2024年3月期有価証券報告書より

社長・役員

代表取締役社長  千村 岳彦 (64歳) 議決権保有率 24.93%

略歴

1983年4月

山一證券㈱入社

1983年11月

日本アイ・ビー・エム㈱入社

1992年7月

当社創業 営業部長

1993年5月

当社取締役

1996年7月

2023年6月

当社代表取締役社長

当社代表取締役会長

2023年5月

当社代表取締役社長(現任)

所有者

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2024年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数 100株)

単元未満株式の状況(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

1

12

8

11

2

520

554

所有株式数(単元)

36

236

18,123

1,149

20

16,119

35,683

1,700

所有株式数の割合(%)

0.1

0.7

50.8

3.2

0.0

45.2

100.0

 (注)自己株式41,783株は、「個人その他」に417単元及び「単元未満株式の状況」に83株を含めて記載しておりま

    す。

 

役員

(2)【役員の状況】

① 役員一覧

男性7名 女性1名 (役員のうち女性の比率12%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数(株)

代表取締役社長

千村 岳彦

1960年6月2日

1983年4月

山一證券㈱入社

1983年11月

日本アイ・ビー・エム㈱入社

1992年7月

当社創業 営業部長

1993年5月

当社取締役

1996年7月

2023年6月

当社代表取締役社長

当社代表取締役会長

2023年5月

当社代表取締役社長(現任)

 

(注 3)

890,000

常務取締役

営業管掌

内村 裕一

1965年4月3日

1988年4月

日本アイ・ビー・エム㈱入社

2001年2月

当社入社 営業担当部長

2006年1月

当社営業部長

2006年6月

当社取締役

2017年6月

当社常務取締役(現任)

2018年10月

当社営業管掌(現任)

2018年10月

当社プロダクツ開発室長

 

(注 3)

13,400

取締役

管理部門管掌 

井坂 俊達

1969年11月12日

1990年11月

井上斎藤監査法人(現あずさ監査法人)入所

1996年9月

メリルリンチ証券会社入社

2000年5月

井坂公認会計士事務所開業

2001年11月

㈲エフ・ティ・アイ取締役(現任)

2005年1月

当社監査役

2006年6月

当社常勤監査役

2015年6月

当社管理部管掌取締役

2018年6月

当社管理部管掌取締役退任

2022年6月

当社管理部門管掌取締役(現任)

 

(注 3)

16,200

取締役

グループICT担当

開発部門管掌 兼 開発部門長

 

落合 綾子

1986年4月3日

2009年4月

(株)インスピレーション

(現Inspiration(株))入社

2019年4月

同社執行役員 開発部長

2019年10月

同社経営企画室長

2020年4年

同社管理部長

2020年10月

同社取締役(現任)

2022年10月

当社ICT部長

2023年4月

当社開発部門長(現任)

2023年6月

当社グループICT担当

開発部門管掌取締役(現任)

 

(注 3)

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数(株)

取締役

(注 1)

栁田 一男

1968年8月31日

1991年4月

三井信託銀行㈱

(現 三井住友信託銀行㈱)入行

2001年4月

不二化成品(株)入社

2009年9月

㈱富洋レヂン工業代表取締役社長(現任)

2015年11月

不二化成品㈱代表取締役社長

(現任)

2021年3月

金原塗料商工㈱代表取締役社長

(現任)

2021年7月

ワゴー㈱代表取締役社長(現任)

2023年6月

当社取締役(現任)

 

(注 3)

常勤監査役

(注 2)

後藤 清文

1957年11月18日

1981年4月

東海銀行(現 三菱UFJ銀行)入行

2001年4月

UFJホールディングス出向

2003年2月

トヨタファイナンシャルサービス㈱入社

2006年6月

トヨタファイナンス㈱ 執行役員総合企画部長

2008年6月

トヨタファイナンス㈱ 取締役

2010年6月

トヨタファイナンス㈱ 常務取締役

2014年6月

2019年6月

トヨタファイナンス㈱ 専務取締役

トヨタファイナンシャルサービス㈱エグゼクティブ・アドバイザー

2021年7月

2022年6月

当社顧問

当社常勤監査役(現任)

