2024年3月期有価証券報告書より

社長・役員

代表取締役社長  小  林    豊

所有者

(5) 【所有者別状況】

2024年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況
(株)

政府および

地方公共

団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数

(人)

36

27

120

203

10

9,767

10,163

所有株式数

(単元)

224,601

6,544

36,383

153,726

585

163,082

584,921

84,121

所有株式数

の割合

(%)

38.40

1.12

6.22

26.28

0.10

27.88

100.00

 

(注)1.自己株式数3,543,898株のうち、3,543,800株(35,438単元)は「個人その他」欄に、98株は「単元未満株式の状況」欄に含まれております。

   2.上記「その他の法人」には、株式会社証券保管振替機構名義の株式が6単元含まれております。

 

役員

 

(2) 【役員の状況】

① 役員一覧

男性9名 女性1名 (役員のうち女性の比率10.0%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

代表取締役
社長

小 林   豊

1951年12月25日

1974年 4月

当社入社

1998年 1月

当社錦工場勤労部長

2000年 6月

クレハ・ケミカルズ(シンガポール)Pte.Ltd.取締役社長

2003年 1月

当社関連事業統括部長

2004年 4月

当社総合企画部長

2005年 4月

当社化学品事業部長

2005年 6月

当社取締役 化学品事業部長

2007年 6月

当社常務執行役員 化学品事業部長

2008年 4月

当社常務執行役員 新事業推進本部長、化学品事業部長

2009年 6月

当社取締役常務執行役員 新事業推進本部長、化学品事業部長

2010年 4月

当社取締役常務執行役員 PGA事業部長、化学品事業部長、新事業推進本部管掌

2010年 6月

当社取締役常務執行役員 PGA事業部長、化学品事業部長

2012年 4月

当社代表取締役副社長 営業部門統括、PGA事業部長

2012年 9月

当社代表取締役社長 PGA事業部長

2013年 4月

当社代表取締役社長(現任)

(注)3

46,716

 取締役
 常務執行役員
 企画経理本部長、管理本部長、カーボンニュートラルプロジェクト統括マネージャー

田 中 宏 幸

1963年9月27日

1986年 4月

当社入社

2008年 4月

当社人事部長

2011年 1月

クレハ・ベトナムCo.,Ltd.取締役社長

2013年 1月

当社管理本部副本部長

2013年 4月

当社執行役員 管理本部長

2016年 4月

クレハ運輸株式会社 代表取締役社長

2018年 4月

当社執行役員 生産・技術本部いわき事業所長

2020年 4月

当社執行役員 生産・技術本部副本部長、いわき事業所長

2021年 4月

当社常務執行役員 生産・技術本部長、いわき事業所長

2021年10月

当社常務執行役員 生産・技術本部長、いわき事業所長、カーボンニュートラルプロジェクト統括マネージャー

2022年 4月

当社常務執行役員 生産・技術本部管掌、企画本部長、カーボンニュートラルプロジェクト統括マネージャー

2022年 6月

当社取締役常務執行役員 生産・技術本部管掌、企画本部長、カーボンニュートラルプロジェクト統括マネージャー

2023年 4月

当社取締役常務執行役員 企画本部長、カーボンニュートラルプロジェクト統括マネージャー

2023年10月

当社取締役常務執行役員 企画本部長、管理本部長、カーボンニュートラルプロジェクト統括マネージャー

2024年 4月

当社取締役常務執行役員 企画経理本部長、管理本部長、カーボンニュートラルプロジェクト統括マネージャー(現任)

