2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

加工食品事業部門 食肉事業部門 その他
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
加工食品事業部門 314,689 63.3 7,928 78.1 2.5
食肉事業部門 181,720 36.5 1,931 19.0 1.1
その他 944 0.2 292 2.9 30.9

 

3 【事業の内容】

連結財務諸表提出会社(以下、「当社」という。)の企業集団は、当社及び当社の親会社、連結子会社28社、非連結子会社1社で構成され、加工食品の製造・販売、食肉の処理・加工・販売を主な事業内容とし、さらに各事業に関連する物流、その他のサービス等の事業活動を展開しております。

当社グループ(当社及び連結子会社)の事業に係る位置づけは次のとおりです。

なお、次の2事業は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。

 

○加工食品事業部門

・加工食品の製造・販売

当社及びプリマハムミートファクトリー㈱、秋田プリマ食品㈱、プリマ食品㈱、プライムフーズ㈱、プリマルーケ㈱が製造し、当社及び販売会社を通じて販売しております。

・ベンダー事業

プライムデリカ㈱は、㈱セブン-イレブン・ジャパンへ調理パン・惣菜等を製造・供給しております。

・販売

当社及び北海道プリマハム㈱、北陸プリマハム㈱、㈱エッセンハウスは、主にハム・ソーセージ、加工食品、その他関連商品の販売を行っております。

・海外

PRIMAHAM(THAILAND) CO.,LTD.、PRIMAHAM FOODS(THAILAND) CO.,LTD.、Rudi's Fine Food Pte Ltdは、加工食品等の製造・販売を行っております。

・その他

清掃等サービスをプリマ環境サービス㈱が行っております。

 

○食肉事業部門

・肉豚の生産・肥育及び関連事業

太平洋ブリーディング㈱、ジャパンミート㈱、㈲肉質研究牧場、㈲かみふらの牧場が生産し、当社ほかへ供給しております。

・食肉の処理・加工

㈱かみふらの工房、西日本ベストパッカー㈱が処理・加工し、当社及び販売会社を通じて販売しております。

・販売

当社及び関東プリマミート販売㈱、タッキーフーズ㈱、ティーエムジーインターナショナル㈱は、食肉、その他関連商品を販売しております。

・物流

プリマロジスティックス㈱が食肉事業の物流を行っております。

 

○その他

・商品の理化学検査受託を㈱つくば食品評価センターが行っております。

・理化学機器の開発・製造・販売をプライムテック㈱が行っております。

・情報処理業は、プリマシステム開発㈱が行っております。

・人事・保険・不動産サービス業は、プリマ・マネジメント・サービス㈱が行っております。

 

事業の系統図は次のとおりになります。

 


 

(注) 上記以外に連結子会社が1社、非連結子会社が1社ありますが、重要性が低いため事業の関連図への記載を省略しております。

 

業績状況

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

○業績等の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の概要

① 当期の概況について

当連結会計年度における我が国経済は、物価高の影響を受け、とくに食料品を中心に節約志向が顕在化しています。2025年の消費者物価上昇率(生鮮食品を除く)は3.1%となり、前年に比べて加速しており、家計への負担が一層増加しています。今後も円安が継続した場合、輸入品の価格上昇によるインフレ圧力がさらに強まる可能性があります。

国外に目を向けると、中東情勢の緊迫化が続いており、原油の価格高騰や供給不足の深刻化によって、原材料の調達が難航するなど、厳しい市場環境が続いています。

当業界においても、畜肉の現地相場の高騰や円安の影響により、調達コストの増加が顕著となっています。さらに、国内外で疾病問題が発生しており、これらの要因が重なって、厳しい事業環境を強いられています。

このような状況の中、当社グループは「目指す姿」である「おいしさと感動で、食文化と社会に貢献」という基本的な考えのもと、中期経営計画の達成に向けて、「持続可能な経営基盤の強化」と「外部環境の変化に対応した収益基盤の構築」及び「成長投資とグローバル展開」を基本方針と位置づけ諸施策を講じてまいりました。

 

② 業績

結果、売上高は4,755億74百万円(前期比3.8%増)となりました。利益面におきましては、営業利益は91億31百万円(前期比2.0%増)、経常利益は111億85百万円(前期比6.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は45億87百万円(前期比35.2%減)となりました。

目標とする経営指標につきましては自己資本利益率(ROE)3.8%となりました。

 

