ストーリー・沿革
サマリ
三越伊勢丹HDは、「館業」から人とデジタルで“一人の顧客”を深く理解し価値提案する「個客業」へ大転換。MIカード/三越伊勢丹アプリで識別顧客を拡大し、連邦体制で百貨店・金融・不動産・関連事業を束ね、LTV最大化と“高感度上質”市場の需要を取り込む。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・2030年度:営業利益1,000~1,100億円(うち連邦利益約160億円・シェア14%超)・配当:中計期間(~2030年度)累進配当方針、フェーズⅠ(~2027年度)総還元性向70%以上
・非財務:温室効果ガス(S1,2)削減率△24%(2027年度、23年度比)/△42%(2030年度)、再エネ比率30%/55%、think good賛同お取組先数600社、女性取締役比率30%以上、女性管理職比率34%→37%(2030/2027)。
トップメッセージの要約
感性と科学
連邦
まち化
“高感度上質”
用語解説
百貨店という「館」を中心に売るのではなく、カードやアプリで把握した一人ひとり(個客)の好み・履歴に合わせて提案し、関係を深めることを主軸にした三越伊勢丹の事業コンセプトです。店舗・外商・オンラインを組み合わせ、担当者の接客とデータ分析を両立させます。
■ 連邦(連邦体制/連邦活動)
百貨店だけでなく、金融、不動産、旅行、飲食・サービスなどグループ内の事業を「連邦」のように横断連携させ、相互送客と価値提供を拡張する運営思想です。顧客接点を共有し、収益の波及効果を可視化して全体最適を狙います。
■ まち化
百貨店を核に、ホテルや飲食、イベントなどの周辺機能を重ねて“街”のように体験を広げ、来街・滞在時間を伸ばす取り組みです。施設や周辺エリアと連動し、来店動機を多層化します。
■ 百貨店の科学
売上・粗利・費用構造や売場KPIを数式や指標で可視化し、現場での意思決定を高速化するための社内手引きです。勘と経験に加え、再現性ある改善を全店で進める基盤として活用します。
■ 識別顧客
エムアイカードや三越伊勢丹アプリを通じて購買履歴や嗜好が把握でき、適切な提案やサービス設計に活用できる顧客のことです。識別化によって接点の連続性が生まれ、長期関係の構築につながります。
■ エムアイカード(エムアイカード ベーシック)
三越伊勢丹グループのクレジットカード・ロイヤルティプログラムです。「ベーシック」は年会費無料のエントリー券種で、ポイントや会員向けサービスを起点に顧客接点を広げます。
■ 三越伊勢丹アプリ
来店・購買・イベント情報の受け取りやオンライン購入、担当者とのコミュニケーションなど、顧客接点を一つに束ねる公式アプリです。会員証機能と連動し、提案や特典の最適化に用いられます。
■ 外商
専門の担当者が顧客の自宅や職場、店舗外でニーズに合わせて提案するパーソナルサービスです。高額品やオーダー、催事案内など、きめ細かな関係構築を通じて顧客満足と継続利用を高めます。
■ 丹青会・逸品会
上質志向の顧客に向けた招待制の催事・会員プログラムです。選び抜いたブランドや美術・工芸、限定商品や特別体験を提案し、外商・店舗と連動して関係の深まりを促します。
■ 高感度上質
トレンドや美意識に敏感で、素材・作り・背景に価値を見いだす顧客層や商品領域を指す社内の表現です。品揃えや編集、接客品質の基準として用いられます。
■ 連邦収益管理
百貨店を起点に金融や不動産、飲食・サービスなどへ広がる波及効果を定量化し、どの接点が全体の利益に貢献したかを可視化する管理手法です。投資配分と運営改善に直結します。
■ think good
取引先やパートナーとともに、人や環境への配慮を前提とした商品・取り組みを広げるプログラムの名称です。賛同企業の拡大を通じて、選ばれる基準を明確にし、売場での体験に落とし込みます。
■ 「こころ動かす、ひとの力で。」
三越伊勢丹グループのスローガンです。人の感性と対話を起点に、顧客の心を動かす体験価値をつくる姿勢を示しています。
■ 感性と科学
トップが掲げる意思決定の軸を表す言葉です。販売員の感性や編集力と、データやKPIによる科学的運営を両輪で回す考え方を指します。
