2025年10月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

オンデマンドエコノミー事業 Web3サービス事業 デジタルマーケティング事業 システムソリューション事業 シェアリングエコノミー事業
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
オンデマンドエコノミー事業 10,406 45.4 683 47.3 6.6
Web3サービス事業 171 0.7 -581 -40.2 -339.2
デジタルマーケティング事業 1,292 5.6 -164 -11.3 -12.7
システムソリューション事業 4,884 21.3 790 54.7 16.2
シェアリングエコノミー事業 6,191 27.0 717 49.6 11.6

 

3 【事業の内容】

当社グループでは、オンデマンドエコノミー事業、Web3サービス事業、システムソリューション事業及びシェアリングエコノミー事業を行っております。

純粋持株会社である当社は、グループ会社各社の経営指導等を行っております。

なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

 

主な事業区分とサービス内容は次のとおりであります。

なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。

事業区分

サービス内容

提供グループ会社

オンデマンド

エコノミー事業

オンデマンドサービス

(セールスプロモーション、コールセンター、フィールドエンジニア、コンストラクション)

ギグワークスアドバリュー㈱

イベント企画運営サービス

㈱GreenLight

Web3サービス事業

Web3サービス

㈱GALLUSYS

システム

ソリューション事業

プロフェッショナルサービス

(システムデベロップメント、DXコンサルティング)

ギグワークスクロスアイティ㈱

シェアリング

エコノミー事業

シェアリングサービス

(シェアオフィス、コワーキングスペース、バーチャルオフィス)

nex㈱

 

  *その他、特例子会社のギグワークス・アドバンス㈱があります。

 

当社グループのサービス内容は、次のとおりであります。

 

(オンデマンドエコノミー事業)

オンデマンドサービスは、セールスプロモーション、コールセンター、フィールドエンジニア、コンストラクションなどの業務を、人材確保から業務構築・品質管理までを一括で提供しております。セールスプロモーションは、加盟店獲得のための営業代行や、デジタル機器・IT関連製品を中心とした高機能家電、さらには大手食品メーカーの製品まで、店頭にて広範なストアマネージメントを提供しております。コールセンターは、自社で約900席を運営しており企業の製品やサービスを利用する個人ユーザーや法人ユーザー向けテクニカルサポートから通信販売の受付まで多様な業務に対応しております。フィールドエンジニアは、大手システム企業やメーカー、ホテルチェーンなどの法人を対象に、オフィスのITインフラ整備や電子マネーなどのIT端末の設置、バージョンアップに伴う入れ替え作業、ネットワークの構築や保守、管理サービス等の提供をしております。コンストラクションは、移動体通信基地局の設置交渉から、実際の取り付け工事、電波障害対応のための家庭のTVアンテナ工事、オフィス新設の際の配線・配電、LED工事などを提供しております。

イベント企画運営サービスは、ライブエンタメを中心に、各種イベントの企画・制作・運営からスタッフ手配まで、ワンストップでサポートしております。

 

 (Web3サービス事業)

Web3サービスは、Web3の中核とされるブロックチェーン技術を応用したアプリ開発・運営を行っております。また、企業向けには、簡単・安全・効率的に利用できるAIチャットツールの提供を行っております。

 

(システムソリューション事業)

プロフェッショナルサービスは、システムの受託開発、ITスキルを備える人材を必要とする企業に対しての人材派遣や人材紹介をはじめ、開発技術者、システムエンジニアといった高スキルな人材サービスを提供しております。また、コールセンター向けには、システム開発で培った技術を活用した自社商品であるCRMシステム「デコールCC.CRM」があり、販売に注力するとともに利便性を徹底的に追求し機能強化も実施しております。

 

(シェアリングエコノミー事業)

シェアリングサービスは、シェアオフィス、コワーキングスペース、バーチャルオフィスなど、個人事業主から大手法人まで企業規模を問わず「必要なときに必要なだけ使える」機能的なワークスペースを提供しております。シェアオフィスの運営規模は、首都圏及び主要都市を中心に85拠点(2025年10月末)を展開し、利用提携先の施設も含めると1,000拠点以上を利用可能な国内最大級の体制を整えております。

 

 

  また、当社グループの事業系統図は次のとおりであります。

 


 