 

(注 5)

監査役

(注 2)

山中 雅雄

1962年7月24日

1997年4月

第二東京弁護士会登録

2002年10月

大成再保険㈱取締役

2008年4月

ルネス総合法律事務所パートナー(現任)

2012年5月

㈱チヨダ監査役(現任)

2015年6月

当社監査役(現任)

2018年6月

2020年2月

エース証券㈱取締役

トーセイ㈱取締役

 

(注 4)

監査役

(注 2)

中谷 仁亮

1983年1月9日

2011年12月

第一東京弁護士会登録

2012年12月

野本・吉葉法律事務所入所

2020年7月

中谷法律事務所開設(現任)

2021年11月

金融庁総合政策局総合政策課

専門調査員

2023年6月

当社監査役(現任)

 

(注 3)

919,600

 (注1)取締役 栁田一男氏は、社外取締役であります。

 (注2)監査役  後藤清文、山中雅雄、中谷仁亮は、社外監査役であります。

  (注3)2023年6月21日開催の定時株主総会の終結の時から2年間

 (注4)2021年6月23日開催の定時株主総会の終結の時から4年間

  (注5)2022年6月22日開催の定時株主総会の終結の時から4年間

 

② 社外役員の状況

 当社の社外取締役は1名、社外監査役は3名であります。

 社外取締役及び社外監査役が企業統治において果たす機能及び役割としては、客観的判断による公正さが期待できることに加え、会社とのしがらみを排除することが主たる役割であると考えております。なお、社外取締役及び社外監査役については、取締役会の意思決定の妥当性・適正性を確保するため、人格及び見識を兼ね備えるとともに、当社との利害関係がないことはもちろんのこと、一般株主と利益相反の生じる恐れがない有識者や企業経営経験者とすることを選任基準のひとつとして考えております。

 社外取締役または社外監査役を選任するための独立性に関する基準又は方針を定めておりませんが、東京証券取引所の「独立性に関する判断基準」に従い一般株主と利益相反が生じる恐れのない独立役員を社外取締役として選任し届け出ており、経営陣から独立が十分確保される体制となっております。

 なお、それぞれの社外取締役及び社外監査役の選任理由は次のとおりです。

 

・栁田 一男(社外取締役)

当社グループの事業と異なる分野で活躍してきた人材であり、東海地区に展開する企業グループにおいて複数社の代表取締役社長の要職を務めるなど、財務、経営企画、M&A等の高い専門性と豊富な企業経営経験を有しています。当社と異なる社外の視点から意見を述べることで当社の経営の合理性・透明性を高めるとともに、幅広い知識と企業経営経験を活かして取締役の職務の執行を監督することが期待し選任をしております。独立性に関する判断基準にも該当せず、一般株主との間に利益相反の恐れが生じないと判断した為、独立役員としての指定を行なっております。

・後藤 清文(社外監査役)

 金融機関に長年勤務した金融・財務の分野における高い専門的知識と、トヨタファイナンス㈱ならびにトヨファイナンシャルサービス㈱で要職を歴任された豊富な経験と幅広い見識をもとに、当社の経営陣から独立した立場で総合的かつ中立的・客観的な監査をできるものと判断し、監査役として選任しております。

・山中 雅雄(社外監査役)

弁護士としての知識と経験及び他事業会社での役員の経験から当社監査役に適任と判断し選任しております。

・中谷 仁亮(社外監査役)

弁護士としての高い専門性を有しており、業務執行に対する適切な指導および監査をおこなえる人材であると判断できることに加え、多様性の観点から有益な意見や提言が期待できることから選任しております。

 

③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

・社外取締役、社外監査役を置き、経営監視機能の充実に努めております。なお社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、会計監査人の相互連携につきましては、必要に応じて意見交換を行うなどしております。