<加工食品事業部門>

2025年4月に2022年2月以降、通算7回目のハム・ソーセージ商品及び加工食品の価格改定を行い、販売先への納品価格の引き上げを実施いたしました。業界全体では、生産数量が前年を下回る厳しい環境が継続していますが、当社は販売数量を増やし、シェアは昨年度に引き続き上昇いたしました。

Ⅰ.ハム・ソーセージ部門

主力ブランドの「香薫®あらびきポーク」は、2個束商品に加え、大袋ジッパー付き商品の販売も引き続き好調に推移し、多くの取引先様で定番として取り扱って頂いております。また、「スマイルUP!®」シリーズのロースハムやベーコンの販売が好調に推移し、当社主力ブランドのひとつとして浸透しました。販売促進政策では、東京ディズニーリゾート®ご招待キャンペーンや宝塚歌劇団貸切公演キャンペーン、TVCMやSNSを活用することで、販売シェアの拡大を図ることが出来ました。
 その結果、コンシューマ商品の売上高は前年を上回りました。業務用商品はコンビニエンスストア向け商品の販売不振の影響もあり、売上高が前年を下回りましたが、ハム・ソーセージ全体の売上高は前年を上回る結果となりました。

 

Ⅱ.加工食品部門

加工食品部門では、主力コンシューマ商品の「スパイシースティック」、サラダチキン群では「サラダチキンバー」の拡充に努めることができました。また、業務用商品ではコンビニエンスストア向け商品の販売好調の影響もあり、前年を上回りました。
  一方、コンビニエンスストア向けのベンダー事業については、売上高、利益面ともに前期を下回る結果となりました。

 

これらの結果、加工食品事業部門は、売上高3,146億27百万円(前期比0.4%増)となり、セグメント利益79億28百万円(前期比0.1%増)となりました。

 

<食肉事業部門>

海外畜肉相場高と円安の継続により、食肉事業の環境は厳しい状況が継続しています。

また、国内外で発生した疾病問題や、猛暑による国産豚肉価格の高止まりも販売活動の動向に大きく影響しています。

消費者動向においても、牛から豚、豚から鶏へと購買変化が生じ、流通業界でも売り場や商品の見直し等が行われました。その様な環境のなか、当社としては、得意先への価格転嫁を進めるとともに、相場に連動した取引への変更や取引先への積極的な販売強化により、販売数量は前年を上回ることが出来ました。

 

これらの結果、食肉事業部門は、売上高1,600億64百万円(前期比11.0%増)となり、セグメント利益19億31百万円(前期比60.4%増)となりました。

 

<その他>

その他事業(理化学機器の開発・製造・販売等)の売上高8億82百万円(前期比30.4%増)となり、セグメント利益2億92百万円(前期比3.4%減)となりました。

 

 

③ 当期の財政状態について

当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ16億69百万円増加し、2,412億80百万円となりました。これは主に、ソフトウエア仮勘定が81億95百万円、退職給付に係る資産が10億85百万円増加したことや、投資有価証券が53億74百万円、現金及び預金が25億24百万円減少したことによるものです。

負債については、前連結会計年度末に比べ13億61百万円増加し、1,107億43百万円となりました。これは主に、未払法人税等が9億47百万円増加したことや、長期借入金が17億74百万円減少したことによるものです。

純資産については、前連結会計年度末に比べ3億8百万円増加し、1,305億36百万円となりました。これは、非支配株主持分が22億41百万円減少となりましたが、為替換算調整勘定が9億36百万円、退職給付に係る調整累計額が6億65百万円、利益剰余金が5億61百万円、その他有価証券評価差額金が4億15百万円増加したことによるものです。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて3億49百万円減少(前連結会計年度は34億98百万円減少)し、59億17百万円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは197億52百万円のネット入金(前連結会計年度は142億11百万円のネット入金)となりました。主な要因は、減価償却費118億9百万円、税金等調整前当期純利益86億73百万円、減損損失27億16百万円、法人税等の支払33億33百万円です。

投資活動によるキャッシュ・フローは137億62百万円のネット支払(前連結会計年度は135億74百万円のネット支払)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出101億49百万円、無形固定資産の取得による支出70億91百万円、投資有価証券の取得による支出8億93百万円です。

財務活動によるキャッシュ・フローは63億77百万円のネット支払(前連結会計年度は42億2百万円のネット支払)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入30億円、長期借入金の返済による支出47億54百万円、配当金の支払額40億22百万円です。

