2025.11.20更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 2025FUJICCO REPORT

サマリ

昆布・豆という日本の伝統食を核に、真空濃縮煮熟や発酵、計量包装などの独自技術で「おいしさ×健康」を磨いてきた食品メーカー。コア2品で稼ぐ力を再構築しつつ、カスピ海ヨーグルトと大豆応用で新市場を拓き、DXとFCRで生産性を底上げ、資源課題には産地共創と育種で挑む。

目指す経営指標

・2028年3月期:売上高600~630億円、営業利益率5%以上、当期純利益率3%台、海外売上高5億円、PBR1.0倍、ROE3.0%を目標化
・2031年3月期:売上高700億円台、営業利益率7.5%、当期純利益率5%台、海外売上高35億円以上、PBR1.0倍以上、ROE5.0%
・2030年度KGI:ブランド価値スコア6%向上、食品廃棄20%減(21年度比)、CO2 30%減(20年度比)、ワンウェイプラ使用25%減(19年度比)等

専門用語

■FCR運動
フジッコが推進する業務改善の取り組みで、「コスト1/2・時間1/2」をめざして工程や事務のムダを見つけ、標準化・自動化で生産性を高める活動を指します。

■FSQMS
フジッコ独自の「Food Safety & Quality Management System」の略で、設計・調達・製造・物流・販売までを一体で管理する品質・食品安全マネジメントの仕組みです。

■真空濃縮煮熟
原料を真空下で加熱し、低い温度で短時間に味を含ませるフジッコの製法です。風味を保ちやすく、均一な仕上がりにできるのが特長です。

■6W2HB
フジッコが社内で用いる目標設定・実行管理の枠組みです。Who/Whom/When/Where/What/Whyの6つのWに、How/How much/Benefitの2つ(HB)を加えて、行動と成果を明確にします。

■ふじっ子
昆布を使った基幹ブランド名です。家庭で使いやすい個包装・計量設計などを通じて、日常の食卓での利用シーンを広げてきました。

■ふじっ子煮
昆布をやわらかく甘辛く煮含めた商品名で、真空濃縮煮熟などの製法を活かしたロングセラーです。

■純とろ
人工甘味料を使わずに仕上げた“とろろ昆布”のブランドです。素材本来の風味と食感を重視した点が特徴です。

■おまめさん
煮豆を手軽に食べられる小分けパックなどで展開する豆ブランドです。家庭での常備菜としての使い勝手を重視しています。

■おばんざい小鉢
和の総菜を少量で食べ切れる形にした惣菜シリーズです。食卓の「もう一品」を想定した小鉢サイズが特長です。

■カスピ海ヨーグルト
フジッコが展開する、とろりとした独特の粘りのある食感が特長のヨーグルトブランドです。家庭用から店頭商品まで幅広く展開します。

■大豆で作ったヨーグルト
牛乳ではなく大豆を原料にしたヨーグルト風商品です。植物性由来ならではの風味とたんぱく質摂取を両立させます。

■生昆布原料
乾燥前の生の昆布を原料として活用する取り組みを指します。原料調達の幅を広げ、品質や食感の差別化につなげます。

■高水温耐性株
水温が高い環境でも育ちやすい性質を持つ昆布の系統・株のことです。海水温の変化に対応した安定的な原料確保を狙います。

■ワンウェイプラ
一度使ったら再利用しない使い捨てプラスチックのことです。フジッコはこの使用量を減らす目標を掲げています。

■ブランド価値スコア
購入率・リピート率・ロイヤルティなど、ブランドの強さを示す複数指標をまとめて追う社内の評価スコアです。マーケティングのPDCAに使われます。

■機能集約
複数工場・拠点に分散した生産や物流の機能を集め、重複やムダを減らす施策です。人員配置や設備投資を最適化し、固定費の圧縮と品質の安定を狙います。