沿革
2 【沿革】
2007年8月23日 株式会社三越と株式会社伊勢丹は株主総会の承認を前提として、株式移転により共同で持株会社を設立することについて合意に達し、両社取締役会において株式移転による経営統合に関する統合契約書を締結することを決議いたしました。
2007年11月20日 両社の臨時株主総会において、両社が共同で株式移転の方法により株式会社三越伊勢丹ホールディングスを設立し、両社がその完全子会社になることについて承認を受けました。
2008年4月1日 両社が株式移転の方法により当社を設立いたしました。株式会社東京証券取引所に上場いたしました。
2009年6月16日 当社と株式会社岩田屋は、両社取締役会において、当社を完全親会社、株式会社岩田屋を完全子会社とする株式交換を実施することを決定し、両社の間で株式交換契約書を締結いたしました。
2009年6月29日 2009年5月29日に当社が設立した、株式会社札幌丸井今井及び株式会社函館丸井今井は、民事再生手続中の株式会社丸井今井との間で、株式会社札幌丸井今井が株式会社丸井今井の札幌事業を、株式会社函館丸井今井が株式会社丸井今井の函館事業を、それぞれ譲り受けることで合意し、丸井今井との間で各事業譲渡契約を締結いたしました。
2009年10月8日 証券会員制法人 福岡証券取引所に上場申請をいたしました。
2010年3月14日 当社は、株式会社伊勢丹の吉祥寺店の営業を終了いたしました。
2010年4月1日 当社は、百貨店事業に関わる組織再編として、株式会社三越の札幌・仙台・名古屋・広島・高松・松山・福岡・新潟の各地域における百貨店事業を吸収分割により各地域事業会社に承継させる地域事業会社化を行いました。株式会社新潟伊勢丹は株式会社三越の新潟店の事業を承継し、「株式会社新潟三越伊勢丹」となりました。
2010年9月11日 株式会社三越の銀座店が増床リモデルオープンしました。
2010年10月1日 株式会社岩田屋と株式会社福岡三越が合併し、「株式会社岩田屋三越」となりました。
2011年4月1日 株式会社三越と株式会社伊勢丹が合併し、「株式会社三越伊勢丹」となりました。また、株式会社札幌丸井今井と株式会社札幌三越が合併し「株式会社札幌丸井三越」となりました。
2012年3月31日 当社は、株式会社三越伊勢丹の三越新宿アルコット店の営業を終了いたしました。
2017年3月20日 当社は、株式会社三越伊勢丹の三越千葉店及び三越多摩センター店の営業を終了いたしました。
2018年3月21日 当社は、株式会社三越伊勢丹の伊勢丹松戸店の営業を終了いたしました。
2019年9月30日 当社は、株式会社三越伊勢丹の伊勢丹相模原店及び伊勢丹府中店の営業を終了いたしました。
2020年3月22日 当社は、株式会社新潟三越伊勢丹の新潟三越の営業を終了いたしました。
2020年6月15日 当社は、監査役会設置会社から指名委員会等設置会社に移行いたしました。
2022年4月4日 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行いたしました。
2024年3月20日 証券会員制法人 福岡証券取引所における上場を廃止いたしました。
関係会社
4 【関係会社の状況】
(注) 1 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。なお( )内は具体的な事業内容であります。
※2 持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため連結子会社としたものであります。
3 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数、[ ]内は、緊密な者又は同意している者の所有割合で外数であります。
※4 特定子会社であります。
5 住所は、登記上のものによっております。
※6 株式会社三越伊勢丹については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。