 

○生産・受注・販売の状況

(1) 生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。

セグメントの名称

生産高(百万円)

前期比(%)

加工食品事業部門

209,362

99.5

食肉事業部門

35,650

97.8

その他

98

87.9

合計

245,110

99.2

 

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。

2 金額は、製造原価によっております。

 

(2) 受注実績

当社の子会社プライムデリカ㈱は受注生産を行っておりますが、受注当日ないし翌日に製造、出荷しており、また、当社の子会社プライムテック㈱は受注生産を行っておりますが、金額が些少なため、受注高並びに受注残高の記載を省略しております。

 

 

(3) 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。

セグメントの名称

販売高(百万円)

前期比(%)

加工食品事業部門

314,627

100.4

食肉事業部門

160,064

111.0

その他

882

130.4

合計

475,574

103.8

 

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。

2 以下は、主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合になります。

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

販売高(百万円)

割合(%)

販売高(百万円)

割合(%)

㈱セブン-イレブン・ジャパン

118,165

25.8

106,560

22.4

 

 

○経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。

なお、本項に記載した将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

 

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められた会計基準に基づき作成されております。これらの財務諸表の作成にあたっては、当社グループは重要な見積りや仮定を行う必要があります。会計方針の適用にあたり、特に重要な判断を要する項目は以下のとおりであります。

 

① 棚卸資産の評価損

当社グループは、主として移動平均法による原価法で棚卸資産を評価しておりますが、収益性の低下した棚卸資産につきましては正味売却価額まで帳簿価額を切り下げております。

棚卸資産の実現可能価額は、通常の事業活動による見積り販売価額から見積り直接販売経費を控除して算出されます。棚卸資産の評価は、棚卸資産が先の方法で正しく評価されているかどうかを確認するため、定期的に実施しております。当社グループは、必要と判断された場合、棚卸資産の帳簿価額と正味売却価額との差額を棚卸資産の評価損として計上しております。見積り販売価額や見積り直接販売経費は過去の状況や将来の消化予想、その他の要素を加味して算出しております。また、将来破棄する棚卸資産についても考慮しております。当社グループの棚卸資産の評価は適正であると判断しておりますが、市況や消費者ニーズが当社グループの計画と大きく乖離する場合、評価損の金額は増加し、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。

 

② 繰延税金資産

当社グループは、現在、一定期間における回収可能性に基づき相当額の繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の計上は、予測される将来における課税所得により影響を受けます。将来の課税所得の見積りにあたっては、過去の業績やタックス・プランニング等も考慮しております。当社グループの将来の収益性に係る判断は、将来における市場の動向その他の要因により影響を受けます。これらの状況に変化があった場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

 

③ 投資有価証券の評価損

投資有価証券については、時価が取得価額を下回り、かつ時価の下落又は実質価額の低下が一時的でないと判断される場合は、評価損が計上されます。当社グループは、投資有価証券の時価の下落が一時的であるかどうかを、下落の期間や程度、発行体の財政状態や業績の見通し、又は時価の回復が予想される十分な期間にわたって保有する意思等を含めた基準により四半期ごとに判断しております。

当社グループは、評価損を判断する基準は合理的なものであると考えておりますが、市場の変化や予測できない経済及びビジネス上の前提条件の変化によって個々の投資に関する状況の変化があった場合には、投資有価証券の評価額に影響を受ける可能性があります。

なお、2026年3月31日現在、当社グループが保有する投資有価証券のいくつかの銘柄については、時価が簿価を下回っております。これらの銘柄については、下落期間や入手可能な発行体の業績等をもとに一時的な下落であると判断し、評価損は計上しておりません。

2026年3月31日現在、重要な影響を与える含み損は発生しておりません。

 

④ 固定資産の減損

当社グループが保有する有形固定資産については、帳簿価額の回収ができないという兆候を示す事象が発生した場合には、将来の見積りキャッシュ・フローに基づき減損の判定を実施し、減損が生じたと判断した場合、当該資産の帳簿価額が回収可能価額を超える金額を減損損失として計上しております。

減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。

 

⑤ のれん及び顧客関連資産の評価

のれん及び顧客関連資産は、その効果の発現する期間を見積り、その期間に基づく定額法により償却しています。また、のれん及び顧客関連資産の評価にあたっては、事業計画に基づく将来キャッシュ・フローや割引率等の見積りや仮定を用いており、将来の事業計画や経営環境の変化等によりこれらの見直しが必要となった場合、減損損失が発生する可能性があります。