(注)3

6,542

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

 取締役
常務執行役員
PGA事業管掌、研究開発本部管掌、生産・技術本部管掌、新事業推進本部長

西 畑 直 光

1965年2月14日

1987年 4月

当社入社

2008年10月

株式会社クレファイン 代表取締役社長

2010年 4月

当社PGA営業部長

2011年 4月

当社PGA部長

2012年 9月

当社PGA事業部副事業部長

2014年 4月

当社執行役員 PGA事業部長

2016年 4月

当社執行役員 フッ素製品事業部長、PGA事業部長、新事業創出プロジェクト統括マネージャー

2018年 4月

当社常務執行役員 企画本部長、高機能製品事業部長、新事業創出プロジェクト統括マネージャー

2019年 4月

当社常務執行役員 クレハ・アメリカInc. 取締役社長、PGA事業管掌、新事業創出プロジェクト統括マネージャー

2020年 4月

当社常務執行役員 クレハ・アメリカInc. 取締役社長、PGA事業副管掌、新事業創出プロジェクト統括マネージャー

2021年 4月

当社常務執行役員 クレハ・アメリカInc. 取締役社長、PGA事業副管掌、新事業創出プロジェクト副統括マネージャー

2022年 4月

当社常務執行役員 クレハ・アメリカInc. 取締役社長、PGA事業副管掌

2023年 4月

当社常務執行役員 PGA事業管掌、新事業推進本部長

2023年 6月

当社取締役常務執行役員 PGA事業管掌、新事業推進本部長

2023年10月

当社取締役常務執行役員 PGA事業管掌、研究開発本部管掌、生産・技術本部管掌、新事業推進本部長(現任)

(注)3

5,385

取締役
常務執行役員
事業部門管掌、高機能製品事業部長

名 武 克 泰

1962年4月3日

1985年 4月

当社入社

2006年 4月

当社包装材三部長

2008年 4月

当社機能材一部長

2010年 4月

当社機能材料部長

2012年 4月

当社高機能材事業部副事業部長

2014年 4月

当社執行役員 高機能材事業部長

2016年 4月

株式会社クレハ環境 取締役副社長

2016年 6月

同社代表取締役社長

2019年 4月

当社執行役員 高機能製品事業部長

2023年 4月

当社常務執行役員 高機能製品事業部長

2023年 6月

当社取締役常務執行役員 高機能製品事業部長

2023年10月

当社取締役常務執行役員 事業部門管掌、高機能製品事業部長(現任)

(注)3

5,685

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

社外
取締役

戸 坂  修

1946年12月11日

1971年 4月

味の素株式会社入社

1994年 3月

味の素ハートランド株式会社(米国)副社長

1999年 7月

味の素株式会社発酵技術研究所長

2001年 6月

同社取締役九州工場長

2002年 4月

同社取締役コーポレート九州事業所長兼海外食品・アミノ酸カンパニー九州工場長

2003年 6月

同社取締役常務執行役員九州事業所長兼海外食品・アミノ酸カンパニー九州工場長

2004年 7月

同社取締役常務執行役員川崎事業所長兼調味料・食品カンパニーバイスプレジデント兼海外食品・アミノ酸カンパニー川崎第1工場長

2005年 4月

同社取締役常務執行役員食品カンパニーバイスプレジデント兼食品カンパニー川崎事業所長

2005年 6月

同社代表取締役専務執行役員

2007年 6月

同社代表取締役副社長執行役員

2011年 6月

同社顧問

2014年 6月

同社退社

2016年 6月

当社社外取締役(現任)

(注)3

社外
取締役

飯  田     修

1957年5月20日

1980年 4月

三菱金属株式会社(現三菱マテリアル㈱)入社

2004年 1月

同社銅事業カンパニー製錬部長

2010年 7月

同社直島製錬所所長

2011年 7月

同社執行役員 銅事業カンパニーバイスプレジデント 兼 直島製錬所所長

2013年 4月

同社常務執行役員 銅事業カンパニープレジデント

2013年 6月

同社代表取締役常務 社長補佐、銅事業カンパニープレジデント

2016年 4月

同社代表取締役副社長 社長補佐、金属事業、生産技術、安全・環境担当

2017年 4月

同社代表取締役副社長 社長補佐、技術統括本部長

2019年 4月

同社代表執行役副社長 技術統括本部長

2020年 4月

同社上級顧問 社長特別補佐

2021年 4月

 

同社上級顧問(非常勤)

株式会社M&A DX社外監査役(現任)

2021年 7月

IAパートナーズ株式会社社外取締役(現任)

2022年 3月

三菱マテリアル株式会社退社

2022年 6月

当社社外取締役(現任)

 

