2024年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります

ゲーム事業 メディア事業
  • セグメント別売上構成
  • セグメント別利益構成 セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
  • セグメント別利益率

最新年度

セグメント名 セグメント別
売上高
(百万円)
売上構成比率
(%)
セグメント別
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
ゲーム事業 9,349 95.6 1,897 210.0 20.3
メディア事業 434 4.4 -994 -110.0 -229.2

事業内容

3【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ドリコム)、子会社5社により構成されており、ゲームを提供する「ゲーム事業」と、スマートフォンやPC向けメディアコンテンツを提供する「メディア事業」の2サービス領域で事業を展開しております。

詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)1.報告セグメントの概要」を参照下さい。

当社、子会社、関連会社の当社グループの各事業における位置付け及びセグメント区分との関連は、次のとお りであり、当事業の内容における事業区分と、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント区分は同一であります。

事業区分

主な事業の内容

主要な会社

会社数

ゲーム事業

ゲーム事業

株式会社ドリコム(当社)

株式会社スタジオレックス

株式会社ドリアップ

株式会社BlasTrain

連結子会社 3社

メディア事業

メディア事業

株式会社ドリコム(当社)

連結子会社 2社

 

(1)ゲーム事業

 ゲーム事業は、ゲームや教育コンテンツを中心としたスマートフォン向けエンターテインメントコンテンツの企画、開発及び運用の他、HTML5を中核とする技術を活用したオンラインゲーム及び配信プラットフォーム(「enza」)の開発及び運営を主な事業としております。

当社グループが提供している上記関連サービスの内容は、以下のとおりです。

・ゲーム事業

 主にスマートフォン上でプレイするゲームの企画、開発及び運用を行っております。当社のゲームは、国内外のプラットフォーム運営事業者の運営するプラットフォーム上又はプラットフォームを介してユーザーに無料で提供され、アイテムを購入する際に課金がされる課金型のビジネスモデルを導入しております。2016年3月期以降は、市場環境の変化と当社の強みを活かし、オリジナルゲーム(従来の自社コンテンツをテーマとしたゲーム)から、IPゲーム(一定の知名度や支持ユーザーを有する他社コンテンツをテーマとしたゲーム)へ事業の焦点を移しIPゲームを今後の成長基盤とする戦略を打ち出し、企画、開発及び運用に注力しております。

 当該サービスに係る取り組形態は、①当社がゲームの企画、開発、配信及び運用までを単独で担う形態、②当社がゲームの企画、開発及び運用(配信及びマーケティングを除く)を担い、配信及びマーケティングをIPプロジェクト・パートナーが担う形態、③当社がゲームの企画、開発及び運用(配信及びマーケティング含む)をIPプロジェクト・パートナーと分担し収益を共有する形態があり、現時点においては上記の戦略の下、②及び③の形態の割合が高くなっております。

 ②及び③の形態における当社の収益スキームとしては、企画及び開発にあたり発生する費用の一部又は全額を、開発報酬又は費用分担としてIPプロジェクト・パートナーから受領する方法若しくはユーザーからの課金収入の一定割合を受領する方法(レベニューシェア)があります。

 当該事業については、当社及び株式会社スタジオレックスがゲームの企画、開発及び運用を、株式会社ドリアップ及び株式会社BlasTrainが当社向けゲームの開発及び運用を主要事業として展開しております。

 

 

(2)メディア事業

 メディア事業は、当社が過去培ったノウハウや有する最先端技術を応用した顧客企業に対する事業支援サービスの提供、及び当社の中長期の成長を担うゲーム以外のエンターテインメント領域の新規事業創出に取り組んでおります。

 当連結会計年度においては、小説等の書籍、電子書籍の出版、販売を行っている他、位置情報×3DリアルマップによるARスマートフォンアプリ構築プラットフォームSNSを活用したファンコミュニティ促進サービス、負荷テストのコンサルティング・脆弱性診断などの事業支援を行うサービスを提供しております。

 

 

  以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

※ 株式会社ハッピーホッピーハッピー、DRECOM SG PTE.LTD.は連結子会社でありますが、休眠会社であるため、事業系統図には記載しておりません。

 

業績

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

 当社グループは、「with entertainment」を存在意義として掲げており、人々の期待を超えるサービスを生み続けていくことを目指しております。また、今までになかった価値を創造し、ユーザーを魅了する体験を届けていくことに努めております。中期的には、IP×テクノロジーを軸に、エンターテインメント・コンテンツをグローバルに提供する企業となっていくことを掲げており、持続的成長及び企業価値向上を目指しております。