業績状況

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態と経営成績の状況

a. 経営成績

当連結会計年度における日本経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の拡大を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、エネルギー・原材料価格の高騰による物価上昇に加え、米国の経済政策の影響もあり、経済の見通しは不透明な状況が続いております。

当社グループは、『日本一のギグ・エコノミーのプラットフォーマーになり、労働市場に革命を起こす』をビジョンに掲げ、単なる仕事の仲介に留まらず、プラットフォームの「GiGWorks Basic」を通じて、ギグワーカーとクライアント企業が直接仕事を受発注できる環境を提供しております。これにより、短時間の副業、フリーランス、テレワークなどの多様な働き方を選択可能とし、個々の生活に合ったワークスタイルを実現しております。構造的な人手不足が深刻化する現在、ギグワーカーが活躍するフィールドサービス、ブロックチェーン技術を応用したWeb3サービスなど、当社グループの社会的な重要性が高まっていると考えております。

このような環境下、当社グループは、ITに精通した登録ギグワーカーが活躍するオンデマンドエコノミー事業、ブロックチェーン技術を応用したWeb3サービス事業、ITエンジニアによるシステム開発を中心としたシステムソリューション事業、個人事業主から大手法人まで企業規模を問わず利用可能な機能的なシェアオフィス提供を主体とするシェアリングエコノミー事業により、業容拡大と持続的な企業価値の向上に取組んでまいりました。

当連結会計年度において「デジタルマーケティング事業」を担う日本直販株式会社の全株式を譲渡し、特別利益として関係会社株式売却益8億64百万円、特別損失として債権放棄損3億円を計上しております。また、Web3サービス事業のソフトウエア一部とシェアリングエコノミー事業の一部拠点の有形固定資産の減損損失を合計1億71百万円計上しております。

以上の結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は222億61百万円(前年同期比12.2%減)、営業利益は15百万円(前連結会計年度は4億4百万円の損失)、経常利益は5百万円(前連結会計年度は4億27百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億72百万円(前連結会計年度は7億25百万円の損失)となりました。

 

(注)ギグ・エコノミーとは、インターネット等を通じて単発・短期の仕事を受注する働き方やそれによって成立する経済活動のことを言います。近年、グローバルに使われるようになった用語で、ネット仲介の配車サービスや宅配サービスなどが有名です。一般的にギグ・エコノミーは、個人の働き方が多様化した一つの形態であり、日本国内においても、働き方改革、副業・兼業の定着化に伴い、今後は仕事を仲介・サポートする当社のようなプラットフォーム提供企業の役割がより重要になると考えております。

 

セグメントごとの経営状況は、以下のとおりであります。なお、当連結会計年度より、従来「オンデマンドエコノミー事業」に含まれていたブロックチェーン技術を応用したアプリ開発について、報告セグメントを「Web3サービス事業」として記載する方法に変更しております。なお、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。

 

(オンデマンドエコノミー事業)

オンデマンドエコノミー事業は、「必要な時に必要なだけ働ける」をコンセプトに掲げ、ライフスタイルや人生のステージに合わせた柔軟な働き方を可能にするプラットフォームを提供し、労働市場に新たな価値を創出しております。個人事業主やフリーランスが数多く登録し、当連結会計年度には全国で3,690人のユニークワーカーが稼働しました。フィールドサービスは、Windows11移行に伴うマイグレーション需要によって、関連する案件のスポット受注も増加しており堅調に推移しました。一方、コンタクトセンターは、日本直販株式会社の売却に伴う同コールセンター取引の終了、通販関連のコロナ禍需要の落ち着きなどから、やや減収となりました。

以上の結果、当連結会計年度におけるオンデマンドエコノミー事業の売上高は104億5百万円(前年同期比1.5%減)、セグメント利益は6億83百万円(前年同期比4.3%減)となりました。

 

(Web3サービス事業)

Web3サービス事業は、ブロックチェーン技術を応用したアプリ開発を通じて、新しい働き方を大衆化させるプロダクトの創造を目指しております。2024年12月に当社の連結子会社である株式会社GALLUSYSが開発するアプリ「SNPIT」の独自トークンである「SNPIT Token(SNPT)」が、国内暗号資産取引所で取引開始されました。第1四半期連結会計期間において積極的な投資を実施したことが、前期と比較してセグメント損益を押し下げる要因となりました。当連結会計年度の10月においては、カルビーコラボレーションやハロウィンイベント等により開発売上が計上され10月単月においては黒字となりましたが、株式会社GALLUSYSのWeb3、AIの強みを生かした継続的な収益化に向けて引き続き取組んでまいります。