2026年3月期において、減損損失の認識の判定で割引前将来キャッシュ・フローの総額が、のれん及び顧客関連資産の帳簿価額を下回っていると判断されたため、Rudi's Fine Food Pte Ltd及びティーエムジーインターナショナル㈱ののれんを減損し減損損失を計上しております。この結果生じた減損損失335百万円については、特別損失に計上しております。なお、当該減損の結果2026年3月期でののれん残高はありません。

 

⑥ 退職金及び退職年金

当社及び国内連結子会社は、確定給付型の制度として企業年金基金制度、退職一時金制度及び確定拠出年金制度を採用しております。また、一部の連結子会社は、中小企業退職金共済制度を採用しております。退職給付に係る資産、退職給付に係る負債及び退職給付費用は、数理計算上の仮定に基づいて算出されております。これらの仮定には、割引率、年金資産の長期期待運用収益率、退職率、死亡率等が含まれております。これらの前提条件は年に一度見直しております。当社グループは、使用した仮定は妥当なものと判断しておりますが、仮定自体の変更により、退職給付に係る資産、退職給付に係る負債及び退職給付費用に影響を与える可能性があります。

 

⑦ グループ通算制度の適用

当社はグループ通算制度を適用しております。

 

(2) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

① 概要

当連結会計年度の売上高は4,755億74百万円(前期は4,583億54百万円)となりました。利益面におきましては、営業利益91億31百万円(前期比2.0%増)、経常利益111億85百万円(前期比6.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益45億87百万円(前期比35.2%減)となりました。

 

② 売上高

当連結会計年度の売上高は4,755億74百万円であり、前連結会計年度と比較しますと172億19百万円の増収となっております。

加工食品事業部門は、主力ブランドを中心に販売拡大に取り組みました。販売促進政策では、東京ディズニーリゾート®ご招待キャンペーン、宝塚歌劇団貸切公演キャンペーン、TVCMやSNSを活用したキャンペーン等、ブランド認知向上にも継続的に実施し、販売シェア拡大に貢献しました。結果、業務用商品は前期を下回ったものの、市販用商品は販売数量増により前期を上回り、全体としても前期を上回りました。

食肉事業部門は、海外畜肉相場の高値継続と円安による輸入仕入コストの上昇等、仕入環境は厳しい状況が継続しているものの、オリジナルブランドの拡販、育成及び消費者、取引先ニーズに合わせた仕入れ、商品開発に取り組んだ結果、前期を上回りました。

 

③ 営業利益

加工食品事業部門は、2025年4月にハム・ソーセージ商品及び加工食品の価格改定を行い、販売先への納品価格の引き上げを実施いたしました。ハム・ソーセージ部門や加工食品部門は原材料のコスト上昇を価格改定で補い、前期を上回る結果となりました。一方、コンビニエンスストア向けのベンダー事業については、お手頃価格訴求による数量は増加したものの利益は低下し、また他の定番商品等の数量減及び利益低下により、前期を下回りました。これらの結果、ハム・ソーセージ部門や加工食品部門は増益であったものの、ベンダー事業の減益の影響が大きく、加工食品事業部門は前期とほぼ横ばいとなりました。

食肉事業部門においては、輸入畜肉の現地相場高や円安、疾病問題等による畜肉市場の価格変動の影響はあったものの、数量増により前期を上回りました。

結果、当連結会計年度の営業利益は、91億31百万円となり、前連結会計年度と比較しますと1億82百万円の増益となりました。

 

④ 経常利益

当連結会計年度の経常利益は111億85百万円であり、前連結会計年度と比較しますと6億83百万円の増益となりました。

 

⑤ 親会社株主に帰属する当期純利益

当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は45億87百万円であり、前連結会計年度と比較しますと24億88百万円の減益となりました。

 

⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況  3 事業等のリスク」に記載しております。

 

⑦ 資本の財源及び資金の流動性

当社グループの運転資金は、主に製品製造のための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備投資及び改修等に支出しております。これらの必要資金につきましては営業キャッシュ・フローを源泉とする自己資金のほか、金融機関からの借入等による資金調達にて対応していくこととしております。