重要な兼職の状況

株式会社M&A DX社外監査役

IAパートナーズ株式会社社外取締役

(注)3

社外
取締役

岡 藤 由美子

1964年12月10日

1988年 4月

日立化成工業株式会社(現㈱レゾナック)入社

2013年 4月

Hitachi Powdered Metals (USA), Inc.(現Resonac Powdered Metals America, Inc.)取締役執行役員(トレジャラー)

2016年10月

カルビー株式会社入社 経営企画・IR本部IR部長

2019年 4月

同社執行役員 IR本部本部長兼ESG推進室長

2021年 4月

同社執行役員 購買本部本部長兼サステナビリティ推進室長

2022年 4月

同社戦略リスク管理本部付

2022年 6月

同社監査役(現任)

2023年 6月

当社社外取締役(現任)

重要な兼職の状況

カルビー株式会社監査役

(注)3

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

常勤社外
監査役

林   道 彦

1961年5月11日

1985年 4月

安田生命保険相互会社(現明治安田生命保険相互会社)入社

1998年 4月

同社日本橋支社母店統括営業部長

2002年 4月

同社銀座支社赤坂営業支社長

2004年 1月

同社名古屋本部業務推進グループ グループマネージャー

2006年 4月

同社検査部業務監査グループ検査役

2008年 4月

同社八王子支社長

2010年 4月

同社松本支社長

2012年 4月

同社営業人事部長

2014年 4月

同社札幌支社長

2015年 4月

同社札幌支社執行役支社長

2016年 4月

同社執行役員大阪本部長

2018年 4月

同社常務執行役員大阪本部長

2019年 4月

同社常務執行役員東京都心本部長

2020年 4月

同社常務執行役員東京本部長

2022年 3月

同社常務執行役員東京本部長退任

2022年 4月

明治安田収納ビジネスサービス株式会社代表取締役会長

2023年 4月

同社顧問

2023年 6月

同社退社

当社常勤社外監査役(現任)

(注)4

常勤
監査役

坂 根   司

1963年3月26日

1985年 4月

当社入社

2003年 7月

上海呉羽化学有限公司(現:呉羽(上海)炭繊維材料有限公司)董事 副総経理

2007年 4月

当社財務部長

2015年 4月

当社購買・物流部長

2016年 4月

呉羽(中国)投資有限公司 副総経理

2019年 4月

クレハサービス株式会社 取締役

2020年 4月

クレハサービス株式会社 代表取締役社長

2024年 4月

当社内部監査担当

2024年 6月

当社常勤監査役(現任)

(注)5

4,200

社外
監査役

奥 野 克 男

1958年6月11日

1981年 4月

株式会社第一勧業銀行(現㈱みずほ銀行)入行

2002年 3月

同行退行

2002年 4月

みずほ証券株式会社エクイティグループエクイティ企画部長

2003年 7月

同社経営企画グループ国際部付シニアマネージャー、みずほセキュリティーズアジアリミテッド社長(出向)

2008年 4月

同社執行役員、みずほセキュリティーズアジアリミテッド社長

2009年 5月

同社執行役員企画推進グループ副グループ長

2010年 4月

同社理事

2011年 3月

同社退社

2011年 4月

みずほスタッフ株式会社(現みずほビジネスパートナー㈱)顧問

2011年 5月

同社常務取締役

2014年 3月

同社常務取締役退任

2014年 4月

みずほ総合研究所株式会社(現みずほリサーチ&テクノロジーズ㈱)常務執行役員事業本部長

2018年 4月

同社常務執行役員メンバーシップ事業本部長

2019年 3月

同社常務執行役員メンバーシップ事業本部長退任

2019年 4月

みずほ証券株式会社理事

2019年 6月

同社退社

 

清和綜合建物株式会社常勤社外監査役

2023年 6月

当社社外監査役(現任)

2023年 7月

清和綜合建物株式会社顧問(現任)

重要な兼職の状況

清和綜合建物株式会社顧問

(注)4

 

68,528

 

 

 

 

 

(注)1 戸坂修氏、飯田修氏、および岡藤由美子氏は、社外取締役です。

 2 林道彦氏および奥野克男氏は、社外監査役です。

 3 取締役の任期は2024年6月から1年です。

 4 監査役の任期は2023年6月から4年です。

 5 監査役の任期は2024年6月から4年です。

 6 当社は、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠監査役1名を選任しています。補欠監査役の略歴は次のとおりです。

