人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数241名(単体) 808名(連結)
-
平均年齢41.2歳(単体)
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平均勤続年数6.8年(単体)
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平均年収5,344,063円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
セグメント別の従業員を示すと次のとおりであります。
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2024年3月31日現在 |
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セグメント |
従業員数(人) |
|
レストラン |
474 |
[3,824] |
喫茶 |
265 |
[2,718] |
全社(共通) |
69 |
[35] |
合計 |
808 |
[6,577] |
(注)1.従業員数は就業人員であり、パートタイマーは年間の平均人員(1日8時間換算による平均人数)を[ ]外数で記載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、本社部門(管理部門等)に所属しているものであります。
(2)提出会社の状況
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2024年3月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(才) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
|
241 |
[1,262] |
41.2 |
6.8 |
5,344,063 |
セグメント |
従業員数(人) |
|
レストラン |
171 |
[1,220] |
喫茶 |
1 |
[7] |
全社(共通) |
69 |
[35] |
合計 |
241 |
[1,262] |
(注)1.従業員数は就業人員であり、パートタイマーは年間の平均人員(1日8時間換算による平均人数)を[ ]外数で記載しております。
2.平均年間給与は、正社員の税込支給実績であり、基準外賃金及び賞与を含んでおります。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、本社部門(管理部門等)に所属しているものであります。
(3)労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
①提出会社
当事業年度 |
||||
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1. |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2. |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1. |
||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
||
14.9 |
42.9 |
65.3 |
72.3 |
98.6 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
②連結子会社
当事業年度 |
|||||
名称 |
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1. |
男性労働者の育児休業取得率 (%) (注)2. |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1. |
||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
|||
㈱鎌倉パスタ |
14.6 |
0.0 |
80.2 |
85.6 |
99.7 |
㈱サンマルクグリル |
10.5 |
0.0 |
80.1 |
83.9 |
99.9 |
㈱サンマルクカフェ |
0.0 |
75.0 |
86.1 |
82.8 |
99.7 |
㈱倉式珈琲 |
25.0 |
- |
78.4 |
93.9 |
100.6 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.㈱倉式珈琲は2024年4月1日付にて当社へ吸収合併しております。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
社会課題の解決による持続可能な社会の実現と、当社グループの中長期的な企業価値向上の両立に向けて、サステナビリティを巡る課題への対応を経営戦略及び経営計画等に反映し、全社的なサステナビリティ施策の推進を進めております。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス
当社グループは、2023年3月に「サステナビリティ委員会(原則年2回開催)」(以下、「委員会」という。)を設置し、サステナビリティを巡る課題への対応の協議・決定を開始いたしました。当委員会は、代表取締役社長を委員長とし、社内取締役、社外取締役などにより構成しています。気候変動対応を含む重要事項は年2回以上、経営戦略策定時等にサステナビリティに関する課題を考慮するよう取締役会に報告・提言を行い、監督を受けております。
また、委員会の運営を補助することを目的に「サステナビリティ委員会事務局会議(原則年4回開催)」(以下、「事務局会議」という。)を設置しております。当事務局会議では、委員会で取り上げる議案の取りまとめ、委員会からの指示に基づく必要な社内調整等、サステナビリティ施策について実務レベルでの協議・推進を図り、委員会に報告・答申を行い、指示を受けております。
目標・計画の策定、重点取り組み課題の選定、計画に対する進捗は適宜確認し、リスクと機会及び財務への影響をステークホルダーに開示してまいります。
組織体制は、「第4 提出会社の状況 4.コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要 ②企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由 (a)企業統治の体制の概要 ロ.会社の機関・内部統制の関係」をご参照ください。
(2)戦略
当社では、2100年における世界の気温上昇が1.5℃上昇、2℃上昇、4℃上昇の世界観を想定し、当社ならびに連結子会社4社を対象として、2030年におけるシナリオ分析を実施しました。
特に当社への影響が大きく、実際に起きる可能性も高いと想定されるリスク7項目、機会6項目として以下を認識しております。
種類 |
リスク、機会の 発生する要因 |
具体的内容 |
財務影響評価 |
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1.5(2)℃ |
4℃ |
||||
移行 リスク |
政策及び規制 |
温室効果ガス排出の価格付け進行 |