 主力のゲーム事業においては、ゲームの開発・運用が主要事業となっており、他社IPゲーム及びゲームプラットフォーム並びにオリジナルゲームの開発・運用を行っております。また、メディア事業においては、IPの保有・育成を目的として小説、コミックス等の書籍、電子書籍の出版、販売を行っている他、当社の有するインターネットサービスの知見と先進的なテクノロジーを活用した新規サービスを試験的に立ち上げ、事業化に向けた試行を重ねております。

 

 当連結会計年度における業績は、売上高9,779,099千円(前期比9.5%減)、営業利益903,038千円(同60.4%減)、経常利益793,171千円(同63.8%減)となりました。また、ゲーム事業において前期末及び当第1四半期にリリースした新規タイトル2本についてクローズ、及び未発表/プロトタイプ段階の開発中タイトル1本について開発中止を決定し減損処理を行ったこと、並びにメディア事業に係る一部のソフトウエア資産の将来収益の再評価を行い当該資産を減損処理したことで特別損失746,234千円を計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益は104,051千円(同91.0%減)となりました。

 

 各セグメントの業績は以下のとおりです

 

ゲーム事業

 ゲーム事業においては、既存の長期運用タイトルが年間を通じて順調に推移し収益に貢献いたしました。当セグメントにおいては、運用タイトルに加えて新規タイトルのリリースによる収益の積層化を目指しておりますが、リリースした新規タイトルが想定を下回る推移であったことから、運用/開発ポートフォリオの見直しを実施し、前期末及び当第1四半期にリリースした新規タイトル2本についてクローズ、及び未発表/プロトタイプ段階の開発中タイトル1本について開発中止を決定いたしました。

 売上高につきましては、主力のIPタイトルが好調に推移いたしましたが、その他の運用タイトルが前年を下回る推移となったこと等により、前期比で減少いたしました。

 利益につきましては、上記の減収要因に加え、前期末と当第1四半期に新規自社配信タイトル2本をリリースしたことに伴う費用の増加等により、前期比で減少いたしました。

 以上の結果、セグメント売上高は9,349,181千円(前期比11.1%減)、セグメント利益は1,896,650千円(同34.7%減)となりました。主力事業である当セグメントにおいては、引き続き運用中タイトルの安定的な収益の維持に努める他、今後リリースする新規タイトルの貢献による売上、利益の増大を目指してまいります。

 

メディア事業

 メディア事業においては、IPの保有、育成、収益化を目的として出版・映像事業に取り組む中、ライトノベルレーベル「DREノベルス」とコミックレーベル「DREコミックス」から毎月刊行を実施しております。また、当社の有するインターネットサービスの知見と先進的なテクノロジーを活用し、Web3領域における新たな事業開発や、SNSを活用したファンマーケティング支援サービス『Rooot』『Fanflu』、負荷テストサービス『Mx.Load』を提供しております。

 売上高につきましては、「DREノベルス」「DREコミックス」の刊行を開始したことに加え、他社と共同で開発するブロックチェーンゲーム『Eternal Crypt - Wizardry BC -』のNFTコレクション販売を実施したこと等により、前期比で増加いたしました。

 利益につきましては、出版・映像やWeb3などの新規事業領域が着実に進展しておりますが、費用先行が継続しているため、損失額が前期比で増加いたしました。

 以上の結果、セグメント売上高は433,517千円(前期比52.2%増)、セグメント損失は993,611千円(前期はセグメント損失621,957千円)となりました。当セグメントにおいては、中期的に目指す姿の実現に向け今後も投資を実施してまいります。

 

 今後につきましては、ゲーム事業において、より強固な事業基盤を作るべく、運用タイトルへの追加投資や体制強化等を通じて長期安定的な収益の確保に努めるほか、新規タイトルのリリースによる売上成長、収益源の多様化・積層化を目指して参ります。また、ゲーム事業においてもIPを保有し育成することを目的として、PC・コンソール向けのオリジナルタイトルの開発を実施して参ります。

 メディア事業においては、IPを保有し育成・収益化することを目的として開始した事業を一定規模に成長させることを目指しております。また、新たな体験・市場を生み出す先進的なテクノロジーの活用を積極的に進めて参ります。

 

②キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ107,610千円減少し、5,932,886千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次の通りであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは473,238千円の支出となりました。主な増加要因は、減損損失の計上額746,234千円、主な減少要因は、売上債権の増加額173,265千円、未収消費税等の増加額170,986千円、法人税等の支払額782,828千円であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは2,048,815千円の支出となりました。主な要因は無形固定資産の取得による支出2,006,279千円であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは2,413,734千円の収入となりました。主な増加要因は長期借入れによる収入4,586,000千円であり、主な減少要因は長期借入金の返済による支出2,012,350千円、配当金の支払額145,077千円であります。