以上の結果、当連結会計年度におけるWeb3サービス事業の売上高は1億71百万円(前年同期比34.4%減)、セグメント損失は5億81百万円(前連結会計年度は4億42百万円の損失)となりました。

 

 

(デジタルマーケティング事業)

デジタルマーケティング事業を運営する日本直販株式会社については、総合通販事業を長年展開し業界に深く精通している株式会社イメンスが通販事業の中心となり、当社グループは、祖業であるフィールドサービス事業の領域において提携していくことが当社グループ及び日本直販株式会社にとって有益であると判断し、全株式を2025年4月2日付(みなし譲渡日:2025年3月1日)で譲渡し、連結の範囲から除外しております。なお売上高、セグメント損失金額については、連結除外日までの実績を含んでおります。

以上の結果、当連結会計年度におけるデジタルマーケティング事業の売上高は12億92百万円(前年同期比75.8%減)、セグメント損失は1億63百万円(前連結会計年度は2億84百万円の損失)となりました。

 

(システムソリューション事業)

システムソリューション事業は、ITエンジニアによるシステム開発を基盤に、プロフェッショナルサービスを提供しております。エンジニア人件費の値上りに伴う受注取引単価値上げの売価適正化策は、高品質で好評をいただいている状況下において順調にすすみ、増収増益要因となり、過去最高売上高と利益を更新しました。自社開発のCRMシステム「デコールCC.CRM3」は、AI活用による開発や機能拡充により製品力を高めております。また、受託開発業務やシステムエンジニアリングサービスは、ギグワーカーを含むビジネスパートナーとの連携を強化し、足元の業績は好調に推移しております。今後は、中小企業における業務効率向上の需要に応えるため、DX推進やAIを活用したコンサルティングサービスの充実、自社コンサルタントの育成、これらを活用した地域創生や提携セミナーの開催などを通じて、受注拡大を目指してまいります。

以上の結果、当連結会計年度におけるシステムソリューション事業の売上高は48億83百万円(前年同期比3.4%増)、セグメント利益は7億90百万円(前年同期比20.1%増)となりました。

 

(シェアリングエコノミー事業)

シェアリングエコノミー事業は、個人事業主から大手法人まで企業規模を問わず「必要なときに必要なだけ使える」機能的なシェアオフィスを提供しております。シェアオフィスの運営規模は85拠点、利用提携先を含めると、国内最大級の1,000拠点以上のマルチロケーションを利用できるワークスペースに成長いたしました。働き方の多様化やリモートワークの普及によってオフィスの存在意義も変わり、シェアオフィス需要が高まっている背景から、用途に応じて選択できる6つの契約プランに刷新しております。Webマーケティングを強化した結果、会員数は25,300会員に達し、既存オフィスの稼働率と利用率も向上しております。また、ギグワーカーのスタイリストが活躍するシェアサロン「nex the salon」は、2024年11月に渋谷に1店舗を新規出店し5店舗となり、それぞれが異なる技術に特化したスペシャリティサロンとしてお客様から好評をいただいております。さらに、不動産を管理運営するプロパティマネジメントサービスではバリューアッド第1号案件が完了し、業績は大幅に伸長し、過去最高売上高と利益を更新いたしました。

以上の結果、当連結会計年度におけるシェアリングエコノミー事業の売上高は61億91百万円(前年同期比13.3%増)、セグメント利益は7億16百万円(前年同期比38.7%増)となりました。

 

b. 財政状態の分析

(資産)

流動資産は、前連結会計年度末に比べて、2億円減少(3.5%減)し、55億14百万円となりました。これは、主として現金及び預金が7億64百万円増加した一方で、売掛金が6億32百万円、商品が3億6百万円減少したこと等によります。

固定資産は、前連結会計年度末に比べて、2億82百万円減少(11.2%減)し、22億49百万円となりました。これは、主としてのれんが71百万円、ソフトウエアが62百万円減少したこと等によります。

この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて、4億59百万円減少(5.6%減)し、78億12百万円となりました。

 

  (負債)