炭素税の導入・増加による、原材料調達コストやエネルギーコストの増加 |
大 |
- |
既存製品/サービスに対する義務化/規制化 |
環境規制対応によるコストの増加 |
中 |
- |
||
市場 |
消費者行動の変化 |
再生可能エネルギーの使用によるエネルギーミックスの変化により、電力価格等のエネルギーコストが増加 |
小 |
- |
|
物理的リスク |
急性 |
台風や洪水などの異常気象の重大性と頻度の上昇 |
自然災害の頻発化・激甚化により、営業停止による機会損失が発生 |
小 |
小 |
慢性 |
降雨パターンの変化、気象パターンの極端な変動 |
気候変動による原材料の調達不全により、原材料調達コストが増加 |
大 |
大 |
|
平均気温の上昇 |
疫病・パンデミックの複合的な発生による営業停止 |
小 |
小 |
||
店舗における電力使用量の増加 |
中 |
小 |
種類 |
リスク、機会の 発生する要因 |
具体的内容 |
財務影響評価 |
||
1.5(2)℃ |
4℃ |
||||
機会 |
資源の効率 |
効率的な生産・流通プロセス |
当社の仕様に合った食材の開発による生産コストの減少 |
中 |
中 |
省エネの推進による操業コストの減少 |
小 |
小 |
|||
仕入れから物流、生産、販売まで事業廃棄物削減・活用による原材料調達コストや廃棄コストの減少 |
小 |
小 |
|||
水利用・消費の削減 |
水リスク低減による原材料安定調達・製品安定供給を実現し、機会損失を回避 |
小 |
小 |
||
エネルギー源 |
支援政策のインセンティブの利用 |
政策による補助金を最大限利用することによる原材料調達コストの削減 |
小 |
小 |
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製品及び サービス |
低炭素商品/サービスの開発、拡大、R&Dとイノベーションを通じた新製品・サービス開発、消費者の好みの変化 |
環境に配慮した食材・資材の活用や、気候変動に起因する原材料の供給変化に対応したレシピ開発による売上の増加 |
大 |
大 |
特定したリスク、機会に対する中長期での対応策につきましては、継続的な実施と効果評価を行い、事業活動のレジリエンスを高めてまいります。対応策とその具体的内容については以下のとおりであります。
対応策 |
具体的内容 |
環境に配慮した商品、サービスの提供 |
・環境に配慮した食材・資材を活用した商品の拡大 ・テイクアウトやEC販売等、商品提供方法の充実 |
気候変動対応と収益力向上に対応した当社施策の実行 |
・フードロスに関する政策補助金の利用 ・当社仕様に合った食材の開発によるフードロスの削減やオペレーションの効率化 |
店舗での温室効果ガス削減 |
・環境に配慮した商業施設への新規出店 ・既存店舗の機器を省エネタイプに更新 ・食材・資材の仕様を含めたオペレーションの見直し |
サプライチェーン全体での温室効果ガス削減 |
・店舗への食材・資材の配送回数の見直し ・配送時の食材保冷方法の見直し ・物流センターの仕組み見直しによる業務効率化 ・フードロス削減に向けた様々な販売方法の展開 |
サプライチェーン全体でのレジリエンス向上 |
・食材・資材の調達安定化に向けた複数社購買の実施 ・プラント野菜の活用拡大による安定供給の実現 ・テイクアウトやEC販売等、様々な商品提供方法による供給の最適化 |
また、当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、多様な人材がモチベーション高く働くことをめざし、かつての一方通行から双方向のコミュニケーションへの遷移を通じて、「対話の文化」の醸成を進めています。会議や打ち合わせは、安全な場であることの宣言から始め、傾聴することを心がけ、他の人の意見を否定しないことなど、対話ができる準備を整えてから実施しています。主体的に学ぶ姿勢を強化し、従業員のキャリア自律に繋げるためには、従業員が働きがいを感じること、変化に対応しながら新たな挑戦を続ける意欲とキャリアプランを持つことが重要です。自らのキャリアを自律的に構築する機会の提供として、社内キャリアコンサルタントによるキャリアカウンセリングを実施し、従業員一人ひとりと向き合い、めざしたいキャリア像の構築支援や、従業員の主体的なキャリア形成を促進・支援するため、資格取得支援制度など総合的な取組みを行っています。
また、経営戦略と人事戦略を連動させることにより、多様な個人が活躍する人材ポートフォリオを構築し、一人ひとりが個性を活かして活躍できる環境を整えることで組織を活性化することが必要であると考えています。現在、働きやすさの整備、従業員の自律的なキャリア形成を可能とする制度などを順次整備していますが、まだめざす姿とのギャップがあります。具体的な課題としては、エンゲージメントサーベイの導入によって浮彫りとなった「施設環境(IT環境)」、「制度待遇(休日、就業時間、評価制度)」、「組織風土(意思疎通)」などが挙げられます。
エンゲージメントサーベイの調査結果を経営課題として把握の上、ITインフラの整備や業務プロセスの見直し等を実施、公正な差がつく人事評価の仕組み、社内表彰をテコに従業員への企業理念浸透を推進するなど、従業員エンゲージメントの向上に取り組み、最大限に生産性を発揮できる環境整備を進めています。
(3)リスク管理
委員会を中心に特定されたサステナビリティに関わるリスクの回避、軽減、コントロールと、機会への早期着手に関する方針の策定や対応策の立案などを実施し、年2回以上取締役会への報告・提言を行い、監督を受けております。
サステナビリティに関わるリスクは定期的に下記①~⑤のプロセスを回すことにより、管理しております。
①シナリオ分析
②リスク及び機会の特定
③戦略的な取り組み方針の決定
④具体的な対応策の策定
⑤対応策の実行と進捗管理
当社グループのリスク全般については、「グループ経営会議」を設置し、経営上の課題事項に対する対策、各種リスクの洗い出しを行い、当社グループ各社を監視し、必要な対策を講じ、経営の影響度に応じた機動的かつ最適な対応がとれるよう、リスク管理体制の構築に努めております。サステナビリティに関わる重要なリスクにつきましても、当グループ経営会議へ報告を行い、全社リスクとの連携を図っております。
(4)指標及び目標
当社では2021年度よりScope1~3のCO2排出量把握に取り組み始めており、2022年度Scope1、2のCO2排出量は 36,654t、及びScope3のCo2排出量は123,345tであります。
目標値につきましては、当社2021年度の売上百万円あたりのCO2排出量(0.76t-CO2/百万円)を基準値として、Scope1、2のCO2排出量の削減に向けた 2030年度の排出削減目標を0.55t-CO2以下と設定いたしました。当社2022年度の売上百万円あたりのCO2排出量は0.63t-CO2/百万円であります。
Scope3のCO2排出量につきましても環境に配慮した食材・資材の活用や廃棄物の削減により、削減に貢献してまいります。
また、当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標は、次のとおりであります。
指標 |
目標(2025年度) |
実績(当連結会計年度) |
管理職に占める女性労働者の割合 |
30% |
13.4% |
エンゲージメントサーベイの調査結果 |
55 |
45.2 |