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

吉 田  麗 子

1974年10月28日

2001年10月

弁護士(東京弁護士会)

(注)

2021年 1月

シティユーワ法律事務所パートナー弁護士(現任)

 

(注)補欠監査役の選任決議の効力は、選任された2024年6月26日から4年以内に終了する事業年度のうち最終の事業年度に関する定時株主総会の開始時までで、監査役に就任した場合の任期は、就任した時から退任した監査役の任期の満了時までです。

 7 当社ではコーポレート・ガバナンスの強化および当社のグループ経営における意思決定や業務執行の迅速化を図るため、執行役員制度を導入し、経営の「監督機能」と「執行機能」の責任を明確にしています。上記以外の執行役員は以下のとおりです。

役位

担当

氏名

執行役員

研究開発本部長

佐藤浩幸

執行役員

包装材事業部長

木田  淳

執行役員

生産・技術本部長

上山隆久

執行役員

企画経理本部副本部長、企画経理本部DXセンター長

川名恭介

 

 

 

 ② 社外役員の状況

 イ 社外取締役または社外監査役と提出会社との人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係

社外取締役3名と社外監査役2名は、いずれも当社との間には特別な利害関係はありません。

 

ロ 社外取締役または社外監査役が会社の企業統治において果たす機能および役割ならびに社外取締役または社外監査役を選任するための会社からの独立性に関する基準または方針の内容および当該社外取締役または社外監査役の選任状況に関する提出会社の考え方

・社外取締役には、経営への助言・監督機能、利益相反の監督機能およびステークホルダーの意見の取締役会への反映等の役割と責務を果たすことを期待しています。社外監査役には、独立した客観的な立場から、取締役の職務の執行の監査、会計監査人の選解任や監査報酬に係る権限の行使などの役割と責務を果たすことを期待しています。

・社外取締役または社外監査役の選任にあたり、東京証券取引所が定める独立性判断基準を踏まえ、社外取締役または社外監査役となる者の独立性をその実質面において担保することに主眼を置いた「社外役員の独立性判断基準」を以下のとおり定めています。

 「社外役員の独立性判断基準」

当社は、当社の社外取締役または社外監査役が以下の項目のいずれにも該当しない場合には独立性を有するものと判断します。

1.当社および当社グループ会社(以下、「当社グループ」という)の業務執行者(*1)である者。

2.当社グループを主要な取引先(*2)とする者もしくはその業務執行者、または当社グループの主要な取引先もしくはその業務執行者。

3.当社グループの主要な借入先(*3)またはその業務執行者。

4.当社の主要な株主(*4)である者またはその業務執行者。

5.当社グループから役員報酬以外に多額の金銭その他の財産(*5)を得ているコンサルタント、会計専門家、法律専門家である者(当該財産を得ている者が法人、組合等の団体である場合は、当該団体に所属する者をいう)。

6.過去10年間において上記の1に該当していた者。

7.過去3年間において上記の2から5のいずれかに該当していた者。

8.近親者(*6)が上記の1から7までのいずれかに該当する者。

9.前各項の他、当社グループと利益相反関係が生じうる特段の事由が存在すると認められる者。

(*1)「業務執行者」とは、業務執行取締役、執行役、執行役員、支配人その他これらに準ずる者および使用人をいう。

(*2)「主要な取引先」とは、過去3事業年度のいずれかにおいて、先方の売上高に占める当社グループの構成比が2%を超える者、当社連結売上収益に占める構成比が2%を超える取引先をいう。

(*3)「主要な借入先」とは、連結借入額が連結総資産の2%を超える借入先をいう。

(*4)「主要な株主」とは、総議決権の10%以上の議決権を直接または間接的に保有する株主をいう。

(*5)「多額の金銭その他の財産」とは、その価額の総額が、1事業年度において1,000万円を超えることをいう(団体の場合は、連結売上収益の2%を超えることをいう)。

(*6)「近親者」とは、配偶者および二親等内の親族をいう。

 

 