流動負債は、前連結会計年度末に比べて、5億3百万円減少(12.0%減)し、36億86百万円となりました。これは、主として未払金が2億96百万円、短期借入金が86百万円、1年内返済予定の長期借入金が73百万円、買掛金が35百万円減少したこと等によります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べて、1億97百万円減少(13.0%減)し、13億28百万円となりました。これは、主として長期借入金が1億41百万円、社債が1億4百万円減少したこと等によります。

この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて、7億1百万円減少(12.3%減)し、50億14百万円となりました。

 

  (純資産)

純資産合計は、前連結会計年度末に比べて、2億41百万円増加(9.5%増)し、27億97百万円となりました。これは、主として親会社株主に帰属する当期純利益を2億72百万円計上し、配当金の支払いにより利益剰余金が19百万円減少したこと等によります。

自己資本比率は、前連結会計年度末に比べて5.0ポイント増加し、34.6%となりました。

 

 ② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は25億8百万円となり、前連結会計年度末残高17億43百万円と比べて7億64百万円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。

②各活動別の説明及び前連結会計年度比

   (営業活動によるキャッシュ・フロー )

当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は、3億63百万円(前連結会計年度は4億52百万円の支出)となりました。これは、主として税金等調整前当期純利益4億8百万円、減価償却費3億99百万円、債権放棄損3億円、減損損失1億71百万円、棚卸資産の減少額1億21百万円を計上した一方で、関係会社株式売却益8億64百万円を計上したこと等によります。

   (投資活動によるキャッシュ・フロー )

当連結会計年度における投資活動の結果得られた資金は、8億37百万円(前連結会計年度は2億56百万円の支出)となりました。これは、主として長期貸付金の回収による収入12億30百万円を計上した一方で、無形固定資産の取得による支出3億4百万円を計上したこと等によります。

   (財務活動によるキャッシュ・フロー )

当連結会計年度における財務活動の結果支出した資金は、4億37百万円(前連結会計年度は3億円の支出)となりました。これは、主として長期借入金の返済による支出2億14百万円、社債償還による支出1億12百万円を計上したこと等によります。

 

 ③ 生産、受注及び販売の状況

 a. 生産実績

当社グループの業務は、人材サービス、小売り及びレンタルオフィスの提供であり、サービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、当該記載を省略しております。

 

 b. 受注状況

 「a.生産実績」と同様の理由により、記載を省略しております。

 

 c. 販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

第49期

(自  2024年11月1日

至  2025年10月31日)

金額(千円)

前年同期比(%)

オンデマンドエコノミー事業

10,328,462

0.9

Web3サービス事業

159,707

△36.3

デジタルマーケティング事業

1,290,736

△75.8

 システムソリューション事業

4,776,312

3.6

シェアリングエコノミー事業

5,702,350

15.5

その他

4,300

-

合計

22,261,869

△12.2

 

(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。

2.総販売実績の10%以上の割合を占める主要な取引先はありません。

3.当連結会計年度より、従来「オンデマンドエコノミー事業」に含まれていたブロックチェーン技術を応用したアプリ開発について、報告セグメントを「Web3サービス事業」として記載する方法に変更しております。

4.デジタルマーケティング事業については連結除外日までの実績を記載しております。

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されておりますが、この連結財務諸表の作成にあたっては、当社グループの判断により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なる可能性があります。

当社グループの連結財務諸表作成にあたって採用している重要な会計方針及び見積りに関しては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社グループの当連結会計年度の経営成績は、前連結会計年度と比較し、売上高が31億7百万円減少して222億61百万円、売上総利益が10億41百万円減少して49億11百万円、営業利益が4億19百万円増加して15百万円、経常利益が4億33百万円増加して5百万円計上しました。また、税金等調整前当期純損益が8億43百万円増加し、税金等調整前当期純利益を4億8百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が9億97百万円増加したことにより親会社株主に帰属する当期純利益を2億72百万円計上しました。