当社及び国内子会社においてキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を導入することにより、各社における余剰資金を当社へ集中し、一元管理を行うとともに、当社グループの余剰資金を、伊藤忠商事㈱のグループ金融制度に預け入れ、資金の効率的な運用を図っております。

また、複数の金融機関との間でコミットメントライン契約を締結しており、当社及び当社グループの十分な手元流動性の確保をしております。

 

⑧ セグメントごとの財政状態

<加工食品事業部門>

加工食品事業部門については、各工場の生産能力増強に向けた投資を行いました。また、今後もシェア拡大に対応した商品の安定供給体制の構築のため、AIを活用した自動化、省人化、環境負荷の軽減、新技術開発や工程改革を推し進め、商品規格数の適正管理、原材料の有効活用、物流コスト削減等を図り、事業競争力を高めることに注力してまいります。

 

<食肉事業部門>

食肉事業部門については、肉豚生産事業のインテグレーション強化に向けた投資に注力しております。具体的には肥育舎の増設による生産規模の拡大、農場近代化による生産効率の向上を目的とした投資を行い、子会社加工場へ肉豚を安定供給し、アニマルウェルフェアに配慮しつつ品質の高い国産肉豚の生産体制を確立し、販売競争力を高め、収益力の拡大を推進してまいります。

 

<その他事業>

その他事業につきましては、グループの人事・総務、情報システム等のサービス業務の充実を図ることでグループ経営基盤を強化する方針にて事業を推進してまいります。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1 報告セグメントの概要

(1) 報告セグメントの決定方法

① 当社の報告セグメントは、月次並びに年間の業績評価及び経営資源の配分を決定する対象となっている区分であります。

② 当社は、ハム・ソーセージ及び加工食品を扱う加工食品事業組織と食肉商品を扱う食肉事業組織を中心に経営計画を立案しております。さらに、グループ企業も各事業組織を主管本部として事業運営を行っております。従って当社は、加工食品事業部門と食肉事業部門の2つを報告セグメントとしております。

 

(2) 各報告セグメントに属する商品

「加工食品事業部門」は、ハム・ソーセージ及び加工食品を製造・販売する組織並びにグループ企業が製造・販売する加工食品等であり、「食肉事業部門」は、食肉商品を仕入・販売する組織並びにグループ企業が飼育・製造・販売する食肉関連商品であります。

 

2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成において採用している会計処理の方法と概ね同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部利益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

 

3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結財務

諸表計上額

(注)3

加工食品

事業部門

食肉

事業部門

計

売上高

 

 

 

 

 

 

 

ハム・ソーセージ

118,526

21

118,548

-

118,548

-

118,548

加工食品

176,166

169

176,336

-

176,336

-

176,366

食肉

17,363

143,353

160,716

-

160,716

-

160,716

その他

1,438

582

2,021

672

2,693

-

2,693

一時点で移転される財

313,495

144,126

457,622

672

458,294

-

458,294

一定の期間にわたり

移転される財

-

-

-

-

-

-

-

顧客との契約から生じる収益

313,495

144,126

457,622

672

458,294

-

458,294

その他の収益

-

55

55

4

60

-

60

外部顧客への売上高

313,495

144,182

457,677

676

458,354

-

458,354

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

313,495

144,182

457,677

676

458,354

-

458,354

セグメント間の内部

売上高又は振替高

30

21,309

21,339

60

21,400

△21,400

-

計

313,525

165,492

479,017

737

479,754

△21,400

458,354

セグメント利益又はセグメント損失(△)

7,920

1,204

9,125

303

9,428

△479

8,948

セグメント資産(注)4

170,948

42,506

213,455

9,837

223,292

16,318

239,610

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費(注)5

9,132

1,902

11,034

417

11,452

-

11,452

のれん償却額

127

27

154

-

154

-

154

持分法適用会社

への投資額

1,003

-

1,003

-

1,003

-

1,003

有形固定資産及び無形固定資産の増加額(注)6・7

8,997

1,355

10,353

209

10,562

2,849

13,411

 

(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、理化学機器の開発・製造・販売等を含んでおります。

2 セグメント利益又はセグメント損失の調整額△479百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△479百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

3 セグメント利益又はセグメント損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

4 セグメント資産の調整額16,318百万円は、各報告セグメントに配分していない現金及び預金等の全社資産であります。

5 減価償却費には、長期前払費用の償却費を含んでおります。

6 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額2,849百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。