本項目に関する各社外役員の状況は、以下のとおりです。

社外取締役 戸坂 修氏

・製造会社での国際的な事業経験、研究部門、生産部門の担当経歴から会社経営についての高い見識と豊富な経験を有しており、当社の経営に対し適切な監督と助言を行い、当社取締役会において、独立、公正な立場から積極的に発言、業務執行監督等の役割を適切に果たしています。今後も当社の経営全般、特に研究開発、生産技術に関しての助言や監督、利益相反の監督およびステークホルダー意見の取締役会への反映等の役割と責務を果たすことでコーポレート・ガバナンスの強化が期待できるため、社外取締役としています。また、任意の指名委員会および報酬委員会の各委員として、当社取締役の選任に係る事項、代表取締役社長の後継者候補とその育成計画等、取締役および執行役員の報酬等の決定等に対し、客観的立場で関与しています。

・東京証券取引所が定める独立役員の要件に加え、当社が定める「社外役員の独立性判断基準」をみたしており、一般株主との間で利益相反が生じるおそれはないと判断し、独立役員として届け出ています。

社外取締役 飯田 修氏

・製造会社での国際的な事業経験、生産部門、研究部門の担当経歴から会社経営についての高い見識と豊富な経験を有しており、当社の経営に対し適切な監督と助言を行い、当社取締役会において、独立、公正な立場から積極的に発言、業務執行監督等の役割を適切に果たしています。今後も当社の経営全般、特に生産技術、研究開発に関しての助言や監督、利益相反の監督およびステークホルダー意見の取締役会への反映等の役割と責務を果たすことでコーポレート・ガバナンスの強化が期待できるため、社外取締役としています。また、任意の指名委員会および報酬委員会の各委員として、当社取締役の選任に係る事項、代表取締役社長の後継者候補とその育成計画等、取締役および執行役員の報酬等の決定等に対し、客観的立場で関与しています。

・東京証券取引所が定める独立役員の要件に加え、当社が定める「社外役員の独立性判断基準」をみたしており、一般株主との間で利益相反が生じるおそれはないと判断し、独立役員として届け出ています。

・同氏は、1980年4月から2022年3月まで三菱金属㈱(現三菱マテリアル㈱)の業務執行に携わっておりました。同社と当社および当社グループ会社との間には、製品購入等や製品販売の取引がありますが、過去3事業年度のいずれにおいても、当社および当社グループ会社の同社からの購入等の実績は同社の連結売上高の1%未満で、また、当社の同社に対する売上の実績は当社連結売上収益の1%未満です。

社外取締役 岡藤 由美子氏

・米国など海外企業の財務や会計、IRに関する専門知識、およびサステナビリティ戦略の立案に携わるなど、高い見識と豊富な経験を有しており、当社の経営に対し適切な監督と助言を行い、当社取締役会において、独立、公正な立場から積極的に発言、業務執行監督等の役割を適切に果たしています。今後も当社の経営全般、特に、グローバルな企業経営および社会・環境への責任あるサステナビリティ経営推進に関しての助言や執行の監督、利益相反の監督およびステークホルダー意見の取締役会への反映等の役割と責務を果たすことでコーポレート・ガバナンスの強化が期待できるため、社外取締役としています。また、任意の指名委員会および報酬委員会の各委員として、当社取締役の選任に係る事項、代表取締役社長の後継者候補とその育成計画等、取締役および執行役員の報酬等の決定等に対し、客観的立場で関与しています。

・東京証券取引所が定める独立役員の要件に加え、当社が定める「社外役員の独立性判断基準」をみたしており、一般株主との間で利益相反が生じるおそれはないと判断し、独立役員として届け出ています。

・同氏は、1988年4月から2016年9月まで日立化成工業㈱(現㈱レゾナック)の業務執行に携わっておりました。同社と当社および当社グループ会社との間には、製品購入等や製品販売の取引がありますが、過去3事業年度のいずれにおいても、当社および当社グループ会社の同社からの購入等の実績は同社の連結売上高の1%未満で、また、当社の同社に対する売上の実績は当社連結売上収益の1%未満です。

 

常勤社外監査役 林 道彦氏

・金融機関において長年培った、事業戦略、コンプライアンス、人財マネジメントに関する豊富な経験と高度な知見を有し、独立した客観的な立場より、取締役の職務の執行の監査等の役割を適切に果たしています。今後も監査役としての役割・責務を果たすことが期待できるため、社外監査役としています。