オンデマンドエコノミー事業の売上高は、Windows11のマイグレーション業務は品質面で好評を得るもフィールドサービスの実績は前年並に推移しました。コンタクトセンターサービスは、日本直販の売却や通販関連のコロナ禍需要の落ち込みにより取引高は前年を下回りました。これらの影響により、結果として1.5%の減収となりました。Web3サービス事業の売上高は、2025年10月単月ではカルビーコラボレーションやハロウィンイベント等により開発売上が計上されたものの、受託開発が一時的な案件にとどまったため、前年対比で34.4%の減収となりました。デジタルマーケティング事業の売上高は、日本直販の全株式を2025年4月2日付(みなし譲渡日:2025年3月1日)で譲渡し、連結の範囲から除外となったため75.8%の減収となりました。システムソリューション事業の売上高は、SES領域においてパートナー協業体制によるプロジェクト拡大、エンジニア人件費高騰に伴う取引単価値上げ交渉による売価適正化等も引き続き寄与し、結果として3.4%の増収となりました。シェアリングエコノミー事業の売上高は、社会経済活動の正常化でシェアオフィス需要が増加し、プラン刷新とWebマーケティング強化などの施策による稼働率向上やバリューアッド案件第1号が完了した結果、売上高は大幅に伸長し13.3%の増収となりました。売上総利益率は、前連結会計年度から1.4ポイント下降し22.1%となりました。

販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比較し14億60百万円減少し48億96百万円となりました。これは、主としてデジタルマーケティング事業で日本直販の全株式を譲渡し連結の範囲から除外となった影響や、報告セグメントに帰属しない全社費用の削減に因るものです。

 

 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの運転資金需要のうち主なものは、登録ギグワーカーに対する報酬等の人件費や外注費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、設備投資及びM&A等によるものであります。運転資金及び投資を目的とした資金につきましては、自己資金での対応を基本としておりますが、必要に応じて、資金調達(銀行からの借入等)を行うことを基本方針としております。

資金の流動性管理にあたっては、日次で預金残高管理を実施し資金繰り計画を作成・更新することにより流動性リスクを随時管理するとともに、取引金融機関との当座貸越契約の締結等により、将来に渡り必要な資金流動性を確保できるよう計画しております。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1 報告セグメントの概要

(1) 報告セグメントの決定方法

 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

 オンデマンドエコノミー事業は、企業と個人を繋げるオンデマンドサービスの提供を行っております。Web3サービス事業は、ブロックチェーン技術を応用したアプリ開発を主体としたサービスを提供しております。デジタルマーケティング事業は、日本直販・悠遊生活ブランドでの総合通販を主体としたサービスの提供を行っております。システムソリューション事業は、ITエンジニアによるシステム開発を主体としたプロフェッショナルサービスの提供を行っております。シェアリングエコノミー事業は、主に起業家や個人事業主支援を目的にスペースシェアを主体としてシェアリングサービスの提供を行っております。

(3) 報告セグメントの変更等に関する事項

当連結会計年度より、従来「オンデマンドエコノミー事業」に含まれていた「Web3サービス」について、報告セグメントを「Web3サービス事業」として記載する方法に変更しております。なお、前連結会計年度のセグメント情報については変更後の区分により作成したものを記載しております。また、「デジタルマーケティング事業」セグメントとして区分していた日本直販株式会社について、当連結会計年度において全株式を譲渡したため、連結の範囲から除外しております。同社の売上高、セグメント損失、減価償却費、のれん償却額及び資産の増加額の金額については、連結除外日までの実績を記載しております。

2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用される会計方針と概ね同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であり、セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

 

 Ⅰ  前連結会計年度(自  2023年11月1日  至  2024年10月31日)

(単位:千円) 

 

報告セグメント

調整額
 
(注)1

連結
財務諸表

計上額
(注)2

オンデマンドエコノミー事業

Web3サービス事業

デジタルマーケティング事業

システムソリューション事業

シェアリングエコノミー事業

計

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

10,240,838

250,636

5,327,111

4,612,049

4,938,378

25,369,014

-

25,369,014

セグメント間の内部売上高又は振替高

317,974

10,429

8,222

112,812

526,394

975,834

△975,834

-

計

10,558,813

261,066

5,335,334

4,724,862

5,464,773

26,344,849

△975,834

25,369,014

セグメント利益又は損失(△)

714,046

△442,958

△284,621

657,956

516,607

1,161,031

△1,565,178

△404,147

セグメント資産

2,482,418

234,694

1,046,125

2,036,255

2,015,002

7,814,496

456,825

8,271,321

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

95,942

3,828

37

87,028

127,374

314,211

105,050

419,261

のれん償却額

-

-

4,093

16,319

22,170

42,583

-

42,583

減損損失

-

-

-

-

-

-

-

-

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

51,409

32,939

3,072

135,538

89,882

312,842

79,512

392,355

 

