設置。

太平洋戦争で被災した工場の再建が完了する。

1955年2月

「日粉食糧株式会社」(1983年に社名を「オーマイ株式会社」に変更)を設立。

「オーマイ」ブランドの誕生。

1958年8月

「松屋製粉株式会社」を設立。

1967年9月

本店を東京都渋谷区に移転。

1972年10月

「ニップンドーナツ株式会社」を設立。

1974年2月

神戸甲南工場完成。

1975年6月

「ニップン機工株式会社」(現・ニップンエンジニアリング株式会社)を設立。

1976年7月

「新日本商事株式会社」を設立。

1978年2月

千葉工場完成。

1982年7月

「日本リッチ株式会社」を設立。

1985年2月

福岡工場完成。

1989年3月

「エヌピーエフジャパン株式会社」を設立。

   6月

竜ヶ崎工場完成。

1990年10月

「オーマイ株式会社」を吸収合併し、厚木、加古川工場とする。

1995年4月

「株式会社ファーストフーズ」の株式を取得。

1996年6月

「日本商事株式会社」が「新日本商事株式会社」を吸収合併し、社名を「新日本商事株式会社」に変更する。

 

「ニップン冷食株式会社」を設立。

   11月

タイにおいて「Nippon Flour Mills(Thailand) Ltd.」(現・NIPPN FOODS CORPORATION(THAILAND) LTD.)を設立。

1998年3月

「オーマイ株式会社」を設立。

   4月

パスタ製造部門を分社化し、厚木、加古川工場はオーマイ株式会社厚木、加古川工場となる。

   7月

「新日本商事株式会社」が「株式会社プロス」を吸収合併し、社名を「ニップン商事株式会社」に変更する。

2000年5月

米国において「Pasta Montana,L.L.C.」を買収。

「ニップンドーナツ関西株式会社」を設立。

2003年

冷凍パスタシリーズ「オーマイプレミアム」を発売開始。

   10月

「オーケー食品工業株式会社」の株式を取得。

2005年4月

「株式会社ニップン商事コーポレーション」を設立。

2006年3月

タイにおいて「NIPPN(Thailand)Co.,Ltd.」を設立。

   6月

米国において「NIPPN California Inc.」を設立。

2013年9月

「株式会社ナガノトマト」の株式を取得。

2014年4月

インドネシアにおいて「PT.NIPPN FOODS INDONESIA」を設立。

2016年8月

本店を現在地に移転。

2019年8月

リンクスクエア新宿が竣工。

2021年1月

社名を「株式会社ニップン」に変更。

   4月

「東福製粉株式会社」を吸収合併し、福岡那の津工場とする。

「ニップン冷食株式会社」より冷凍食品製造事業を譲り受け、伊勢崎、竜ヶ崎冷食工場とする。

2022年7月

「オーケー食品工業株式会社」の株式を追加取得し、同社を完全子会社とする。

2023年5月

2024年7月

2025年4月

2026年2月

米国において「Utah Flour Milling,LLC」に出資し、同社を持分法適用会社とする。

ベトナムにおいて「NIPPN Vietnam Company Limited」を設立。

株式会社畑中食品を連結子会社化。

知多工場完成。

関係会社

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な

事業の内容

議決権の

所有割合

(%)

関係内容

役員の

兼任

営業上の取引

設備の賃貸借

その他

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

松屋製粉㈱

栃木県

100

製粉事業

100.0

当社製品を同社が購入、同社製品を当社が販売

(注)3

上三川町

百万円

ニップン商事㈱

大阪市

65

製粉事業

95.6

当社製品を同社が販売

当社が建物等を

賃貸

中央区

百万円

㈱ニップン商事

コーポレーション

東京都

70

製粉事業

100.0

当社製品を同社が販売

(注)3

渋谷区

百万円

鈴木㈱

広島市

150

製粉事業

63.7

当社製品を同社が販売

中区

百万円

丸七商事㈱

(注)1

新潟市

79

製粉事業

68.7

当社製品を同社が販売

東区

百万円

(8.5)

オーマイ㈱

神奈川県

80

食品事業

100.0

1名

当社製品を同社が購入、同社製品を当社が販売

当社が土地を

賃貸

(注)3

厚木市

百万円

日本リッチ㈱

東京都

30

食品事業

100.0

1名

当社製品を同社が販売

千代田区

百万円

㈱ファーストフーズ

(注)1

東京都

100

食品事業

100.0

当社製品を同社が購入

当社が土地を

賃貸

八王子市

百万円

(100.0)

オーケー食品工業㈱

福岡県

350

食品事業

100.0

(注)3

(注)4

朝倉市

百万円

㈱ナガノトマト

長野県

100

食品事業

51.0

(注)4

松本市

百万円

エヌピーエフジャパン㈱

千葉市

100

その他事業

100.0

当社製品を同社が購入、同社製品を当社が販売

当社が土地及び建物等を賃貸

美浜区

百万円

ニップンエンジニアリング㈱

東京都

20

その他事業

100.0

同社製品を当社が購入

渋谷区

百万円

ニップンドーナツ㈱

(注)1

東京都

20

その他事業

100.0

1名

当社製品を同社が購入

渋谷区

百万円

(100.0)

Pasta Montana,

L.L.C.

(注)1(注)2

アメリカ

35,453

食品事業

100.0

同社製品を当社が販売

千米ドル

(100.0)

その他 27社

 

 

 

 

 

 

 

(持分法適用会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

㈱ニップンロジス

(注)1

千葉市

20

その他事業

80.0

同社が当社の物流業務を委託

当社が建物等を

賃貸

美浜区

百万円

(6.2)

その他 12社

 

 

 

 

 

 

 

(注)1.議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内数であります。

2.特定子会社に該当しております。

3.当社が運転資金等の貸付けをしております。

4.当社と業務提携契約を締結しております。