・東京証券取引所が定める独立役員の要件に加え、当社が定める「社外役員の独立性判断基準」をみたしており、一般株主との間で利益相反が生じるおそれはないと判断し、独立役員として届け出ています。

・同氏は、1985年4月から2022年3月まで安田生命保険相互会社(現明治安田生命保険相互会社)の業務執行に携わっておりました。同社と当社および当社グループ会社との間には、企業年金資産の運用委託等の取引がありますが、過去3事業年度のいずれにおいても、当社および当社グループ会社の同社への運用委託料・保険料等の実績は、同社の保険料等収入の1%未満です。また同氏は、2022年4月から2023年6月まで明治安田収納ビジネスサービス㈱に勤務し、業務執行に携わっておりました。同社と当社および当社グループ会社との間には、集金事務代行の取引がありますが、過去3事業年度のいずれにおいても、当社および当社グループ会社の同社への支払実績は、同社の売上高の1%未満です。

社外監査役 奥野 克男氏

・金融機関において培われた幅広く高度な知見と豊富な経験を有し、また、事業会社での監査役としての知識と経験を有し、独立した客観的な立場より、取締役の職務の執行の監査等の役割を適切に果たしています。今後も監査役としての役割・責務を果たすことが期待できるため、社外監査役としています。

・東京証券取引所が定める独立役員の要件に加え、当社が定める「社外役員の独立性判断基準」をみたしており、一般株主との間で利益相反が生じるおそれはないと判断し、独立役員として届け出ています。

・同氏は、1981年4月から2002年3月まで㈱第一勧業銀行(現㈱みずほ銀行)の業務執行に携わっておりました。現在の同行と当社および当社グループ会社との間には、借入れ等の取引関係がありますが、当社および当社グループ会社は複数の金融機関と取引を行っており、2024年3月期末における同行からの借入れは当社連結総資産の2%未満であり、同氏が同行を退行してから22年以上経過しています。同氏は、2002年4月から2011年3月、2019年4月から2019年6月にかけて、みずほ証券株式会社の業務執行に携わっておりました。同社と当社および当社グループ会社との間には、証券関連業務の取引がありますが、過去3事業年度のいずれにおいても、当社および当社グループ会社の同社への支払実績は、同社の連結売上高の1%未満です。同氏は、2014年4月から2019年3月までみずほ総合研究所㈱(現みずほリサーチ&テクノロジーズ㈱)の業務執行に携わっておりました。同社と当社および当社グループ会社との間には、リサーチサービス等への支払いがありますが、過去3事業年度のいずれにおいても、当社および当社グループ会社の同社への支払実績は、同社の売上高の1%未満です。

 

社外取締役または社外監査役による監督または監査と内部監査、監査役監査および会計監査との相互連携ならびに内部統制部門との関係

・社外取締役は、会社が対処すべき課題、監査役監査の環境整備の状況、監査上の重要課題等について、監査役会と定期的に意見交換を行っています。また、取締役会で内部監査結果や内部統制関連の報告を受領し意見を述べており、会計監査人ともコミュニケーションを取っています。

・社外監査役による監査は、「(3) 監査の状況 ①監査役監査の状況」に記載しています。

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金または
出資金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の

所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱クレハトレーディング

(注)5

東京都中央区

300

機能製品事業

化学製品事業

樹脂製品事業

その他関連事業

70.53

当社の製品の一部を販売しております。当社へ原料の一部を供給しております。当社が資金の貸付をしております。

役員の兼任 2名

クレハエクストロン㈱

茨城県
かすみがうら市

85

機能製品事業

100.00

当社が原料を供給しております。当社へ機能製品を供給しております。当社が資金の貸付をしております。

役員の兼任 3名

クレハGmbH

ドイツ

千ユーロ
   51

機能製品事業

100.00
(100.00)

当社の機能製品の販売をしております。

役員の兼任 1名

クレハ・アメリカInc.