(注)1.調整額は、以下のとおりであります。

(1) 「セグメント利益又は損失(△)」の調整額△1,565,178千円は、セグメント間の相殺消去及び全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費であります。

(2) 「セグメント資産」の調整額456,825千円はセグメント間の相殺消去及び全社資産であります。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資産等であります。

(3) 「減価償却費」の調整額105,050千円は、主に報告セグメントに帰属しない全社費用によるものであります。

(4) 「有形固定資産及び無形固定資産の増加額」の調整額79,512千円は、主に報告セグメントに帰属しない全社資産によるものであります。

2.「セグメント利益又は損失(△)」は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。

 

 Ⅱ  当連結会計年度(自  2024年11月1日  至  2025年10月31日)

(単位:千円) 

 

報告セグメント

調整額
 
(注)1

連結
財務諸表

計上額
(注)2

オンデマンドエコノミー事業

Web3サービス事業

デジタルマーケティング事業

システムソリューション事業

シェアリングエコノミー事業

計

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

10,328,462

159,707

1,290,736

4,776,312

5,702,350

22,257,569

4,300

22,261,869

セグメント間の内部売上高又は振替高

77,188

11,592

1,749

107,643

489,083

687,258

△687,258

-

計

10,405,651

171,300

1,292,485

4,883,956

6,191,434

22,944,828

△682,958

22,261,869

セグメント利益又は損失(△)

683,135

△581,066

△163,556

790,328

716,746

1,445,587

△1,430,570

15,017

セグメント資産

2,373,705

352,579

-

2,740,696

1,799,652

7,266,632

545,453

7,812,086

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

98,136

22,341

247

97,305

121,108

339,139

60,682

399,821

のれん償却額

-

-

1,364

16,319

22,170

39,854

-

39,854

減損損失

-

151,385

-

-

20,309

171,695

-

171,695

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

61,881

144,616

2,654

198,519

82,462

490,134

27,900

518,034

 

(注)1.調整額は、以下のとおりであります。

(1) 「セグメント利益又は損失(△)」の調整額△1,430,570千円は、セグメント間の相殺消去及び全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費であります。

(2) 「セグメント資産」の調整額545,453千円はセグメント間の相殺消去及び全社資産であります。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資産等であります。

(3) 「減価償却費」の調整額60,682千円は、主に報告セグメントに帰属しない全社費用によるものであります。

(4) 「有形固定資産及び無形固定資産の増加額」の調整額27,900千円は、主に報告セグメントに帰属しない全社資産によるものであります。

(5) 資産除去債務の見積もり変更に伴う有形固定資産の増加額を、オンデマンドエコノミー事業において39,323千円、システムソリューション事業において10,612千円計上しております。なおセグメント利益に与える影響は軽微です。

2.「セグメント利益又は損失(△)」は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2023年11月1日  至  2024年10月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。

 

(2) 有形固定資産

本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

当連結会計年度(自  2024年11月1日  至  2025年10月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。

 

(2) 有形固定資産

本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年11月1日  至  2024年10月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2024年11月1日  至  2025年10月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

全社・消去

合計

オンデマンド

エコノミー

事業

Web3サービス事業

デジタルマーケティング

事業

システムソリューション

事業

シェアリング

エコノミー

事業

小計

減損損失

-

151,385

-

-

20,309

171,695

-

171,695

 

(注)減損損失の内容は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結損益計算書関係) ※5 減損損失」に記載のとおりです。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年11月1日  至  2024年10月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

全社・

消去

合計

オンデマンド

エコノミー

事業

Web3サービス事業

デジタルマーケティング

事業

システムソリューション

事業

シェアリング

エコノミー

事業

小計

当期償却額

-

-

4,093

16,319

22,170

42,583

-

42,583

当期末残高

-

-

32,750

29,918

22,170

84,840

-

84,840

 

 

当連結会計年度(自  2024年11月1日  至  2025年10月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

全社・消去

合計

オンデマンド

エコノミー

事業

Web3サービス事業

デジタルマーケティング

事業

システムソリューション

事業

シェアリング

エコノミー

事業

小計

当期償却額

-

-

1,364

16,319

22,170

39,854

-

39,854

当期末残高

-

-

-

13,599

-

13,599

-

13,599

 

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年11月1日  至  2024年10月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2024年11月1日  至  2025年10月31日)

該当事項はありません。