事業内容
セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
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売上
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利益
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利益率
最新年度
セグメント名 | 売上 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
---|---|---|---|---|---|
AIソリューション事業 | 537 | 76.9 | 7 | - | 1.3 |
アイラッシュケア事業 | 161 | 23.1 | -6 | - | -3.6 |
その他 | - | - | -2 | - | - |
事業内容
3 【事業の内容】
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(クオンタムソリューションズ株式会社)と連結子会社8社(株式会社ビットワン、株式会社プロケアラボ、株式会社クロスワン、コンパスクラウドAIジャパン株式会社、FASTEPS SINGAPORE PTE. LTD.、Quantum Solutions Asia Limited、Quantum FOMM Limited、GPT Pals Studio Limited)により構成されております。
当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。
AIソリューション事業
当事業におきましてはAIインフラ事業、AIゲーム事業、企業向けAIソリューション事業の3領域に注力し事業を行っております。
(主な関係会社)当社、コンパスクラウドAIジャパン株式会社、FASTEPS SINGAPORE PTE. LTD.、Quantum Solutions Asia Limited、Quantum FOMM Limited、GPT Pals Studio Limited
アイラッシュケア事業
まつげエクステンションサロンの運営、まつげエクステンションスクール運営、化粧品の販売を展開するアイラッシュケア事業を行っております。
(主な関係会社)株式会社プロケアラボ
(注)1.「システムソリューション事業」について事業内容をより適正に表示するため「AIソリューション事業」へ名称を変更しております。
2.株式会社ビットワン、株式会社クロスワンについては、2025年1月10日開催の取締役会において解散を決議 し、現在清算手続き中であります。
事業系統図は、次のとおりであります。
業績
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討結果は、次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、成長分野への投資、構造的賃上げに向けた環境整備等各種政策の効果もあり緩やかな回復が続いております。一方で中国における不動産市場の停滞、ウクライナ紛争の長期化、中東情勢の不安定に伴う資源価格高騰が世界経済に与える影響により、わが国の景気を下押しするリスクとなっております。また、日米金利差の縮小を反映して円安是正と想定されている中で為替レートが不安定な推移が続き、物価上昇傾向が衰えず、依然として先行きは不透明な状況が継続すると見込まれます。
このような環境の下、当連結会計年度につきましては、売上高698百万円(前期比240.1%増)、営業損失477百万円(前期は営業損失942百万円)となりました。経常損失は464百万円(前期は経常損失783百万円)となり、債務免除益の計上により、親会社株主に帰属する当期純損失は317百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失902百万円)となりました。
セグメント別の売上高は、以下のとおりであります。
(AIソリューション事業)
当社グループは、前連結会計年度より中核事業として展開していたシステムソリューション事業の名称を、当社グループの事業の方向性をより明確にするため、「AIソリューション事業」へと変更いたしました。当事業におきましては、AIビジネスの経験とパートナーとの協業を活かし、1)AIインフラ、2)AIゲーム、3)企業向けAIソリューションの3つの領域において事業を展開しております。
1)AIインフラ
AIインフラ領域におきましては、生成AIコンテンツ開発に対する需要に対応するため、2023年9月より展開しているGPUサーバー取引事業において、サプライヤーとの強固な関係や広範な顧客ネットワーク、さらには市場ノウハウを活用し、当社グループのマーケティング能力を向上させてまいりました。
その結果、前連結会計年度から計画していた複数の大口取引が完了し、当連結会計年度において、売上高は457百万円を計上しました。
2)AIゲーム
AIゲーム領域におきましては、2023年12月にJP GAMES株式会社との資本業務提携を締結し、JP GAMES株式会社とのパートナーシップに初参入しました。2024年1月には、同社の株式2.5%を取得しました。出資以来、JP GAMES株式会社とトリプルAゲーム「Project Jewel」を共同開発することで合意しました。このゲームには中東の要素が強く反映されており、中東の関係企業・政府から関心を寄せられました。7月10日に同ゲームのデモ版が完成し、現在は資金調達計画を進めるとともに、中東の投資家候補の探索を行っています。
また、2024年7月にゲーム「GYEE」の配信権を取得し、AIゲーム事業における新たなマイルストーンを達成しました。配信権取得後、計画通り順調に進展し、当連結会計年度において、ゲームサービス収益として売上高75百万円を計上しました。
3)企業向けAIソリューション
企業向けAIソリューション領域におきましては、潜在的顧客と共に当社製品を活用することを目指し、より幅広い製品をカバーするため事業展開に取り組んでいます。当連結会計年度においては、まだ結果が出ていない状況です。
以上のようにAIソリューション事業を展開しており、当連結会計年度において、売上高は536百万円(前年同期の売上高は26百万円)、売上構成比は76.9%(前期売上構成比12.8%)となりました。セグメント利益(営業利益)は6百万円(前年同期は158百万円のセグメント損失)となり、前連結会計年度と比べ165百万円の増益となりました。
(アイラッシュケア事業)
当事業におきまして、前連結会計年度に不採算店舗を1店舗削減し、一方で商材の海外販売を強化するなど、現状の事業環境に合った事業規模での収支均衡を図っております。
その結果、売上高は161百万円(前期比9.9%減)、セグメント損失(営業損失)は5百万円(前期は21百万円の営業損失)となりますが、サロンの人件費削減等の経費節減に努めたため、前連結会計年度と比べ15百万円の赤字幅縮小となりました。
資産、負債及び純資産の状況
(イ)資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて、74.4%減少し、286百万円となりました。これは、主に商品が489百万円、前渡金が416百万円減少したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて、26.1%増加し、38百万円となりました。これは、主に差入保証金が11百万円増加したことなどによります。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて71.8%減少し、324百万円となりました。
(ロ)負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて、92.3%減少し、86百万円となりました。これは、主に買掛金が482百万円、前受金が590百万円減少したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて、0百万円減少し、残高はなくなりました。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて92.3%減少し、86百万円となりました。
(ハ)純資産