アメリカ

千米ドル
 7,446

機能製品事業

樹脂製品事業

100.00

当社の製品の一部を販売しております。

役員の兼任 1名

クレハ・ピージーエーLLC
(注)2

アメリカ

千米ドル
155,408

機能製品事業

100.00

(100.00)

当社へ機能製品を供給しております。 

クレハ・エナジー・ソリューションズLLC

アメリカ

千米ドル10,000

機能製品事業

100.00

(100.00)

当社の機能製品の販売をしております。 

役員の兼任 1名

呉羽(上海)炭繊維材料有限公司

中国

千米ドル
12,900

機能製品事業

100.00

当社が原料を供給しております。当社へ炭素製品を供給しております。

役員の兼任 3名

呉羽(中国)投資有限公司

(注)2

中国

千米ドル
  115,750

機能製品事業

樹脂製品事業

100.00

当社へ機能製品を供給しております。当社の製品の一部を販売しております。

役員の兼任 3名

呉羽(常熟)フッ素材料有限公司(注)2

中国

千米ドル
  108,000

機能製品事業

100.00
(100.00)

当社へ機能製品を供給しております。

役員の兼任 2名

クレハ合繊㈱

栃木県下都賀郡

120

樹脂製品事業

100.00

当社が原料を供給しております。

役員の兼任 2名

クレハ・ヨーロッパB.V.

オランダ

千ユーロ
  2,269

樹脂製品事業

100.00

当社が資金の貸付をしております。

役員の兼任 1名

クレハロンB.V.

オランダ

千ユーロ
  2,722

樹脂製品事業

100.00
(100.00)

役員の兼任 1名

クレハ・ベトナムCo.,Ltd. (注)2

ベトナム

千米ドル
  21,900

樹脂製品事業

100.00

当社が原料を供給しております。当社へ食品包装材を供給しております。

役員の兼任 3名

クレハ建設㈱

福島県いわき市

370

建設関連事業

100.00

当社工場内の土木・建築工事をしております。

役員の兼任 3名

クレハ運輸㈱

福島県いわき市

300

その他関連事業

100.00

当社の製品の運送および保管をしております。

役員の兼任 3名

クレハサービス㈱

東京都中央区

194

その他関連事業

100.00

当社の不動産の管理等を行っております。同社の取引先への長期未払金に対する保証をしております。

役員の兼任 2名

㈱クレハ環境

福島県いわき市

240

その他関連事業

100.00

当社工場の産業廃棄物処理業務を行っております。

役員の兼任 2名

社団医療法人呉羽会

福島県いわき市

300

その他関連事業

100.00

当社が資金の貸付をしております。

役員の兼任 3名

 その他10社

 

 

 

 

 

(持分法適用会社)1社

 

 

 

 

 

 

(注)1 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

2 特定子会社に該当します。

3 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数です。

4 上記会社は有価証券届出書または有価証券報告書を提出しておりません。

5 ㈱クレハトレーディングについては売上収益(連結会社相互間の内部売上収益を除く)の連結売上収益に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等(日本基準)

(1) 売上高

26,312百万円

(2) 経常利益

495百万円

 

(3) 当期純利益

316百万円

(4) 純資産

5,569百万円

 

(5) 総資産

15,316百万円

 

 

 

 

沿革

 

2 【沿革】

当社の前身である昭和人絹株式会社は1934年7月設立され、1939年5月呉羽紡績株式会社に吸収合併されましたが、その後、塩素利用を根幹とする化学工業薬品および化学肥料の製造部門を分離し呉羽化学工業株式会社が設立されました。設立以降の主な推移は次のとおりです。

 

1944年 6月

呉羽化学工業株式会社(現・株式会社クレハ)設立

1949年 4月

菊多運輸株式会社(現・クレハ運輸株式会社)設立(現・連結子会社)

       5月

東京証券取引所に株式上場

1953年 9月

クレハロンおよび塩化ビニル樹脂の製造販売を目的として呉羽化成株式会社設立

1956年 3月

呉羽興業株式会社(現・クレハ建設株式会社)設立(現・連結子会社)

1958年11月

第8回デミング実施賞受賞

1960年 7月

家庭用ラップ「クレラップ」販売開始

1962年 5月

呉羽化成株式会社を合併

 