 

③生産、受注及び販売の実績

a. 生産実績

 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

前年同期比(%)

ゲーム事業(千円)

メディア事業(千円)

153,924

合計(千円)

153,924

(注)前年同期比につきましては、前連結会計年度において生産実績がないため、記載しておりません。

 

b. 仕入実績

 当社では仕入業務は行っておりませんので、該当事項はありません。

 

c. 受注実績

 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

受注高

前年同期比(%)

受注残高

前年同期比(%)

ゲーム事業(千円)

9,317,823

△11.7

メディア事業(千円)

408,147

41.3

2,300

△90.4

合計(千円)

9,725,971

△10.2

2,300

△95.8

 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部売上高を除いた数値によっております。

 

d. 販売実績

 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

前年同期比(%)

ゲーム事業(千円)

9,349,181

△11.1

メディア事業(千円)

429,917

51.8

合計(千円)

9,779,099

△9.5

 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。

相手先

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

株式会社バンダイナムコエンターテインメント

4,372,063

40.4

4,130,073

42.2

Apple,Inc.

1,487,120

13.7

1,492,945

15.2

株式会社バンダイナムコネクサス

1,543,257

14.2

1,206,557

12.3

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析は、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社が判断したものであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

a. 当連結会計年度の経営成績の分析

(売上高)

 当連結会計年度における売上高は、当社主力IPタイトルが好調に推移いたしましたが、その他の運用タイトルが前年を下回る推移となったこと等により、前期比で1,021,157千円減少し、9,779,099千円(前期比9.5%減)となりました。各報告セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、ゲーム事業が95.6%、メディア事業が4.4 %となっております。

(売上総利益)

 当連結会計年度においては、運用中タイトルにおいて運用費の効率化を進めてまいりましたが、新規タイトルのリリースに伴う費用が増加したことから、売上原価が前期比で132,177千円増加し、6,374,197千円(前期比2.1%増)となりました。前述の減収影響と合わせ、売上総利益は前期比で1,153,335千円減少し、3,404,901千円(前期比25.3%減)となりました。また、売上総利益率は34.8%(前期は42.2%)となりました。

(営業利益)

 当連結会計年度においては、全社的なコスト最適化に取り組んだものの、新作リリースに伴う広告宣伝費の増加や、新規事業開発の進展に伴う研究開発費の増加により、販売費及び一般管理費は、前期比で224,981千円増加し、2,501,863千円(前期比9.9%増)となりました。前述の売上総利益の減少影響と合わせ、当連結会計年度の営業利益は前期比で1,378,315千円減少し、903,038千円(前期比60.4%減)となりました。

(経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益)

 当連結会計年度における営業外収益は、前期比で1,895千円減少し3,164千円(前期比37.5%減)となりました。営業外費用につきましては、前期比で19,137千円増加し、113,032千円(前期比20.4%増)となりました。以上の結果、経常利益は、前期比で1,399,347千円減少し、793,171千円(前期比63.8%減)となりました。

 また、ゲーム事業において前期末及び当第1四半期にリリースした新規タイトル2本についてクローズ、及び未発表/プロトタイプ段階の開発中タイトル1本について開発中止を決定し減損処理を行ったこと、並びにメディア事業に係る一部のソフトウエア資産の将来収益の再評価を行い当該資産を減損処理したことで特別損失746,234千円が発生したため、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比で1,055,074千円減少し、104,051千円(前期比91.0%減)となりました。

 

 なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりとなります。

 

b. 当連結会計年度の財政状態の分析

(資産)

当連結会計年度末における総資産は14,148,422千円となり、前連結会計年度末に比べ1,922,025千円増加いたしました。これは主にソフトウエア仮勘定が1,332,554千円増加したことによるものであります。

(負債)

当連結会計年度末における負債合計は8,480,298千円となり、前連結会計年度末に比べ1,885,021千円増加いたしました。これは主に銀行借入が2,637,650千円増加した一方で、買掛金が120,378千円、未払法人税等が420,081千円減少したことによるものであります。

(純資産)

当連結会計年度末における純資産合計は5,668,124千円となり、前連結会計年度末に比べ37,003千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益104,051千円を計上したことによるものであります。