・内部監査、監査役監査、会計監査の相互連携につきましては、監査役は必要に応じて内部監査部門に対し報告を求め、特定の調査を依頼するなど緊密な連携を維持し、内部監査人とともに会計監査人の会計監査報告を受けるほか、定期的に会計監査人との意見交換を行うなどの相互連携を図っております。

 

関係会社

4【関係会社の状況】

2024年3月31日現在

 

名称

住所

資本金

(千円)

主要な事業の内容

議決権の

所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

Inspiration株式会社

東京都品川区

35,000

自動車販売店向けソリューション事業

100.0

(注2)

役員の兼任2名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

ジェイ・コア株式会社

東京都目黒区

100,000

ITシステムの企画、設計、開発、運用保守サービス全般

100.0

(注2)

役員の兼任3名

 

(連結子会社)

 

 

 

 

 

千車科技(北京)

有限公司

中国

北京市

 USD

800,000

中国の自動車ファイナンス事業者向け業務支援事業全般

100.0

(注2)

役員の兼任1名

 

(連結子会社)

 

 

 

 

 

ValuAble Co., Ltd.

韓国

ソウル特別市

 KRW

500,000,000

韓国の自動車コンテンツ開発事業及び自動車関連事業者向システムサービス事業

80.0

(注2)

役員の兼任0名

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

株式会社エヴリス

東京都豊島区

20,000

自動車リース・レンタル取扱店のコンサルティング等

24.5

役員の兼任2名

 

 (注)1.上記子会社及び関連会社は有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社ではありません。

2.特定子会社に該当しております。

3.Inspiration株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています

主要な損益情報    (1)売上高   390,212千円

(2)経常利益  165,707千円

(3)当期純利益 112,718千円

(4)純資産額  480,801千円

(5)総資産額  561,335千円

沿革

2【沿革】

年月

事項

1992年7月

休眠会社であった㈱パイン(資本金32,000千円)を、1990年1月にシステム・ロケーション㈱に社名変更し、1992年7月より自動車ファイナンス事業者(オートリース会社、レンタカー会社、信販会社等)向けの業務支援会社として東京都中央区にて事業開始

1993年5月

神奈川県厚木市にてリース期間の終了した車を中心としたオークションを開始

1994年11月

入札会運営業務をシステム化

1995年12月

車両再販業務支援統合システム「しろくま」(注1)を開発

1998年4月

登録名義変更事務代行部門を売却

1999年3月

住商オートリース㈱(現 住友三井オートサービス㈱との合弁により資本金30,000千円にてスペイス・ムーブ㈱を設立

1999年9月

車両再販価格データベース「しろくまデータサプライ」(注2)の販売開始

1999年12月

本社を東京都千代田区五番町に移転

2000年6月

自動車ファイナンス業者へのシステム開発支援事業の一環として「残価算出システム(RV Doctor)」(注3)を開発、販売開始

2000年8月

資本金10,000千円にて、入札会運営子会社としてジェイトランス㈱(現ジェイ・コア㈱)を設立

2000年9月

資本金33,275千円へ増資

2000年12月

「車種カタログデータベース」(注4)を開発、販売開始

2002年5月

 

2002年6月

日立キャピタルオートリース㈱の子会社カービュー・ネットファイナンス㈱へ出資。「ユビキタス・ファインテック㈱」と社名変更

インターネット入札システム「しろくま入札支援システム」「しろくま出品支援システム」を開発

2004年4月

「残価算出システム」の改良版「RV DoctorⅡ」(注5)を開発、販売開始

「車種カタログデータベース英語版」をリリース

2004年6月

入札システム英語版を開発しインターネットを通して海外からの閲覧が可能になる

2004年9月

日立キャピタルオートリース㈱が所有するユビキタス・ファインテック㈱の株式を全株買い取り、同社を100%子会社とする

「原状回復費求償支援システム “AFAMA”」(注6)を開発、販売開始

2004年12月

「現在価値算出支援システム “PV Doctor”」を開発し中古車の現在価値の算出が可能となる

2005年4月

ジェイ・コア㈱とユビキタス・ファインテック㈱が合併し、新生ジェイ・コア㈱としてスタート

2005年12月

資本金94,525千円へ増資

2006年4月

㈱アプラスと「APLUS Car-navi.com」を共同開発、システム提供開始
ジャスダック証券取引所へ上場

 