錦工場研究所(現・中央研究所)設置

      10月

ナフサ熱分解・混合ガス法による塩化ビニル樹脂の製造を目的として呉羽油化株式会社設立

1963年 4月

栃木プラスチックス株式会社(現・クレハ合繊株式会社)設立(現・連結子会社)

1966年 7月

「クレハBTA」(MBS系耐衝撃強化剤)製造開始

1969年 2月

呉羽プラスチックス株式会社(現・樹脂加工事業所)設立

       4月

原油分解技術を企業化するため呉羽石油化学工業株式会社設立

      12月

炭素繊維製造開始

1970年 4月

クレハ・コーポレーション・オブ・アメリカ(アメリカ)(現・クレハ・アメリカInc.)設立(現・連結子会社)

 

呉羽油化株式会社を合併

       5月

フッ化ビニリデン樹脂製造開始

1971年12月

呉羽梱包株式会社(現・株式会社クレハ環境)設立(現・連結子会社)

1972年10月

呉羽化工機株式会社(現・株式会社クレハエンジニアリング)設立(現・連結子会社)

1973年 5月

呉羽油化株式会社を設立し、呉羽石油化学工業株式会社から資産一切を引き継ぐ

      10月

クレハロン・インダストリーB.V.(オランダ)(現・クレハロンB.V.)を合弁で設立(現・連結子会社)

1977年 5月

「クレスチン」(抗悪性腫瘍剤)販売開始

1979年 4月

呉羽油化株式会社より営業を継承

1983年 6月

クレハ・ケミカルズGmbH(ドイツ)(現・クレハGmbH)設立(現・連結子会社)

1986年 7月

茨城研究所(現・樹脂加工研究所)設置

1987年 4月

「フォートロンKPS」(PPS樹脂)製造開始

1991年12月

「クレメジン」(慢性腎不全用剤)販売開始

1992年 3月

家庭用品の共通ブランドとして「キチントさん」を導入

       5月

「フォートロンKPS」の企業化を目的としてフォートロン・インダストリーズ(アメリカ)(現・フォートロン・インダストリーズLLC)を合弁で設立

1993年 7月

「メトコナゾール」(農業・園芸用殺菌剤)販売開始

      12月

「イプコナゾール」(農業・園芸用殺菌剤)販売開始

2003年 1月

塩化ビニル樹脂事業、MBS系耐衝撃強化剤事業の営業権を譲渡

       3月

塩化ビニリデンレジン・コンパウンドの製造販売を目的として南通匯羽豊新材料有限公司(中国)を合弁で設立

       4月

炭素繊維製断熱材の製造販売を目的として呉羽(上海)炭繊維材料有限公司(中国)を合弁で設立(現・連結子会社)

2005年10月

商号を「株式会社クレハ」に変更、本店(本社)を中央区日本橋浜町に移転

2006年10月

クレハ建設株式会社と錦興業株式会社を合併(商号・クレハ建設株式会社)

2008年 1月

PGA(ポリグリコール酸)樹脂の製造販売を目的としてクレハ・ピージーエーLLC(アメリカ)を設立(現・連結子会社)
業務用食品包装フィルムの製造販売を目的としてクレハ・ベトナムCo.,Ltd.(ベトナム)を設立(現・連結子会社)

2010年 7月

クレハプラスチックス株式会社を吸収合併(現・樹脂加工事業所)

2011年 4月

リチウムイオン電池用材料の販売および関連製造子会社の統括を目的として株式会社クレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパンを設立

       9月

持ち株・金融の統括および子会社の管理・支援を目的として呉羽(中国)投資有限公司(中国)を設立(現・連結子会社)

2012年 1月

フッ化ビニリデン樹脂の製造を目的として呉羽(常熟)フッ素材料有限公司(中国)を設立(現・連結子会社)

2016年 4月

株式会社クレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパンより、リチウムイオン電池用材料の製造・販売事業を継承

   10月

PGA(ポリグリコール酸)樹脂製のオイル・ガス掘削機器販売を目的としてクレハ・エナジー・ソリューションズLLC(アメリカ)を合弁で設立(現・連結子会社)

2018年 3月

「クレスチン」(抗悪性腫瘍剤)の販売を終了

2022年 4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行

2022年 7月

南通匯羽豊新材料有限公司(中国)の全持分を譲渡