この結果、自己資本比率は39.7%(前連結会計年度末は45.6%)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

a.当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析

当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 

b. 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、下記のとおりとなります。

ⅰ) 資本の財源

 当社グループは現在、運転資金および設備投資資金につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。

ⅱ) キャッシュ・フロー計算書に基づく資金の流動性についての分析

 当連結会計年度における状況につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの概況」に記載のとおりであります。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

a.経営戦略の現状と見通し

今後につきましては、引き続きスマートフォン向けコンテンツ市場における競争の激化が予想されます。そうした環境下、当社グループは市場の急速な変化に対応し、多様化するユーザーニーズを捉えたアプリ及びサービスの開発に努めるとともに、ゲーム以外のエンターテインメント領域での事業開発に注力し、IPとテクノロジーを軸としたエンターテインメント・コンテンツ企業への成長を目指してまいります。

 

b. 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

2023年5月11日公表の2024年3月期の連結業績予想の達成状況は以下のとおりとなります。売上高は計画比5,221百万円減(34.8%減)、経常利益は計画比1,107百万円減(58.3%減)となりました。これは主に、リリースした新作ゲームが想定を下回る推移だったこと、及び今後リリース予定の新作ゲームのリリース時期が計画比で後ろ倒しとなったことによるものです。親会社株主に帰属する当期純利益は計画比996百万円減(90.5%減)となりました。これは、上記の要因に加えて、ゲーム事業及びメディア事業において、ソフトウエア資産を減損処理したことによるものです。

 

指標(当初計画)

2024年3月期

(計画)

2024年3月期

(実績)

2024年3月期

(計画比)

売上高

15,000百万円

9,779百万円

△5,221百万円

経常利益

1,900百万円

793百万円

△1,107百万円

親会社株主に帰属する当期純利益

1,100百万円

104百万円

△996百万円

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 従って、当社はサービス別のセグメントから構成されており、「ゲーム事業」、「メディア事業」の2つを報告セグメントとしております。

 「ゲーム事業」は、主にスマートフォン上でプレイするゲームの企画、開発及び運用を行っております。「メディア事業」は、小説、コミックス等の書籍、電子書籍の出版、販売を行っている他、当社が過去培ったノウハウや有する最先端技術を応用し、当社の中長期の成長を担う新規事業の創出に取り組んでおります。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

 報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

 セグメント間の内部取引及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

調整額 (注)1

連結財務諸表計上額 (注)2

 

ゲーム事業

メディア事業

売上高

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

10,517,071

283,185

10,800,257

-

10,800,257

セグメント間の内部売上高 又は振替高

-

1,650

1,650

△1,650

-

10,517,071

284,835

10,801,907

△1,650

10,800,257

セグメント利益又は損失(△)

2,903,312

△621,957

2,281,354

-

2,281,354

セグメント資産

5,257,941

242,456

5,500,398

6,725,999

12,226,397

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

236,283

1,880

238,163

31,112

269,275

減損損失

386,259

-

386,259

-

386,259

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

1,992,925

16,537

2,009,463

18,335

2,027,799

(注)1.セグメント資産の調整額は、主に報告セグメントに帰属しない現金及び預金、繰延税金資産、有形固定資産であります。

2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。

 

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

調整額 (注)1

連結財務諸表計上額 (注)2

 

ゲーム事業

メディア事業

売上高

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

9,349,181

429,917

9,779,099

-

9,779,099

セグメント間の内部売上高 又は振替高

-

3,600

3,600

△3,600

-

9,349,181

433,517

9,782,699

△3,600

9,779,099

セグメント利益又は損失(△)

1,896,650

△993,611

903,038

-

903,038

セグメント資産

6,978,062

405,614

7,383,676

6,764,745

14,148,422

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

109,492

11,163

120,655

24,175

144,830

減損損失

609,185

137,048

746,234

-

746,234

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

1,876,201

133,436

2,009,637

15,045

2,024,682

(注)1.セグメント資産の調整額は、主に報告セグメントに帰属しない現金及び預金、繰延税金資産、有形固定資産であります。

2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

(単位:千円)

顧客の名称又は氏名

売 上 高

関連するセグメント名

株式会社バンダイナムコエンターテインメント

4,372,063

ゲーム事業、メディア事業

株式会社バンダイナムコネクサス

1,543,257

ゲーム事業

Apple,Inc.

1,487,120

ゲーム事業

 

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

(単位:千円)

顧客の名称又は氏名

売 上 高

関連するセグメント名

株式会社バンダイナムコエンターテインメント

4,130,073

ゲーム事業、メディア事業

Apple,Inc.

1,492,945

ゲーム事業

株式会社バンダイナムコネクサス

1,206,557

ゲーム事業

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

ゲーム事業

メディア事業

全社・消去

合計

減損損失

386,259

386,259

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

ゲーム事業

メディア事業

全社・消去

合計

減損損失

609,185

137,048

746,234

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。