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,211.4%増加し、237百万円となりました。これは、主に資本金及び資本剰余金が、それぞれ288百万円増加したものの、親会社株主に帰属する当期純損失を計上したことにより利益剰余金が317百万円減少したことなどによります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ0百万円減少し、136百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動による資金の減少は520百万円となりました。
これは主に税金等調整前当期純損失、債務免除益の計上、棚卸資産の増減額、前渡金の増減額、仕入債務の増減額、及び前受金の増減額によるものであります。
(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動による資金の減少は11百万円となりました。
これは主に差入保証金の差入による支出によるものであります。
(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動による資金の増加は531百万円となりました。
これは主に新株予約権の行使による株式の発行による収入によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当社グループは生産を行っておりません。
b. 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
(注) 1.金額は仕入価格によっております。
c. 外注実績
当社グループは外注を行っておりません。
d. 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
(注)1.受注販売を行っているのはAIソリューション事業のみであるため、AIソリューション事業以外のセグメントについては受注実績に関する記載をしておりません。
2.当連結会計年度において、受注実績に著しい変動がありました。これはAIソリューション事業におきまして、販売の中止や受注金額の変更があったことによるものであります。
e. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
(注) 1.上記金額にはセグメント間の販売実績が含まれております。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
(注) 前連結会計年度におけるMEGA Limitedに対する販売実績及び当連結会計年度におけるにblueqat株式会社に対する販売実績は、各連結会計年度の販売実績の10%未満であるため、記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態に関して、当連結会計年度末における資産合計額は、324百万円となり、前連結会計年度と比較して825百万円減少しました。これを流動・固定資産別に分析すると以下のとおりです。
流動資産は、286百万円となり、前連結会計年度と比較して833百万円減少いたしました。これは、主として商品及び前渡金の減少によるものです。
固定資産は、38百万円となり、前連結会計年度と比較して7百万円増加いたしました。これは、主として差入保証金が増加したことによるものです。
当連結会計年度末における負債合計額は、86百万円となり、前連結会計年度と比較して1,044百万円減少しました。これを流動・固定負債別に分析すると以下のとおりです。
流動負債は、86百万円となり、前連結会計年度と比較して1,044百万円減少いたしました。これは、主として買掛金及び前受金が減少したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度と比較して0百万円減少し、残高はなくなりました。
当連結会計年度末における純資産の合計額は、237百万円となり、前連結会計年度と比較して219百万円増加いたしました。これは主として、資本金及び資本剰余金が増加したものの、利益剰余金が減少したことによるものです。
当社グループの当連結会計年度の経営成績に関して、当連結会計年度における売上高は、698百万円となり、前連結会計年度と比較して492百万円増加しました。この主な要因をセグメント別に分析すると以下のとおりです。
<AIソリューション事業>
AIソリューション事業の当連結会計年度のセグメント間の売上を含まないセグメント売上は、536百万円となり、前連結会計年度と比較して510百万円増加いたしました。
<アイラッシュケア事業>
アイラッシュケア事業の当連結会計年度のセグメント売上は、161百万円となり、前連結会計年度と比較して17百万円減少いたしました。
結果、当連結会計年度の営業損失は477百万円となり、前連結会計年度と比較して464百万円の赤字幅縮小、経常損失は464百万円となり、前連結会計年度と比較して318百万円の赤字幅の縮小となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は特別利益で債務免除益を計上したことから、317百万円となり、前連結会計年度と比較して585百万円の赤字幅の縮小となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
当社グループの資金需要の主なものは、商品の仕入及び販売費及び一般管理費等の営業費用です。当社グループは、これらの資金需要を自己資金で賄っております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の計上額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いているため、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しておりますので、記載は省略しております。
セグメント情報
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
(1)報告セグメントの決定方法
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社グループは事業別の会社を置き、各事業会社は取り扱う製品・サービスについて包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
当社グループは、前連結会計年度より中核事業として展開していた「システムソリューション事業」の名称を、当社の事業の方向性をより明確にするため、「AIソリューション事業」へと変更いたしました。なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメント名称に基づき開示しております。
「AIソリューション事業」は、以下の3主要事業を推進しております。
ⅰ)AIインフラストラクチャー:NVIDIA製GPU搭載サーバーを主体としたAIインフラサービスの提供
ⅱ)AIゲーム:AI技術を活用した次世代ゲームIPの開発および海外市場向けゲームコンテンツの展開
ⅲ)企業向けAIソリューション:法人顧客向けAIソリューションの製品化に向けたテストおよび提案
「アイラッシュケア事業」は、主にまつ毛エクステンションの店舗経営及びまつ毛関連化粧品の企画及び販売をしております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
なお、セグメント資産及び負債、並びに有形固定資産及び無形固定資産の増加額については取締役会に対して定期的に提供しておらず、経営資源の配分決定及び業績評価の対象となっていないため、開示しておりません。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。
2. セグメント損失(△)の調整額△760,324千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.セグメント損失は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。
2. セグメント利益又は損失(△)の調整額△476,762千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.セグメント損失は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の開示をしているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の開示をしているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:千円)
(2)有形固定資産
(単位:千円)
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
該当事項はありません。