公募増資により資本金を191,445千円へ増資

2006年7月

「Oricoストックファイナンス(㈱オリエントコーポレーション)」の基幹システムを開発

2006年12月

自動車リース事業者向けの営業支援システム「シスろけっと」の販売を開始

2007年4月

スペイス・ムーブ株式会社の保有株式をカーズ・イット株式会社(住商オートリース㈱(現住友三井オートサービス㈱の子会社)に売却

2007年7月

トヨタグループ独自の新「残価システム」をトヨタファイナンス株式会社と「残価システム」を共同開発

2008年1月

株式会社オリエントコーポレーションに「残価システム」の提供開始

 

韓国に合弁会社 SLK Solution Inc.(出資比率49.0%)を設立 (現Car Auction Co.,Ltd.)

 

自動車販売会社向け販売支援システム「CA Doctor」を開発、販売開始

2008年9月

サービス産業生産性協議会「第3回ハイ・サービス日本300選」を受賞

2010年2月

トラックの資産価値算出システム「トラックRV Doctor」を開発、販売開始

2010年8月

本社を東京都目黒区東山に移転

2011年4月

自動車販売会社向け販売支援システム「CA Doctor」第二世代(提案書リリース機能追加)をリリース

2011年11月

オートリース会社向けリース車両価値一括算出サービス「CAV Monitor」を開始

2012年4月

子会社ジェイ・コア株式会社の事業の全部を譲受け

2013年6月

中国北京市に子会社 千車科技(北京)有限公司(100%出資)を設立

 

 

年月

事項

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2014年4月

プライバシーマーク取得

2015年1月

自動車販売会社向け業務支援サービス「CA Doctor」第三世代(クロスポイント機能追加)をリリース

2015年7月

残価設定支援システム「RV DoctorⅢ」を開発、販売開始

2017年3月

オークション事業 撤退

2017年9月

残価算出システム「RV Doctor Ⅲ」のHV車対応版をリリース

2018年7月

自動車販売会社向け業務支援サービス「Crocoシリーズ」をリリース

2020年5月

自動車販売会社向け販売支援サービス「CA Doctor」併売案内用提案書リリース

2020年12月

韓国に子会社 ValuAble Co.,Ltd.(出資比率80.0%)を設立

 

持分法適用会社 CAR AUCTION Co.,Ltd.の保有株式を一部売却

2021年5月

株式会社ミネルバグランディールの保有株式を全株式売却

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

 

子会社 Inspiration株式会社の全株式を取得

2023年6月

2024年5月

代表取締役社長交代 千村 岳彦が取締役会長に就任、前田 格が代表取締役社長に就任

代表取締役社長交代 前田 格が代表取締役社長を辞任、千村 岳彦が取締役社長に就任

注)1.「ステム・ケーション るま ネージメントシステム」の略称。自動車ファイナンス事業者の

      車両のライフサイクルに沿って総合的な車両再販業務支援を提供する当社の基幹システム。

2.当社入札会での車両売却データを様々な角度から抽出及び分析できるようにしたデータベースシステム。

3.当社の入札会での車両売却データの分析から、将来の売却予想価格を導き出し、自動車ファイナンス事業者が契約車両の残存価格(残価)を設定する際の指標を提供するシステム。

4.装備、オプション、及び価格情報などその車両に関する様々な情報が階層別に組込まれて、電子データとして提供するシステム。

5.残価算定の際に基礎とするデータを当社の入札会のみでなく他のオークション等のデータにまで広げ、より精度を高めた「残価設定支援システム」。

6.リースアップ車両の損傷状態を記号化し、デジタルデータにされた査定情報を基に、リース車両返却時の約款に定める原状回復に必要な予想費用を自動算出し、オートリース会社から車両使用者への求償額のガイドを提供するシステム。AFAMAは、Auto Finance Asset Management Advisor の略称。