7 有形固定資産及び無形固定資産の増加額には長期前払費用の増加額を含んでおります。

 

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結財務

諸表計上額

(注)3

加工食品

事業部門

食肉

事業部門

計

売上高

 

 

 

 

 

 

 

ハム・ソーセージ

124,384

18

124,402

178

124,581

-

124,581

加工食品

173,123

158

173,281

38

173,320

-

173,320

食肉

15,463

159,308

174,771

4

174,776

-

174,776

その他

1,655

537

2,192

656

2,849

-

2,849

一時点で移転される財

314,627

160,021

474,648

877

475,526

-

475,526

一定の期間にわたり

移転される財

-

-

-

-

-

-

-

顧客との契約から生じる収益

314,627

160,021

474,648

877

475,526

-

475,526

その他の収益

-

42

42

4

47

-

47

外部顧客への売上高

314,627

160,064

474,691

882

475,574

-

475,574

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

314,627

160,064

474,691

882

475,574

-

475,574

セグメント間の内部

売上高又は振替高

62

21,655

21,718

62

21,780

△21,780

-

計

314,689

181,720

496,409

944

497,354

△21,780

475,574

セグメント利益又はセグメント損失(△)

7,928

1,931

9,860

292

10,153

△1,022

9,131

セグメント資産(注)4

161,887

45,734

207,621

11,475

219,097

22,183

241,280

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費(注)5

9,591

1,744

11,335

474

11,809

-

11,809

のれん償却額

19

27

47

-

47

-

47

持分法適用会社

への投資額

-

-

-

-

-

-

-

有形固定資産及び無形固定資産の増加額(注)6・7

9,681

1,098

10,780

609

11,390

8,138

19,528

 

(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、理化学機器の開発・製造・販売等を含んでおります。

2 セグメント利益又はセグメント損失の調整額△1,022百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△1,022百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

3 セグメント利益又はセグメント損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

4 セグメント資産の調整額22,183百万円は、各報告セグメントに配分していない現金及び預金等の全社資産であります。

5 減価償却費には、長期前払費用の償却費を含んでおります。

6 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額8,138百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。

7 有形固定資産及び無形固定資産の増加額には長期前払費用の増加額を含んでおります。

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

1 製品及びサービスごとの情報

(単位:百万円)

 

ハム・ソーセージ

加工食品

食肉

その他

合計

外部顧客への売上高

118,548

176,336

160,716

2,753

458,354

 

 

2 地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3 主要な顧客ごとの情報

(単位:百万円)

顧客の名称及び氏名

売上高

関連するセグメント名

㈱セブン-イレブン・ジャパン

118,165

加工食品事業部門

 

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

1 製品及びサービスごとの情報

(単位:百万円)

 

ハム・ソーセージ

加工食品

食肉

その他

合計

外部顧客への売上高

124,581

173,320

174,776

2,896

475,574

 

 

2 地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3 主要な顧客ごとの情報

(単位:百万円)

顧客の名称及び氏名

売上高

関連するセグメント名

㈱セブン-イレブン・ジャパン

106,560

加工食品事業部門

 

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

加工食品

事業部門

食肉

事業部門

計

 減損損失

1,258

26

1,284

-

-

1,284

 

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

加工食品

事業部門

食肉

事業部門

計

 減損損失

2,349

367

2,716

-

-

2,716

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

加工食品

事業部門

食肉

事業部門

計

当期償却額

127

27

154

-

-

154

当期末残高

162

213

375

-

-

375

 

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

加工食品

事業部門

食肉

事業部門

計

当期償却額

19

27

47

-

-

47

当期末残高

-

-

-

-

-

-

 

 

【報告セグメントごとののれんに関する情報】

(のれんの金額の重要な変動)

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

「加工食品事業部門」セグメントにおいて、のれんの減損損失を計上したことにより、のれんの金額に重要な変動が生じております。当該事象によるのれんの減少額は、当連結会計年度において968百万円であります。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日)

「加工食品事業部門」セグメントにおいて、のれんの減損損失を計上したことにより、のれんの金額に重要な変動が生じております。当該事象によるのれんの減少額は、当連結会計年度において149百万円であります。

 

「食肉事業部門」セグメントにおいて、のれんの減損損失を計上したことにより、のれんの金額に重要な変動が生じております。当該事象によるのれんの減少額は、当連結会計年度において185百万円であります。